インチキ科学の解読法 ついつい信じてしまうトンデモ学説 マーティン・ガードナー 監訳:太田次郎 光文社 2004.08.30 読了2004.09.05 ISBN4-334-96170-3 Martin Gardner DID ADAM AND EVE HAVE NAVELS ? (2000) (アダムとイブに,ヘソはあったか?) CSICOP「超常現象と称するものを科学的に調査する委員会」機関誌 Skeptical Inquirer「懐疑的探求者」誌(隔月)に連載,だそうだ.
全訳ではない.とか「割愛,整理した」翻訳のスタイルに疑問が残る.
題名から受ける印象と違って,現在は主流派でないが支持者も少なくない学問上の異説とか微妙なあたりも扱ってる.
キリスト教原理主義とかアメリカだなぁ,という感じ.エジソンやニュートンがかなり「と」な方向にいってた話とかは新鮮.あと,人食い人種がいたかどうかは証拠がなく,基本的には敵対部族の誹謗等の嘘というのがこの本の論調(食人肯定派と否定派の両方を紹介してるが否定派の肩を持ってる).牛海綿状脳症(BSE=Bovine Spongiform Encephalopathy)狂牛病やCJD(Creutzfeld-Jakob disease)クロイツフェルト・ヤコブ病のからみでよく言及される,ニューギニアの食人の風習があるとされる部族で発生した,プリオンが媒介する奇病「クールー」.非衛生的な埋葬で説明できる,だそうだ(ウイルス説時代の説な気がする).原因がどちらにせよ,問題の儀式・習慣をやめる(1960年頃)ことで発生はほぼ収まったが,年数例はあることから潜伏期間は最長50年とも.
(ここから整理されてないメモ)
「Kuru,クールー」の研究でカールトン・ガイジュセック博士(D. Carleton Gajdusek)は.
11名のクールー病犠牲者の脳を乳剤としてチンパンジーに接種.結果すべてのチンパンジーが14ー39ヶ月の潜伏期を経て発病、その脳を解剖するとスポンジ状の病変がみられた。クールーとCJD,スクレイピーの研究で1976年度ノーベル医学賞受賞.
中央ニューギニア東高地のFore(発音はFOR-AY)語を話す人たち(フォア族)には,近親者が死ぬと,その血液や体組織を体にぬりつけ,葬礼期間中の食事に遺体の一部(脳など)を食べるという固有の儀式・習慣,があるんだそうだ.
日本語でクールー食人原因説を否定してるとこ.
アランという人が食人否定の元締め?らしい.
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/cjdmosenpukukikan50nen.htm
http://cse.niaes.affrc.go.jp/minaka/files/Kuru.html
霊はあるか 科学の視点から 安斎育郎 講談社ブルーバックスB1382 2002.09.20 読了 2004.09.06 ISBN4-06-257382-2 Skeptical Japan会長だが,専門は平和学という不思議なひと. 霊を信じない人に対する説得としては失敗してる (いくら理屈で攻めても無駄,というか出発点が既に科学よりな立場). 仏教各宗派に対するアンケートは興味深い. Skeptical Japanは学会事務センターに委託してたので 倒産した現時点では入会方法とか不明. http://homepage2.nifty.com/suzukitakeo/jskeptics/jsindex.htm
なぜ人はニセ科学を信じるのか UFO,カルト,心霊,超能力のウソ マイクル・シャーマー 訳:岡田靖史 早川書房 1999.02.28 読了 いつ読んだか記憶に無し. ISSN4-15-208212-7 WHY PEOPLE BELEIEVE WEIRD THINGS PSEUDOSCIENCE,SUPERSTITION,AND OTHER CONFUSIONS OF OUR TIME Michael Shermer 1997
コモンズ ローレンス レッシグ 訳者:山形浩生 翔泳社 2002.11.30 読了2004.09.08 ISBN4-7981-0204-0 正誤表 Lawrence Lessig The Future of Ideas: The Fate of the Commons in a Connected World 2001 Random House Inc. 関連: 白田秀彰 「勝手につける『コモンズ』への解説」--- あるいは露骨な我田引水 オンライン・コミュニティへのお年玉, 2003 年1月1日 レッシグ教授の「コモンズ」を読む --- 日本社会に投げかける問題HotWired Japan, Bit Literacy Column, 2003年1月20日 コモンズあとがきに絡む論争 (これについては明らかに山形浩生の勝ちだと思うが.) 問題の文章は第2刷で削除されてるが,私が読んだのは第一刷で問題の文章はばっちり載ってる. 池田信夫の公開質問状 公開お答え状山形浩生最終更新日2004.09.07