KDDI茨城衛星通信センター
(KDDIの施設としては役割を終えました)
茨城県の北部、日立市と高萩市の境界付近にKDDI茨城衛星通信センターと呼ばれる
施設があります。1963年11月に日本で初めて衛星テレビ受信に成功し、ケネディ大統領暗殺
を伝えた有名な施設です。高萩市の観光スポットに入っていますが、我々海外衛星受信者に
とってはまさに聖地。現在でも32mの巨大アンテナ2基のほか、大小10基以上のアンテナを
装備して海外と各種回線において送受信業務を行っています。

普段は門が閉まっていますが、インターホンを押して見学希望の旨を伝えると入場でき、守衛
で氏名住所等を記入して自由に見学できます。開館時間は10:00〜17:00(冬季は16:00迄)
ですが、立入り禁止区域があるので注意が必要です。
注意−2007年6月現在見学はできません

一番奥が第4アンテナ、手前が92年設置の第5アンテナで共に32mのインテルサット用のカセ
グレンアンテナです。カセグレンアンテナは主反射鏡に副反射鏡を加えて2段階で電波を集
めるアンテナで、世界で初めてこの地で実用化され、NHKテレビの「プロジェクトX」でも
紹介されました。中間にあるのが第2テレビアンテナですが、2006年現在立入り可能区域に
このアンテナのスペックを示す解説はありません。11mのパンナムサット用と聞いています。

桜のシーズンには施設内は多くの花見客で賑わいます(2006年4月9日撮影)。
写真集1
写真集2
写真集3
写真集4
2007年6月6日現在
お知らせ
KDDI茨城衛星通信センターは私の地元の観光案内としてコンテンツを作るつもりでした。
ところが、2006年4月9日の茨城新聞に年末までにここが閉鎖されるという衝撃的な記事が掲載
されました。KDDIは茨城と山口に衛星通信センターを持っていますが、経営効率化のため
山口に一本化するそうです。ここは急遽惜別コーナーに変更になってしまいそうです。新しい
ニュースが入り次第お伝えしていこうと思います。
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追加情報
2006年末で閉鎖予定の同施設ですが、国立天文台が2基のアンテナを電波望遠鏡に改造して
継続使用する構想があることを6月9日の読売新聞茨城版が伝えています。鹿嶋市の情報通信
研究機構、つくば市の国土地理院、長野県佐久市の宇宙航空研究開発機構臼田宇宙空間観
測所と合わせて4局のアンテナを使用することにより、極めて高精度の宇宙観測ができるよう
になるとのことです。気合を入れて周辺地域からの写真を撮影してきたのですが、とりあえ
ずアンテナ群の完全撤去という事態は免れそうで一安心です(2006年6月9日)。
閉鎖予定の同施設について、高萩市長が12日の市議会で、施設を取り壊さず有効活用すること
を望むと答弁し、県や日立市と連絡をとり対応していく考えのあることを6月13日の読売
新聞茨城版が伝えています(2006年6月13日)。
9月9日のNHKテレビの朝の関東ローカルニュースで同施設が取り上げられましたが、内容
は6月9日の読売新聞の記述と同一という感じを受けました。単にニュースソースが古いのか、
それとも6月には構想段階だったものが実現に向けて動き出しているのか判断はつきかねます。
(2006年9月9日)
閉所時期は当初2006年末の予定でしたが、若干遅れて2007年2月になる見通しです。電波望遠
鏡への転用計画は着々と進んでおり、地元二市と県が建物など付属施設も教育文化施設に転
用できるよう茨城大に協力を要請した事を12月23日の茨城新聞が伝えています。KDDIは来年
2007年3月に土地建物を自治体側に譲渡し、電波望遠鏡は2008年度から稼動する予定です。(2006年12月23日)
2007年3月3日にEME(月面反射通信)公開実験が行われました。 レポートはこちら(2007年3月3日)
閉所時期は今年度末で、学術や公共的利用を条件に日立、高萩両市に無償譲渡されることに
なったと3月7日の読売新聞茨城版が伝えています。県と両市は跡地利活用検討委員会を発足
させ、1年かけて青写真をまとめるとしています。アンテナ群は撤去されるようですが、電波
望遠鏡として宇宙観測する計画があるため、2基だけ残されるとのことです。最近第2テレビ
アンテナが撤去解体されているのを現地で確認しています。(2007年3月7日)
3月16日に閉所式が行われたと各新聞が伝えています。センター長が「天頂格納」を指示する
と、32mアンテナ2基が数分かけて真上を向きました。(2007年3月17日)
3月18日に私が撮影した写真はこちら
電波天文台としての稼動が近づいてきた感じがします。2008年1月26日(土)に、センター
跡地利活用法や地域の活性化を考えるフォーラムが開催されました。
現在のところ敷地内の見学は出来ないようですが、花見の時期の4月5日(土)から4月
13日(日)の間に限って20時まで入場できるようです。(New)
(2008年4月3日)
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