58.ダジャレ紀行in常磐線 その2 (最終回)
注意 : 前回に引き続き、今回の危険地帯も絶対零度ですので、冷え性の方、短気の方、寒いとメールを送ったりなどはご遠慮ください。
M「思わず、北千住では問答になってしまったね。」
A「なんで俺ばっかり答えないといけなかったんだ?」
B「嬉しそうに答えてたじゃん。」
A「松戸で勝負かけるよ、俺。」
B「通過する綾瀬(あやせ)、亀有、金町は?」
A「まあ、好きにしろ。」
B「え、鈴木史郎?」
A「もうそれは終わったぞ、Bよ...」
M「相川綾瀬。」
A「はぁ? 唐突に何? ひょっとしてもう始まってる? しかも綾瀬で?」
M「綾瀬は地元ですから。」
B「大川綾瀬。」
M「渋いっ! 君は渋いねぇ。CLAMPファン以外はわからんネタだねぇ。」
A「ちきしょう、ええと、ええと、堀川綾瀬。」
B「? あ、ひょっとしてそれって、放課後恋愛クラブ?」
M「エロゲーじゃん。普通は思い付かないラインだなぁ。ななせネタはもう枯渇か?」
B「亀有(かめあり)あるかい? 亀有。」
A「ダフ屋のような言い回しだな、お前。俺はもう松戸に絞る。邪魔するなよ。」
M「壁に耳あり障子に亀有?」
B「弱いなぁ。下車か?」
M「なに? じゃあ、、、」
A「綾瀬まみ!」
M「あんたさぁ、いきなり大声で何? 松戸に集中するんじゃないの? しかも綾瀬はもう終わったんだっちゅーの。」
A「すまぬ、ちょっと思いついたものでな。もりぽむもパイレーツはもう寒いかと思うぞ。」
M「もりぽむじゃなくて、Mね。やつらはもう潮時か? やはり。」
B「亀有だっちうの〜」
A「とか言ってる間にもうすぐ松戸(まつど)。君たちは思い付いたかね、松戸。俺はバッチリだな。君たちには下車してもらおうか。」
M「そう、じゃあ降りようか。うちで遊ぼう、Bくん」
B「そうしようか、じゃあAくん一人で行ってね。」
A「おいおいおい、待てよ。寂しい事言うなよ。君たちあっての事だからさぁ、それにMの家に行っても何もないって。」
B「それもそうかぁ。」
M「なに? 聞き捨てならぬ言葉だな。」
A「さあ、松戸だ。松戸。言え言え、さあ言え、すぐ言え。」
M「え、え? 松戸ナルド?」
A「かぁ〜! なにそれ。」
M「え、ハンバーガー屋...」
A「だめだめ、Mは下車か?」
M「だから降りるって言ってるじゃないのよ。」
B「そういうAくんは何? 言ってみろよ。」
A「俺のはトリだな。Bから言えよ。」
B「う、やけに強気なやつ。そうだなぁ。えーと、松戸うや由実ってのは?」
A「さむっ! サムっと言っても安室ちゃんの旦那じゃないぞ。」
M「あんたの方が寒いわ。」
B「とにかく僕とMくんは言ったぞ、Aくんの番だ。」
A「ふふん、聞いて驚くな。」
M「早く言え。」
A「松戸で待つど〜」
MB「!...(ファミコン探偵倶楽部風の驚き)」
A「どうだ、驚いたか。」
B「寒くて驚いた。」
M「Aの下車決定な。」
A「おいおい、待てよ。俺のこの洗練されてかつ優雅なギャグのどこに落ち度があるというんだ。」
M「どこが優雅なんだよ。「が」は「が」でも毒蛾って感じだな。」
B「あんたも言うねぇ。」
A「わーった。皆まで言うな。勝負は次だな。」
B「そうやってごまかす。負けを認めてもいいよね。」
M「いいだしっぺのくせに。」
A「という事で諸君、次は柏(かしわ)だ。」
B「柏って行った事ないよ。柏レイソルがあるんだよね。」
A「なんて単純な思考回路。そんなんだからギャグも寒いのだ。」
B「どうしよう、Aくんに言われてるよ。人間やっていく自信無くしちゃった。」
M「まぁまぁ、ギャグでギャフンと言わせてやればいいじゃないか。」
A「ギャフンだって。マンガの効果音以外に使われる事あるんだな。」
M「う、うるさいなぁ。柏だな。柏っ。」
B「通過駅は?」
A「いつものように適度に言え。」
M「通過駅って何があるんだっけ。」
B「えっと、北松戸、馬橋、新松戸、北小金、南柏だね。ちなみに馬橋と書いて「まばし」と読むようだね。」
A「北とか新とかつくと、ギャグにならないんだよなぁ。」
M「新松戸ナルド。」
A「なにそれ。」
M「新しいマクドナルド。」
A「まんまじゃねーか。そういうやつは下車。」
B「柏柏、ごぞんじ柏? ってのは?」
M「ウテナ限定って感じだなぁ。ピンポイントでウケるかも。」
A「ウテナ観てないから何の事やら分からない。」
M「エレファント柏市。ってのはどうだ?」
A「いかん、ちょっと笑ってしまった。おかしーわー。」
B「なんかAくんのセンスを疑っちゃうんだけど。」
A「なにおう!? キサマ、俺の本当の姿をまだ知らないからそういう事言っていられるのだ。」
M「見せてもらいたいものだな。その本当の姿とやらを。」
A「ま、魔力が足らないから無理だ。」
B「なんだろ、それ。」
M「次は柏かしわ?」
B「そうだよ。」
A「馬鹿。これでもシャレを言っているんだよ。まじめに答えたら傷つくだろう。」
B「あ、そうだったの? ゴメン。」
M「俺の立場は...シクシク。」
A「タイのお柏。」
M「わーい、寒い寒い。」
B「お柏300円以内とか?」
A「バナナはお菓子には入らないのな。」
M「好きな柏誰ですか?」
A「えー、工藤静香〜。ってなにをまじめに答えてるんだ俺は。」
M「お? 工藤静香って冗談じゃなかったの? 真剣だったんだ。」
A「うるさいなぁ。」
B「僕はね、、、、」
A「お前もまじめに考えなくていいから。」
A「柏は激闘だったな。」
B「シャレにしやすいよね。」
M「柏に住んでいる人、怒るよ。」
A「次は、我孫子(あびこ)か。」
M「はいはーい、ミスターあびっこ!」
A「言うと思った。」
B「僕の妹の名前、我孫子っていうんだ。」
M「嘘つけ。そもそもお前に妹いないじゃん。」
B「むー。」
A「日本で一番大きい湖。」
M「? 琵琶湖?」
A「うーん、やっぱり駄目か。」
B「なんとなく語感は似てるけどね。」
M「何? 今のシャレだったの? 駄目ってわかってるなら言わすなよ。」
A「もしかしたら口に出せばそれなりに聞こえるかと思ってな。すまぬ。今のは反省してる。」
M「やけに素直だな。」
B「針素直。」
A「おまえなぁ。」
B「知らない? 似顔絵書く人。」
A「そんなのわかってるよ。その寒いシャレはなにかと問うておるのだ。」
M「はいはい、我孫子ですよ。アミーゴ!」
B「質問。」
M「はい、なにかね、君。」
B「今のは、ひょっとして、笑うところですか。」
M「笑いたくば笑え。」
A「切れがないよなぁ、切れが。」
M「あんたに言われることではないなぁ。」
B「おっと。いつのまにか我孫子をすぎて、次は天王台(てんのうだい)ですよ。」
A「日本の象徴といえば?」
M「天皇だーい!」
B「これはもうこれでいいんじゃない? Mくんもそんなに嬉しそうに言わなくても。」
A「うむ。これは完成されたダジャレといえよう。文句無しだな。これしかないだろう。」
M「そうかぁ? 天皇dieというのも...」
A「こら、危険な事言うな。死んでどうする。こういう話はこれ以上は止めておこうな。」
B「ということで、次は取手(とりで)です。」
M「我々の下車地です。」
A「誰に説明してるんだよ。」
B「取手って「とりで」って読むんだね。「とって」かと思ってた。」
M「それは、取手にとって、良くない間違いだな。」
A「複合技で来たか。」
M「最後だからね。」
A「まさに、最後の取手。」
M「くっ! わいが言おうと思ったのに〜」
A「お前の考えることくらいわかるわ!」
B「今日は休日! トリデー!」
M「けっ。」
B「なに、そんなに駄目かな?」
A「さわやかトリデーのほうが良かったな。」
M「元ネタ何よ。ひょっとしてトイレの芳香剤?」
A「わかってるなら言うなよ。照れるじゃないか。」
B「それ言っちゃうと、ビューティフルトリデーとか、キリがなくなるね。」
M「うん、サンデーマンデートリデーとか言い出しそうだし。」
A「もう言ってるじゃんよー。しかもデーしかあってないし。」
B「クロノトリデー。」
A「スクウエアな奴め。」
M「トリデバビデブー、 とか。」
A「文字だと何のことだかわからないぞ、きっと。」
M「入れ歯の洗浄剤か。」
A「そりゃ、トリデント。いいかげんにネタ切れか。」
B「あ、着いたみたいだよ。最後に一発なにか。」
A「え、あ、うーん、取手にいっとりで〜! なんてのは?」
M「下車だな。」
B「異議無し。」
A「言われなくても降りるよ。」
ということで、我々の過酷な旅は終焉を迎えた。
A「ところで、この電車どこ行き?」
M「土浦(つちうら)みたいだよ。」
B「ウ〜ララ、ウ〜ララ、土浦で〜。」
A「東京に強制送還しようか。」
M「どうだね、それがええ。」
B「悪かったて。」
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