【追加日:2004年12月5日】

「深名線雨煙別駅入場券の謎」



深名線雨煙別駅は、アイヌ語の「ウエン・ペツ」(悪い川)という意味から名づけられ、雨竜川の支流である雨煙別川は断崖が多く、川伝いに歩くことが難しい。明治38年に国有未開地の貸し付けを受けた井尻久吉が開拓。道路開通前は対岸に渡るために渡船場があった。かっては水田があったようだが離農が相次いだ。この駅は乗降客がほとんどないことから、冬季に休業する駅となり、1990年3月に廃駅となり、深名線自体も1995年9月に廃止された。
深名線自体の入場券は少なく、特にこの駅の入場券は北海道の中でも売れていない部類に入る。30円の初期券で49年4月で3ケタに達しておらず、後期券に至っても51年8月で400枚強である。深名線においては30円1期券が存在する駅が多いが雨煙別駅は確認していない。20円券は44年の日付で50枚は出ておらず、10円券に至ってはなんと昭和40年4月のダッチングで10枚強である。同線区の昭和36年無人(交趣会の切符チェックリストの日付は疑問。札鉄局発行の冊子には昭和36年無人)の白樺駅や昭和39年無人の蕗之台駅の昭和35年の時の券番がそれぞれ10枚強と50枚未満であることを考えると事実この雨煙別駅の10円券のほうが価値があるのでは。もしかしたらこの駅の10円券は日本で何枚かしか現存していない???

(補足2005.2.6)
昭和38年ダッチングの蕗之台駅の券番が0048であり、2年半の間に1〜2枚しか売れなかったのはちょっと驚きであった・・・


(補足2006.12.4)
天塩弥生の10円券もなんと昭和41年4月のダッチングで20番台と雨煙別に匹敵する。
この深名線の入場券の売れ方は凄すぎる・・・
道北の一部の駅において、この雨煙別に匹敵する駅が何駅かあるがこれだけまとまって売れていない駅があるのは驚きであった。この路線は豪雪地帯であることから、1年の大部分は雪に埋もれ、しかも一般の旅行者の対象とする観光地域ではなく、当時は並行する道路も皆無だったためにこのような売れ方になったのではないだろうか。








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