サス付きツーリング車だ!
私にとって最初のMTB(かつ最初の本格的自転車)であった(仮称)青息吐息号は、1995年7月に軽量MTB(仮称)煩悩退散号を購入し、山菜(山岳?サイクリングのこと)用MTBとしての役割を終えた。
同じ様なMTBが2台あってもしょうがないと思い、(仮称)青息吐息号の今後の身の振り方について検討する。第1案はMTBベースのフロントサスペンション付きのドロップハンドル+泥除け付きツーリング車仕様に。第2案は雑技練習用を兼ねた街乗りアップハンドル仕様に。結局この時点ではフロントサスペンションへの泥除け装着方法等の課題もあり、面倒なので第2案に。ステムを長めのものに変更してアップハンドル化。
1995年10月〜1997年春ころまでこの姿。この間、サイスポ誌に掲載されたフロントサスペンション付きランドナーを見てツーリング車仕様への思いを募らせる。
そして1997年春になって、いよいよ着手。
課題の1つの泥除けについては都内のショップを巡っているうちにゼファールのもの(エスゲのOEM?)を発見して入手。軽いし、丈夫だし(折れ曲がったりしない)結構具合が良い。
ハンドルバーはニットーB105の450mm幅が欲しかったが、これもショップでニットーのランドナーバー(名称不明)を発見したのでこれを使ってみようと思って購入。
ブレーキレバーは以前に入手済みであった、ダイアコンペのエアロタイプでないものを使うことに。
第一に問題となるのはフロントの泥除けの取り付け方法。なおリアには泥除けやキャリア取付用のダボがあるのでそれをそのまま使えば良い。
実は、サイスポ誌に掲載されたサス付きランドナーに装着されていたのも(仮称)青息吐息号と同じタンゲのプロストラッツ。サイスポ誌をよく見るとフォークの先端部分に穴を開けてステー固定用のダルマを取り付けている。同じ方法は可能だと思うが強度的な面で心配が残る。フォーク自体へのバンド止めも考え、キャットアイのプラスチック製の物(テールライト用)を購入したりしたが、うまくいかない。見栄えもいまいちだし。
結局意を決して穴開けにすることに。電動ドリルとタッピング用の工具を購入し、いざ穴開けに挑戦。まずは穴を開ける位置を強度面を考えて決める。直角に穴を開けるのが非常に難しい(台座等までは手が回らなかったので)。定規を当てながら慎重に位置決めをし、最後はエイや!とばかり穴を開ける。そしてタッピング。初めての経験だがなかなか面白い。そして完成。早速環付きダルマを取り付けてみる。多少傾いているのもあるが、まあ許容範囲だろう。これで第一問題は解決。
次の問題はシフター。デュアルコントロールレバーを使う気にはならなかったし(この当時、前3段は下級グレードしかなかった)、Wレバーも台座はないし、今更使う気はなかったし(もっともその当時、ロードレーサーはWレバーでした)、バーエンドコントローラーもハンドル周りのシフトワイヤー何かごちゃごちゃした感じで面倒そうだったし、変速する際にあの位置に動かすもの面倒だなあという気がしたし。
結局この時点では、昔サイスポ誌の、MTBを(トライアスロン用?)ロードレーサーに改造するという投稿記事で採用されていた、サムシフターを強引にハンドルの根本に挿入して使う方法を採ることに。そこで、これまで(仮称)青息吐息号に用いていたシマノDX用のサムシフターを、取付部分を強引に広げて挿入する。なんとか収まったが、リクセンカウルのフロントバッグ用アダプターを付けていることもあって非常に窮屈である。
ステムは、当初、アップハンドル化前に使っていたZOOMのものを使うことにしようと思ったが、ややハンドル位置が遠くなってしまう。ポジションを楽にしてドロップハンドルを有効活用できるようにするためもっとアップライトのステムを探すが、最近のMTBはアヘッドが全盛でノーマルタイプ(スレッド)でしかもオーバーサイズのはなかなか見つからない。そこでアヘッド用のステムを取り付けるアダプターとともにタイオガのアップライトなアヘッド用ステムを購入。これでドロップハンドルの色々なところを握りやすくなった。クランプ部分が全開するタイプなのでハンドルとステムの交換も楽になった(と言いたいところだがハンドルバーだけを交換する場合はステム毎の場合がほとんどなのであまり関係ない)。
泥除けのステーについて、純正品は鉄製の細目の2本で構成されたものが付いていたが、環付きダルマでワンタッチで取り外せるようにするため、東急ハンズで5mm径のアルミパイプを購入してきて代替する。若干の軽量化。但し強度的に不安(多分いつかは折れる)なので要検討。
ついでにペダルを片面SPD、片面ノーマルのシマノPD-M323へ。別に両面SPDでも良かったけど。
以前から使っていたブルックスプロフェッショナルをそのまま用いて、ツーリング車の第1次形態は完成(写真1、写真2)。タイヤは以前にオンロード用に購入してあったセミスリック(溝付きスリック)のスペシャライズド・ニンバスIII 1.5を装着。
→(仮称)青息吐息号仕様表
この第1次形態で房総半島のオンロードを走ってみる。久々に重い自転車での輪行は疲れた。色々不都合な点も出てきたので早速改良。
まずシフトレバーについて、シマノDXのサムシフターはもともと7段用で、8段でも一応動くが変速性能はいまいち(XT用のサムシフターでは8段でも全く問題なく変速)である上、ハンドル根本部分がごちゃごちゃしてしまい、しかもドロップバーのポジションが制限されてしまうなど不具合が明らかに(しかも当時はステムが長くドロップハンドルの直線部分を多用していた)。
そこでかねてから一部で話題になっていたサンツアーのコマンドシフターを導入することに。これが大正解。ブレーキレバーからの位置も近く、手をちょっと動かすだけで変速できる。楽なこと楽なこと。変速性能にも不満はない。これに味をしめてWレバーだったトレックのロードレーサーもコマンドシフターに交換することになる。
ついでにハンドルも、下側が幅広のランドナーバー(名称不詳)が何か使い辛い感じがして、ロードレーサーで慣れている普通?の形にすることに(ステムが長かったのでハンドルバーの下側を持つことなんかなかったのです)。なるべく幅広のが欲しかったのでニットーB105の450mmを通販で購入。なぜ450mmか?オフロードを走る際に押さえを効かせるため幅広のが欲しかったので(昔サイスポ誌で作った「猿」のツーリング車がそれを使っていたはず)。
ブレーキレバーもシュパーブプロのエアロタイプのものに交換。ハンドル周りがすっきりする。愛用しているモンベルの輪行袋は自転車を逆さにして置くタイプなので、エアロタイプでない、アウターが飛び出たブレーキレバーだと輪行時に折れてしまいそうだったので。
カンチブレーキの千鳥も、クイックの付いた滑車の物と交換する。単に雰囲気。
ついでに前から気になっていたサスペンション付きシートピラーを購入。安さでトランゼックスのものを選択。ただ値段相応のもので、効いているのかどうかよく分からない(なお、翌年(仮称)煩悩退散号用に購入したユーズのサスペンション付きシートピラーは、トランゼックスのと比べて値段がン倍することもあってかなり効いている感じがする)。
こうしてツーリング車の第2次形態も完成(写真)。
このころ、自転車フォーラムのランドナーオフに参加することとなり、クッション製を考慮し、1.95サイズのIRCのツーリング用タイヤ(フェスティラ:通称「海老タイヤ」)を購入して装着。オンロードの抵抗も少なさそう。ケブラービート仕様でありながら重いのは許せないが(^^;;_)。
→(仮称)青息吐息号仕様表その1
この第2次形態で上州でのランドナーオフに参加。
その後は、サドルをショップで見つけたコルク素材のものに交換した程度で、街乗りに使用したり、京都での雨中のランドナーオフにも参加したり(シートポストに装着するキャリアを使用)、ロードレースの夜練に参加したり(^^;;)する。
'98年秋にアップハンドルのMTBスタイルに戻ったものの、フルサスバイクが完成した後、'99年春に再びドロップハンドルを付けた形態に戻ったものの、もともとの重さもネックとなって、街乗り仕様車と化していくことになった。
→(仮称)青息吐息号仕様表その2