ツールド野麦峠2000/7/23




 Team Verdadのメンバーを中心に、昨年同様の避暑地練・高地トレーニングということで、木曽福島合同庁舎を起点に、旧地蔵峠〜長峰峠〜寺坂峠〜野麦峠〜境峠というコース(別名ツールド野麦峠)に臨んだ。このところ仕事が忙しく、2週間ばかり、表でロードレーサーに乗っていない状態。1か月前の内灘の時は最高にモチベーションが上がった状態だったが、今はモチベーションも最低の状態。このところの暑さも気になるところ。先日来、左膝に若干の違和感があるので、ウォームアップオイルを塗り込む。腕には日焼け対策で、某B組長から借りたウォームアップミルクを塗り込む。日焼け止めを忘れたのは痛い。
 総勢13名で、スタート地点の木曽福島合同庁舎を出発。関西から昨日の修善寺の耐久レースに出場したK氏とK氏(!?)、そして昨日の炎天下を京都から名古屋まで自走するという信じられないことをするK氏(K.N.氏)が参加。同じTeam Verdadのチームジャージを着ているメンバーが多く、13人が列になって走っている姿はなかなかである。

 が、走り出して早々に不安は的中。スタートして地蔵峠に向かう平地で、ずるずると遅れ出し、早速、最後尾に。身体が全然動かない。集団について行こうとするだけで、結構無理がかかる状態。

 やがて、地蔵峠に続く緩やかな登りに。早々とインナー(38T)×ロー(26T)。1か月前の自分から見てもじれったくなるような走り具合である。前方に落車入院明け某氏と、今日は無理せず調整中の某B組長の姿がちらちら見えるが、とても追いつける状態ではない。某T.I.氏も遅れ気味である。何でも昨日「生食用」として売ってあった生肉をたらふく食べてからお腹の調子が悪いらしい。それにしても暑さが気になる。日差しが強くじりじりと照りつけ、額に巻いたバンダナもびしょびしょの状態。日陰に入るとまあまあなのだが、とぎれとぎれにしか日陰がない。上っている最中にお腹の調子も悪くなってきた。このところの寝不足で、朝が早かったせいか、自分自身のお腹の調子もいまいちである。この先のことが思いやられる。
 最後尾でだらだらと上っていくと、前方から某エリートS様が軽やかに下ってくる。いわゆるピストンS様状態である。残り1.5kmと聞くが、これが結構長い。特に登りでは・・・。この調子では今日のランタンルージュ(※)は確実だ。 ※ツールドフランスで、総合最下位の選手の呼称。赤ランタンの意味。列車の最後尾についている赤ランタンから来ている意味らしい。
 ようやく地蔵峠に到着。文字通どおり、お地蔵様が立っている。サドルの調整(?)をしている某氏以外の姿はない。他のメンバーは少し下ったところの展望台で休んでいた。地蔵峠を越えた展望台から、まだ雪が残る御嶽山や乗鞍岳を見ながら、早速アミノ酸入りゼリーの補給。さらに峠を下ったところの自販機の前でリアルゴールドを補給。

 この後、クライマーのI氏ともうまく合流することができた。開田高原に入ってから、多少のアップダウンがある道を走る。ここでも遅れがちになる。この辺りは観光客の姿も目に付く。ここは昨年の野麦峠越えの後、夏休みに女房と一緒に来たところでもある。そのとき食べて美味しかった蕎麦屋の前を通り過ぎる。
 やがて、長峰峠への登りに差し掛かる。ここでも当然最後尾。あっという間に先頭が見えなくなる。インナー×ローでも足が重い。水分補給の回数も増える。汗を滴らせながら上っていくと、また、先頭の某エリートS様らが下ってきた。不思議なもので、せかされると、多少スピードが上がる。何とか最下位でゴール。やはりバンダナがぐしょぐしょである。

 峠の茶店にて、コーラを購入。調子が悪いはずの某T.I.氏はアイスクリームを食べている。大丈夫か?

 峠を下り、集落を抜けて、寺坂峠の登りへ。なぜか、昨年走ったときの記憶が一番薄いところであったが、登り始めてその理由に気付いた。超辛い!最初の登り口のところの勾配が結構きつい。おそらく、昨年も、あまりの辛さに、記憶から抹消されていたのだろう(笑)。その上、今年のこの暑さである。ボトルの中の飲料も心許なくなってきた。途中からは暑さでぼーっとなってきた。一瞬、このまま熱射病で倒れるのではないかという不安もよぎった。ここで前方のq氏が水場を見つけて止まった。ヘルメットを脱いで頭から水を被っている。助かった。q氏に習って頭から水を被った。多少生き返った。
 しかし、この後も登りは続いた。ボトルの中の飲料も尽きたので、背中のポケットに忍ばせてきたパック式のスポーツドリンク(notゼリー飲料)を補給。最近、この手の飲料がジャージのポケットに入れるのに以外と便利であることに気付いた。
 やがて、先頭の某エリートS様、某エリートT様、某T.I.氏らが下って来る。空元気で「ランタンルージュ!」と叫び、元気なお三方の後からじりじり上り、ようやく峠の頂上に着く。

 昼食の時間も過ぎているのでこのまま野麦峠前の茶店を目指すことになる。最後尾で下っている途中、路面の凹凸で、ボトルケージに差していた小物入れの蓋が飛んだ。止まって、少し上って、回収している間に集団から千切れた。この後はミスコースしていないかと不安を感じつつ、一人旅。ようやく昨年と同じ茶店と、その前に止められたロードレーサーを見たときはほっとした。

 昨年、好評(?)だった、笑顔が素敵だった店員さんが今年はいなかったのが残念(笑)。
 あまりの暑さに、昼食ではざるそばを注文。他の人が食べていた牛の串焼きが美味しそうだったのでこれも追加した。店の人が出してくれた冷水もあっという間に飲み干してしまった。ここで荷物に忍ばせていたバームパウダーを溶かして補給。直射日光の下は暑いが、日陰に入ると、風が心地良い。睡魔に襲われ、一瞬昼寝。

 出発の際には、ボトルの中に、冷水ポットの中に残っていた氷を忍ばせた。すぐに解けてしまうだろうが、しばらくは冷たい水を補給できそうである。

 そして出発。暑さは変わらないが、一瞬の昼寝のおかげか、バームのおかげか、少しは身体が動くようになった。出発して早速登りであるが、野麦峠への道はそれほど勾配はきつくない。時折、首筋に冷たい水を掛けながら登る。他の人が調子を落としたのか、このときは最後尾を免れることができた。野麦峠手前で、スパートをかけて、前方を走っていたK.N.氏らを一気に抜いたが、動きを読まれていたのか、K.N.氏にぴったりと後に付かれ、野麦峠到着時にチョイ差しされてしまう(^^;)。

 昨年は天候が良くなかった野麦峠であるが、今日は快晴である。観光客の姿も多い。自販機のコーラでカロリー補給をして、アミノバイタルを補給し、下りに備えてウインドブレーカーを着用して、出発。元DHerの某B組長と、チーム唯一の現役DHer(?)の某氏が真っ先に下っていく。ここの下りは結構長い。参加できるかどうか微妙な丸岡のレースに備えて下りの練習をしておきたいところ。しかし、やはり下りは苦手である。オーバーラン一度。T.I.氏に笑われる。対向車も気になり、なかなか大変である。

 しばらく調子良く下っていたが、暑くなってウインドブレーカーを脱ぐ。今日の天気では着る必要はなかったかもしれない。

 境峠を前に最後の補給。売店前の自販機で購入したコーラを空になったボトルに詰めた。空き缶入れが見あたらなかったので、自販機横に空き缶を並べておいたが、最後に出発しようとした関西のクライマーK氏が店長に捕まったらしい。空き缶入れは店の裏手に置いてあったらしい。そんなのはどこかに表示していなければ分かりっこないと思うのだが。

 クライマーK氏がそんな受難に遭っているとは知らず、これで最後の峠だと思い、思い切って前に出てみた。ひたすらペダルを回転させて行く。しかし、こちらが必死に登っていく横を、某エリートS様とクライマーKAMY氏、同I氏が涼しい顔をして登って行く。この後もずるずると抜かれていく。T.I.氏とq氏に抜かれた時は、必死に食らいついていき、「ハアハア」呼吸音を聞かせて後方からプレッシャーを掛けたが、こちらが疲れ果てただけで終わった(笑)。ここでも何とか最後尾は免れて峠に達した。

 最後の下り。最初に見つけた自販機前で最後の補給。この後は19号線沿いの道を、出発地点の木曽福島に向けて走るだけである。19号線は交通量も多くてとても自転車で走る気になれない。しばらくの間、併走する脇道を探しては19号線に戻るという繰り返し。途中で、旧道に入ってようやく19号線と別れることができた。ここは昨年も通ったところ。昨年はこの辺りで雨に降られて大変であったが、今年は天候に恵まれ(恵まれすぎた)、少しは雰囲気を楽しんだ。

 ようやく木曽福島に入り、およそ110kmを走り終えてゴール。最後はTeam Verdadのメンバーで記念撮影。

 あまりの暑さに、避暑地練になったかどうかは分からないが、それでも名古屋近郷の普段の練習コースを走るよりはましだったと思う。

 本日のコースの高低差表示プロフィールマップはこちらG氏開発によるもの。



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