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セスナ体験操縦(その1)


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どこで飛んだか?

この機体で飛びました今回、グアムにあるマイクロネシアン・エアー(Micronesian Aviation Sytems)のお世話になりました。

3年前にグアムに行ったとき、観光ガイドブックに載っている遊覧飛行だけでなく、体験操縦なるアクティビティがあるらしいことを知りました。しかし、予算と日程の両面から断念せざるを得ませんでした。帰国後、インターネットで体験操縦について探し、「山海珍味の部屋」などを参考にさせてもらいながら、マイクロネシアン・エアー(Micronesian Aviation Sytems)という会社を知り、再びグアムへ行く機会を虎視眈々と待ち続けました。

今回、3泊4日の日程でグアムに行くことになり(初日と最終日は移動のみ)、3日目に体験操縦をするということで、日本からEメールで予約をしました。



フライトまで

朝9時、予約どおりにマイクロネシアン・エアーのスタッフがホテルまで迎えに来ました。まず、同社の事務所(空港近く)へ行きました。申込書に記入し、料金(体験操縦=$225、同乗者=$125で2人で計$350)を払います。

それから、簡単な講習ビデオを見ます。内容は計器類の説明に始まり、離陸、上昇、旋回、降下、着陸といった一通りの操作の説明でした。このあと、「パソコンでシミュレーションでもやるのかナ?」と思っていたら、「それでは行きましょうか」という宮治さん(今回のフライトのインストラクター)の声。事務所から車に乗って、空港の管理区域内(金網の中)へ入ります。車から降りるとそこはもうエプロンでした。

この機体で飛びましたエプロンには数機の小型機が駐機してあります。その中の一つ「N1209V」に乗り込みます。といっても、その前に宮治さんが「ちょっと点検をしますね」と運行前点検らしきものをしていました。何をしているのかはよくわかりませんでしたが、車のエンジンオイルのチェック(そういえば最近したことがないけど)のようにエンジン部分からゲージを引き出して点検をしていました。

点検が終わり、いよいよ搭乗です。先に、後席に即席カメラマンののりてん(上の写真の後ろ姿)を座らせ、右側の副操縦士席(コパイ席)に座ります。パンフレットとかを見ると機長席に座るようなのですが、この日はコパイ席でした。その日は前日に比べて風が強かったので機長席に座らせてもらえるような状態ではなかったのかもしれません。



いよいよ大空へ

シートに座ったところで、改めてシートの位置を直します。ラダーペダルをぐぅ〜っと奥まで踏み込めるように調整します。そうしたら、足が短いのでかなり前の方になってしまいました。ここで宮治さんから、改めてペダルの説明です。

地上走行中は足の裏をべったりペダルに乗っけて、向きを変えるときはカカトで踏み込むようにし、ブレーキをかけるときはつま先を押し込むようにします。フライト中は床にカカトをつけて、つま先の下あたりをペダルにかけ、足全体をスライドするようにしてラダーを使うそうです。なお、地上滑走時につかうブレーキは左右で独立していて、両ペダルにうまく力を入れないと真っ直ぐ止まってくれません。

セスナの機内シートベルトを締め、地上滑走開始です。「黄色い線が中心になるようにペダルを操作してください」と宮治さんに言われてトライしますが、エプロン内や誘導路のわずかな凸凹に車輪をとられるのか、真っ直ぐ進むのが大変です。

次に「じゃ、ここでブレーキをかけて止まってみましょう。左に向くクセがあるので、右もしっかり踏んでください」と指示がありました。「あらら、左に向いちゃう」と右を強く踏もうとすると、つい左足の力が弱まってしまって、今度は右の方にぐぁわわと向きそうになります。かなりつま先に力を入れないとしっかり止まってくれません。しばらく奮闘の後、なんとか滑走路のセンターに合わせることができました。



テイクオフ!

グアム国際空港の滑走路に東北へ向かってアラインしたところで、宮治さんから「じゃ、ちょっと私がやりますね」の一言。そうでしょうとも、この風の中、ペダルでラダー(方向舵)をコントロールして真っ直ぐ離陸滑走しろったって、シロウトには無理な話しです!

しばらく何もしなくていいのかなと思って操縦桿とペダルから手足を離したら、「操縦桿に手を添えて、つま先からちょっと下の辺りをペダルにかけておいてください」と言われました。あっ、書き忘れてましたけど、管制塔との交信は全て宮治さんがやってくれます。日本でエアバンドを聴いているときは、おおまかに何を言っているのか分かりますが、英語が母国語圏の交信は何やらチンぷんカンぷんです。

ついに飛んだぁっ!宮治さんがスロットルをググッと押し込んで、エンジン音が高まるとともに機体が加速します。

対気速度計の針が時計回りに動いて60ノットをすぎたあたりでしょうか?(コパイ席から見ているので針が斜めで読みにくい)「ハイ、操縦桿を引いて」と宮治さんに言われて(このとき頭の中は真っ白。たぶんそう言われたと思う)操縦桿を引くと…、おぉっ飛んだ!! グアム国際空港の国際線ターミナルやタモン湾岸のホテルが下に見えるぅっ!! 感動モノだぜ!と感激してる間に、機はどんどん左へそれていきます。


どんどん左へそれて行く…後で思い出したのですが、セスナのような単発プロペラ機では、離陸時など高迎角(機首が上を向いている)・高出力・低速のとき機首が左へ向こうとするので、右ペダルを踏んでいないと真っ直ぐ飛ぶことができません。今や右側を見ると、本来なら真下にあるべき滑走路が、ありゃりゃ、なんと右下に見えるじゃないですか!



アンダーセン空軍基地の上空通過

グアム国際空港を飛び立ち、そのまま東北へ向かって飛びます。今や私の手に握られている操縦桿からは、舵面の感触というか、大気の感触が伝わってきます。と、のんびりする間もなく、小さな機体は風(上昇気流もあるみたい)にあおられ、小刻みに左右に揺れます。

翼が水平を保つように小刻みに操縦桿を左右に動かし修正します。思ったよりも左右方向には大きく動かすものなんですね。「80ノットを維持するように上昇してください」と宮治さん(75ノットだったかナ?)。操縦桿は、前後方向にはけっこうシビアというか、ほとんど動かさないという感じです。対気速度計の針を見ながらじわっと前後に調整して指定速度を維持します。そうするとエンジンの余力が機体をどんどん上昇させていきます。

う、撃ち落とさないでぇ! 離陸後まもなくして、グアム島の北部東北部にあるアンダーセン空軍基地が見えてきます。「右側の滑走路に沿って真っ直ぐ基地の上を通り過ぎましょう」と宮治さん。「えぇっ?そんなことして大丈夫なんですかぁ。撃ち落とされませんかぁ」と不安になりながらも、広大なコンクリートの照り返しによる上昇気流のせいか機体が揺れる中をコントロールしながら無事、海へと抜けました。


無事、海へ抜けました





間違っていた点

X-Planeでのグアム空港滑走路グアム国際空港の滑走路は真北には向いていませんでした。アンダーセン空軍基地もそのまま真北ではなく、東北の方向になります。X-Planeというフライトシミュレーションソフトでグアムから飛び立ってみました。「RUNWAY 06」とあるのが60度の方角(真北は36、東は09、南は18、西は27、Gメンは75(おいおい)という意味です)。



アンダーセン空軍基地は浮遊基地!???ちなみにX-Planeは地表の様子を全世界に渡って最初から収録してあるシミュレーターではないので、グアムの地表データなんてモノは無く、西太平洋上の空中に滑走路が浮遊(!?)しています(そーいえば、宇宙戦艦ヤマトでは、木星に浮遊大陸なんてのがありましたね。波動砲でブッ飛ばされましたが…)

グアムを飛び立ってそのまま東北へ飛ぶと実際と同じようにアンダーセン空軍基地が見えてきます。でも、高度を下げて飛ぶとアララ…、アンダーセン空軍基地の滑走路の下へ????





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