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(10)昭和45(1970)年6月15日    光友紙(第七十九号)掲載

   
 ◎ 【 薬毒残存濃縮の恐怖 】 
     庭山 石松 著 (注1;故庭山十郎先生 の旧名です)


     
☆薬の進歩は病気の進歩

 抑々人間の生命と健康は自然尊重が原則であって、人体内には食物以
外は入れてはいけないのであって、味覚によって定められてあり、薬や
異物は胃腸が処理出来ず体内に残存してしまうのである。
 薬毒残存濃縮の現実によって、
薬はどんな微量でも有害である事を深
く認識する事が極めて大切なのである。

 永い年月病気は薬で治すものとの観念に支配されて来た人類は、どう
しても薬は悪いものであり、病気の原因が薬であるとは思われないので
ある。例え薬は毒であると思っても、病気の苦痛を取去る為に仕方なく
薬を用いて苦痛をとって来たのである。苦痛をとれば病気は治ったと思
っても、薬毒残存によって体内の毒は増加し、次の病気の苦痛を増大し
てゆくことに気付かなかったのである。だから薬を飲めば飲む程、病気
は次第々々に重くなってゆくのである。

 医学が進歩すればする程、病気が重くなってゆく現実は、何人も否定
する事は出来ないのである。医学が結核予防を熱心にやればやる程、結
核が増加してゆき薬を強くして病気を抑えつけようとしたり、乱用した
りする程、癌とか肝硬変その他薬剤性肝炎が増加してゆくのである。癌
は現代医学では治す方法はないにも拘らず、癌の予防と早期発見に力を
入れれば入れる程癌患者が増加してゆく事になるのである。ストレプト
マイシンがストマイ@@ぼ(注2;耳の不自由な人差別語のため伏せ字)
)を作るのも今では常識である。一時は救世主の如く医学界に君臨した
ペニシリンも、真菌症という解剖せねば判らないカビ病を作り出してし
まったのである。抗性物質が医学界で批判と検討の時代というのに、何
も知らない患者は言われたままに、思うままにどんどん薬を体内に入れ
て居るのである。全く空恐ろしい事である。若しペニシリンが禁止にな
ったとしたら、今迄飲んだ人の損害補償は一体誰がするのであろうか。
厚生省も医師もその能力も意思もないように思われる。患者は体内にカ
ビを生やしたまま泣寝入りとなるのは、終戦直後の日本国民の姿を思い
出せば想像に難からないであろう。苦情の持って行き処がないカビ患者
の悲痛は自業自得と言ってしまうにはあまりにも哀れというの外はない


 他の事ならどんな苦労も、やり直しも出来る。七転び八起きというこ
とも可能であるが、人間の生命だけは一度で終りであるだけに問題は深
刻である。
 治り難い結核性疾患時代から治し得ない癌性疾患時代へと推移しっつ
ある病症現況は医学の進歩がその根幹となって、薬毒、農薬、肥料、消
毒剤、食品添加剤がどんどん増加して来たのが原因となっているのであ
る。


 副作用がなけれはよい − 微量なら無害という薬毒物に対する医学
的考え方が、今日の薬剤禍に人類がおののかねばならなくなった根本思
想である。而もこの考え方は病気は天恵の浄化作用であるという真因を
見究める事が出来ず、病気を悪化作用と判断し、苦痛をとれば病気は解
決するものと錯覚し、苦痛を逃れる為には薬は毒であっても必要悪とし
て使用を継続して来たのである。ところが医学は薬毒残存濃縮の原理を
知らなかった為に十年二十年三十年と長年月の間に、或は寡用より乱用
へと進む内に遂に薬では治らない病気が続出し始めたのである。


 昭和四十二牢四月二日名古屋に於ける医学会総会で副作用を医原性疾
患と銘打って検討の対照とせねばならなくなった医学界の新課題は、来
るべき近き将来薬剤放棄論という議題に変更せねばならなくなるのは、
火を看るより明らかであって、既に時間の問題なのである。副作用とい
う事は、実は本作用であって症状を押えつける作用の方が副作用である
事に気付けばよいのである。薬を主にせず人体を主にして考えれば、直
ちに解る事である。


 病気とは人体内に入れられ集溜固結、蓄積濃縮された薬毒が、やがて
時期が来て自然良能力の発動によって溶解排泄される時の症状と苦痛で
あって、体内にある毒物の排除をする浄化作用なのである。集溜固結を
第一浄化作用と請い、溶解排除を第二浄化作用と請うのである。普通病
気といっているのは後者である。勿論親から受継いだ先天性毒素も同様
である。即ち薬が病気の原因であったのである。

 原因である薬をなくすれば病気がなくなるのである医原性疾患を解決
するには薬を止めればよいのである

 薬が病気を作っている!薬の種類が多くなると病気の数も多くなる 
− 薬が進歩すれば病気が進歩するき何という間違いであろう。

 新潟県下の死亡者の内脳疾患による死亡者は七〇%
で第一位を占めているのも、脳溢血を異常なまでに気にするからである
。血圧を下げる為に用いる薬が脳溢血をどんどん増加せしめて居る事に
気が付かない。薬はどんどん後頭部、延髄附近に集溜してゆくからであ
る。高血圧の原因は頸動脈の周囲に毒素集溜して動脈を圧する為、その
部分の血圧が上り腕の動脈にひびいて血圧計が上るだけであって、脳溢
血とは直接の関係はないのである。脳溢血の原因は後頭部延髄附近から
首筋にかけての集溜毒結が溶解するのであって急所が違っているのであ
る。血圧がどんなに高くても脳溢血にならない人もあれば、低血圧の人
でも脳溢血になるのは右の原因が違うからである。後頭部延髄から首筋
にかけての毒素を浄霊法で減少してしまえは脳溢血にはなってみようが
ないのである。高血圧にしても然りで頸部動脈周辺を数回浄霊すれば簡
単に血圧は正常になるのである。高血圧者は心臓が強く、低血圧者の方
が遙かに要注意者であるにも拘わらず、高血庄をわいわい取上げて神経
質になっている事がおかしいのである。遺伝性も勿論大きく影響してい
るが、医薬、農薬肥料等が追打ちをかけて脳溢血、神経痛、リユウマチ
心臓病等がクローズアップされて来たのである。




  
☆ 薬乱用の警告

 薬毒残存濃縮の恐怖は一部医学者や識者層には解りかけているのであ
る。
 新大医学部四教授の座談会で、次の様な談話があった。(新潟日報四
二・一一二一二)


 K教授「本来薬なんていらないと言っていい位なんですよ。 − 薬は
体の代謝迄すっかり変へてしまいますからね。正しい使い方は別ですが
乱用した事で病気も変り、薬では最早や治らない病気が現われて来たの
が現状です。こんな事をしていたら病理学の教科書を書き替えなくては
ならなくなる。極端な言い方ですがそんな事を言いたくなる位、全くひ
どいものです。薬で治そうなんて欲を出さないこと」

 T教授「兎に角薬さえ飲めば治るという感覚には困ったものです〜近
頃薬による肝障害「薬剤性肝炎」が多くなって居るんです。明らかに乱
用の結果としか思われません。その一つが経口避妊薬です。これはフィ
ンランドやアメリカなど外国ではかなりの床例が出ています。精神安定
剤も急性肝萎縮で死んだのがあり発売禁止になった例もあるし、抗性物
質でも肝障害が出ます」

 K教授「結核の薬にも肝障害の出るものがありますこうした薬は肝臓ば
かりではない、腎臓もやられます「肝腎かなめ」と言うぢやないですか
。更にステロイド(副腎皮質ホルモン剤)では骨髄迄やられます。これ
は恐いですよ。このステロイドが出た時にはいろんな症状がピタリと抑
えられたので一時は救世主の様に非常にもてはやされたものですが、そ
の後いろんな副作用があることが解ったのです。たしかに効果もあるが
害もある。将に両刃の剣です」

 K教授「こんな例がありました。或る母親が子供をクル病じやないかと
決め込んで薬局でビタミンD剤を買って何年も飲ませていた。それが元で
腎臓と肺に石灰の沈着が出来て死んでしまったのです。ビタミンD剤過剰
投与による障害の動物実験の結果と一致してじまったんです」

 T教授「兎に角人間の体には病気に対する抵抗力がある事を忘れては
いけません。例えば風邪を引いた人に医師が薬を使うのは患者の苦しみ
を放っておけないから使う。基本は安静です」
 K教授「風邪薬を飲んで仕事をする事自体がおかしいんです。且って森
鴎外が、患者を温存せよ、自然の療養あり。と言っている言葉などなか
なか当を得ています」

 S教授「安静が治療の根本だという事は、すべての病気に言える事です
 一 薬だけで生きれらない事を考えたらすぐ解る事なんですがね」
 I教授「市販の保健剤を買う位なら蛋白質の多い食物を買いなさいとい
いたいですね。バランスのとれた食事こそ綜合保健剤です」

 W教授「薬は人体のバランスを崩してしまう事さえある。医療では止む
を得ず薬を依っている事を正しく認識して欲しいものですね」


 右四教授の語るところは一々大いに心すべきと思うのである。薬剤依
存は近い将来壁に突き当り、薬剤放棄に転ずべき無数の事実を露呈し始
めているのである


 各種予防接種の悪作用もさる事乍ら、結核予防対策の切札たるレント
ゲン写真もその]線放射による障害は薬剤に優るとも劣らないものがあ
るのである。米国の某博士は「一回のレントゲン放射により二十日の寿
命が縮まる」と発表した事があったが、実は二十日如きものではないの
である。心臓と肺の機能を弱め、且つ肺部にある残存毒結(痰)の硬化
を強め排揆を抑止するのである。レントゲン技術者が放射線にやられて
ジリジリ死への行進を続けて行く]線障害禍は今日では知らぬ者ない常
識である。


 BCG問題にしても専門家の間でさえ賛否両論相対峠して国民に強制
出来ぬものであり、種痘にしても種痘法実施後、結核が急増した現実を
指摘した医学者の居た事や、結核予防法を作って結核の予防と治療に努
力すればする程結核は増加し、結核を戎程度抑えたと思うや癌時代から
其菌症問題迄も生み出しつつある現況を思うと、終戦前の軍閥に劣らぬ
医学封建思想の根強さに長大息の外はないのである。
 結核が薬で治るなら予防する必要はないのであって薬を止めて排疾し
ていれは完全に治るのである。

 排痰、排毒作用という素晴らしい浄化作用の真意が解れば病気を恐れ
るどころか、有難く且つ楽しくもなるのである。排毒されただけ健康は
増進し天寿を完うするに近づくからである。



   
☆  肥料農薬の害

 一切の病気の原因である薬剤と、阿賀野川有機水銀中毒の新潟水俣病
や神通川のイタイイタイ病の如き特例な毒物の他に、飲食品から人体内
に入ってくる異物による障書が又大変なものである。

 普通は病気をしなければ薬を用いないから毎日服薬する人は余程の薬
剤信仰の強い人でない限りそう多くはないだろうが、飲食品に至っては
毎里二度三度体内に入って来るのだから問題は大きい。

 米麦、野菜、果樹に用いる農薬肥料の人体に及ぼす弊害は、その味覚
を著しく低下しつつある味覚文明の退歩と共、にそろそろ識者に問題視
される時代になって来た事は喜しい事である。

 稲熱病の予防薬である水銀剤が昨年から禁止になり三年間で全廃にな
る事や、パラチオン剤(ホリドール)や二四が批判されつつある事は人
体に大きな障害となりつつある事が解って来た結果である。

 右のパラチオン剤(ホリドール)はDDTに替って登場した強力殺虫剤で
、第二次大戦でイギリスが開発した毒ガスであって、ネコイラズ同様の
リン剤で青酸カリに近い猛毒がある。ソ連でさえとうの昔に農業用には
禁止されている。このホリドールの毒性の五分の一しかない水銀剤が禁
止になったにも拘わらず慢性毒性が少ないという理由だけでその五倍の
猛毒を有するホリドールを禁止出来ないという農林行政と厚生管掌の手
緩るさと矛盾に義憤を感ずる人も少くないと思うのである。

 農薬を使用している農民の四十二%が中毒にかかっている事は見逃し得
ない事実であり、農薬病、農民痛が問題視され出したのも当然な事なの
である。農薬を使い始めてから二十年足らずでこの有様なのだから、も
う二十年も経ったら如何なる症状に進展するかと思うと慄然たるものが
あるのである。

 米国では牧草でさえDDTの様な弱毒性薬物も禁止されているのである。
勿論DDTが牛肉、牛乳、バターを通じて人体にどんどん入り込んで来るか
らである。最近では去る四月十二日ストレプトマイシン、ペニシリンに
対して牛を始め、動物の治療に使用を禁止する方針を定め、いずれ抗生
物質全般に及ぼすとの発表があった。牛豚鶏卵等から人体に薬毒の入る
影響を明確に把握した為である。

 去る四月九日の川参院予算委員会で園田厚生大臣は「食品添加物や農
薬、洗剤などの安全度は根本的に検討しなければならない。農薬、洗剤
は最近ふえている奇型児の原因になっているのではないかと思う」と発
言した事は関心の高まって来た事には違いないが、まだまだぬるま湯に
つかって居る様なもどかしさでいらいらする思いは私一人ではあるまい。


 抑々農作物の病虫専が発生するという事は肥料が原因なのであって金
肥人肥を止めない限り病虫害はなくならないのである。

 窒素、燐酸、カリの三大肥料は作物の食糧であるとの肥料迷信が病虫
害を発生し農薬を使用せざるを得なくなった根本原因であって、間遠っ
た原因が間違った結果を生むのは天地の律法であって、いよいよ益々肥
料、農薬によって健康と生命は追いつめられて行くのである。農作物と
雖も植物である。米麦野菜のみが三大肥料を必要とする理由は迷信以外
の何物でもない。自然はそんな事を教えていない。植物は一視同仁自然
に生育さるペきものである。増産の為には仕方がないとして毒物を撒布
する事は、生きる為には泥棒してもよいという考え方であって、泥棒し
なくても生きて行ける方法を実行すればよいのである。自然農法によっ
て種子と土から肥蕃、農薬寿が解消した味には素晴らしい増産が出来る
事を知ったなら、大自然の恩恵に驚嘆するであろう。


 肥料という毒物を土に入れて土を模して酸性土壌化し、弱土は弱物を
作って病虫害を発生する、そして農薬を撒布するーーー将に天に向って
唾をする姿で、この反自然の応報は農民だけにとどまらず国民全部が負
う事になるのである。脳溢血、リュウマチ、神経痛、心臓病が増加し、
果ては奇型児、癌にまで及び、農薬、肥料による影響は医薬と共に見逃
し得ない重大要素となって来てしまったのである。

 例のサリドマイド禍によるアザラシ児を始め相当数の奇型児問題が発
生している事は想像に難からないのである。寄型児にまでならない小児
が白血病、内臓ガン、脳腫瘍、骨肉腫等悪性腫瘍の症病に現われて来る
のである。最近テレビでここ数年来この種の病気による小児の死亡は事
故死に次いで第二位となり、益々増える傾向にあると報じていた。完く
以て恐ろしい事である。時々テレビで報ずる婦人科医師も妊娠したら風
邪を引いても薬を飲んではいけないと異口同音に呼びかけている。
 薬毒は恐ろしいものであるという認識を深める事が肝要である。




    
☆ 毒と共に在り(食品添加物)

 食品添加物がなかなか莫迦にならない。
 新潟日報昭和四十三年四月十二日の記事をそっくり借りてみよう。

 「或一日の食事を考えてみましよう。先ず朝食、ご飯に味噌汁、魚ミリ
ン干に沢庵だとします。すると味噌汁の味噌には変色防止の塩化アルミ
ニュウム、保存料のデヒトロ酢酸が入っています。味噌仕立てでなく醤
油のすまし汁だとすれば、その昔油には何と着色剤(赤色三号、黄色四
号、五号など)甘味料(サイクラミン酸ナトリウム、サッカリン、ズル
チンなど)保存料(パラオキン安息香酸など)食品製造用剤(塩酸、炭
酸ナトリウムなど四、五種類の添加物が加えられているのです。

 みりん干になるとズルチン等で甘味をつけ、トルエン系の酸化防止剤
を加え、発出しには繊維素グリコール酸ナトリウム。沢庵漬になるとサ
ッカリンの甘味、黄色の着色剤で毒々しい厚化粧というわけです。
 さて昼食。パンに牛乳、マーガリン、それにハムとすると、パンの小
麦粉には漂白剤の次亜硫酸ソーダなど、マーガリンには保存料、酸化防
止剤、着色剤。ハムにもやはり保存料、酸化防止剤、殺菌料、結着剤、
そして生のままと考えられている牛乳ですらヴィタミン入り、練乳、粉
乳の場合は第二リン酸ソーダが使われています。又間食にアイスクリー
ム。夕食にヤッコ豆腐を食べたとすれば安いアイスクリームは殆どアル
ギン酸ナトリウム、カゼイン等の糊料と人工甘味料で作ったもの。牛乳
やパターで作る本物のアイスクリームとは似ても似つかぬものですし、
豆腐の場合は硫酸カルシウムで固まらせ、シリコン樹脂で泡を消すとい
った具合。又グリーンピースに緑、ゴマに黒、切り昆布は緑という具合
に色を強調したり、蜜柑の皮に艶出しのワックスを塗ったり。

 こうして一日を考えてみると厚生省で許可したものだけでも無意識の
うちに七十種に近い添加物を食べていると主婦連では発表しています。


 ではこれ等の添加物は人体にどんな影響を与えるのでしようか。新大
薬理学教室の松田教授は一番困るのが色素剤、次に保存剤と酸化防止剤
だと言います。着色剤がいけないという理由は、色素が細胞にくっつい
てしまうからです。微量ではあっても毎日食べて居る間に蓄積され、そ
れが刺激になってガンを発生するという事が動物実験で明らかにされて
います。特に緑色と青色などが有害で緑色一号という着色剤はネズミに
連続投下注射と経口投与をしたところ何れも発生ガンを見られましたし
、赤色五号、オレンヂ一号、黄色一号等も肝臓障害、腎臓障害を起すこ
とが解っています次に保存料ですが腐敗は一種の酵素の働きが起きる訳
ですから、保存料はその働きを抑えるため添加されるのです。ですから
それを食べると肝心の人間の腸内の酵素の働きまで抑えてしまって消化
力を落してしまいます」


 右の外水道の水、清涼飲料、菓子類、野菜の染色消毒にも油断は出来
ない。且って毎日新聞に左の記事が載っていた。

 「癌を起す物質と分っているバターイエローがマーガリンに色付けさ
れ、同じ系統のサンセットイエローはジュースのオレンヂ色を誇ってい
る。又之も米国で発癌物質として問題になっているズルチンが砂糖代り
に公認され、色々なものに使われている。それからサッカリンとてもそ
の構造上から毒物と見られるのだが、一定量以下ならよいとして大手を
振って出廻っている

 色素以外にも恐るべきものが我々の回りに渦巻いている。例えばアメ
等を晒す晒粉であるが、これが白くして清潔をカムフラージュするため
に用いられる。これで極く僅かまぎれ込むかもしれない微生物は殺菌さ
れるだろうが、あの臭い塩素を毎日々々飲まされたのでは住民の健康は
どうなるのだろう。金魚だって水道の水では忽ち死ぬではないか。

 毒物まかり通る危険な色素や農薬をこのままのていたらくで為すペき
事を為さずに論議を重ねているのでは、原子力時代の真只中において日
本及び日本人は科学の敗者として滅び去るの外はないだろう」と。

 以上の外、化粧品、美容剤、石鹸から歯磨、煙草、酒類等の中にも殺
菌剤、消毒剤等の有書物の入っているものもあるだろうと想像されるし
、公害問題、自動車の排気ガス等々、我々の周囲には何とおびただしい
健康破壊文明の数々が張り巡らされている事だろう。




 医原性疾患、農業性疾患、食品処理性疾患、飲料性疾患、噂好品性疾
患、美容品性疾患、公害性疾患、交通性疾患、等々まさに現代人は槍衾
(やりぶすま)と刃の垣に取囲まれた如く薬毒オンパレードの渦巻の中
に而もその残存濃縮の恐怖を背負うて一体何処へいつまで歩き続けてゆ
くのであろうか。

 医薬、農薬、食品添加物等々の薬毒残存濃縮の事実が奇型児を生み、
不治の病を製造している現実は果して真の文明と言い得るであろうか。
 不幸を生む文明は魔悪の文明であって人類の文明ではないのである。
 現代は半文明半野蛮の時代でないと言い切れる人が居るだろうか。


 余すところ三十年で二十世紀を終ろうとしている人類は、この期間に
薬毒を追放する事が出来なければ満二十歳の成人式を了えて、二十一世
紀の輝やかしい真文明原子時代を迎える事が出来ないであろう。


                               庭  山  石  松


上記の論文は昭和45年、1970年の掲載文です。約三十年も経ているのに、未だに
この論文が古くさくもなく真実を伝えているということに気がつくでしょうか?

 著者 庭山先生は過去において、水銀農薬中止論を掲げていたのですが、当時の県衛生部長(後の県知事)
から呼び出しを受け「厳重注意」を受けた事があるそうです。
その「厳重注意」とは「農薬等に関して薬毒云々等のことを広めてはいけない・・」という様な趣旨だったと言うことです。
が、その後どうなったでしょうか?
現に水銀農薬は中止され、世界は環境ホルモンとかと名付けて人類存続の重大危機を大きな問題として取り上げる
様になりました。
そして、この論文掲載後三十年後のこんにち、現実はどう大きく変わったのでしょうか?
そして、吾々日本人は現在も未来も安全な環境に居るのでしょうか?

      三十年前の警鐘は人々の心に響いていたのでしょうか?   現実と較べてそんな不安は解消しているので
しょうか?

  その当時所属していた会の機関誌に投稿された論文をスキャンしたものです。
 誤字等は私の構成がお粗末のせいです。また読みやすい様に少々の
改行を加えてあります。

  注 「論文中の「浄霊法」については、当時の会に所属していた時点での
解釈になります。詳しい説明はここでは省略しましたので、ご理解ください。

要点は「薬毒の人体内への残存濃縮」を理解出来れば、人類にとって真の
健康と医療について大きく前進できるーーーという思いで掲載させて頂きました。

                             2002年1月19日
himaari
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