「女性セブン」12月6日号の目次に「トットちゃんは教師に罵倒される学習障害児だっ
た!」とあるのは、この本の新刊案内みたいなもので、和○○樹のときと違って、
記事そのものが“問題”なわけではありません。
その黒柳徹子さんの新刊は、ここ2年ほどのあいだに雑誌に載せたものを1冊にまとめ
たもので、LDやADHDを語っているのは、P.92〜123 の3節です。
初出一覧によれば、1999年7月号と8月号の「小説新潮」でご自身のLDとADHDについて
語っておられたのですね。
「(前略)LDについて少しずつわかりかけてきたこのごろだったが、決定的な
のは今年になって NHKが放送した「変わった子と言わないで」という四夜連続
のテレビだった。それはLDの子どもについての番組だった。私はビデオにとっ
て、しっかりと見た。見終わったとき私は泣いていた。(後略)」
「私はこの退学になった理由を、子どもらしい好奇心の旺盛な元気な子どもだ
ったから、という率直な気持ちですべて本当のことを書いた。ところが、(中
略)『窓ぎわのトットちゃん』をLDの子を多く診ていらっしゃる専門家や研究
者から見れば、何もかもがLDに当てはまるということだった。こんなこと私は
思ってもいなかった。」
「(前略)私がテレビを見ていて最も「あらぁー」と思ったのは、LDの子の一
つの特徴として、自分がなぜ先生に叱られるのか、その理由がわからないとい
うのがあった。これなどは全くその通りで、(後略)」
「(前略)周りのみんなが理解し自信を持たせることにより、LDそのもののす
べては改善されなくても、基本的な能力があるから、まわりの援助で成長して
いくことができる。(後略)」
「私がテレビを見て涙したのは、テレビに映っているLDといわれている子ども
たちが、小さかったころの私のように見えたことだった。(後略)」
「(前略)みんなで、LDの子を理解して才能をのばすお手伝いを、しましょう。
年齢と共に成長するのですから、個性を生かして、活躍できるように。」
などなど、もっと引用し続けたいくらいです。あとはぜひ直接お読みください。
総ルビに近いくらい読みがなが振られていますから、お子さんといっしょに読めます。
(Black Ice)
『小さいときから考えてきたこと』
黒柳徹子著, 新潮社, 2001年, 四六判, 251頁,\1400, ISBN4-10-355004-X.
[ 目 次 ]
赤い松葉杖
黄色い花束
本を読むことについて
さようならセゾン劇場
アイボ・グレーちゃんと暮して
二〇〇〇年の初日の出
ベートーベンさんのおかげです
ドッグス・イヤー事件
私ってLDだったの?
お父さんから、お母さんを引く???
あなたは低能!!
リベリア報告
リベリアのシシャモ
サンタクロースさん
祖父のこと
グリーティング・カード
チューインガム
芝居の旅
オバタリアン
お説教
ほんとうの幸せとは?
私の母さん 私の兄ちゃん
アフガニスタン報告
|