フライト日記
98/3/下旬 「春の嵐、バックランディング後の恐怖。」
3/21〜23と群馬県「小野子エリア」(北群馬郡小野上村小野子)に行ってきた。
その日、関東平野付近に低気圧が発生していた。
小野子山の背後には徐々に雲が発達していたようだ。雲底の灰色が怪しい。
テイクオフ時は南風4〜5mほど、P証コース以上オープンの状態だった。風は次第に強くなっていた。
P証保持者のNさんがバックしながらアプローチ、そのままランディングした。
無線では「着地後もバンザイしていてください。」とイントラが指示していたが
なぜそうしなくてはならないのか?理解していなかったようだ。
(引きずられる恐れのある強風時、バンザイ状態で風が息をつくのを待つしかない。)
(キャノピーを飛行時と同じ状態に保つのが、風に対して一番抵抗が少ない。)
(すかさず、まわりの人が助けてあげよう。)
Nさんは着地で安心してしまったのか、いつもどうりにブレークを引いてキャノピーを降ろそうとした。
キャノピーが後ろに傾き地面に近づくと、強風をはらみ、Nさんを引きずりはじめた。
ランディングは吾妻川沿いの運動公園(東西250m、南北100m)。川は低いフェンス(1mほど)をへだて
3mほど下を流れている。一面に流れているわけでなく、上流らしく石河原である。
フェンスにひっかかりはしたが、低いので、乗り越えて3m下の河原に落っこちた。
私はその様子を300mのテイクオフから見ていた。
「Nさん大丈夫かー!!!」無線機で話かけるしかできない。しばらく沈黙の後、、、
「ご迷惑おかけしました。」と返答してきた。
幸い軽傷ですんだようだ(肩の打撲)。キャノピーのみ川に落ち濡れてしまったが、、、
Nさんは「ヘルメットとエアバックに助けられた。」と言っていた。
まとめ:地面に足がついたからといって安心してはならない。
キャノピーを降ろし、翼が体とはなれて、フライトが終わったといえる。
バックしながらランディングする人がいる場合、近くまで寄ってサポートしてあげよう。