自衛官アンケート
再度のアンケートを自衛官の人々にお願いしました。メールでも結構です。宜しくお願いします。
自衛官・家族の皆様へ 2003年11月23日
あなたの声をお聞かせください。
ふたたび、このような形で、お手紙を差し上げる失礼をお許しください。わたしたちは「自衛官-市民ホットライン」という市民団体です。
この夏、私たちは自衛官の皆さんへアンケートをお願いしました。突然のお願いにもかかわらず、21名の自衛官の方からご返事を頂くことが出来ました。厚くお礼を申し上げます。21通のご返事の集計は下記にまとめました。
有事法制やイラク新法の制定過程で、自衛官の気持ちが考慮されているかと思いますかという質問には、回答をいただいた75%の自衛官が「考慮されていない」と答えました。また、いただいた返信の半数が、外国を占領する軍隊に加わることを「想定していなかった」と答えました。21通は多い数ではありませんが、自衛官の率直な想いの一端を知ることが出来たと思います。また、私たちに対して厳しいご意見も寄せられましたが、これも嬉しい「対話」です。
自衛隊のイラク派遣が迫っています。今皆さんは、どのような想いで日々を送っているのでしょうか。再度アンケートを同封させていただきました。今回はご家族用の返信封筒もご用意しました。私たちは、最大の当事者である自衛官やご家族の声を、社会に伝えることで、自衛官とご家族、そしてすべての人々にとって平和な暮らしが実現されることを願っています。ぜひ皆さんの声をお聞かせください。
第二次集計 返信到着数・15通、解答用紙に記述があったもの・7通
(該当する番号及び項目を○でかこんでください。)
1)イラク国内の治安が悪化する一方ですが、あなたはどのような条件が整えば、自衛隊がイラクで活動できると思いますか。
@治安が悪くても、できるだけ早く行くべきだ 1人
A安全な地域があればそこで活動すべきだ 1人
B国内が不安定なうちは行くべきではない 3人(家族1人)
C海外派遣はするべきではない 2人(家族2人)
Dその他( )
2)もし、あなたがイラク派遣メンバーに決まった場合、あなたはどのように受け止めますか。(ご家族の方のご意見もお聞かせください)
*本人が受けるのなら、家族も受けざるを得ないとおもいます。
*行きます
*残された家族の事も含め、今後のことを考える。実際に直面しないとわからない。
*絶対派遣に行ってほしくない。
*国民、国益のため、積極的に参加する。無論、家族も同意。
*命令なら従う。
*行ってほしくはないです。
3)私たちは「憲法9条が自衛官を守っている」と訴えていますが、そのようなことを考えたことはありますか
@考えたことはない 2人(家族1人)
Aそういわれれば、そうかも知れないと思う 2人(家族1人)
Bそのように考えたことがある 2人(家族1人)
Cその他( )1人
4)有事法制やイラク新法の論議で、自衛官の気持ちや現場の事情が考慮されていると思いますか
@考慮されている 0人
A十分考慮されているとはいえない 4人
B全く考慮されていない 3人(家族3人)
Cその他( )自衛官は国民を守るために存在し、守られる必要はない
その他ご意見を自由にお書きください。
*わが国の腐敗した政治体制を見ると貴殿らの主張する共産主義思想もある意味必要と思うときがある。ただ国民の大多数がそれを選択しない以上、自衛官は現体制に従わざるを得ない。共産党も、憲法改正、国軍保有の現実路線に方針を変えれば、指示が増えるのではないか?
*派遣には絶対反対です。
陸 海 空 10代 20代 30代 40代 50代 男・女
海自7人、本人4人、家族3人 年齢30代 5人、20代 2人、男4人、女2人、不明1人
第一次アンケート報告
自衛官・家族アンケート調査というものが成立するのか。私たちもまったく予想がつかない取り組みだったが、2400世帯に「アンケートのお願い」を配布して、21通の返信封筒が戻ってきた。回答率約1%はもちろん少ない。しかし、有事法制・イラク特措法、戦闘現場へ行かされる自衛官や家族の不安や疑問の声を平和団体が直接自衛官に聞くアンケートに回答率1%とういうのは驚いていい数字ではないか。
電話相談ではなく、あえてアンケートにしたのは、次のようなに考えたからだ。電話相談は、相談内容をもつ自衛官や家族が「かけてみようかな」と思い、実際かかってくる電話はそのような内容のものが多い。したがって、内容的にはどちらかといえば、私たちに対して「好意的」な意見が多い。それはそれで重要なことなのだが、私たちは、今、全体的な自衛官の想いが、どの辺にあるのかを知りたいと思った。そこで色々考えて、アンケートという方法が選ばれた。
21通のなかには、くだらないことをするな、とか、白紙のまま送り返してきた封筒や、その日に新聞に折り込まれていたチラシを丸ごと詰めてくるという「無言の抗議」もあった。私たちに対して厳しい意見も少なくはなかった。こうしたある意味では当然といえる反応が寄せられたことが、今回の取り組みの第一に大きな意味であったと思う。厳しい意見も含めて、多様な回答が届いたという点では「アンケート」を選んでよかったと思っている。
回答を寄せてくれた自衛官の75%が有事法制やイラク特措法の制定過程で、自衛官の気持ちが考慮されていないと答えた。自衛官の戦死を合法化する法体系が自衛官の気持ちを無視して作られていることが改めて、うきぼりになった。外国占領軍隊に加わることは、半数が「想定していなかった」と答えた。また自衛官の悩み事の相談窓口が実質的にないことも、うかびあがってきた。
集計を行い、報告集を何らかの方法で自衛官・家族に返したいと思う。また自衛隊へも私たちの意見を付けて提出する予定である。
自衛官の皆さん、アンケートのお願い(横須賀の自衛隊官舎にお手紙を差し上げた内容です。)
憲法九条が自衛官のいのちを守っていると考えたことがありますか。
自衛官・家族の皆さんへ
突然このような形で「手紙」を差し上げる失礼をお許しください。私たちは「自衛官-ホットライン」という市民団体です。
戦後復興支援の名のもとに、かつてない規模で自衛隊がイラクに派遣されようとしています。自衛官や、家族の皆さんが今、どのようお気持ちでるのか、私たち市民はそのことを知らなくてはならないと思い、このような手紙を差し上げました。
私たちは、これまで「自衛官-市民ホットライン」で直接自衛官の皆さんの声を聞いてきました。自衛官であることにほこりをもとうとする皆さんの真剣な問いかけに、私たちも必死に答えようとしてきました。
今も、多くの自衛官・家族の皆さんが、イラクの戦後復興に協力したい、しかし....と、複雑な、あるいは不安な思いで、いるのではないかと思います。
私たちが皆さんの代弁者になれるとは思いません。しかし、今だれかが、皆さんの声をしっかりと受け止め、日本社会、とりわけ政治家の方々に伝えることは必要なことだと思います。
最大の当事者である自衛官の意見が反映さらないまま有事法が作られ、今また、イラク新法が作られようとしている現状を見るにつけ、私たちはその思いを強くします。
アンケート用紙を同封いたしました。答えられる範囲で結構です。ぜひ皆さんのご意見をお聞かせください。
ブッシュ大統領の戦争終結宣言の後も、イラク全土で戦闘行為が続いています。恨みを買った米英両国の兵士の犠牲者も50人を超えてしまいました。(6月26日現在)。米英両国軍による占領を必ずしもイラクの人々は歓迎してはいません。体にも心にも傷を負ったイラクの人々の恨みは、そんな簡単には消えないのでしょう。現に戦闘状態が続く地域に自衛隊を派遣すれば、何が起こるかまったく予測が立ちません。私たちは自衛官に犠牲者が出ることを望みません。多くの自衛官が犠牲者を作ることも、けっして望みません。多くの自衛官・家族も同じようにお考えではないでしょうか。
だから、今、自衛官・家族の声がとても大切です。私たちは、その声を私たちが生きているこの社会に届ける、そのお手伝いをしたい、そう思っています。ぜひ皆さんの声をお聞かせください。
アンケート記入用紙(自衛官の皆さん、メールでの回答でも結構です。匿名でかまいません。よろしくお願いします。)
返信到着数 21通
回答用紙に記述があるもの12通
海 7通 陸 2通 不明 3通
男性 11 女性 1
20代:2 30代:5 40代:2 50代:1 不明:2
1)有事法制やイラク新法の論議で、自衛官の気持ちや現場の事情が考慮されていると思いますか?
@考慮されている 1通 8.3%
A十分に考慮されているとはいえない5通 41.6%
B全く考慮されていない 4通 33.3%
Cその他( ) 1通 8.3%
無回答 1通 8.3%
2)イラク新法は自衛隊が占領軍に加わるような内容になっています。あなたが自衛隊に入ったとき、外国を占領する軍隊に加わることを想像していましたか。
@予想していた 2通 16.6%
A予想していなかった6通 50.0%
Bその他( )2通 16.6%
無回答 2通 16.6%
3)あなたが自衛官になった目的は何ですか(複数回答可)
@日本国民の生命を守るため 6
A日本国家を守るため 4
Bアジアの平和を守るため 0
C日本やアジアだけではなく世界の平和をまもるため2
D米国と仲良くするため 0
E災害出動など非軍事面での活動2
Fその他( )1
無回答 2
4)あなたが自衛隊員として、大切だと思っていることはなんですか。(複数回答可)
@憲法九条を守ること 1
A非核三原則をまもること2
B専守防衛の原則を守ること2
C海外派兵をしないこと 0
D集団自衛権を行使しないこと 0
E米国との同盟関係を強めること 3
F国軍として認知されること 4
Gその他( )6
無回答 1
5)あなたが自衛官として、業務内容や処遇について悩んだとき、相談する場所はありますか。
@ある 8 81.6%
上官、 1 7.7%
同僚、 3 23.1%
家族、 3 23.1%
その他( ) 2 15.4%
Aない 1 7.7%
無回答 3 23.1%
その他ご意見を自由にお書きください。
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