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既にそば打ちを趣味としている親戚から、近いうちに公民館主催でそば打ち講習会があるが参加してみないかとの誘いがありました。 それは大晦日に自分の手で年越しそばを打ってみようとの趣旨の講習会でした。 もともと麺好きであり、そば打ちにも少し興味を持っていましたので二つ返事で申し込みをお願いしました。
そのようなわけで記念すべきそば打ち初体験は2000年11月15日に静岡市大里公民館で開催されたそば打ち講習会でした。 講師は藤枝、静岡に2店舗を構えておられる町塚氏。 蕎麦についての簡単な知識やそば打ち手順に関して
1時間ほどの説明の後いよいよそば打ち体験。 八兵衛の自家製粉そば粉350g、中力粉150g加水率50%で七割そばを打つことがこの日の目標。 最初に町塚氏がそば打ちの流れを一通り実演、その後私たちも実習開始。 木鉢に入ったそば粉に恐る恐る加水して教えられた通りそば粉をかぶせてから素早く撹拌。わきたつそばの香りに感動しながらせっせと水回し。 赤ちゃんのみみたぶの固さを目標に再び慎重な加水、結局は250CCの水を全てし使用しちょうど良い硬さになる。その後の菊練り、でっちりそして延ばしも町塚氏のきめの細かい指導で無事にクリアー、そして最後は包丁、汗をかきかき包丁とこま板を使いやっと少し太めで不ぞろいのそばが完成。 トレイ上にある自分のそばを眺めて感動。 食べることしか知らない私にとって大げさではありますが作ることの喜びをはじめて知ることになりました。
そして感動の試食。 自分で打ったそばを茹で一口食べたそのときのそばの美味しさは忘れられません。 少し太めの武骨なそばを汁にくぐらして口に運ぶとふわっとそばの香りが広がる、そして噛むとほのかな甘味が口の中に広がるそれは感動ものでした。そばってこんなに美味かったのか、大げさでなくいままで食べていたそばはいったい何なんだと思うほどのショックでした。 考えてみればいままでじっくりとそばの味を味わったことなどないのでは?いつも一気に食べることを粋と思ってしまっていたのだと反省させられたのです。 そして本当のそばの美味しさを発見できたのもこの瞬間ではなかったかと思います。
手打そば 八兵衛 |