Rollei35 (T)

 Niftyserveの写真フォーラムにおける会議室の書き込みを読んでいるうちに興味を持つようになり,数日間にわたって千葉市内の中古カメラ屋のショーウインドー前をうろついた上で'96/08に購入に及ぶ。MADE in Germany のTessar付きモデルで\48,000(別に原産国にこだわりはないが,たまたま在庫の関係でそうなっただけ)。
 手の平に収まる大きさでありながら機械が満載されたずっしりとした重さがあって,いかにも「写真機」という感じがする。このカメラの発表は確か私の生まれた年と同じころ('66)だが,その時代にこれだけの大きさを実現できたというのは脅威である。
 沈胴式のレンズを納めたり繰り出したりするときの作動感!何より「チッ」というこのシャッター音!とある知人は,この私のRollei35(T)を手に持って数回シャッターを切ったりしたことがきっかけでRollei35を購入するに至った。少々罪悪感を感じている。
 実際に撮影してみると,沈胴式の構造のためか,昔のレンズということもあるせいか,逆光に弱い感じがする。(当時は)Tessarモデル(フィルター径22.5mm)用の純正のフードなど見つけ出すのは困難だったので,U.N製のフードを,けられが生じないようにフードのフィルター取付部分等をテーパー状に削って加工して装着した。少々大きめで不格好なのが残念だが,折り畳めてそのままケースに収まるのは便利。最近ではもっと格好の良いフードがいろいろ出ているが(少々高価),この便利さは代え難い。というように常にフードを付けているためレンズキャップは取り付けていない(純正のなので無くしそうで怖いし)。フィルターもしかり。レンズの位置が少々奥まった位置にあるのでフィルターを付けなくても指でレンズ面を触ってしまうことはまずない。
 レンズの発色はとても気に入っている。40mmという標準レンズに近い準広角レンズで,距離計なしの目測による撮影も,慣れれば何とかなるものである(但し近接撮影は苦手)。ストロボ撮影時に逆さになるのもご愛敬。
 カメラ購入時には純正のケース(塩化ビニール製?)が付いていたが,一部破れたことから,ドイツ製の皮ケースを購入して使っている(フード付きのままでも何とか収まる)。また純正のストラップは,古くて非常に堅くなってしまっていたので,Rollei35classic用のストラップ(長短)を購入して使うようにした(その直後にRollei35classicは生産中止になった)。ただ,長ストラップの姿を見なくなって久しい。先日,古いストラップの金具と革ベルトを使って首ストラップを作ったが,首からカメラがぶら下がった状態で回転してしまっていまいち使い勝手が悪かった。
 このカメラは,その大きさから,TIARAと組んで,TIARAにネガカラー,Rollei35(T)にリバーサルフィルムを詰めた2台体制で,時折自転車でのツーリングに持ち出したりもしていた。TIARA無き今は気軽に持ち歩けるお散歩カメラの筆頭である。
(なお,私が持っているのは製品名Rollei35のものだけど,その後購入したRollei35Sと区別するため,ここではRollei35(T)と示した)。