90年に雑誌等で発表されたものに、書き下ろしを加えて編集されています。
著者の蔦森樹(つたもりたつる)さんは、1960年生まれ。大学卒業後、ルポライターとしてオートバイの戦後史や技術文化史を書いておられましたが、86年頃よりフェミニズムの流れを受けてジェンダー(社会・文化的性別)の問題に取り組むようになりました。90年に出版された『男だってきれいになりたい』で注目され、現代のエスプリ(至文堂)『トランス・ジェンダー現象』の編集も手掛けています。
この本は、男としてのジェンダーから解放される事を望み、自身の問題としてのトランス・ジェンダーについて向き合い試行錯誤を繰り返す、蔦森氏の自伝的作品です。人が個として尊重され自由に生きる、とはどういうことなのか考えさせられる一冊です。
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