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「子どもの権利条例」制定 川崎市 2000年12月22日(金)読売新聞朝刊
来年4月施行 体罰や虐待の防止に
川崎市が制定を目指していた「子どもの権利に関する条例」が21日、同市議会で可決された。虐待や体罰防止など学校や家庭、地域での取り組みに加え、
市長が市政について意見を求める「子ども会議」の開催、学識経験者や市民による「子どもの権利委員会」の設置など、具体的な取り組みを
総合的に規定した条例は全国で初めて。来年4月に施行される。
条例は、前文で「子どもは大人とともに社会を構成するパートナー」との理念を揚げた上で、「安心して生きる」「社会参加する」など7つの子どもの権利を規定している。
川崎市が「子どもの権利条例」 2001年1月9日(火)読売新聞朝刊
日本は、国連で同条約(子どもの権利条約)が採択されて5年後の1994年に158番目の締結国として条約を批准した。
だが、施策は一向に進んでいない。取り組みが不十分だとして、98年には国連からオンブパーソン(権利擁護者)制度
など22項目の勧告、提案を受けている。
こうした状況のもと、自治体の取り組みが先行している。兵庫県川西市は一昨年3月、「子どもの人権オンブズパーソン条例」
を施行。相談や救済の申し立てを受け、調査、勧告できる仕組みを作った。大阪府箕面市も一昨年10月、
「子ども条例」を施行した。
川崎市の条例は、子どもの権利を前面に掲げ、地域や学校での具体的な取り組みを総合的に規定した
全国初の例といえ、今年4月に施行される。・・・(中略)・・・
7章40条からなる条例は、子どもにわかりやすい言葉を使っている。前文では「子どもは大人とともに社会を構成するパートナー」
と理念を掲げた上、
(1)安心して生きる (2)ありのままの自分でいる (3)自分を守り、守られる
(4)自分を豊かにし、力づけられる (5)自分で決める (6)参加する
(7)個別の必要に応じて支援を受ける
―という「子どもの7つの権利」を提示。子どもの意見を市政に反映させる「子ども会議」や「子どもの権利委員会」の新設も盛り込んだ。
一方で、権利侵害からの救済機関となる「子どもオンブズパーソン」は、女性などを対象に新設される
統合的市民オンブズマン制度で対応することになった。「子どもと女性の問題は密接に絡み合っており、
一緒に対応した方が効果的」(市教委)という理由からだが、子ども自身が相談しやすい体制にするためには、
独自の組織が必要だという指摘も多い。議論があった罰則規定も、「児童虐待防止法や刑法で対応できる」
として見送られた。・・・(後略)
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