2007出雲路ワンデイラン160

準備等
スタート〜第1補給所
〜第2補給所
〜第3補給所
〜第4補給所
〜第5補給所
〜第6補給所
〜ゴール
総括
準備等
春の石見ライド02(但し初日170kmのみ)に引き続き,シクロクロスバイク(仮称)厄除祈願号で,出雲路ワンデイラン160に参戦。春に比べて調子がいまいちなのが不安材料。玉造温泉がスタート・ゴール地点で,300名を越える参加人数からして駐車場が満杯になりそうなこともあったので,アップも兼ねて約10kmくらいを自走でスタート地点に向かった(6:10発で約30分くらいで到着)。
生憎の曇り空だけど,石見ライドの時のような雨の心配はあまりなさそう。雨ジャケットは持参しないことにした(おかげで”荷室”が少し増えた)。今回は,Verdad夏生地長袖ジャージ+袖無し下着とVerdadレーパン(スタート地点まで自走した際には足ウォーマーも着用)。気温が低そうなので,膝にはスポーツバルムの赤1番を塗り込む(家を出る時点+会場に到着後の二度塗り)。石見ライドの時程天気は悪くなさそうなので,今回は色レンズを装着したまま。
今回は,平坦区間の巡航速度を少しでも上げるべく,リム高30mmの手組みXR300車輪+EXTREME VALIANT EVO2 23Cの組み合わせ(なお,チューブラタイヤ付きのバッテンホイール=REV-Xにするかどうか最後まで迷った)。空気圧は,石見ライドの時(8気圧)より若干落として前後約7.5気圧弱にした。ギアは前51T-39T,後は8Sの13T-26T。POLAR新型ボトル大小の2本体制。前者にはCCDドリンク,後者には硬水+クエン酸。気温は余り高そうではなかったけど,前日昼過ぎから冷凍庫に入れて凍らせておいた。補給食として,カーボショッツ2袋,塩羊羹10袋,芋羊羹2袋,干梅4袋,アミノバイタルプロ3袋を背中のポケットに分納。本当はこれに加えてゼリー飲料1袋を持参するつもりだったけど,冷蔵庫に入れておいたのをそのまま失念して家を出てしまった。
当日は6時40分くらいに現地に到着。心配していたように,既に駐車場が満車になっていた。やはり今回は自走が正解だったみたい。あれこれ準備をした後,7時からの事前説明。特に真新しい説明はなかったが,人数が増えたせいか?石見ライドの時に比べると走者の集まり具合はいまいちだったような気がする。事前説明が終わった後,7時30分からのスタートまでしばらく時間が空く。ストレッチをするなどして時間を潰す。石見ライドの時に一緒に走った広島組の3人組の姿を見かけて挨拶。
レースではないけれど,今回もマイペースで走ってできる限り短い時間で160kmを走り終えることが目標。玉造温泉を出た後,県道25号線を八雲方面に右折した後すぐにきつい登りが始まるコースで,渋滞等に捕まることなく自分のペースで走りたかったので,できるだけ前の方からスタートすることにした。と言っても先頭は遠慮したかったので,少しの間,先頭に並ぶ人がいないかどうか様子見し,結局3番目に位置した。この段階で,この先の走りに備えてカーボショッツ1袋を飲んだ。スタート地点にいたY野氏にも初対面のご挨拶。
スタート〜第1補給所
手元の時計では7時29分くらいからスタート開始。今回は人数が多いせいか,石見ライドの時より若干間が短く,3秒間隔でのスタートだったので,すぐに順番が回ってきた。スタートしてから県道までいきなりの下り。すぐに前の2人に追いつき,そのままパックで県道を走る。後方の人と多少間が開く。八雲方面に右折して,”珍宝石さん”に向かう登り坂。それまで先頭を引いていた人が後ろに下がり,2番目スタートだった赤玉ジャージの人に続いて登る。これまでの2回の試走の経験から,出し惜しみせず,早い段階で39T×26Tにした。最初から結構なペースになる。赤玉ジャージの人は,前3枚のインナーに落としてかなりの高回転を維持していた。最初の登りを終えた段階で,すぐ後方を走っていた桃色ディスカバリージャージの人(自転車はディスカバリー柄のマドン,ボトルまでディスカバリーのものと徹底していた)に2番手を譲る。この人は登りでも上半身が全くぶれない安定したフォームの人で,見るからにかなり速そうだった。結局,このディスカバリージャージの人が先頭に出て,2番手に位置することに。下り坂で引き離されるも(最初から飛ばしたくなかったので,無理についていかなかった),その後の交差点の信号待ちの間に追いつくことができた。すぐ後ろに別の1人(白黒赤のジャージの人)が来ていて,3人になった。と言っても先頭のディスカバリージャージの人が速いので,こちらは後ろを着いて行くだけ。ここまでの段階で残りのカーボショッツ1袋を補給。
八雲中学校前を通過し,松江市役所八雲支所のところを大きく曲がっていよいよ今回一番の峠に向かう。空はどんよりとしていて,路面は結構濡れていた。ほぼ同じ順位のまま登り区間に突入。ディスカバリージャージの人が安定したフォームのままどんどん先に行ってしまう。ここでも早い段階で39T×26Tになる。白黒赤ジャージの人にも先行され離されてしまう。石見ライドの時は,登りで他の人に差を広げることができたので,やや焦る。心拍計を見ると,103%を表示している。普段練習で長距離を走る時と比べても明らかにペースが速い。この先はまだまだ長いので,ペース配分の点でやや不安になる。頂上が近づくにつれて,すぐ前の白黒赤ジャージの人のペースが落ちて来たので,その人を目標に脚を回す。頂上の手前でようやく追いついた。「もう少しで終わりです。」などと声をかけながら先行。頂上付近ではeco人氏らの応援を受ける。
こうして2番手で頂上を通過し,下り区間へ。432号線(旧道)にぶつかって,右折。この先は道幅も狭くて路面状態もあまり良くないところ。最初のうちは,前の方にかすかに桃色ディスカバリージャージ姿が見えたけど,そのうちに差を広げられて見えなくなってしまった。最後の登り区間も耐えて,432号線本線?に合流。後方を見ると,別の人が少し離れたところを走っているのが見えた。先頭のディスカバリージャージの人は影も形も見えない。そのままトンネルに入って,下り区間に突入。前傾姿勢を強くして,なるべく空気抵抗を少なくするように努めたけど,しばらく下ってから後方を確認すると,後ろの人たちがぐっと迫ってきているのが分かった。やはり自分の場合,下りはとても遅いみたい。結局,広瀬運動公園方面に右折する前の時点で数名に追いつかれ,その集団のまま公園内に。公園に入ってからの登りが結構辛かった(試走の時は入り口までしか確認していなかった)。こうして最初の広瀬運動公園補給所(約30km地点)に到着(8時38分)。補給所では羊羹一切れ,梨一切れ,バナナ半分を補給。
〜第2補給所
続々と後続の走者が集まってくる中,先頭の桃色ディスカバリージャージの人が1人で出発して行くのが目に入ったので,少しでも遅れないようにこちらも1人で出発(8時41分)。事前に公表されていた地図では広瀬運動公園から出る経路がよく分からなかったが,先頭の人の後を追いかけることで簡単に県道に出ることができた。その後は,小さく見える先頭の人を追ったけど,どんどん離されてしまう。課題の平地の速度は相変わらず。先方が,2回程,信号に捕まる間に少し間隔を詰められたけど,最後はこっちが信号に捕まり,完全に離されてしまった。後を見ても,他の走者の姿は見えず,完全に一人旅。序盤で少し飛ばしすぎたみたいで,結構脚が疲れている感じ。この区間で唯一?の登りらしい登りである野呂への上りも少々辛い。
峠を越えて,国道9号線方面に右折し,しばらくの間は下り。登り返しの辺りで,本日,最初のアミノバイタルプロを補給(走りながら粉物を飲むのは少し大変)。国道9号線をくぐり抜けて,中海ステージに入る付近で,後方から何人かの走者が迫ってきているのが分かった。錦新町付近の県道153号線へ入る右折場所は,事前に公表されていた地図と,試走の映像で場所が違うみたいで,2回の試走でもよく分からなかったところ。参加者に配られた地図ではさらに違う場所になっている。路面に書かれた矢印を慎重に探しながら走る(結局,一番簡易な曲り方になっていた)。中海大橋の手前で,後方から来た白黒赤ジャージの人と合流。誘導員の案内で橋の歩道部分を渡る。勾配7%という橋の登りに入った途端,あっという間にその白黒赤ジャージの人に差を付けられてしまった。橋の下りで一旦は追いつき,車道に出た辺りで先行して進んだけど,中海沿いの県道260号線に入って,緩やかな登りに入った途端に再び引き離されてしまった。
そのまま堤防道路を走って大根島に渡り,島の中海沿いのコースを走る。ここは車の通りもほとんどなくて,快適なところ。時折,ボラが水面からジャンプをするのが目に入る。途中,オールスポーツコミュニティのカメラマンがカメラを構えているのが見えたので,カメラ目線を送ってしまった(大根島区間では一番最初に写っていた)。軽く会釈をして通り過ぎる(なお,今回は参加人数が多かった上,コース的に先回りが難しかったせいか,写真に写ったのはスタート地点と大根島だけだった)。その後も1人で淡々と走るが,間もなく,後方から来た黄色系ジャージの人にあっという間に抜かされ,差を付けられる。さらにもう1人,Kijafa(キャファ)のTTバイクに乗った人にも抜かれたが,この機関車に乗り遅れたらますます遅れてしまうと思い,ギアを掛けて踏み込んで必死に後に食らいついた。自分ではとても出せないような速度で引いてくれたおかげで,先に抜いていった黄色系ジャージの人にも追いつくことができた。そのままの状態で八束江島補給所(約67km地点)に到着(9時57分)。先頭(のはず)の桃色ディスカバリージャージの人の姿は見えなかった。
バナナとカロリーメイトがあったが,カロリーメイトという気分ではなかったのでバナナ1本を補給。ここまでの間に走りながら補給した塩羊羹,干し梅,アミノバイタルプロの空袋を捨てさせてもらった。トイレにも行きたかったが,コンビニの店内に入らないとなさそうだったので,もう少し我慢することに。
〜第3補給所
後続が続々と到着する中,白黒赤ジャージの人と,もう1人の走者に続いて第2補給所を出発(9時59分)。車の切れ目を待つ間に,白黒赤ジャージの人に離されてしまった。もう1人に続いて道路に出たけど,すぐに赤信号に捕まってしまう。でも,すぐ前の人は赤信号を気にせずそのまま行ってしまった。丁字路だったので交差道路の車を気にせずにいける場所ではあったけど,数台の車が信号待ちをしている中,それはまずいでしょう…。青信号になって前を追うけど,すっかり距離が離れてしまい,またしても独り旅…と思いきや,しばらくして,KijafaのTTバイクの人が追いついてきて,先ほど同様軽く抜き去っていったので,またしてもその機関車に飛び乗って引っ張って貰う。自分一人だと30km/h巡航のところを36km/hで走ることができた。おかげで,引き離されていた走者にも追いつき,抜くことができた。
そのまま国道431号線に入り,松江方面に向かう。この間に後の走者が千切れてしまった。しばらくは機関車に引っ張ってもらったけど,右折して日本海側に向かうところで,前のKijafaのTTバイクの人と少し間を開けてしまったところ,対向車両の通過待ちの間に差を広げられてしまい,そのまま機関車から切り離されてしまった。またまた独り旅。得意のはず?の登り区間も辛い。前方に,kijafaバイクの人と,その前の白黒赤ジャージの人の姿が小さく見えるが,なかなか差が縮まらない。登りを終えた後の下りでは,更に差を広げられてしまう。完全に1人になって日本海側に出る。
この先は何度も走っているコースだけど,普段の練習の時以上に脚が重い。そんな沈んだ気持ちを更に沈めるかのように,パラパラと小雨も降ってくる(幸い,本降りになることはなかったけど)。野波に向かうショートカットコースの登りもかなり脚に来る。まだまだ先が長いことを考えると,この時間帯ではダンシングは多用できないので,ひたすらシッティングで登る。長い下りを終えて,野波の町中を抜けて日本海側に出た時点で,前方のトンネルに至る坂に取りかかる2人の走者の姿を確認。白黒赤ジャージの人とkijafaバイクの人ではないかと思い,少しでも差を縮めるために追いかける。チェリーロードへの分岐を横目にしながら,今大会で一番の長さ(約1km?)の詰坂トンネルに突入。普段の練習では歩道を走るところだけど,この日は交通量が少なく感じたので,車道を走ったまま突入。前方に微かに点滅灯が見えるが,まだまだ遠い。詰坂トンネルを抜けてからはずっと下って,加賀へ。沿道におばあさんが数人並んで座って声援を送ってくれたので,会釈しながら通り過ぎる。ここまで来れば第3補給所までは後わずか。次の登りでは,前方の2人との距離が少し縮まっていた(向こうも疲れが出てきていたみたい)。この段階で,白黒赤ジャージの人以外のもう1人はkijafaバイクの人でない別の人だったことが判明。先行する人数の計算を間違えていた(おそらく第2補給所でもっと前に出発していた人がいたのかもしれない)。kijafaバイクの人はもっと先に行ってしまっているみたいで,全く姿が見えなかった。そして,ようやく第3補給所のマリンゲートしまね補給所(約88km地点)に到着(10時44分)。kijafaバイクの人が休んでいるのが見えた。ここでも桃色ディスカバリージャージの人の姿は見えなかった。
スタンプを押してもらい,サインを済ませた後,我慢していたトイレに。トイレの場所がやや遠くて,歩くだけでも結構脚に来てしまう。トイレの後,いちじく一切れを食し,さらにお勧め?のさざえ飯のおにぎり1つとめかぶの味噌汁を頂く。疲れた身体には味噌汁の塩味がとても美味しく感じられた。
〜第4補給所
軽い食事を終えた後,あれこれ準備をしている間にkijafaバイクの人が出発して行った。自分より前に到着していた白黒赤ジャージの人ともう1人はまだ食事中の模様。ここも1人で出発(10時50分)。この先は,時折朝練でも走っている走り慣れた場所。出発後,すぐの町中で,kijafaバイクの人が降車してサドル後のボトルケージ2個に入れた工具入れ?をいじっているのが見えた。何かトラブルがあった模様。その脇を通り過ぎて先行。kijafaバイクの人もすぐに走り出せた様子。すぐに抜かれるかもしれないと思いつつ,鹿島町御津に向けて淡々と登る。下りに入ってからの最初の左カーブは,道路幅も狭い上に,進行方向の見通しが効かず,かなり危険な場所。練習等で走っていて,速度が出過ぎて少々怖い思いをしたこともある場所。カーブミラーで対向車両がないことを確認しつつ,後方に手信号で減速の合図を送って慎重に通り抜ける。何かカタカタ動いているような異音に気付く。ボトルケージが緩んだかと思って少々ヒヤッとしたが,触ってみた感じでは特に問題はない。いろいろ調べてみて,異音の原因がハンドル右端付近に取り付けた呼び鈴であることが判明し一安心。御津まで下ってから,県道175号線を松江方面に向かう。ここから先もしばらくは登り。序盤は緩やか。kijafaバイクの人に抜かれるかも…と思っていたが,ここでは抜かれなかった。やがて道路が大きく右にカーブしながら勾配がややきつくなる。脚の疲れ具合は相変わらずだけど,ここを越えればしばらくは平坦区間なので我慢。そしてピークを越えて下り区間に入ったとたんに,kijafaバイクの人に抜き去られた。この先の平坦区間のことを考え,必死に追いかける。下り区間で少し差が付いてしまったけど,幸い,講武の交差点を右折するところで赤信号に捕まったので追いつくことができた。その後は,またまた機関車に引かれて県道264号線を佐陀川方面に向けて西進。分岐を右に入って,佐陀川にぶつかったところで,県道37号線を恵曇方面に向けて進む。多少速度が落ちるが,とても前に出て引けるまでの状態ではない。恵曇の街中に入り(幸い,唯一の信号?には捕まらずに済んだ),佐陀川の対岸に渡り,宍道湖方面へ。佐太小学校の先で,少し離されてしまったけど,佐太神社手前の上り坂(ここは終盤の勾配がややきつく,アウターではやや厳しいところ)で追いつき,逆に先行。下りきって街中に入った後,右折地点に妻が立ってデジカメを構えているのが見えた。何かを背景に写真を撮ろうとしているのだと思い,その前を通り過ぎる(被写体ブレになってしまい,妻からは,なぜゆっくり走らないのかと叱られた)。大鳥居の下をくぐって佐太神社補給所(約104km地点)に到着(11時22分)。
サインをしながら,先行しているはずの桃色ディスカバリージャージの人の番号を確認しようと,表を眺めたが,自分の名前以外に書かれているのはDNFの文字だけ。???補給所の人に確認したが,自分達が最初に来たとのこと。第1補給所を出た後,すぐに引き離されてしまい,第2補給所に着いた時点でも姿は見えなかったので,てっきりずっと先を走っているものとばかり思っていた。何かトラブルでもあったか,それとも道を間違えてしまったのか(後者の可能性が大?)。この時点で,初めて,自分達が先頭であることを知った。まさかの展開。
この佐太神社補給所では,CCDドリンクがほぼ空になってしまったPOLARボトル大にアクエリアスアクティブダイエットを入れてもらう。更に,そろそろ良いかと思い,コーラをコップ1杯もらう。おにぎりを勧められたけど,前の補給所でもらったおにぎりがまだ腹の中に残っている感じだったので,遠慮し,代わりにバナナ1本をもらう(更にアミノバイタルプロを1袋補給?→もしかしたら第3補給所だったかも)。補給所の女の子と会話少々。地元から参加という話の流れで,どこの自転車屋に行っているか尋ねられたが,こちらではまだ行きつけの自転車屋がなく,答えられずに終わった。
〜第5補給所
後続の走者がぼちぼちと到着してくる。Kijafaバイクの人がボトルにお茶を入れてもらっている間に,平坦区間の間にどうせすぐに追いつかれるだろうと思い,一足先に出発(11時26分)。大鳥居前で,妻の写真におさまる。予想どおり,北山広域農道に出る前に,エアロポジションで走るKijafaバイクにぶち抜かれる。ここも機関車に飛び乗る。広域農道に合流する変形交差点のところで,前を走っていたKijafaバイクの人が道なりに宍道湖(国道431号線)方面に行きかけてしまったので,後方から声を掛けて知らせた(地図上は,佐太神社から来て交差点を右折して真っ直ぐに行けばそのまま広域農道のはずなのだけど,現実の道路の構成だと道なりに進むのが宍道湖方面なので間違えたみたい)。蕎麦畑が広がる広域農道最初で最後の?平坦区間は先頭を引く形になる。そして始まったカマボコ道路区間。最初の登りでKijafaバイクの人にさっさと抜かれてあっという間に差を付けられてしまった。「勝手知ったる地元有利」とはいかなかった。次の下りではまだ先頭の人が視界に入っていたけど,その次の登りを終えた時点で姿が見えなくなり,またまた完全な一人旅。ここは粘ってついて行って,相手が上り下りの連続で疲れたところで前に出るという作戦だったけど,全くついて行けなかった。この農道は松江に来てから一番数多く走っている場所だけど,100kmを走った後で走るのは初めて。なかなか思う様に走れない。かといって,まだまだ先が長いことを考えるとダンシング多用等の無理もできない。苦しみながら39T×26Tを惜しみなく使いながらカマボコ道路を上ったり下ったり。この区間は,登り勾配の表示はないが,下り勾配の方は表示されている。反対側から走ると10%の下り勾配との表示が何度も目に付くところ(つまり10%の登りが何ヶ所もある)。出雲市に入る手前の殿山地区からの二段坂(と勝手に命名)の登りも1人。ここは,結構な勾配の登りの後,一旦平坦になって,曲がり角の向こうからまたまたきつい勾配になる場所で,初めて来た人がたいてい騙されてしまうところ。市境を超えて出雲市内に入ったところは,緩やかな下りが結構長く続くところで,普段は田園風景を眺めながら風を切って下るのがとても気持ちが良い場所だけど,今回はそんな余裕はない。一畑薬師近くの信号交差点を過ぎた後の勾配のきついラブホ坂(これも勝手に命名)も39T×26Tでヘロヘロと上る。ようやく大船山の登りをこなし,またまた長めの下りを終えて,左折して広域農道を離れる。路面の矢印を頼りに狭い路地を抜けて,橋を渡って,先日確認した川沿いの道を走る。第4補給所の位置も事前には良く確認できなかった場所(中ノ島ぶらりのことがよく分かっていなかったため)。どうなることかと思っていたけど,曲がり角の都度,立哨の人がいて案内してくれたので,無事に中ノ島ぶらり補給所(約130km地点)に到着することができた(12時22分)。
補給所では,Kijafaバイクの人が休んでいた。ここでは塩分の効いためかぶ茶?を頂く(固形物はパス)。大腿部の筋肉が張っている感じだったので,ベンチに座ってめかぶ茶?を飲む間,大腿部のマッサージをしていたら,係の人がクリームをくれたので,有り難く塗り込ませてもらった。そうこうしている間にパラパラと雨。中の島ぶらりの人たちがあれこれ片付けをしている。空の容器を返して,自転車に戻ったところ,心拍計が止まってしまっていた。心拍計から離れていた無信号の時間が長すぎたみたい(石見ライド初日の三瓶山の前の補給所でもやってしまったミス)。やむを得ず心拍計の方はここから計り直し。
〜第6補給所
後続の走者はまだまだ現れない。Kijafaバイクの人も待っていてくれたみたいで,2人で一緒に出発(12時28分)。補給所からの出方がよく分からなかったが(係員の人も分からなかったみたい),駅の方向を聞いて,だいたいの見当をつけて来たのと反対側に向かったところ,路面の矢印を見つけることができた。この先は先頭を引いて走る。踏切を越えて,路面の矢印の指示どおりに歩道を使って橋を渡り,堤防沿いの道を走る。試走の時は好天で宍道湖の景色を楽しむことができたけど,今回はあいにくの曇り空だし,疲労の蓄積で心理的にも余裕はない。堤防上の道には,何かの工事用か?沢山の矢印が書かれていてかなり紛らわしかった。堤防から離れ,田んぼの中の一本道に入る。またまたKijafaバイクの人にぶち抜かれるかと思ったが,なかなか現れない。後方を見たら,何かトラブルでもあったのか少し距離が開いてしまっていた。その田んぼの中の一本道で,肘をハンドルの上に置く似非エアロポジションを取ってみた。かなり楽な気がした(SHIMANOのデュアルコントロールレバーのようなレバー横から出る外ワイヤーはないので,実はかなり怖い状態)。来年の長距離走イベントの時は,アシストバーを付けてみようかと思った。交差点を左折し,南進する直線路を走っている間に後方からKijafaバイクの人が追いついてきた。しばらく進んで出雲空港方面に左折。次の横断地点で信号に捕まった直後に携帯電話が鳴り出した。いつまでたっても鳴り止まないので,横断歩道を渡ってから電話に出る。電話を終えて,Kijafaバイクの人を追う。むこうもゆっくり走っていてくれたので,間もなく追い付けた。自然に自分が先行する形になり矢印の指示どおり歩道を走って国道9号線を渡る。その後しばらくの間は歩道上を進む形になっていたみたいなので,そのまま坂を上ったり下ったりして,信号に捕かまりながら国道54号線を渡り,車道に復帰。第6補給所方面に左折。対向車線側にも矢印があることを確認し,第6補給所を出た後のコースを確かめながら宍道萬古館補給所(約149km地点)に到着(13時11分)。
Kijafaバイクの人とともにトイレを済ませ(最初は建物内にあることに気付かず,少々迷ってしまった),コーラ1杯+係の人の薦めで特製?のスープを半分頂く(固形物はパス)。玉造温泉前の農道の上り下りに備えて最後のアミ丿バイタルプロを補給。ボトル1本体制のKijafaバイクの人がここでもお茶の補給を受けている。自分の方は,硬水もアクエリアスもまだ残っている。今回のような天候なら,補給所でこまめに補充することを前提に,ボトル1本体制でも良かったかもしれない(少々補給の手間はかかるけど…)。
〜ゴール
Kijafaバイクの人の補給を侍って,2人で揃って出発(13時18分)。Foretrex101の値によると,残りは十数キロメートル程。もうひと踏んばりである。やはり道を知っている自分が先行する形に。元走っていた道に戻り,のどかな田舎道を進む。実はこの先も試走の時によくコースが分からなかった所。その上,事前に公表されていた最終版の地図と,参加者に配られた地図とでコースが違っている所でもあるので,分岐点の度に路面の矢印がないかどうか慎重に走る。山陰道の高架が迫り,ようやく見付けた矢印は,試走の時に考えていたのと正反対の方向を示していた。そこから先は厳しい登り。農道に出るには山を越えなければならないことは分かっていたけれど,高速道路の上の陸橋の高さまで登らなければならないというのは予想外だった(試走の時は高架下をくぐる道を通ったので)。後方を見ると,Kijafaバイクの人が少し辛そうにしている。さすがに終盤のこの勾配は堪えている様子。ここが勝負処(?)になりそう。これで最後だと思い,ダンシングで踏んばる。ようやく山陰道を越える。やがて下りに。当初予想していたのと大きく違うコースに少々戸惑う。下りながら後ろを確認したところ,Kijafaバイクの人とは少し差が付いていた。やがて,微かに見覚えのある光景が見えて来て,最後の農道に合流。北山広域農道のような小刻みに現れる勾配約10%の上り下りはないけど,じわじわとした登り勾配は150km近く走って来た身にはかなり堪える。来待付近?の分岐を右に入り,あとは玉造温泉が早く現れるのを願いながらペダルを回す。Kijafaバイクの人との差はかなり広がった。ここまで来たのだから,先頭でゴールに戻りたい。最後の力を振り絞ってダンシング。試走の時に最後の勝負処(?)と見ていた長い登りをようやく終えた。後ろはもう見えない。さらにゴールに近ずく。もう身体はヘロヘロ。ここを走るのはまだ3回目。北山広域農道ほど道を知っている訳ではないので,あとどれくらい登りが残っているのか,記憶も怪しく,精神的にはかなり辛い。Foretrex101を軌跡表示に切り替える。もう少しで出発地点だ。ゴールはもうすぐ。そしてついに玉造温泉に至る最後の下り。あと少しでゴールという嬉しさからか,自然と踏み込んでしまう。そして係員の案内+拍手を受けながら温泉街の小路へ。ちらっと,飯南ヒルクライムの時にお世話になったF間氏の姿が見えた。観光客も歩いている小路なので当然速度は落ちるが,まさにウイニングランの気分。とても気持ちが良い(石見ライドは初日だけの参加だったし,自転車競技場内のゴールだったので,これ程の人がおらず,やや寂しかった)。最後のゴール地点前では,屋台村の人達からも拍手を受ける。その拍手に後押しを受けながらゴール(13時51分)。実走行時間約5時間52分(P0LARの合計値)。最後はかなり限界に近い所まで追い込んだため,本当に疲れたけど,それだけに走り終えた時の満足感はひとしおだった。
軌跡はこちら,高低差図はこちらから。
総括
最後に感想を少々。自分としては,マイペースで,可能な限り速く走り切ることが目標だったので,粘り強い走りができた今回の走りにはとても満足しているし,とても充実感があった。コースについては厳しすぎるとの意見も掲示板等では目にするけど,完走率の高さを考えれば,ほとんどの人は,走っている最中は苦しんで,二度とこんなコースは走りたくないと思っていたとしても,その厳しいコースを走り終えた時点では,困難なことをやり遂げたという充実感を感じていたのではないかと思う。これは単に快適なだけのサイクリングではなく,距離に挑戦するセンチュリーライド(160km走)なのだから。これ以上きつくする必要はないと思うけど(でも,できれば詰坂トンネルよりはチェリーロードを走りたい…),無理にレべルを落としたりすることがないように切に願う。個人的に,「厳しすぎる」というような不満が出る原因の1つは補給食問題にあるのではないかとも感じている(確たる根拠があるわけではないけど…)。5月の石見ライド02の時も,掲示板には補給食が足りなかったという不満の書き込みが多く,今回は主催者としても気を付けていたとは思うが,今回は,300人超という当初の予想を大きく上回る人数のせいもあってか,やはり最後の方では補給所の食事や飲み物が尽きてしまっていたようである。昨年の出雲路140の時は,逆に用意した食料が余って大変だったということなので,どれくらい用意すれば良いのか,なかなか難しいのだと思うが(モッタイナイをモットーにしている自分としては,食事が余って捨てざるを得ないような事態だけは避けて欲しいところ),石見ライドや出雲路ワンデイランが始まってまだ2年目である。経験の積み重ねで改善されるものと信じている(そもそも,出走者も,補給所に頼るのではなく,最低限必要な補給食は持参すべきだろうし)。
改善して欲しいのは地図の点。既に何度か指摘したけど,事前に公式サイト上で公表されていた「最終版」の地図と,現実に参加者に配られた地図とでコースが違っている所が少くとも2ヶ所あったが,事前に何の説明もなかった。警察との協議が終って,それまでの暫定版の地図から変更された「最終版」としての地図が掲載されたのであるから,参加者の中には,その最終版として発表されていた地図を信じて迷ってしまった人もいたのではないだろうか。参加者が迷うことがない方が良いのは当然だけど,全ての分岐点に案内の人を置くというのは現実困難な要望。この種のイべントとしては,自分としては,参加者自身にもある程度の地図読みが求められるものだと思っているし(だからこそ参加者に地図が配られるのでは?),それだけにきちんとした地図の発表・掲載(配付)は必要だし,「最終版」からさらにコースが変わったのであれば,そのことも事前に伝えて欲しかっと思う。あと,今回のコースでは,警察との協議の結果か?交通量が多い所で一部歩道を走る場所があった。いずれも自転車の車道通行が法律上禁止されている所ではなく,中にはそのまま車道を走ってしまった人もいたらしい。交通量等の問題から,一部歩道走行になるのは仕方ないとは思うけど,法律上は車道走行が禁止されている場所ではないので,もっと事前に注意をしても良いのではないかと思う。そのためにも,地図の充実を望みたい。その他,先導車(オートバイ)についてもいろいろ不満の声があるみたいだけど,石見ライドの時もそうだったが,先頭の方はかなりバラけてしまうので,先導車としてはあまり意味がないのではないかと思う(今回,先頭を走っていて先導車の姿は見かけなかったし…)。
最後はいろいろ注文ばかりになってしまったけど,個人的には本当に充実感のあるイべントで,大いに満足している。主催者の方々には,本当に感謝の気持ちで一杯であり,来年以降も,石見ライド(この名前は変わるらしいが)や出雲路ワンデイランがますます盛況になることを願って止まない。