- White, C. and Boucke, L.,
The UnDutchables: an observation of the netherlands:
its culture and its inhabitants.,White-Boucke Publishing, Inc, 1989.
- その後,版を重ね,現在第3版.オランダ語訳も.
自前のホームページあり.
- Mak, G.,
Reportages uit Nederland:
De geschiedenis in meer dan honderd ooggetuigenverslagen.,
Amsterdam: Prometheus, 1991.
- 目撃者証言で綴られるオランダ史の主要事件.
- Fenton Huie, S.,
The forgotten ones: Women and children under Nippon.
Pymble, Australia: Angus and Robertson, 1992.
- インドネシアで戦時中,日本の抑留所に入れられた主にオランダ系の女性と子供たちの暮らしをインタビューをもとにまとめたもの.「忘れられた人びと」という題で訳が出たようですが,「日本軍の強制収容所にも多くのアンネ・フランクがいた」という訳本の宣伝文句はいただけません.
-
Kousbroek, R., Het Oostindisch kampsyndroom.
Amsterdam: Meulenhoff, 1992.
- 自分自身もインドネシアで日本軍抑留所に入れられていた経験をもつRudy Kousbroek氏が20年にわたってオランダの新聞などに書き続けた,収容所体験へのもうひとつの見方をまとめたもの.収容所体験者が自らの被害者意識を絶対化したり日本人を不合理に非人間視する傾向を厳しく批判しています.抄訳が草思社から出ました.
- Kaldenbach, H.,Act normal!: 99 tips for dealing with the Dutch.
Amsterdam: Prometeus, 1995 (Translated from "Doe maar gewoon",1994).
- 新しくオランダ社会の一員となった外国出身者やその子弟を読者に想定した原オランダ人とのつきあい方のすすめ.本来は日本人は読者に想定されていないはずですが,結構役に立つ.100ページにみたないポケット本です.
- Netherlands: Tourist Guide, Clermont-Ferrand: Michelin, 1995.
- 緑色のミシュラン・ガイド(英語版)の一冊.詳しい.
- Bolt, R.,Xenophobe's Guide to the Dutch, Ravette Books, 1995.
- スヒップホルの空港で買って機内であらかた読んでしまったほど薄い本です(64ページ).オランダを紹介した本は結構ありますが,現代のオランダ人の生活や文化の機微に触れているものとしては,これもなかなかいいです.題からもわかるようにちょっとナナメに見ていて笑えるし.
オランダでは変人(エキセントリック)でいるのはきわめて難しい.オランダ流寛容性のもとではすべての変わった行動がただただノーマルということになってしまうから.イギリス人は馬を狼狽させない限りどんなことでも認めてよいと信じているが,オランダでの根本原則は,非gezelligでない限りすべての行動が容れられるべきだ,というものである.あるいは商売の妨げにならない限りは...[「変わり者」の項(p.23)を一部意訳したものです]
わたしが直接見聞した変人の一人は,自分自身を生ける芸術品としてアムステルダム市立美術館に展示しました.
- 1999年,マクミランランゲージハウスから「オランダ人のまっかなホント」というタイトルで翻訳が出ました.
- Mason, A., Dat zijn nou typisch Belgen: Gids voor xenofoben,
Uitgeverij Krikke c.s., 1995.
- Xenophobe's Guide シリーズの一冊のオランダ語訳.「これがベルギー人だ」
- これも「ベルギー人のまっかなホント」というタイトルで和訳が出ました.
- Kaldenbach, H.,Ik heb niks tegen Nederlanders: 101 feiten en
inzichten uit de multiculturele samenleving. Amsterdam: Prometeus,
1996.
- 1994年に出た“Doe maar gewoon”(上掲)の姉妹編.今度は原オランダ人(ヨーロッパ系の肌が白い,いわゆる「オランダ人」)を主たる読者に想定して,「多文化社会における事実と洞察」を101編の小文にまとめたもの.急速にもと外国人をコミュニティの一員として取り込まざるを得なくなったオランダ社会のとまどいと,後戻りできない多文化共生への決意と工夫がうかがわれます.
-
van der Ham, G.,Geschiedenis van Nederland. Amsterdam:
Uitgeverij Nieuwezijdes, 1998.
- 127ページにコンパクトにまとめられた,氷河期から1994年のコック内閣成立に至るオランダの歴史.
-
Bolt, M.,Reize naar Holland: Van Groningen naar Leiden in 1807 en 1997.
Hameland Pers, 1998.
- フランスによって作られルイ・ナポレオンが国王として君臨した短命なホーラント王国時代の1807年5月,フローニンヘン州北部に住む11才の少年アルベルト・ボルトは家畜仲買人の隣人に連れられ,アムステルダム,ハーレム,ライデンを経由してデルフトまで9日間の旅をします.「ホーラントへの旅」と名付けられた本書は,少年の旅日記に基づいて子孫が当時と同じルートをおなじやりかたでライデンまで,190年後にたどった記録.同じころ我が国では,日向の国は佐土原の老修験者泉光院が供を一人連れ,出羽三山まで6年間(1812年から1818年,文化文政期)の旅に出ています.その記録をまとめたのが石川英輔,「大江戸泉光院旅日記」(講談社文庫,1997).読みくらべてみると面白い.
In het Japans vertaalde Nederlandse literatuur
- J・ヴァン・デ・ウェテリンク(池央耿訳),
「アムステルダムの異邦人」(創元推理文庫190),東京創元社,
1981
- (
Janwillem van de Wetering, Het lijk in De Haarlemmer Houttuinen/
Outsider in Amsterdam. 1975).
- 京都の禅寺にいたこともある著者が,1977年に渡米するまでアムステルダムの警官在職のまま書いた,警察もの小説の一冊.警部補の Grijpstra と巡査部長 de Gier のコンビが活躍します.映画化され,ブレードランナーのルトガー・ハウアーが主役のオランダ版ジーパン刑事ドヒールを演じた.
-
マリオン・ブルーム(野坂悦子訳),「マタビアは貝のお守り」,
岩波書店,1997.
- (Marion Bloem, MATABIA of een lange donkere nacht. 1981, 1990.)
- 原題「マタビアまたは長く暗い夜」.アーネム生まれのインドネシア
系オランダ人ブルームの子供時代の体験に基づいた物語です.著者自筆の
挿し絵入り.
- J・ベルンレフ(枝川公一訳),「アウト・オブ・マインド」,
DHC,1996.
- (J. Bernlef, Hersenschimmen. 1984.)
- 原題「脳の影」.アルツハイマーのような病気にかかった男の目から見た世界.日に日に現実から離れていくその変貌の過程を,一人称で語っています.Adrienne Dixon による英訳“Out of mind”からの翻訳.
- ヤン・デ・ツァンガー(天沼春樹訳),「ドロップス」,パロル舎,1996.
- (Jan de Zanger, Voor een halve zak drop. 1984)
- ヤン・ドザンガーの「半袋のドロッピェのために」.オランダの少年少女の学校生活を描いた小説.(de Zangerの読みをドサンハーとしていましたが,ドザンガーのほうがより正確だと思いなおし,訂正.2002/11/14)
-
ルディ・カウスブルック(近藤紀子訳),「西欧の植民地喪失と日本:オランダ領東インドの消滅と日本軍抑留所」,草思社,1998.
- (Het Oostindisch kampsyndroom
の部分訳.)
- F・スプリンガー(近藤紀子訳),「五十年ぶりの日本軍抑留所:バンドンへの旅」,
草思社,2000.
- (F. Springer, Bandoeng-Bandung. 1993.)
- 著者は蘭領東インド生まれのもと外交官.
- J・コスター(新岡由紀訳),「クリビアにおまかせ!―ビジュアルサブテキスト」,
扶桑社, 2004.
- (Joyce Koster, Ja zuster, nee zuster. ****.)
- 1960年代後半のオランダでテレビ放送され一世を風靡したアニー・シュミット(Annie M.G. Schmidt)脚本の下町コメディ(?)‘Ja zuster, nee zuster’が2002年にリメイクされました.日本では「クリビアにおまかせ」という邦題で上映されたオランダではめずらしいこのミュージカル映画のノベライゼーションと写真集.
オランダ文学の翻訳は児童向けのものが多く,やまねこ翻訳クラブサイトにオランダ児童文学邦訳作品リスト,オランダ作品レビュー集などがあります.上記の「マタビア...」も載っている.
In het Nederlands geschreven literatuur over Japan
アーネム市民図書館の蔵書を2000年8月に調べたものなどをもとにしています.ここにない最近の本については,オランダ語で書かれた旅の本サイトBoekOpReis.comの日本についての本ページにたくさん紹介されています.
- John David Morley (vertaald), De waterhandel. Amsterdam: Contact, 1985.("Pictures from the water trade: An Englishman in Japan" (1985)のオランダ語訳)
- K.G. van Wolferen, Japan: De onzichtbare drijfveren van een wereldmacht. Amsterdam: Balance, 1989.(Amsterdam: Muntinga, 1995 Rainbow Pockets) ("The Enigma of Japanese Power" (1989)のオランダ語訳)
- Frans Boenders, Subliem en bijna niets: Een Japans dagboek. Brussels: BRT, 1990.
- Anna Schiffering, Tsugunai: Vreemde eenden in de waterhandel. Nijmegen: Bandijk, 1990.
- Ronnie Rokebrand, Reishandboek voor Japan. Rijswijk: Uitgeverij Elmar, 1992?.
- Edward Adriaensens, Japan bij nader toezien. Groot-Bijgaarden (Belgie): Globe, 1995.
- Freek Vossenaar, Glimmende muntjes: In het land van rijst en rauwe vis. Weert: Van Buuren, 1996.
- Stewart Ross, De opkomst van Japan en omringende landen. Corona, 1997. ("Rise of Japan and the Pacific Rim" (1995)のオランダ語訳)
- Brigitte Ars, Troostmeisjes: Verkrachting in naam van de keizer. Amsterdam: De Arbeiderspers, 2000.
- Adriaan van Dis, Op oorlogspad in Japan. Amsterdam: Meulenhoff, 2000.
- Rudy Kousbroek, In de tijdmachine door Japan: De hofreis van het jaar 2000. Amsterdam: Meulenhoff, 2000.
- Harriet Kroon, Zo onbeleefd. Atlas, 2001.ISBN 90 450 01357
- 東京在住のハンドルネーム町田一郎さんのご紹介で掲載.「オランダに住む、主として企業につとめる日本人たちやオランダ人がオランダの日本企業やオランダ社会での経験を語っています。」とのこと.
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