パッケージのインストール(PPMの使い方)

by Hippo2000(1998/12/24)
(1999/4/5 修正)

PPM(Perl Package Module)、Win32環境においてPerlから新しいモジュールを利用できるようにするモジュールです。
画面ではなくコマンドラインから操作しますが、モジュールのインストール、アンインストールが簡単にできるようになります。

なおこのドキュメントではActivePerl 507をベースに説明します。
修正 99/4/5: リンク先がおかしかった場所を修正しました。


目次

1. PPMとは
1.1 ActivePerlなら自動インストール
1.2 環境変数の設定、起動
1.3 実行例

2.PPMのコマンド
2.1 コマンド一覧
2.2 help
2.3 install
2.4 quit
2.5 query
2.6 remove
2.7 search
2.8 set
2.9 verify

参考資料


1.PPMとは

PPM(Perl Package Module)、Win32環境においてPerlから新しいモジュールを利用できるようにするモジュールです。
画面はありませんが、コマンドを使うことにより、モジュールのインストール、アンインストールが簡単にできるようになります。

 

1.1 ActivePerlなら自動インストール

ActivePer(Build 400以降)からは、PPMモジュールが標準で含まれるようになりました。

1.2 環境変数の設定、起動方法

PPMはActiveStateのパッケージサイト(http://www.activestate.com/packages/)を参照します。

このためプロキシが設置されている場合には、環境変数HTTP_Proxyに設定する必要があります。

C:\Windows> SET HTTP_Proxy=http://プロキシのアドレス:ポート番号/

さらにユーザやパスワードがある場合には環境変数HTTP_Proxy_User、HTTP_Proxy_Passを
設定しなければなりません。(こちらは私の環境では設定する必要がないので確認していません)

起動するためには、DOSプロントからPPMと入力します。

C:\Windows> PPM

 

1.3 実行例

プロキシがwww.hoge.ne.jp、ポート番号が8080として、PPMを実行し、DBD-ODBCモジュールをインストール
すると以下のようになります。


C:\WINDOWS>SET HTTP_Proxy=http://www.hoge.ne.jp:8080/

C:\WINDOWS>ppm
PPM interactive shell (0.9.5) - type 'help' for available commands.
PPM> install DBD-ODBC
Install package 'DBD-ODBC?' (y/N): y
Installing C:\Perl\site\lib\auto\DBD\ODBC\ODBC.bs
Installing C:\Perl\site\lib\auto\DBD\ODBC\ODBC.dll
Installing C:\Perl\site\lib\auto\DBD\ODBC\ODBC.exp
Installing C:\Perl\site\lib\auto\DBD\ODBC\ODBC.lib
Installing C:\Perl\html\lib\site\DBD\ODBC.html
Installing C:\Perl\htmlhelp\pkg-DBD-ODBC-0.20.chm
Installing C:\Perl\htmlhelp\pkg-DBD-ODBC-0.20.hhc
Installing C:\Perl\site\lib\DBD\ODBC.pm
Writing C:\Perl\site\lib/auto/DBD-ODBC/.packlist
PPM>

2.PPMのコマンド

2.1 コマンド一覧

コマンド 説明
help 使用可能なコマンドの一覧、もしくは指定されたコマンドの説明を表示します。
install 指定されたパッケージをインストールします。
quit PPMを終了させます。
query インストールされているパッケージの一覧を表示します。
remove システムから指定されたパッケージをアンインストールします。
set オプションの表示、設定をおこないます。
verify 現在インストールさているモジュールが最新になっているかをチェックします。

2.2 help

help [コマンド]                    

コマンドが指定されたら、そのコマンドについての説明を表示します。
何も指定されなければ、コマンドの一覧を表示します。

2.3 install

install パッケージ
または
install /location パッケージ位置 パッケージ         

指定されたパッケージをインストールします。

オプションが指定されなれば、http://www.activestate.com/packages を参照し、
locationオプションが指定されると、パッケージ位置に示されたURLまたはディレクトリから
指定されたパッケージを検索します。

http://www.activestate.com/packages/zips からダウンロードしたファイルを使用する場合には、
解凍したファイルの格納ディレクトリを指定します。

ex. D:\FILES\MIME-liteに解凍したファイルからMIME-Liteをインストールした場合

PPM> install /location d:\files\mime-lite mime-lite
Install package 'mime-lite?' (y/N): y
Installing C:\Perl\html\lib\site\MIME\Lite.html
Installing C:\Perl\htmlhelp\pkg-MIME-Lite-1.126.chm
Installing C:\Perl\htmlhelp\pkg-MIME-Lite-1.126.hhc
Installing C:\Perl\site\lib\MIME\Lite.pm
Writing C:\Perl\site\lib/auto/MIME-Lite/.packlist
                                     

 

2.4 quit

quit                          

PPMを終了します。

2.5 query 

query [検索パターン] 
query /abstract [検索パターン]             
query /author [検索パターン]             
query /title  [検索パターン]

インストールされているパッケージを表示します。

オプションを指定しない場合には、インストールされているパッケージの一覧を表示します。

検索パターンは正規表現で指定します。
指定されるとその検索パターンにマッチしたパッケージの情報だけが表示されます。

オプションが指定されると、それぞれ「概要(ABSTRACT)」「著者(AUTHOR)」「タイトル(TITLE)」が
検索の対象となり、表示されます。

 

2.6 remove 

remove パッケージ                                       

インストールされているパッケージをアンインストールします。

2.7 search

search [/location 検索位置] [検索パターン] 
search [/location 検索位置] /abstract [検索パターン]
search [/location 検索位置] /author [検索パターン]    
search [/location 検索位置] /title  [検索パターン]

使用可能なパッケージを表示します。

オプションを指定しない場合には、使用可能なパッケージの一覧を表示します。

検索パターンは正規表現で指定します。
指定されるとその検索パターンにマッチしたパッケージの情報だけが表示されます。

オプション/abstract、/author、/titleが指定されると、それぞれ「概要(ABSTRACT)」「著者(AUTHOR)」
「タイトル(TITLE)」が検索の対象となり、表示されます。

オプション/locationが指定されると、指定されたURLまたはディレクトリを検索します。

2.8 set 

SET
SET オプション名 値                                         
SET SAVE

PPMコマンドのオプションを設定、あるいは表示します。。

コマンド 説明
SET 現在の設定を表示します
SET build ディレクトリ パッケージをビルドするディレクトリを変更します
SET case [Yes|No] 大文字小文字の区別をするかどうかを指定します
SET clean [Yes|No] パッケージをビルドする領域から一時ファイルを削除する/しないを指定します
SET confirm [Yes|No] インストールされているパッケージの一覧を表示します
SET force_install [Yes|No] システムから指定されたパッケージをアンインストールします
SET more 行数 オプションの表示、設定をおこないます
SET repository リポジトリ名前 位置 指定されたURLまたはディレクトリをPPDリポジトリに追加します
SET repository /remove リポジトリ名 指定されたリポジトリをPPDリポジトリから削除します
SET root ディレクトリ インストールルートディレクトリを変更します
SET save 現在のオプションの設定をデフォルトとして保存します

2.9 verify 

verify [パッケージ]
verify /upgrade [パッケージ]
verify /location LOCATION [パッケージ]            

現在インストールされているパッケージが最新のものであるかを検証します。

パッケージが指定されていない場合には、インストールされている全てのパッケージを検証します。

オプション/upgade が指定されている場合、アップグレードできるようなパッケージはすべてアップグレードします。

オプション /location が指定されている場合、最新のパッケージを指定されたURLまたはディレクトリから検索します。


参考資料

この文書をつくるのにあたり、以下のサイトのお世話になりました.


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