P証がとれるまで、
どんな道のりだっただろう
10,「P(パイロット)コースでの悪循環」
1、飛び急がないこと。。
天気の良い日のテイクオフ。吹流しは南風で元気に泳いでいる。
周りの状況も観察しないで、ハアハア息を切らせながら準備、呼吸も整ってない。。
大急ぎで翼を開いて、おっかなびっくりなテイクオフで皆を驚かせ、ヨロヨロとでていく。
まだ気持ちが落ち着いていないので、焦りながら効率の悪いセンタリング、、
2、3回掴めるのだが、よくわからない、、高度がみるみる下がっていくので、仕方なくLD。。
ほんの5〜10分後にコンディションが良くなっていって、LDで汗まみれになりながら、
涼しげにサーマルをとらえて存分に楽しんでいる仲間を見上げる。。
悔しいので、なんとか今のサーマルタイムに間に合わせようと、大急ぎで翼を畳み、
汗だくになりながらモノラックに乗り、TOに到着、、仲間に追いつこうと、
周りの状況も観察しないで、、、、、(初めに戻る)(以後3回繰り返し)
こんなことを、Pコースになってからも繰り返していた。
とにかく飛びたい!長く飛びたい!人より先に飛びたい!気持ちばかりが先走りしていた。
とても悪い循環だった。
(この悪循環はP証を取ってからも1年ぐらい続いた。。(;_;))
2、周りをじっくり観察しよう。
準備はフライト前日の夕方の天気予報からはじまる。
天気図、ひまわり画像はやっぱり確認しておきたい。
(天気図だけではよくわからない?という場合、イントラさんに、風向きや、雲、雨の範囲などを)
(書き込んで説明してもらおう。)
テレビ、インターネットの情報で、(自分で確かめることなど到底無理な)
数百km範囲のお天気を把握できるのだから、、活用しない手はない。
フライト当日は1日中良いコンディションなのか?前半は悪く好転するのか?それとも後半は悪くなっていくのか?
まず、1日の傾向を掴んでおく。
朝一番、LDに着いて、シャトル便で上がるまでの間も、空を見上げてみる。
どんな空か?雲ひとつなく遠くまで見通せるすっきりした青い空?
地平線が白く霞んで白っぽい空?
雲は?エリアの山の上に早くもサーマル雲が出ている?
それともモコモコとした積雲が出来初めている?遠くの山々の上にできている雲は?
LDでの風向きは強さは?
TOに上がってからもほぼ同じ。。
すぐに慌てて準備しないで、荷物を降ろして一呼吸置いてTOを歩きまわってみるといい
正面(南)だけでなく、サイドや後ろも確認できるといい。
TOを囲んでいる木々の葉っぱはどこが裏返っているか?
煙突からあがっている煙はどうなびいている?
風は暖かい?まだ冷たい?
お天気や風、雲、だけではなく
自分より上手い人の動きを見よう。いつ準備をはじめるのか?TOはどんなタイミングで出て行くのか?
どこを狙って出て行くのか?翼の動きは?(荒れてないか?沈下は大きくないか?)
センタリングのバンクの角度は?(サーマルのコアはしっかりしてる?)
トップアウトした後どこに探りをいれに行くのか?
3、いつでも出られる準備はしておこう。
じっくりと観察して、呼吸も落ち着いたら、準備しておこう。(あきらかに変な風でない限りは、、)
ラインチェックをし、ライザーをハーネスに取り付け、絞っておく、
ヘルメットまでかぶってしまうと、息苦しくなってしまうので、
かぶらずに日陰でのんびり待つ、長く待つようなら、ラインが絡まないように配置して、
ハーネスを脱いで置いておく。
(再装着する時は綿密に!レッグベルトは忘れてないか?ラインは一回転していないか?)
サーマルの最初のピークはおよそ11時、みんながバアッと上がりはじめてから準備すると、混み合って、
またイソイソとテイクオフしなくてはならなくなる、
多くの人の行動(タイミング)から「ずらす」こともテクニックのうちだと思う。
コンディションが良くなりはじめ(すでに出た3、4機が力強く上げ始める頃)に出られればプレッシャーもなく
センタリングに集中できる。
それが単発のサーマルで、、すぐに渋くなったら???不安はよぎる(^^;
だとしたら、2〜3周期ぐらい待ってみればいい、
上がりはじめた!風向きが変わって渋くなった。。また、あるポイントでパイロットが捕まえはじめた!
所々でどんどん上がりはじめ、今度こそコンディションが安定した?
サーマルコンディションの合間、渋くなると、途端にテイクオフは静まり返る、
そんな時こそ着々と次のサーマルタイムに備えておこう!
「周りを良く見る。」ことは、TOでの準備、飛行中の周囲警戒、サーマル攻略、など
パイロットとして一人立ちした時、自分の身を守り楽しむために重要なキーワードだと思う。
私はホントに講習生時代、せっかちでした(^^;