エレベーターアクション
タイトーより85年6月28日発売 \4,900(税別)
なんとも形容しがたい効果音をあげつつ、30階建てのビルに屋上に舞い降りたスパイ。このスパイの目的は、ビルの中に隠された機密書類を手に入れることだ。
ゲームはアクションもので、銃で迫りくる敵(ガードマン)をやっつけるという良くある内容のものだが、いろいろとイカス設定が多々あるのが良い。まず、エレベーターだ。
エレベーターの中にいる人が、思ったとおりに自由にエレベーターを昇降させれるというのはすばらしいテクノロジーではあるまいか。また、エレベーターの入り口が左右にあるのもすごい。最近は車椅子使用者のために、前後に入り口がありエレベーター内で方向転換しなくても乗り降りできるというものがあるが、この当時としては画期的なことであろう。そんなすごいビルなのに、電球一つ撃ち落とすだけでビル内全部が停電して真っ暗になるとはどういうことか。しかし、照明が消えても、エレベーターやエスカレーターは動くのでびっくり。どういう電力システムを持つビルなのだろうか。もしかして、エレベーターやエスカレーターは人力で動かしているとでも言うのだろうか。いやいや、ひょっとしたら我らがさくらちゃんがクロウカードの力を借りて動かしているかもしれない。謎は広がる。
そして、機密書類がなぜかすぐにわかる赤いドアの中にあるという点。なんでそんな目立つところにおきますか。それにどうして鍵もかかっていないのですか。さらに、ばれない様にわざわざ屋上から侵入したと思われるのに、ビル内には既にスパイを狙撃しようとする輩が大量にいるのも面白い。敵にモロバレなのだ。侵入でも何でもないのである。まー、あんな派手に妙な効果音を出して侵入してこればばれても当然という気もしないでもない。良く考えたら侵入したスパイを大勢で攻撃するより、一人が機密書類をもってどこかに逃げた方がいいような気もするが、敵前逃亡はもってのほかなのか?
というか、そんなことやられたらゲームになりませんな。
と、いろいろイカス設定で笑える部分も多くあるが、面白いと感じるのも事実。実際、ゲーセンではリニューアル版のエレベーターアクションがあったし、ファミコン以外にも(元々エレベーターアクションはアーケードからの移植だったんだけど)いろんなハードに移植されている。
まあ、エスカレーターの昇り降りや、赤いドアに入るときの立ち位置がややシビアで、慣れないとなかなか上手くいかない所が難点といえば難点かもしれないが、これを克服すればもうあなたはエレベーターアクションの虜。
さすがに今遊ぶと、地味な画面と、狂った効果音や音楽(笑)に驚くかもしれないが、超楽しく遊べるゲームであることには変わりない。
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