コルク

かずお式消費生活アドバイザー小論文対策

http://homepage3.nifty.com/himeneko/syoronbuntaisaku.htm
2005.7.18

【その16】 小論文は穴埋め問題?

ずばり言ってしまおう。かずおは小論文を「「穴埋め問題」と考えている。

もちろん文章を書くという行為が穴埋め問題そのものではないのはもちろんである。
でも、どんなプロの方にも「独自の筆風」とでもいうものがあると思う。
内容はもちろん千差万別であろうが、構成・接続詞・助詞・句読点・言い回し・文章の長さなど、その人なりの固定のものがあってもいいのではないかと考えている。いや、むしろ合否を決める試験であるからには、自分なりの書き方をある程度固定するのは、未知の問題に1時間で対処するのに当然必要な「技術(テクニック)」ではないかと思っている。

このページの【その7】で、かずお式論文簡易作成法なるものを提案している。好意的に受け取っていただき「合格した」という書き込みを何件かいただいている。でも、なかには「何をとんでもないことを言ってるんだ!」ってにがにがしく感じておられる方もいることだろう。文章を書くという行為は、けっこう「神聖なもの」というイメージがあるので、穴埋めして「はい小論文ができました」、なーんてことはとんでもないと思う方もおられるだろう。

かずおが思うのは、「主張することが大事なのであって、手段・方法は技術的な道具」と思っていることである。ある課題に対して、「自分なりの主張を決め、それを相手の方(採点官)に文章で訴えて、いかに感動させるか」、が重要と考えているのである。だから、そのために技術的な道具・方法を活用するのは、ある意味当然の事と考えている。

自分なりに小論文をひとつ作ってみて、そのできがいいなーと感じたら、その小論文のキーワードを空白(  )に変えて、小論文を「穴埋め論文」にしてみよう。「自分の小論文テンプレート」の出来上がりである。そうして、いろんな問題に対して柔軟に対処できるように「キーワード」の収集と整理である。
「小論文テンプレート」と「キーワード集」さえ準備できれば、そこそこ自信を持って2次試験に望めると思うよ。


【その15】 自己添削で完成度アップ

小論文の本試験で提出用の用紙は、B4縦置きの紙に、文字を横書きしていく原稿用紙である。
横が25文字であり縦が32行の800字の原稿用紙である。
普通こういう原稿用紙はあまり見かけないので注意である。
まずは、この原稿用紙を手に入れておかなければ「話にならない」のである。
この1行は25文字であることと、32行あるってことを鉛筆を使って手で実感しておかなくっちゃあ小論文の「全体のバランス」はうまく取れないと思う。

もしこの原稿用紙を持っていないなら、パソコンで作るか、手で作るといい。
鉛筆と定規を使って手書きで作っても、そんなに時間がかからずに作れるはずである。
原稿用紙だから、文字を書く行があって、次には添削をするための空白行があって、また次の文字を書く行があって、また次には添削をするための空白行があって・・・・・っていう繰り返しで原稿用紙になっている。
これを何枚かコピーして持っておけばいい。

さて、原稿用紙が用意できたらとにかく小論文を手で書こう。
そして、ここからが「添削」である。添削は、もちろん他の人にやってもらってもいいが、小論文を自分の身に付けるためには、まず自分自身でやろう。

おかしな言い回しの箇所を二重線で消そう。そしてその行の上の空白行にもっといい言い回しを書き込もう。
言葉が足りないなって思う箇所があったら(∨)のような記号を使って文字を書き加えよう。
文のつながりが悪ければ、「そのために」とか「さらに」とかの接続詞を書き加えてもいい。
書きたす場所は、行間でなくても用紙のどこを使ってもいい。
なんども読んでみて、小論文を少しずつ良くしていこう。
この作業を5回ほど繰り返して行うと、小論文はどんどん良くなっていくし、いつのまにか自分の書いた小論文を一字一句覚えてしまうことになる。

かずおは、実際の試験勉強中にそんなにたくさんを小論文を書いてはいない。
たしか、1年目(15本)と2年目(10本)を足して25本くらい書いただけである。
でも、その一度書いた小論文は、上記のようにして何度も読み返しては少しでもより良くなるように自分自身で添削を繰り返していた。それから時々は妻にも添削してもらっていた。

【かずおの2次試験直前の1週間くらいは、ほとんどこの作業ばかりであった!!】

当然小論文全体の構成(起承転結の行数)とかはほぼ固定していたし、各課題に対するキーワードもだいたい覚えてしまった状態で試験に臨んだわけである。

「一度書いた自分の小論文の完成度を上げる。」
なんとなく立ち止まっているように見えるし、他の人がたくさんの数の小論文を書いてるように思えてあせるかもしれない。いろんな課題でとにかくどんどんたくさん書いた方がいいように感じるかもしれない。
でも、とにかく1本でもいいから完成度の高い小論文を作り、それを一字一句覚えてしまう方が大事ではないかと信じている。

完成度の高い小論文をひとつ自分の身につけてしまえば、「よし、なんとかいけるぞ!」って気持ちになるものである。あとはくらしの豆知識とかで、いろんな話題のキーワードを覚えることである。
どんな課題が出てきても、とにかく「自分のパターン」だけは固定してなんとか書けるようになるはずである。

ところで、パソコンを使って小論文を作っている人は、読み直して前に書いた小論文の悪い箇所を自由に書きかえているかもしれない。でも、これは当初の「修正」であって、まだ「添削」とは言えないと思う。パソコンで作って、いろんな人の意見を聞いてだんだんいい小論文にしていくのはいいことと思う。そして、そこそこいい小論文ができたなら、めんどうでも一度手で紙に書き写しておくべきと考える。添削前の状態を残しつつ、手で鉛筆を使ってよりいい表現に書きかえていくことこそが「添削」である。
パソコンに書いたままで満足しておくのはなんか「危険」に感じる。

というわけで、直前の1週間は、それまでに書いた自分の小論文の「添削」を繰り返してみてはどうだろうか。

【その14】 結論までの一連の流れ

論文の流れには2つあると思う。
一つは、読んだ時の文章の流れ。読みやすさとか、つっかかりがないかとかの形の流れ。
もう一つは、テーマとしての流れとか意味の流れ。
両方とも大切と思うけど、今回はその後者について。

論文を仮に起承転結の4つに分けて考えるとしても、全体を通した「芯」となるものが必要と思う。
論文の結論として何を自分は訴えたいのかを書くことが絶対必要と思うけど、じゃあその結論に結びつけるための過程を起承転でしっかりと一連の流れをもって書かなくっちゃあいけないと思う。

これこれの世の中の状況があり、それにはこれこれの課題があり、その課題を解決する方法はこれこれであり、そうして結論として私はこう主張するとかこう行動すると言う風に、起承転結は結論に向かって意味のある整然とした必然性をわかりやすい一連の流れとして書いていかなくっちゃあいけないと思う。
つまり自分の主張を導き出すまでの理由を順を追って説明していかなくてはいけないと思う。
そうしてこそ、読む人に「ううむ、なるほど!」と納得させられるし、「すばらしい考えじゃん!」って感動を与えることができると思う。

論文を見せていただくと、「ああ、これは何か資料(本)を見ながら書いてるなー」って感じるものがある。
そういう論文は関連知識については詳しく書かれているが、いかんせんえてして「知識の羅列」になっていて、論文全体が意味のあるつながりになっていないように感じる。知識はいっぱいあるのに読む人に感動を与えていないように思う。

もちろん知識はいっぱいあるに越したことはないが、たった800字の論文を書くのにあれやこれや書いてるとすぐに字数が足りなくなってしまう。
論文の勉強を始める頃は、いろんな資料をひろげて書こうとすると思う。資料の中の文章を写したりするかもしれない。でも、文章をよそから借りてくると脈絡のない流れのない文章の寄せ集めみたいな論文になってしまうのではないだろうか。
むしろキーワードだけをひろい集めたら、思いきって資料(本)は閉じちゃって書いた方がいいのではないだろうか。キーワードだけで自分の文章を作ってみよう。自分の主張を順序だてて組み立ててみよう。

もしかしたら論文を書くには、結論を先に考えた方がいいのかもしれない。そしたら結論を書くための過程を順に考えざるをえないと思うから。課題に対して自分なりの主張がはっきりしてこそ、論文全体の一連の流れをどうするかという構想が立てられると思う。


さあ、君は試験官に感動を与えることができるかな?

【その13】 手で書こう。声に出して読もう。

■下書きは、パソコンでもいい。
でも、ちゃんと手で書いて800字という文字量の感覚と60分間という時間の感覚を必ず体で覚えることが必要と考える。60分間という時間は思った以上に短い。60分間で問題を選んで構想を立てて手書きの論文を完成させる力を付けておかなければいくらパソコンでいい論文を作ることができてもだめ。かずおはすべて手書きで練習した。だから内容はともかく800字と60分間の感覚はだいたいわかったうえで試験に臨んだつもりである。

また、実際の試験では試験で初めて問題文を見るところから始まるのであるが、家で論文を書く時はたいがいすでに問題を選んでから始めると思う。実際の試験で問題を読んで選ぶのに5分間必要と考えるなら、家で論文を書く時にはその5分間を差し引いて練習した方がいいかもしれない。つまり、書こうと思う問題が決まっているなら、55分間で論文を作成するのが実際に近い時間配分となると思う。

さてもう一度言っとこう。「論文の練習は原稿用紙に向かってシャープペンと消しゴムを準備して、自分の手でしっかりと書いていかなくっちゃあ身につかない。」かずおはそう考えている。
ちなみに試験の時の原稿用紙はB4の大きさで、横書きの横25字・縦32行の構成である。

■論文を書き終わったら、声に出して読もう。家でなら大きな声を出して読んでみよう。論文の流れの良し悪しがよくわかるはずである。流れをよくしよう。流れをよくするためには、「そこで」とか「しかし」とか「したがって」とか「特に」とか「そのために」とか「次に」とか「2番目は」とか「または」とか「さらに」とかの言葉をうまく使おう。幸い日本語にはこのような接続詞がたくさんあるので文と文の間にうまく入れることで流れをよくすることができるはずである。
ここで注意することは、「しかし・・・・。しかし・・・・。」という風に同じ接続詞を続けて使うと「読みにくくなる」ということである。接続詞だらけになってもちょっとくどいかもしれない。かずおとしては起承転結の最初に効果的に使うのがいいのではないかと考えている。例えば、かずおは「承」の始めには「このため」、「転」の始めには「そこで」、「結」の始めには「特に」とかを使うことが多い。

実際の試験会場では声に出して読めないから、声を出さずに読もう。練習の時の感覚で流れがよくなるように論文を仕上げよう。

【その12】 みなさんの小論文を見て・・・

●全体に後半の解決策と結論が弱い方が多い。

特徴なり問題点なりは、世の中の資料を読めばどこかに書いているから、
字数をたくさんとってえんえんと書くのはNGだと思う。
知ってることが出題されると、知ってることをいっぱい書きたくなると思うけど、そんなどこかに書いてあるような知識を採点官は読みたいわけじゃあない。

★「あなた自身の意見・主張を読みたいのである!!!」

だから、小論文の起承転結のうち、起承にあたる前半はできる限りコンパクトに(少なめに)まとめて、後半の解決策と主張に字数を多く取るようにしたい。
いくら小論文の前半がよく書かれていても、最後の主張が弱ければ、まず「また来年ーー」になってしまう。

段落をかえて、自分なりの解決策をしっかりと書こう。
最後の結論も段落をかえて強い意見・主張を書こう。
解決策と意見がしっかり書かれてあれば、前半は少々弱くても全体としては
ひきしまった論文に見える。

●それから全体の流れを良くしよう。自分で書いたものを大きな声を出して読んでみよう。
文と文の間でつっかかるのはNGである。
流れるように最後まで文が読めるように書こう。

投稿されている小論文の中で、これは上手ってのがあれば、それと自分の小論文とを並べて比較してみよう。できの良し悪しは並べてみるとすぐにわかる。読みやすいかどうかは小学生でもわかる。
上手な小論文の構成をまねさせていただこう。
ただし、文章をそのまままねするのは絶対だめ。ひきょうだ。
構成をまねさせていただいて、文章は自分自身の言葉で作ろう。

自分の書いた小論文は、必ず人に見てもらおう。
夫か妻か親か子供か友人か掲示板(談話室)か・・・誰でもいい、とにかく自分の書いたものを人に見てもらおう。有資格者である必要なんてぜんぜんない。むしろなにも消費生活アドバイザーなんて知らない人に読んでもらった方がいいかもしれない。小学生の方がすなおに読みやすいかどうかを的確に判断できるかもしれない。

意見を言ってもらおう。講評をしてもらおう。「読みにくいー」とか「何が言いたいかわっからーん」とか言われたらぜったいダメ。
「読みやすくて、わかりやすーい」って言われるまで書き直してみよう。

●さて、小論文というからには、難しい言葉を使って、論理的な文章構成にして、かっこいいものを・・・・・なーんて考えてる人がいるかもしれない。
とーんでもない!!
そういう「難しい論文」は、権威が好きな「学者さん」や「役人さん」とかにまかせておけばいい。

やさしい言葉で、わかりやすく、自分の意見をすなおに書けばいいだけである。
ふだん使っていない「よそ行きの言葉」をいきなり書けといってもできるわけがない。
「普段の言葉」で書こうよ。それでいいはずだよ。


結論は、「やさしい言葉で、わかりやすく、でも主張は明確に書こう!!」


【その11】 題意に合わせた小論文

設問をよく読んで、設問に対して「すなお」に答えると読みやすくなると思う。

「・・・の現状と課題と課題解決について述べよ。」って問題だったら、

「・・・・・現状では・・・・・であり、・・・・・という課題がある。
この課題を解決するためには・・・」
って言う風に「現状」という言葉と「課題」という言葉と「課題解決」って言葉を
使ってしまえば、設問に「すなおに」答えたことになるはず。

「背景と特徴と3者の取組みを述べよ」だったら、

「・・・という背景で施行された、その特徴は・・・・・である。
しかし、・・・であるので・・・・・3者の取組みが必要である。
まず、消費者は・・・・・、そして行政は・・・・・、さらに企業は・・・・・という取組みが必要と考える。」
って感じで「背景」という言葉と「特徴」という言葉と「3者の取組み」を使ってしまって書けばいいのである。

設問に合わせて答えを書くって簡単そうなんだけど、意外とはずしちゃうもんだよ。
設問に対して「すなお」に答えた方が簡単だし、的確なものになると思うよ。

まあ、もちろん無理に設問の言葉をそのまま使う必要はないんだけど・・・・

結論は、「聞かれてることにすなおに答えよう」

【その10】 「かずお式」小論文7大注意点

●「落ちました」という方々から、小論文をいただいている。
で、それらを見せていただいていると、一民間人で素人の「かずお」でも「なぜ、落ちたか」がなんとなくわかる。
自分で一から作るのはたいへんだけど、「講評」はけっこう誰でもできるもの。
というわけで、「合格論文」も見るべきだけど、「不合格論文」も申し訳ないけど誰かに見せていただくべきだね。というわけで、「こりゃあ、あかんでー」ってとこを書いてみる。
(ただし、あくまで「かずお式」なので、もっと別の意見も当然あると思うけど...)

(1)配分は、起承転結、うまくやれ。

採点官がいちばん読みたいのは、起承転結の「転」と「結」だと思う。
「起」+「承」をたくさん書いてもだめ、「転」+「結」に字数を多めに書くべきなのである。

承は「現状の特徴や課題」なので、知ってることをぜんぶ書いちゃえって感じでいーっぱい字数を使ってるのがあった。そうすると、肝心の解決策の「転」とか主張の「結」に字数がとれず、見劣りしてしまう。
原稿用紙は、25字×32行であるが、起と承で少なくとも半分の16行未満にしないとみばえが悪い。
まあ、13から15行くらいまでで承が終わったほうがいいと思う。
比率で言うと「起」「承」「転」「結」は、「1」対「3」対「4」対「2」くらいかな?

(2)書くことは、流れを決めて読みやすく。

かずおが勧めているのは、起承転結。それぞれ、書く内容を固定してはどうか。そうでないと、言いたいことがあっち行ったりこっち行ったりしてしまう。あくまで「かずお式」だけど次のようにしてはどうか。

「起」は、背景に徹する。
「承」は、現状の「特徴」とか、現状の「課題」とかを書く。
「転」で、論題の聞いている「解決策」を書く。
「結」で、さらにこれだけはという、「独自の主張」を力強く書く。

承で課題と解決策をごっちゃにしちゃいがちであるが、これだと「わけわからん状態」になってしまう。課題提起に徹すべき。

(3)自分なら、何が読みたい採点官。

例えば、「**の特徴と解決策を述べよ。」とあったら、採点官が読みたいのは、「特徴」ではない!
「解決策」を読みたいのである!!!
特徴は、いろんな資料にいっぱい載ってるから、知ってるだけ書きたくなる気持ちはわかる。
でも、でも採点官に一番訴えるべきは、自分の意見である「解決策」の方である。
特徴を5つ知ってたとしても、字数を考え「ぐぐぅー」っと我慢して特徴は3つくらいにおさえるべき。
「特徴」よりも「解決策」の方に、字数をたくさん割り当てて、「論文の山」とすべき。

(4)「転」のなか、解決策は誰がやる?

誰がやるべき解決策なのか、はっきりわかるように書くべき。
行政のやることか、企業のやることか、消費者のやることか、アドバイザーのやることか。
行政のことと消費者のこととがごっちゃになってたりすると、これも「わけわからん状態」になる。
設問をよく読んで誰がやるべき解決案なのかをよく考えて書くべき。
もし、行政と消費者のやるべきことの両方を書くなら、「行政は、***をすべきと考える。」「消費者は、***をすべきと考える。」という風にきっちりと分けて書くべき。

(5)分けようぜ、起承転結きっちりと!

どこまで「起」でどこから「承」なのか「転」なのかわからないと、読みにくいし意味不明になっちゃう。
「承」と「転」と「結」の始めは、行をあらためるべし!! そして、起承転結の始まる行の最初の1文字は空白にすべし!!
そうすると、まとまった4つの段落ができ、読みやすく課題と主張がはっきり見えてくる。

(6)書き言葉、述語のないのは文じゃない!

話し言葉では、主語だけで述語がないことはよくある。例えば「おーい、お茶!」
でも、書き言葉では、ぜったいダメ!! 
例えば、「消費者が振り込んでも届かないというトラブル。」
トラブルがいいのか、悪いのか、多いのか、少ないのか、なくしたいのか.....??
前後の文脈から判断してもらえるなんて思ったらおおまちがい!!
句点「。」で区切るひとつの文の中には、必ず「主語」と「述語」が必要!!

(7)書いたけど、「結」が弱けりゃ「また来年!」

起承転結の内、起承転までは、ちょっと劣っても「結」さえ「ばつぐん」なら、かなり読める論文に見える。
逆に起承転までいくらすばらしくても、「結」が弱いと論文全体がかすんじゃう。
「こじつけ」でも「うそ」でもなーんでもいい。自分の独自の主張がないとだめ!!
「消費者は賢い目が必要」とか「あやしい取引はしない」とか「情報を見極めて慎重に利用する」とかじゃあ、一般的すぎるんだぜい。

うーん、例えば、「消費センターなどで情報収集に励み、PTAや自治会組織などの地域社会で情報発信していきたい」、「あやしい取引に出会ったら、消費センターなどに情報提供すると共に、質問状などを送って牽制する」とか、「情報を見極め、良いと思う情報は地域社会や行政やインターネットなどで広く知らせる努力をしたい」とか.....

【その9】 小論文のための資料、結論のこと

●小論文を書くのに、いろんな資料を探しまくっているようなことを書いたメールをいただいた。
「くらしの豆知識」の見開き2ページの内容だけで「そこそこ」の小論文をひとつ書くことができる(...と思う)。私の小論文の「資料」は、ほとんど「くらしの豆知識」だけである。

例えば、「くらしの豆知識2001」を使って、消費者契約法の小論文を書こうと思ったら、12ページと13ページの内容を、要領よくまとめればいいだけである。現に私の書いたものはそうして作ったのである。
同じように、
・介護サービス契約で注意すべき点は、40〜41ページ
・クリーニングトラブルなら、168〜169ページ、必要なら170ページの一部
・家電リサイクル法での事業者と消費者の役割なら、264〜265ページ

もちろん最上級の「絶対合格できる小論文」という保証はないのであるが、「そこそこ勝負できる小論文」にはなると思う。

さて、こうやって「くらしの豆知識」から「キーワード」をひろってきて、「もうひと押し」する方法がある。結論に「独自の(できれば具体的な)主張」をかくこと。これができれば「そこそこの小論文」からもう少し進んで「かなりばっちりの小論文」ができると考える。

●「行政の課題について述べなさい」って設問に対して、「消費者」や「事業者」の課題(とか対応とか)を述べるべきかって質問(掲示板2000.11.23)

「かずお」の考え。
少なくとも「消費者」の課題なり対応なりは書くべきと考える!!

「行政はこうすべきだー」って書いてもなんか評論家の意見みたいだよね。
行政はこうすべき。そのためには、「消費者」はこうやって協力すべき、とか、「消費者」の取り組みをみんなで進めることが、行政にさらなる消費者保護への政策へ向かわせることができる。とか言う風に、行政の課題と消費者のやるべきことを関連付けて書くと「独自の強い意見」になると思うんだけど。どうだろうか?


【その8】 箇条書きでもいいのか?

次のような質問をいただいた。
■小論文講座で返信されてきた論文には、かならず、箇条書きはやめましょう。とか、箇条書きはバツです。とか、減点の対象となります。とか書かれていて、文章でつなげていくようにといわれる。でも、やはり箇条書きにするのが一番わかりやすいと思う。
どう思うか?

どうも、通信講座では「箇条書きはだめ」って指導されているようである。以前他の人からも指摘があった。

で、まず事実から。
1.会社の先輩アドバイザー何人かに試験の時にどう書いたかを聞いてみた。予想通り、聞いた人は、全員箇条書きで書いていた!
「かずお」も箇条書きで書いて資格証をいただいた。

次に私の意見。

2.通信講座で言う以上は何らかの根拠があるのかもしれない。でも、上記の事実があるので、「かずお」としては「箇条書きでOK」ではないかと考える。

3.実際の学術論文でも、適所に箇条書きを用いている。
将来、クレーム等の消費者相談業務でお客様に文書を書く場合があったとしても、調査経過・原因・対策等の大事なことは箇条書きで「まとめた」方が、お客様にとって読みやすく理解しやすいと考える。

4.小論文での箇条書きのメリットとして、
@自分の書く小論文のパターンを決められる。
A整理された、書きやすく・読みやすいものになりやすい。
B試験の時の訂正がしやすくなる。

5.それでも気になる人は、練習の時、まず箇条書きで下書きを書いておいて、次に1. 2.とかの数字を取り除いて文をつなげていけばいい。「および」とか「または」とか「さらに」とかの言葉を使うことで簡単に「箇条書きでない小論文」ができる。

6.「かずお」の結論
箇条書きかどうかよりも、@設問の答えがあるか、A全体がまとまっていて読みやすいか、B自分の意見が明確に書かれているか、の3点の方がはるかに(!)大事だと考える。

【その7】 かずお式論文簡易作成法

さて、小論文の作成方法として「かずお式」を提案する。つまり、次のパターンの(  )の中に「キーワード」およびそれを使った文を入れていくのである。問題によってもう少しアレンジは必要だろうけど、「どうしても小論文が書けないーー」って人はこれでやってみてはどうかな?

■パターンA

 我が国では、(  )や(   )と共に種々の(   )が市場に供給されて生活が豊かになった反面、消費者が(  )に際して(   )のためさまざまなトラブルに巻き込まれることが増えている。
 トラブルとしては、(      )や、(       )等の事例があるが、これには(    )というのが原因のひとつとなっている。
 そこで、(    )において消費者の不利益を是正し消費者の利益を守る目的で(   )がある。
この(   )の特徴は、次のような点にある。
1.(       )が消費者に(       )した時、消費者は(        )ということができる。
2.事業者が(        )を(          )した時には消費者は(          )ができる。
3.(        )や、消費者の利益を害するような(        )は、(       )のため(      )となる。
 以上のように(     )は、消費者を保護して、事業者との(  )を
是正するものであるが、あくまで(    )であるので(    )の時、消費者は(   )となる可能性がある。これを防ぐためにも(    )は、(    )に際して次のような(    )が必要である。
1.
2.
3.
 いずれにしても、(      )は消費者にとって有力な(       )であるが、消費者としてはそれだけに(        )ことなく、(         )ように(     )や(      )を見極める賢い目を持つことが必要と考える。

■パターンB

近年(  )と(  )の急激な進歩により(  )が急速に普及している。(  )は、(  )にして、各種の(  )ができることや、(  )ができるなど消費生活上の利便性が高い。
しかしながら、(  )では、(  )であることから、さまざまなトラブルが発生している。例えば、@(      )、A(      )、B(       )、C(     )、などがあり、トラブルを防ぐための早急な取組みが必要である。
これらのトラブルに遭わないよう注意すべき点としては次のような(  )が(  )である。
1.
2.
3.
行政としては、業者への(     )や(     )などの取組みが必要であるが、消費者としても、(      )の(     )もよく理解して(     )することが重要である。また可能ならば、消費者が(     )などを(     )することで、他の消費者への(      )となり、さらに行政や業者に改善の取組みを促す効果があると考える。

■パターンC

最近の(     )の進歩はめざましく、日本では(      )であり、それが(      )と相まって、着実に(      )となりつつつつある。
そこにはさまざまな問題が生じてくるが、(       )の面からは次のような問題点が考えられる。
@(           )。A(             )。B(              )。
 これらを解決するためには企業による(      )や行政による(     )も必要だが、消費者としても(      )だけでなく、(      )に関する正しい知識をもって(        )をすべきである。
 (            )に関しては、具体的に次のようなことが重要となってくる。
@(     )・・(     )では(     )であるので、(      )が重要である。
A(     )・・(     )の場合、(       )が重要である。
B(     )・・(     )ことから、なるべく(     )とすべきである。
C(     )・・(     )は、(     )だけでなく(     )につながると思う。
 このように、(     )を(     )際には、消費者が(     )に関する知識や情報をもち(  )して納得できる選択を行うことが重要である。
 (     )は(     )のものにも(     )の影響を与える。そこで(     )は、よりよいものを選択できる賢い目を養うことが重要であり、さらにそれが企業努力へもつながると思う。

【その6】 視野の広さと絞りこみ、自分の意見

よく「視野を広く、でもテーマは絞りこんで。」とか言うアドバイスがあるよねえ。「なんじゃ、そりゃ?」って感じのアドバイスだよねえ。「どーすりゃあいいんだ?」って思っちゃう。それから、「自分の言葉で自分の意見を書きなさい」ともいうのもあるかなあ。でも、800字も自分の意見ばっかり書けないよ。

たしかに、ある程度の視野の広さがある「ふり」は必要と思う。最初から最後まで、せまーい分野のことだけで終わると、なんか物足りなさを感じるだろう。論文ともちょっと言いにくいだろう。でも、最初から最後までひろーいことばっかり書いたんじゃ、インパクトがない一般論に終わっちゃうだろう。

で、「かずお」の考え方を書くと、起承転結の起は少なくともこれから書こうと思うテーマについての広い視野の背景が必要と思う。で、承でその中からじわっと問題を抽出することでテーマを絞りこんではどうかと思う。で、さらに転での問題解決の説明で、いろんな角度から見てるぞーって、いかにも視野が広いと思わせるように書けないだろうか。

で、結だけは、一所懸命考えて、自分の言葉で自分の考え方(主張)を書いて華麗に締めくくるってのはどうだろうか。

それから、最初から最後まで「自分の言葉」で「自分の意見」を書きまくるってのは、かなり厳しいように感じる。起承転までは、どこかの本に書かれてるような言葉で誰かが書いてるようなものになってもしかたないんじゃあないかと思う。そのかわり、結には、絶対にひとつ「自分の主張」を入れないとダメじゃあないかと思う。

どうだろうか?

【その5】 時間配分

試験時間は、小論文1つで1時間である。つまり、まず小論文1つを1時間で書いて提出して、休憩(15分だったかなあ)の後、もうひとつの小論文を1時間で書いて提出する。

試験の始まる前に、問題用紙と原稿用紙が配られる。問題用紙は、A3のふたつ折りになっていて、開くと左側に問題がずらっと並んでいて、右側が白紙になっている。左側の問題は、例えば1時限目だと1から6まで並んでいて、その内のどれかを1つ選んで小論文を作るのである。同様に2時限目だと問題7から11まで並んでいて、その内のどれか1つを選んで小論文を作るのである。
右側の白紙部分は何に使ってもいいから、ここで【その4】で書いた作業を行なう。つまり、白紙部分を起承転結の4つの部分に分けて、キーワードを書いていって文章の骨組みを作るのである。

さて、時間配分であるが、1時間を4つに分けて考えたいと思う。
1.問題読み、問題選び(5分)
2.構想(10〜15分)
3.実際の小論文書き(30〜35分)
4.見直し、修正(5〜10分)

ちなみに「かずお」の実際の時間配分は、3〜5、10、35、10くらいだったと思う。ちょっと構想が短すぎたように思う。

まず、最初の問題読みと問題選びはちゃんとやるべきである。だいたい、この分野(消費者問題とか住生活とか)を書こうとか決めて行くとは思うけど、意外と準備していった問題に近いのが「行政」とかの他の分野で出たりする。問題で「なにを」結論としてきいているのかもよく読んで問題選びをすべきである。途中で「ああ、やっぱりこっちの問題を選べばよかったー」なんて思っても、書き直すのは無理である。

2番目は構想である。右側の白紙部分にキーワードをどんどん入れていき、どのキーワードをどうつないで文にするかを考えていく。まあ、原稿用紙に書く前のメモ作りみたいな時間だね。詳しければ詳しいほど、後の小論文書きに助かるんだけど、時間が限られているから、そんなに詳しい文章は書けない。これは、うまく書けないので、なんどかやってみて「慣れる」しかないのではないかと思う。

3番目は、いよいよ原稿用紙に小論文を実際に書いていく。さっきのメモを見ながら、丁寧に言葉をつないでいく。当然途中でいろいろ悩むと思うけど、さっきの構想にしたがって(構想を信じて)、いっきに書き上げるのがいいのではないかと思う。けっこうペンを進めるのは「勢い」じゃあないかと思うのである。そのためにも「構想(メモ書き)」は大事だよ。

4番目は見直しと修正である。深呼吸でもして、採点官になったつもりで、今書いた小論文を見直そう。文と文、章と章のつながりは自然か。問題に対する答えはあるか。自分の主張がちゃんと書かれているか。全体の流れはいいか。さて、修正であるが、大幅な修正は、はっきり言って無理である。途中に1行入れようなんてまずダメ。行の長さが変わらない程度に言葉や句読点や接続詞を変えられるくらいである。残り時間を考えて、修正可能と思ったら思い切って修正しよう。でも、時間が足りないと思ったら修正はあきらめよう。小論文が未完成の場合は、採点されない(らしい)ということなので、修正途中で未完成のまま時間がきてしまったらたいへんである。

なんども言うけど、大幅な書き換えは無理だからこそ、「構想」が大事なんだよね。問題が配られて、自分が練習したのによく似ている問題がでたら、「覚えているうちにどんどん書いちゃえ!」って気持ちになるかもしれない。問題が配られると、回りからすぐに鉛筆の「さらさら」って音が聞こえ初めて、あせってくると思う。でも、そこを「ぐぐーーっー!」とがまんしよう。しっかり問題を読んで、しっかり構想をたてることに専念しよう。結局はその方が早道になるはず。すぐ書き始めた人は、構想ができていないので途中でとまどうはずと思おう。途中でとまどって、消しゴムで消しまくってたら、1時間なんてあっというまに過ぎちゃう。ここは、がまんがまん。

ちなみに、原稿用紙に(たしか)受験番号を書き、原稿用紙には、受験番号と氏名と選んだ問題の番号を書いて、どちらも最後に提出しなくっちゃあいけない。当然だけど忘れないように試験の一番最初に書いておこう。忘れたら「また来年」になっちゃうよ!

その5の結論は、「あせるなー、構想をしっかりたてろーー!」

【その4】 小論文作成の実際

さて、小論文の作成の仕方をもう少し。
まず、B4の紙を用意して縦に置く。
全体を4分割しよう。そう4分割したそれぞれの枠が「起」「承」「転」「結」を書く部分にあたる。

私の「起」の書き出しはいつもだいたい同じである。
「近年、我が国では( )の進歩により( )の進展が著しい。」
「この( )の進展により、人々の生活は( )になった。

次の「承」では、だいたい問題提起じゃあないかな。
「しかし、一方で( )の( )という問題も生じている。
「例えば、( )とか( )とか( )とか...
...のため( )による早急な取り組みが必要である。」

さらに、「転」では、だいたい解決策を具体的に書くのではないだろうか。
「この課題に対しての解決策は...
1......
2......
3......」

そして、「結」では、自分の主張を書いて締めくくる。
「いずれにしても、( )は、( )であるので...とすることがが重要と考える。」「特に( )は( )であるので、( )に対し( )を...すべきである。」

さて、キーワードをこの起承転結の4つの枠に置いていくのであるが、それぞれの枠で書くべきことを意識しながら、それぞれの枠に置いていこう。
高齢化とか、サービスの増加とか、少子化とかの最近の現象を表わすキーワードは、「起」だよね。
具体的な問題となるようなキーワードは、「承」だよね。
問題解決の手段を表わすようなキーワードは、「転」だよね。

「転」では、解決策を重要と思う順番に書いていこう。

「結」では、これだけはいいたい!って言葉をいれよう。
私の感覚なんだけど、これだけは言いたいっていっても、「行政」とか「企業」なんかが「こうやれよ」「こうすべき」ってだけじゃあ結論として弱いんじゃないかと思う。行政にはこうやって欲しいけど、そのためには「私はこうやって応援する」とか「私はこうやって行動する」とか「私はこうやって活動する」とかが必要と「かずお」は考える。「私は」で難しかったら、「私達消費者は」でもいいかもしれない。

とにかく、自分の主張だけなら別に消費生活アドバイザーでなくたってできるんだから。自分なら、そのためにどう動くかがを「結」に入れるのが重要じゃあないかと思う。

で、それぞれの枠に入れたキーワードを強引につないで文にしていこう。できた文の途中に適当な装飾語を入れて文らしくしよう。文が長すぎると思ったら、思い切って2つの文章に分割しよう。1つの文が長すぎると、すごく読みにくいし、言いたいことがぼけてしまう。たぶん、どれが主語でどれが述語だかわからなくなるだろうね。ひとつの文は2〜3行くらいが読みやすいかな。5行以上だと長く感じるだろうね。まあ、上手に書けば長くてもいいかもしれないけど、「かずお」はすすめない。

その4の結論は、「起承転結に応じてキーワードを選べ。」

【その3】 論文の準備

とにかく、「これなら合格できそう」って小論文をひとつ作らなければならない。そうでないと話は始まらない。問題はなんでもいい。とにかく「十分合格できると思われるくらいのレベル」で「自分にとって作りやすそうな書き方」の小論文をひとつ用意してしまい、その後に、その小論文の書き方で違う問題の小論文を量産していこうというのが私の考える作戦である。

というのは、小論文をいくつも書いて練習するわけなんだけど、合格しそうもない低レベルの小論文をいくつ書いてもしょうがない。実は私は受験1年目にこのミスをおかしてしまった。初めて小論文を書いた時、けっこう筆がさらさらと進んでちょうど1時間くらいで800字がうまっちゃったものだから、「楽勝じゃーん!」って思ってしまった。で、人に見せることもなく、「低レベルの小論文」を何回も書いて「満足」していた。いや「慢心」していた、かな?

ここでは、次の順に話を進めよう。

・小論文のひな形作り
・他の人の評価
・小論文の修正(やま論文の完成)

さて、第2回で書いたように、やまをはった問題のキーワードを集めてから、いよいよ小論文の作成にとりかかろう。
私の勧める小論文の構成は「起承転結」の4段構成である。で、小論文の原稿用紙はB4の大きさで縦置き、横25字縦32行である。この32行を4分割(4等分じゃあないよ)して「起承転結」のそれぞれに当てはめていこうと考える。

「起」では、小論文の問題の背景を書こう。出だしというのは、けっこう書きにくい。だから、誰かが書いた上手なのをまねしてもいい。「起」は、2行から3行くらいかな?
「承」では、現状と課題を書こう。10行から12行くらいかな?
「転」では、具体的な解決方法を書こう。15行から18行くらいかな?
「結」では、自分の主張を書こう。3行から5行くらいかな?

私は、「承」と「転」を箇条書で書いた。それがいいのか悪いのかはわからないが、課題と解決方法をまとめやすかったのと、自分で読んでも読みやすいと感じたからである。また、それぞれの項目の修正も楽である。例えば、「転」を箇条書じゃないで書くと、試験の時、書いて見直して、修正したいと思ってもまず不可能である。その点、箇条書ならば、書き直したいと思った項目だけを消しゴムで消して、行数が変わらない様に書き直せばいい。

質問が「行政・企業・消費者のそれぞれの立場で述べよ」とかになっていたら、箇条書じゃあないと書きにくいと思うよ。私の考えでは、箇条書の項目の数は、3ないし4必要と考える。2つだったら、ちょっと少なくて見劣りがする。5つ以上だったら、1つの項目に字数がとれなくて説明が十分できなくなる。まあ、「承」では3つくらい、「転」では4つくらいの項目がバランスよさそうに思えるのだが。

「起」と「承」と「転」と「結」とは、それぞれまとまった文章なんだけど、その相互のつながりは滑らかになるようにしよう。

例えば、「起」で、
「近年、我が国では○○化が進み、○○となり、○○と相まって、○○が発達している。」と書いたとする。

「承」では、これを受けて、
「この○○の発達により、消費者の生活は○○となったが、一方で○○○という状況となり、○○にとって、○○という大きな課題となっている。具体的には...
...
そのため、早急な○○による取組みが必要である。」

「転」では、これを受けて、
「○○による取組みとしては、次のようなことが重要と考える。
...

「結」では、これを受けて、
「特に、○○に関しては、取引の主体者である○○による、.....が重要であり、これにより、○○に対しても○○な取組みを進める○○になると考える。」

さて、書き終わったら、まず自分で読んでみよう。自分で読んでみて、最初の「起」から最後の「結」まで流れるような文章だなあと思えればOKである。どうも、流れが悪いなあとか、つなぎが不自然だなあとか感じたらNGである。それから、問題をもう一度読んで、問題が求めている内容に対して、小論文がきっちりと答えを書いているかどうかを見よう。流れが良くても、問題に対する答えがずれてたら0点である。とにかく、自分で読んで、流れが良くなり、問題の答えになるまで修正しよう。

だいぶましかなあと思ったら、次はその小論文をまわりの誰かに見てもらおう。家族か友人か先輩か。私のHPに投稿していただいてもいいよ。それから、消費生活アドバイザーの有資格者にも見てもらった方がいかなあ。でも、その場合は要注意。自分が合格した時以来小論文にふれてない人は、自分の合格時のやり方にこだわるかもしれない。(それを書いてるおまえ(かずお)はどーなんだ?)

さて、自分で見ても他の人が見ても、文章の流れが自然で、問題の求めている内容に対してきっちり答えているなあと思ったらGOODである。その小論文で「やま論文」の完成と考えよう。

【その2】 やまはり

さて、2回目である。前回、やまはり(調査)は、次のことが必要と書いた。
・過去問題の傾向調査
・最近の話題調査
・問題予想
・キーワードの抽出

それぞれ考えてみよう。
過去問題は別のページに書いてある。問題をじーっと見てみよう。いろいろややこしいこと質問してるよねえ。まあ、それはさておいて問題の中で使われている単語を見てみよう。第20回(平成11年)では、次の様な単語が出ている。

消費者教育、インターネット、消費者被害、リストラクチャリング(リストラ)、ディスクロージャー、高齢者、ダイオキシン、家の耐久性、介護保険

第19回では

グリーンコンシューマー、連鎖販売取引、契約、高齢化、コーポレート・ガバナンス、環境保全、HACCP、高齢者、容器包装リサイクル法、ホームヘルプサービス

どうだろうか?どっかで見たような単語じゃあないだろうか。ざっと考えて、これらの単語は、試験前の1年間くらいに話題になったことがらがほとんどである。
小論文の試験は、11月の後半であり、試験問題は夏(〜秋?)くらいには出来上がってると考えると、前の年の夏くらいから、その年の夏(〜秋?)くらいまでに話題になったできごとが、試験に出ると考えればいいように考える。まあ不安な人は、もう少し期間を長くみてもいいけど。
じゃあ、その期間にどんなことが話題になったのかを調べれば、「やまはり」ができるのであるが、新聞なんて調べてたらたーいへんである。なにしろ1年分である。じゃあどうするかというと、その期間に話題になった消費者問題をまとめた本を見ればいいのである。具体的には、「くらしの豆知識」である。あと、「国民生活」も実に役にたつ。さて、「くらしの豆知識」は10月1日発売である。そう、小論文の試験日の1か月ちょい前である。はっはっはっ、ラッキー!、そう本年の10月1日に購入した「くらしの豆知識」の内容は、本年の小論文試験の本命なのである(と私は考えている)。まさにやまの宝庫。450円とけっこう安いし。で、とにかう今年の「くらしの豆知識」と昨年の「くらしの豆知識」と比べてみよう。新しく記事になっていることが「大本命」と言えるのではないだろうか?というわけで、10月1日になったらすぐに「くらしの豆知識」を購入しよう。もちろん、1次試験を受ける人も絶対必要だよ。

「国民生活」は、「くらしの豆知識」の発行元と同じ国民生活センターの月刊誌である。この「国民生活」の「特集」と「時点・論点」という記事の「題名」と小論文試験の「単語」とは実によく似ている。つまり、これも言える。前年の夏頃から本年の夏頃までの「国民生活」の「特集」と「時点・論点」の題名で現われた「単語」は、本年の小論文試験の「大本命」である。ただ、「国民生活」は1か月500円、送料込みの年間購読料で6912円もする。題名を調べるだけなのに購入するのは実にもったいない。というわけで、この件に関しては、後日調べてHPに反映したいと考えている。(もし、調査できる人いたらおしえて!)

さて、小論文試験問題に使われる「単語」が、ある程度調査・予想できたとしよう。例えば、「インターネット」を予想したとしよう。次にやることは、「インターネット」に関する問題の予想である。例えば、次のように。
・インターネットを用いた、消費者と企業のメリットとデメリットを述べよ。
・インターネット被害の実例と、その予防方法を述べよ。
・インターネットの健全な発達のために、行政・企業・消費者の行なうべき役割を述べよ。

まあ、きりがない。要は、インターネットの何が今問題(話題)となっているかを考えて予想問題をしぼりこもう。去年の問題にも出たように、インターネットの問題と言えば「インターネットでの売買の被害」ってすぐ思い付く。思い付かなかったら、「くらしの豆知識」を読もう。なんとなく課題とその解決方向が書いてある。

じゃあ、「インターネットでの売買の被害」を問題として予想したとする。次にやることは、「キーワード」の抽出。とおおげさに言ってもしかたがない。簡単に言うと、「くらしの豆知識」のインターネットの記事を見て、インターネット被害に関連ありそうなキーワードを探してきて片っ端から書き留めること。例えば。

急激な拡大、パソコン普及、デジタルコンテンツ、広範な商品、情報提供、売り主の連絡方法、画面に眩惑、なりすまし、くもがくれ、盗聴、データ改ざん、データ漏出、高額な買物注意、クレジット番号、法定返品権、電子認証、プライバシー保護法の制定

これは、「くらしの豆知識」2000年版の250ページと251ページに載っている記事から引っ張り出してきた「キーワード」である。どうだろうか、これだけ、「キーワードがあったら、なんとなく文章が書けそうな気になってこないだろうか。

さて、もうひとつ注意。実際の小論文試験の問題を見ると、その設問に次のようなパターンがあることがわかる。
1.消費者として、どうすべきかをきいているもの。
2.行政として、どうすべきかをきいているもの。
3.企業として、どうすべきかをきいているもの。
4.以上の組み合わせ。
5.その他いろいろ...

つまり、試験問題の予想とキーワードの抽出を行なう時には、消費者・行政・企業の3者の立場が必要ということ。
まあ、適当にキーワードを集めておいて、後から小論文を書く時に3者のどれに当てはめるかを考えてもいいかもしれないけど。

というわけで、第2回目の結論は次の通り。
「やまをはっちゃえーー!(そのままやんか..)」


【その1】 概論

きりーつ!れい!ちゃくせーき!今から、小論文講座を始めーーる。

まず、小論文に対する私の考えを一言で書く。「要領」である。
まあ、1次試験も面接も「要領」と考えているので、私に言わせれば、ぜーんぶ「要領」になってしまうけど。
「要領」という言葉がきらいな人は、「テクニック」と言い換えてもいい。
「要領(テクニック)」をもう少し具体的に書くと、小論文は、次のことが必要と考える。

1.やまはり(調査)
・過去問題の傾向調査
・最近の話題調査
・問題予想
・キーワードの抽出
2.準備
・小論文のひな形作り
・他の人の評価
・小論文の修正(やま論文の完成)
3.練習
・やま論文を問題の題意に合わせる練習
・60分間の配分の練習

たいへんそうに書いてしまったが、1と2は自分ひとりでやらなくてもいい。掲示板を使ってみんなでワイワイやってもいい。実際、私も自分の受験の時にやったので、1と2に関してはその資料がある。

どうしても、自分でやらなくちゃあいけないのは3である。なんぼなんでも練習は自分でやらなくっちゃあどうしょうもない。小論文は、10回以上は書いて欲しい。10回も小論文を書くってたいへんやなあ、って思うかもしれない。でも、だいじょうぶ。たいへんなのは、最初のひとつ(やま論文)を作る時であって、ふたつ目の小論文からは、すごく楽になる(はず)。というのは、自分で小論文のパターンを決めちゃえばいいから。例えば、起承転結の各々の行数とか書く内容、起の書き出しの言葉とか、箇条書の項目数とか。

実は、最初の「ひな形」を、なにも自分で書く必要はない。いろんな人の小論文を集めて、その中から一番自分が気にいったものを、ちゃっかり「自分のひな形」にしちゃってもいい。「なあんだー!」って思わないだろうか。そう「なあんだー!」って思おうよ。なんせ普通の人は論文なんて、ふだんの生活では書くことがないから、すごくたいへんそうに感じてしまう。「なあんだー!」って思って、とにかく始めようよ。

さーて、1回目の講義の結論を言おう。
「小論文は、要領(テクニック)である。やまはりと準備と練習とでなんとかなる!」

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