腕のコントロール
腕を後方に小さく折りたたみ、徐々に伸ばして回転半径を大きくする。二つ方法がある。主に内側の筋肉を使って重力(遠心力)を感じながら、伸ばしていく。肘や肩に負担は大きくなるが、我慢する。筋力は前のページのように外側を強く引っ張り、内側は、逆に働く。身体すべてが、力んで、傾き、ボールを飛ばすことに協力する。顔の筋肉さえも、さらに歯も食いしばる。このため、野球選手は奥歯が悪くなるという人もいるくらいである。これがうまくできる人が運動神経がよいとされる場合もある。
体格、筋力に優れ、同じ動作を繰り返すことにより半自動化された動きを得られやすい脳を持つ人。いくつもの壁を根性で乗り切り、レギュラーを獲得。これが一般的であろうが、そのような方法でない人も存在するのではないか。フローレンス・ジョイナーという短距離の黒人選手がいた。ほほえみながら走ったそうである。それでも、 1988年の ソウルオリンピック で 100メートル走 、 200メートル走 、 400メートルリレー走 で金メダルを獲り3冠を達成した。 (ドーピングの疑いはある)
馬の種類でいっても、道産子などの農耕馬と、サラブレッドのどの競走馬。この二つの種類で農耕馬の一番速い馬とサラブレッドのどれでも良いので、つれてきて競争させればどのサラブレッドでも、たいてい勝つであろう。しかし、このHPは、金メダルを取るように人種改良することが目的ではない。このような人種間の体格などの違いは、無視して考える。動かし方のみを参考としたい。ほほえみながら、半自動的に手足が動くことが重要である。
腕を縮める筋肉を使い順次伸ばしていくことと、ぶらぶらの腕を振り回すのでは、どちらが容易であるか。動きの良くない場合、一般的な意味での運動神経がよいと言われる人と比べれば、そのようなコントロールも苦手なのではないか。ただし、一番の問題点は、簡単には癖、または曲げたとたんに起こる内側の力みが抜けないことである。早く抜けるためには、知識も必要とはなる。これには、知能指数も影響があるのだろう。知能指数の高さというものは、一般的に通用しているだけあって、かなり、人間の考える能力を的確に示しているのであろう。この部分も重要である。理解してから、もしくは自ら考え工夫して、イメージトレーニングを行う。この方が、効果は高い。
しかし、理解しない、できない場合もある。「ゆる」のように小刻みに揺する動きがぎこちない場合も多い。そのため、ある意味半強制的に部分への意識付けを行おうとしたのが、電動バイブレーターである。自分でできにくいのであれば、他動的に腕を振り子のように回してしまうということである。これを繰り返し行うことにより、人生において一番使う腕をより効率よく使えるようにならないだろうか。速く走れるようになるためにも、まず、腕周りを見直す必要があると考えた。このとき、指への意識付けは重要である。重りのついたロープの巻き上げは、何日かに一度くらいは行った方がよい。
足が速くなり、動きが機敏になるために腕の果たす役割は大きい。ハムストリングスを使えるようになれば、身体を押し出すようにはなる。腕があまり関係ない反復横跳びなどの成績は上がる。しかし、あのような左右へ均等に動きを繰り返すことは、ふつうの動きではない。やはり、横方向への飛び出しや基本的な前へのスピードが必要となる。このとき、腕振りが非常に重要である。



