フライト日記
98/3/中旬 「高度200mで3/4ツブされる。」
ご注意:回復操作の記述について、以下は「主観的な」表現です。
回復操作はコレが正しいという事ではありませんので、ご注意ください。
技術的なことを書くのって難しいですね(^^;
結局は、ケースバイケースということになるのかな。。。
自分のおかれた状況をしっかり把握していなかった。ということか。。。。(^^;
本文中の青字は99/4/19における補足説明です。
やっぱり季節は春に向かっている。
かねてより計画していたビデオ撮影をしていたときのことだ。
気圧配置は、弱い冬型、北日本には寒気が流入していた。
昼過ぎ、同じパイロットコースのK森さん(五十?才)がUPビジョンでテイクオフした。
K森さんはうまくT/O前のサーマルブローをとらえて200〜300mほどゲインし探りはじめていた。
僕も後を追って5分後に、ビデオ(ソニーPC10)をハーネス側面に一脚で取り付け、私もUPビジョンで
やや緊張ぎみにテイクオフした。カメラが向いている方向は、自分自身。セミ魚眼のため翼の様子も写る。
いつも僕がやってしまうミスなのだが、ブローのタイミングをハズした。(^_^;)
山ギワをねばりもせずウロウロと前に出て、T/O前方にある「赤土」から発生するサーマルをさぐりはじめた。
結構荒れている。何度も揺らされ軽くタックしたりもする。
「赤土」から南東風に流されている強烈なサーマルブローにブチ当たる。3〜5m/sガツンときた。
1回目のセンタリング、風に正対してヒットし左ターンを入れる。フォローを背負うところで抜けて
サーマルの風下にある大きなシンクを感じた。
結構ヤバそうだな。。。と思いつつも、K森さんに追いつきたい!と意地を張る。
2回目のセンタリング、やっぱりシンクも強烈だ!すぅーーーっと高度が落ちるのがわかる。

3回目のセンタリング、バリオが「ピピピピーー」と鳴り終わったあと、な、な、なんと!!
外翼(右側)から「3/4」一気にテンションを失った。翼がクシャクシャとなる。
「ヤッベー!」その一言がビデオに収録され、あとはひたすら回復操作をやっていた。
無我夢中で素早く(^_^;)ホピングしている様子が、、、、滑稽だ。(ビデオで見ると、、)
(ビデオを見てもらったイントラさんには、ホンピングが早すぎる。と言われた。)
(後日、SAYの先生と仲間で、このことについて話合いました。)
(本文では、いかにも、潰れた側のホンピングのみで回復した。。ように記述してありますが、)
(実際、何度引いても感触(テンション)はなく、結局、落下を伴うことによって)
(速度を得、インテイクに空気が入り、回復した。ということになります。)
(この際、残ったほうの翼のブレークは、おそらく(^^;。。胸からお腹ぐらいまでは押さえが入っていたと)
(思います。旋回をムリに止めにいっているわけではありません。)
(こういった「潰れの回復操作」については、ネット上でも議論が白熱してますね。)
(ネット上のやりとりだけでは、なかなか難しい議論だと思います。)
(実際に会って話をするのが一番だと先生が言ってました。)
「おなか」あたりまでのホンピングを2〜3回ちょっと遠慮がちに引いてみる。手応えナーシ。
あわてて「おしり」まで3回ほど、、、翼は落下エネルギもともなってズバン!と回復する。翼は一気に生き返り
通常滑空、、、、には戻らない。強烈なテンションを翼から感じて、翼が勢いよく前に進む。
勢い余って下向きに(地上を向いて)進む。自分の目の前にグワーッと覆い被さってくる。
(この状態がタッキングです。この時、翼がおおいかぶさっていくのを、止めるために、)
(両方ブレークは結構引いています。。かといって引いたままだと、今度は失速に入ってしまうので)
(ゆっくり戻してあげます。この表現も難しい(^^;)目から入ってくる翼の位置と
(ブレークのテンションの具合によって引き加減が違ってきます。「ローリングを止める時の感触。」と言えばいいのか。。
翼と自分とが一瞬(永遠に思えた)水平線上で釣り合う。バーチカルスピンってこんな感じでグルグルと落ちるのかな?
と恐怖のわりには冷静な?想像が浮かんでくる。。。
このままの向きで落ちていくのかな?と思ったが、違った!(振り子安定ってヤツですね)
今度は翼が後ずさりしていく、僕はフワッと持ち上げられ、また翼が前に進んでこようとする。
今度の前進は意識して押さえることができた。しかし、翼はかなり速度を失っているため不安定だ。
右翼のハシが小さくペロッとなる。軽くブレークを引きテンションをかけてやる。
フウーーーーゥ。(-_-)なんとかおさまったようだ。この間、1回転ほどしていたようなのだが知覚していない
「ピッチ」にばかり気が取られていた。左翼が残っていたとゆうことは右旋回に入っているとゆうことなのだが、、、
ランディングもヘマをこいた。。アプローチを高めに入り最終ターンで深いバンクをかけてしまった。
結果、沈下が大きくなりハードランディングした。(-_-;)
そのショックでビデオカメラが外れ「衝撃の瞬間No2」が記録されていた。(-_-;;;)ショック。。。
(カメラの動作には問題なかったのだが、、、、、よかった(^_^))
反省:荒れているのに外翼の押さえがまるでなっかた(ビデオにはバンザイ状態で写っている)
ツブされる前に2回も同じシンクに入り、ヤバイと思いつつも危険空域につっこんだ。(アホじゃ)
教訓:春は荒れています。(誰だって知ってますよね。。。)
低空で探るのは危険を伴います。上下が激しかったら、さっさとあきらめてランディングしましょう。(^_^;)