JBL Ti2K

| JBLの「Ti2K」というスピーカーを聴く機会を持ちました。 このスピーカーTi2Kは我が家で現用中のTi1000の後継機ともいえる機種です。 ウーファーは16.5cmポリプロピレン・コーテング・ユニット、ツィーターは 2.5cmチタンドーム型とあります。バスレフ・ダクトの開口部及びスピーカーの 接続端子は底面にあります。 それにしてもなんという形のエンクロージャー!、、 Ti1000も変形した台形の形をしているのですが、これは流線型(?)でしょ うか、生産のしやすさなど全く考慮に無いようです。 ケーブルの接続には横倒しにしないと取り付けできません。スピーカーの端子は 意外に緩むものですので、増し締めなどには不便です。 |
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| (試聴にはCDプレヤーにSONY CDP−X5000と アンプは6L6WG Bppのアンプを使用) ウーファーのポリプロピレンには高分解能と明るい感じと、つるんとした感じ“の 傾向があるように聴こえます。 “つるんとした感じ”に聴こえる事は紙コーンに慣れた耳のせいかもしれません。 Ti2KからTi1000に戻すと低域の量感のある渋い(良く言えば)、にぶい 感じに聴こえます。音色はウーファーの材質の違いの影響が大きそうな気がします。 Ti2Kは低域の量感は少ないものの分解能良くより低域まで伸びているようです。 ツィータの帯域も、細身ながら現在使用中のTi1000の高域より伸びている ようで、もっと高いところに少しの材質感の癖があるように聴こえます。 我が家で常用しているTi1000と今回のTi2Kの音の差は相当大きいよう です。 |
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![]() ロールエッジの Ti2KのTweeter |
ダイアモンドエッジの Ti1000のTweeter |
| Ti2Kはホールでのクラシックコンサートの雰囲気を非常に良く表現します。 昔からのオーディオの目標が「演奏会、コンサート・ホールの再現」という事であれば、 8〜10畳程度の部屋であるなら、すでに相当な割合で実現できていると感じます。 、、、あと大太鼓などの音圧を追加できればオーディオ装置は完結しそうな気がします。 しかし「演奏会、コンサート・ホールの再現」という事も、すべてのオーディオ・マ ニアと言われる人々が目指している訳では無さそうです。 より積極的な再生芸術(?)とも言える方向を目指している方も多いように感じます。 たとえば被写体を正確に写すなら写真の方が有利だと思うのですが、絵画のように 聴き手の持つ感性に より強く訴える方法、方向を目指している方も多い気がします。 以前、知人のT氏が「オーディオとは機械の“癖”に対価を払う事」と看破されま した。確かに私も今も手元に在るある種のプレヤーやスピーカーは、その固有の“癖” を購入したと思えます。 あからさまな“その鳴り方”がなければ“その機械”は購入しなかったでしょうから、、 それらの機器は古い録音、演奏をまったく魅力的に聴かせてくれます。 昔LPレコードで「ワルター・ギーゼキング」のピアノを初めてかけた時「ツィーター が壊れた!」と、あせった事を思い出しますが“それらの機械”は素晴らしい演奏を聴 かせてくれます。 古い名演奏と言われるものだけを聴いていれば幸せな日は続くのですが、、、 あばたもエクボとか言いますが、そのうち気になるところも出てきます。 スピーカーなど古い時代の物は、大型の装置であっても今の機械とは低域の再生能力 が大きく違っています、場合によっては低音の一部が全く聴こえません。 いい音、悪い音とかでは無いのです「出ない、、、」私は音源に入っている音は、たとえ “かする”程度であっても聴こえて欲しいと思うのです。
Ti2Kも鳴らし方、接続される機器との組み合わせで色々な変容を見せてくれると 思いますが、スピーカーの置き場所、メインの場所は1つしかありません。 Ti2Kも居座る気配です、Ti2Kに比べればほんの少し“にじんだ感じ”もします が安心感と満足感を与えてくれるTi1000と、分解能と、音の正確さを感じさせて くれるTi2Kと、場所争いに悩ましい日々になりそうです。 |