LeicaIIIF


LeicaIIIF+Elmar50mmf3.5

 Leitz・minoltaCLを入手後,ライカ関係の書物を買って読んだりしているうちに,「ライカ」が欲しくなってしまった。このころは,すっきりとしたM型よりは,バルナック型?のファインダー部分の凹凸の機能美(まさに「軍艦部」)の方が気になっていた(価格的にもM型よりは安かったし)。そしてあちこちの中古カメラ屋を物色した末に,'96/6,品川の中古カメラ屋で,セルフタイマー無しの,ブラックダイヤルタイプをsummitar込みで\68,000で購入した。その場で併せてElmar90mmf4も購入。
 ノブ式の巻き上げ&巻き戻し,フィルム装填時の煩わしさ(私は専らテレフォンカードを使用),距離計枠とファインダーが独立していて50mm以外は外付けファインダーを使わなければならないこと,シャッターダイアルを一々上げてからでないとセットできないことなど,後のM型ライカに比べた場合の不便な点は数え出せばきりがない。でもこの面倒な操作をしながら1枚1枚ゆっくりと撮影するとき,「写真機を使っているんだなぁ。」ということを実感する。
 このカメラとElmar90mmf4+イマレクトファインダーという,小型のボディー+細長いレンズ+大きなファインダーの組み合わせは,あたかも狙撃銃にスコープを取り付けたような雰囲気で,その武骨さ(?)が気に入っている。また,Nikkor35mmf2.5との組み合わせもなかなか。でもやっぱり一番フィットするのはElmar50mmf3.5のような気がする。このレンズを装着して沈胴状態にするとカメラ本体だけとほとんど変わらない大きさで,小さいボディーと相まって携帯性は抜群である。時代的なボディーのデザインとのフィットというものもあるのかもしれないが,個人的には,RICOHのGR28mmというような新しいレンズとの組み合わせはいまいちのような気もする。
 私にとって,「雰囲気」と「撮影の過程」,そして古いレンズの「味」(現実には全然分かっていないが)を楽しむカメラである。


LeicaIIIF+Nikkor35mmf2.5

LeicaIIIF+Elmar90mmf4