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前立腺検診の結果では100人に1人の割合で前立腺ガンがみつかっています(1%)。
この1%というガン検出率は他の胃ガン検診(0.1%)や子宮ガン検診(0.15%)に比べ極めて
高いものです。ガンセンターの調査では、日本では前立腺ガンによる死亡の増加率が他のどの部位 のガンよりも高く、前立腺ガンで死亡される人が急増しているとの事です。 ![]()
前立腺がんの成長は遅く、細胞ががん化してから成長するまでに35〜40年以上と考えられていま
す。前立腺がんは「外腺」に発生するため、早期は前立腺の中央を通過している尿管を圧迫しない ので、「排尿障害」が起きないため発見が遅れます。
有症状時はすでに進行がんで発見
前立腺以外の原因で死亡した人の解剖をしてみると、生前には問題とされなかった小さい前立腺
がん(潜在がん)が、また前立腺肥大症の手術で(偶然がん)が見つかっています。これら早期は、 ほとんど自覚症状がなく、そのため、自覚症状が出て受診したときは進行がんや転移がんの患者 全体の70〜80%を占めています。良性の前立腺肥大症の手術を受けた男性の10%以上に前立腺 がんが見つかっています。
●徴候と自覚症状
腫瘍の成長につれ前立腺の尿道圧迫で「排尿障害」が起きます。
尿道無力化 尿の出る勢いが弱くなります。
頻尿 尿の回数が増え急激な尿意。
排尿困難 尿が出にくい、停止も困難。
残尿感 排尿後も尿が残っているような
感じがする。
痛み、血尿 排尿時に痛みや、尿・精液に
血が混じる。
「排尿障害」は前立腺肥大症と似ています。
血液に含まれる腫瘍マーカーの検査も診断に有効です。
前立腺ガンの腫瘍マーカーには、
○前立腺特異抗原(PSA)
○γ-セミノプロテイン(γ-SM)
○前立腺性酸性ホスファターゼ(PAP)などがあります。
健康な人でそれぞれ1mlあたり4ナノc、3ナノc、4ナノc以下。癌になると値が高くなる。
ただし、前立腺肥大症・前立腺炎・前立腺結石など前立腺ガン以外の病気でも陽性になることが
あります。
診断によく使われるPSAやγ-SMは前立腺ガンが進行すると、陽性率が高まり数値も上昇しま
す。そこで、高齢者で排尿障害のある人、前立腺肥大症の人は検査して前立腺ガンの診断に役立 てることができます。また、治療の効果判定、経過の観察などにも利 用できます。
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