コラムはブログ「ホスピタリティの随想録」で書いています。
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大阪観光大学の学生用ロッカー(2006年9月1日撮影)
大阪観光大学より関西国際空港方面を望む(2006年7月6日撮影)
本日、平成17年度大阪明浄大学卒業式がとり行われました。ゼミ生全13名も
無事に卒業となりました。皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんは、大学を卒業するに際して、「さよなら」という感覚をお持ちかも
しれませんが、私は皆さんに対して「ようこそ」という感覚を抱いています。
これからは、先生・生徒という関係ではなく、同じ実社会を生きる“同士”だと
思っています。お互いがんばってやっていきましょう。
この実社会、結構厳しいですが、なかなか面白い所です。皆さんのこれからの
成功と幸福を心から祈っています。
「ようこそ実社会へ!」
(2006年3月17日)
大阪明浄大学の大学祭「第21回杏祭」が開催されました。今年のテーマは、
「ちょっと早めのクリスマス」。
大学祭開催にご協力をいただきました近隣の方々に対して心より御礼申し上
げます。また、毎日、夜遅くまで準備をしていた学友会の皆さま、模擬店やイ
ベントなどに参画して、大学祭を盛り上げた皆さま、学生の支援に熱心であった
教職員の皆さま、素敵な大学祭をありがとうございました。
(2005年11月6日)
今年も8月の約1ヶ月間、大阪明浄大学観光学部の学生数名が、大阪府内のホ
テルで実習を行っている。ホテルにおける実習は、会社見学的なインターンシッ
プではなく、社員と同じシフトで思いっきり働く厳しいものである。
このような実習のスタイルは、欧米のホテルでは一般的であり、日本のホテル
においても「インターンシップ」という言葉が広く使用されるようになる数十年
前から採用されている。
私は、今年も大阪明浄大学の実習生たちは大変な思いをして日々を過ごしてい
るのだろうと思っていたのであるが、ホテルの担当者に電話で聞いたり、学生本
人とメールでやり取りをしたり、実際にホテルに足を運んで学生の様子を見に行
ったりして感じたことは、学生は、それなりに大変な思いはしているものの、そ
れらの経験を「勉強になる」と言い、また、実習そのものを「楽しんでいる」よ
うでもある。
「今時の若者は忍耐力がない」というようなことをマスメディアは頻繁に報じて
いるが、なかなかどうして、今時の若者は・・・逞しいのである。
(2005年8月12日)
過日、2004年度の「ホテリエ・オブ・ザ・イヤー」の表彰式が開催された。
受賞したのは、帝国ホテル代表取締役社長の小林哲也氏である。
今年から始まったこの表彰式の主催は、「日本ホテル産業教育者グループ」
という組織である。
日本ホテル産業教育者グループは、ホテル産業の実務を経験し、4年制大学
の教授、助教授、客員教授、特任教授の職にある者、ならびに教授経験者によっ
て構成されている。2005年3月現在、作古貞義会長を始め、25名の会員を擁する。
私も新しく一員に加えていただいたのであるが、他の会員は、私が学生の頃から
既に大御所の先生としてご活躍されている大先輩の方々ばかりである。
私も先輩の先生方に少しでも近づくことができるように自分を磨いていくと共
に、グループの活動を通じて、ホテル産業の発展に少しでも貢献することができ
れば幸いである。
(2005年4月1日)
ご卒業おめでとうございます。
これから皆さんが出ていかれる実社会は、
教室の中の社会ほど甘くはありません。
たくさんの試練が待ち受けているでしょう。
でも、あきらめないでください。
一度しかない人生を、思いっきり暴れてください。
皆さんの成功と幸福を心から祈っています。
(2005年3月18日)
奈良県が実施しているウズベキスタン地域観光振興研修において講義をさせ
ていただいたのが縁で、ウズベキスタンから研修生として来日している観光事
業者の方々の観光プロモーション研修を見学する機会を得た。イトーヨーカドー
奈良店において、来店している人たちにウズベキスタンの文化や観光スポット
などを紹介すると共に、民族舞踊を披露したり、陶芸や模様画の実演をしたり
して、観光地としてのウズベキスタンを紹介するという研修である。
日本において、観光地としてのウズベキスタンの認知度は決して高いとはい
えないが、ウズベキスタンはシルクロードに関連する観光資源などを有してお
り、将来、魅力的な観光地として台頭してくる可能性のある国である。
今後、観光地としてのウズベキスタンに注目したい。




(2005年2月20日)
欧米から輸入された「ホテル」というものの外観に、「門松」などといった
日本の正月飾りはあまり似合わないのかもしれない。
しかし、ホテルと門松の取り合わせ、私は結構好きである。微妙なミスマッ
チ感が何とも言えず趣があるし、“欧米発のホテルだからって、日本だったら
これは当然やるだろう”とでもいう律儀で昔風な感じが良い。
正月、ホテルを訪ねた。
門松がそこにあった。

(2005年1月4日)
8月の1ヶ月間、「宿泊業実習」を履修した大阪明浄大学観光学部の学生が、
大阪府内のいくつかのホテルで実習生として働く。大学内にある観光実習室で
行われたサービス実技のトレーニングを経て学生は実習に臨むが、ホテルの最
前線では緊張や経験不足から初めは思うように成果をあげることができないか
もしれない。焦らず、忍耐強く、しなやかに実習を乗り切っていってくれれば
と思う。これから社会において仕事をしていくために必要となる「“場”に適
応する能力」に磨きをかけてもらいたい。
私は時々、ホテルのフレンチレストランで必死に働いていた未熟な新人時代
を非常に懐かしく思ったりする。また、中学・高校とバスケットボール部に所
属していたのであるが、試合に出ていた2・3年生の時代よりも、上手くなりた
いと思ってがんばっていた1年生の時代の方が記憶に残っていたりする。
この実習の1ヶ月間が、将来、学生にとって懐かしいと思える時間になりま
すように。
(2004年7月20日)
最近、大学のオープンキャンパスや高校の「総合的な学習の時間」を活用し
た出張講義などを通じて、高校生を対象にホテルや観光の仕事について話をす
る機会が増えている。講義によって、高校生の間でホテルや観光に対する理解
が深まると共に、卒業後の進路について考えるきっかけ作りに少しでもお役に
立てるのであれば、それは非常に嬉しいことである。
ホテル業界においては、優良な業界志望者を増やす方法として、ホテルを舞
台にしたテレビドラマの放映を熱望する声が多く聞かれるが、ホテル業界関係
者自らが直接“ワカモノたち”に対して「ホテリエという仕事」の魅力を伝え
ていくことのほうが道理にかなっているように感じられる。
それぞれのホテルが、家族旅行などでお客様として滞在した“ワカモノたち”
に対して“記憶に残るサービス”を提供するというのが王道であろうが、学生
を対象にしたマナー講習やホスピタリティに関する特別講演の実施、あるいは、
ホテル見学の受け入れといった社会的活動などにも力を入れることによって、
“ワカモノたち”にホテルの魅力をさらにアピールすることができるとも考え
られる。仮に、彼ら彼女らが、将来、ホテル業界を志望しなかったとしても、
将来、優良なお客様になってくれる可能性は高まる。
将来の優良なホテリエ、あるいは、将来の優良なお客様を養成するために、
小さな子供も含めた“ワカモノたち”対象の「社会的教育プログラム」をホテ
ル業界全体で構成していくというような試みもおもしろいのではないだろうか。
(2004年1月19日)
ABCホールにて行われた「よしもと温泉・観光地グランプリ」の番組収録
を見学した。以前にも触れたが、「よしもと温泉・観光地グランプリ」とは、
広く観光地を対象にして、地域ぐるみで現在実施している、あるいはこれから
実施しようとしている観光振興プランを募集するという、吉本興業プロデュー
スによる企画コンペであり、私が勤務する大阪明浄大学はこの企画に協力して
いる。どこの観光地がグランプリに選ばれたのかは放映までのお楽しみである。
番組収録後、大阪第一ホテルで懇親会が開催され、各観光地の名産品などが提
供された。
「よしもと温泉・観光地グランプリ」は、10月18日(土)14:00か
ら、ABC系で2時間特番にて放映予定である。
(2003年9月29日)
ホテル産業経営塾/第1期・第2期・第3期の合同懇親会が、過日、ホテル海
洋において開催された。「ホテル産業経営塾」は、塾長に元・オータパブリケ
イションズ常務取締役編集総局長で、現・同社編集顧問およびオフィスカズ代
表取締役の春口和彦氏、副塾長にヨコハマグランドインターコンチネンタルホ
テル総支配人の田中勝氏と山梨学院大学商学部教授の土井久太郎氏を迎え、
「舵取りに長けた産業人の育成」を目標に掲げたホテル産業に係わる実務者の
ための“塾”である。
私は、財団法人日本ホテル教育センター在籍中、事務局兼第1期生として、
この塾の立ち上げから携わる機会に恵まれた。ホテル業界の中でもトップレベ
ルで活躍する顔ぶれが集まった第1期生の中に入り、グループワークやディスカ
ッションをして過ごした時間は、私の貴重な財産である。第1期生のみの会合は
過去に何度か行われていたが、本当に忙しい中、会合に駆け付ける元塾生たち
の出席率の高さは驚異的といえる。
塾生も第1期・第2期・第3期とあわせて100名に迫るまでになった。それぞれ
の個別組織で活躍する才能溢れる人材たちが、将来、ホテル産業経営塾という
枠組みを通じて、ホテル産業全体、延いては社会全体に貢献するような何かに
取り組んでいくことができれば素晴らしいことである。
(2003年9月16日)
「よしもと温泉・観光地グランプリ」の第一次審査を通過した観光地の一
つである石川県・奥能登を訪問した。
「よしもと温泉・観光地グランプリ」とは、広く観光地を対象にして、地
域ぐるみで現在実施している、あるいはこれから実施しようとしている観光
振興プランを募集するという、吉本興業プロデュースによる企画コンペであ
る。いくつかの優秀な企画には、モニターツアーを実施し、吉本興業のタレ
ント「はやらし隊」がテレビ番組取材に訪問すると共に、グランプリに選ば
れた観光地には、グランプリ受賞記念ツアーの実施やテレビ番組の放映が予
定されているという。私が勤務する大阪明浄大学はこの企画に協力しており、
今回、私は、第二次審査に進む石川県・奥能登を訪問する大阪明浄大学観光
学部学生の研修旅行に同行することになったのである。
「よしもと温泉・観光地グランプリ」によるパブリシティ効果は、それぞ
れの観光地に“瞬間最大風速”をもたらすかもしれないが、その効果を持続
していくためには、今後の地元の方々の観光振興に関する継続的な取り組み
が必要となってくるであろう。この企画をきっかけに、それぞれの観光地に
おいて、観光振興に関する“持続可能な枠組み”が築かれることを期待した
い。
一方、研修旅行に参加した学生もこの経験をこれからの観光学の勉強に生
かしていってほしい。様々なアプローチが可能とされる観光学であるが、や
はり、実際に観光地や観光施設に足を運び、その場所において、自分の目で
見て、自分の耳で聴いて、自分の肌で感じることは大切である。プロフェッ
ショナルの視点と観光客の視点、その両方を兼ね備えた優秀な観光実務者と
して、将来、ご活躍されることを期待しています。
(2003年9月1日)
8月より約1ヶ月間、「宿泊業実習」を選択した大阪明浄大学の学生が大阪
府内のいくつかのホテルで実習を行う。日本の大学がいわゆる「インターン
シップ」に力を入れ始めたのはここ数年のことであるが、ホテルにおける実
習は専門学校を中心に数十年前から実施されている。
日本の大学の一般的なインターンシップは、1週間程度の見学会的なものが
多いのに対して、ホテルにおける実習は、少なくとも約1ヶ月間、サービスの
最前線で顧客に対して社員と同様に接客や業務を行うといったかなりハード
なものである場合がほとんどである。学生に教室の中では得ることのできな
い多くの経験を積んでもらう教育プログラムとしてホテルの実習制度は重要
な役割を担っている。
ホテルの実務は精神的にも肉体的にも決して楽なものではなく、加えて、
ほとんどの学生にとって企業社会を体験することは初めてである場合が少な
くない。ホテルに限ったことではないが、様々な年齢層の様々な価値観を持
つ人材が集う企業内の人間関係の難しさや社会の“裏側的”出来事に直面す
ることもあるかもしれない。実習生は、それらのことを“しなやかに”受け
止めて実習を乗り切り、1ヶ月後、実習前よりはるかに成長した自分がそこに
いることを体感してほしい。そして、困難な状況にこそ多くのチャンスがあ
るのだということに気付いてほしい。
実習先ホテルのホテリエの皆様、プロフェッショナルとしてのプライドに
懸けて、実習生に一流ホテリエの仕事ぶりとサービスに対する姿勢を見せつ
けてあげてください。時に厳しく、時に優しく、実習生へのご指導ならびに
ご支援をよろしくお願いいたします。
(2003年7月22日)
6月28日の日経新聞・NIKKEIプラス1の何でもランキングにおいて、「専
門家お薦めの国民宿舎」が発表になった。リーズナブルな価格で快適な宿泊
サービスを提供する国民宿舎が増えてきているという。給与・賞与が削減さ
れる昨今、夏休みに家族で訪ねるのにお薦めの国民宿舎を紹介しようという
企画である。
私はこのランキングを決める投票に参画する機会を得た。国民宿舎という
それほど一般に知られているとはいえない宿泊施設にスポットライトがあた
ることは好ましいことである。これをきっかけに多くの人たちが国民宿舎を
訪れ、楽しい時間を過ごされることを望みたい。
一方、このところ「ホテルランキング」の特集記事に元気がないように感
じられる。一時期、雑誌の表紙を飾ることが多かった「ホテルランキング」
も、最近では2番手、3番手扱いになっていることが少なくない。ランキング
の結果が大げさに扱われるのは問題であろうが、あまり扱われなくなってく
るのも寂しい気がする。
(2003年7月1日)
ロイヤルパーク汐留タワーにシミュレーション・ステイ(試泊)する機会
を得た。同ホテルは、7月1日の開業前に試験的に顧客に施設を利用しても
らい、サービス・デリバリー・システムのチェックや従業員の実地訓練を行
っている。
チェックインの際、おそらく新人と思われるフロント・クラークが一生懸
命に接客にあたってくれた。ベテラン・ホテリエの洗練されたサービスをも
凌駕してしまうほどの魅力が新人の“全力サービス”にはある。開業して何
年、何十年経っても、その一生懸命さが失われないことを期待したい。
客室においては、先進的なインテリア・デザインが目を引く。モダンな
アートワークが、「W」と同様の客層をターゲットにしていることを予感さ
せる。パソコンによる情報サービス「サイバーコンシェルジュ」も画期的な
試みである。日本の宿泊施設として新しい方向を打ち出したホテルであり、
それゆえ“顧客が試されるホテル”であるともいえる。
開業までに、シミュレーション・ステイの成果を生かして、さらにオペ
レーションの精度を向上させていくであろう。これからのロイヤルパーク汐
留タワーの動きに注目したい。
(2003年6月18日)