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| 危険地帯 | |||||||||||||||||
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90.CRカードキャプターさくら 日本で働く人たちがその手を休めてまで見入ってしまったため、国民総生産、いやもとい、最近は国内総生産というのか? それを大幅に減少させ、景気の回復どころかますます悪化してしまったという脅威のコミックスが存在する。わざわざ私が書かなくとも、皆様もうとっくにご存知のことと思われるが、とりあえず私の指が本能的に激しく「カ」から始まるその名入力したがっているので書いてしまう。その名はもちろん「カードキャプターさくら」である。 そのあまりの人気ぶりにアニメ化もされた。ゲームだCDだと、メディアミックス展開も積極的に行われた。原作やアニメ放映が終わった今も、以前ほどの盛り上がりは無いにせよ相変わらず国民には高く支持されており、それは最近誕生した小泉とかいう総理の支持率よりもはるかに高い数値であるから驚きである。 …などと書く小生の頭のほうが驚きである。 一体俺はどうしちまったというんだ。いくら激しく萌える作品だとはいえ、そろそろカードキャプターさくらから離別したいのである。四捨五入して30になろうとする男が、さくら萌え〜などと一日平均約200人が見ている皆さんの前で平気で叫んでいることに、幾ばくかの不安を感じるようになったのである。これを「成長」とみるか「退化」とみるかは物議を醸すところであろうが、こんなことを考えていても結局さくらちゃんとは一生縁を切れないような気がする。 もし万が一にも何か間違いが起こって小生が結婚なんぞし、娘が生まれちゃった日には間違いなく「さくら」と命名するに違いない。決して娘に名前の由来を教えることができない暗黒の名前だ。仲間には「馬鹿かお前は」と一生罵られるに違いない。しかし、よく考えてみれば小生の仲間も同類が多いいような気がするので、「それでこそ漢の中の漢」と褒め称えられるかもしれん。なお、男児だった場合には興味がないので、奥さんにすべての命名権を与えるものとする。 ちと前置きが長くなったので本題に入るが、カードキャプターさくらがメディアミックスの王道を行くのであれば、ぜひとも進出してもらいたい分野がある。それはパチンコなのだ。 そんなの絶対ありえない! と思う人も多数いるだろうが、良い子のためのマンガ「サイボーグクロちゃん」ですらパチンコ台になる昨今、決して不可能なことではないのだ。 パチンコは30兆円産業といわれ、遊戯人口も老若男女問わず3000万人を超えている。これだけの巨大産業であるがゆえに各メーカー間の競争も非常に激しいのだが、遊戯機規則に則り、保通協の検定に合格しなければならない現代のパチンコ台(特にCR機)は、どの台で遊んでも同じような感じであり、マンネリ化してきているのが現状なのである。 たとえば、最近大ブレイクしている「CR天才バカボン」は、天才バカボンに登場する誰でも知っているキャラクターを多数起用し、絶妙かつ多彩なリーチアクションで人気を博している。液晶画面も非常にきれいで、パチンコとしては高い技術を投入していると思われる。ところが、「CR海物語」シリーズというのは、どちらかといえばバカボンとは対極をなす台だ。リーチアクションはそれほど多彩というわけでもなく、バカボンのようにいろんなキャラクターがごちゃごちゃと出てくるわけでもなく、非常にシンプルな台であるのだが、そのシンプルさが逆に受けていて、現在でも人気のある台の一つである。 パチンコの難しいところが、この演出のバランスなのである。複雑怪奇でもよくないし、単純すぎても良くない。全然当たらない上に糞長いスーパーリーチなんてのも、時間効率が落ちるし鬱陶しいので全く評価されない。先述の2台はこのバランスがウマイので、設置台数が15万台を超える人気台となっているのである。
そんな人気台になること間違いないのが、「CRカードキャプターさくら」である。キャラクターは、冒頭に書いたとおりに日本国民であれば誰でも知っているので、受け入れは容易であろう。 スペックは、大当たり確率は317.7分の1(確変時は59.6分の1)。賞球は5&15。平均出玉は2100個(15ラウンド10カウント)。15ラウンド9カウントで出玉1900個に抑えた高交換率店用のものも出す。確変は2分の1のST10000、リミッター無し。…というごく標準的な99年基準機。液晶画面の演出は、最近「仙人パラダイス」や「ばくばくBANK」などといったオタパチを手がけているテクモに任せる。オタパチとは、小生のような歪んだ人間がいかにも好みそうな絵柄のパチンコである。無論小生なんぞは激しく予算を投入している次第であり、その結果我が家は経営破綻寸前に追いこまれており、ご愁傷様といえよう。ただでさえ「はにゃ〜ん」などとのた打ち回って人間の道を踏み外している小生なのに、さらにギャンブルにまで手を出し、今や廃人同然となっている小生を皆様はどう思われるか。結婚したら奥さんは、みのもんたに人生相談すること必至であろう。あのホワイトボードに、「30歳夫。はにゃ〜ん、萌え〜などの謎の言葉」「パチンコに費やす日々」などとアシスタントに書かれた挙句、「奥さん、別れなさいよ」とみのの究極の一言が出る。あなおそろしや。少し改心せねば。 まあ、それはともかく、重要なのがリーチの演出である。さくらちゃんが「レリーズ!」と叫ぶと、クロウカードから次々に絵柄が出てきて、最終的にリーチ絵柄が出たら当たりとなる。通称「レリーズリーチ」。 さくらちゃんと桃矢兄ちゃんが登場。桃矢が「怪獣みたいだな」というと、さくらちゃんが「さくら、怪獣じゃないもん」といい、喧嘩を始める。「いつか絶対電柱のように大きくなってふんずけてやる!」でSP発展。電柱のように大きくなったさくらちゃんが、絵柄をどんどん踏んでいき、最終的にリーチ絵柄を踏んで桃矢兄ちゃんが降参すれば大当たりするという、「さくら怪獣じゃないモン」リーチも萌えることうけあいだ。 また、知世ちゃんのコスチュームを次々と着替えていく「着替えリーチ」も外せないところだ。 プレミア系も当然完備。リーチになったときにさくらちゃんが「絶対大丈夫だよ」といえば、全回転に発展し100%大当たり確定! 確変確定だとなお良い。 大当たり中は、BGMとして「Catch you Catch Me」が流れる。液晶画面の演出は、ばくばくBANKのように、さくらちゃんの一日を追った感じになると萌えるな。R(ラウンド)1〜2はケロちゃんが起こすシーン。R3〜4は朝食を食べるシーン。R5〜6はローラーブレードで登校するシーン。R7〜8は授業中やお弁当を食べているシーン。R9〜10はクラブ活動シーン。R11〜12になってクロウカード捕獲シーン。R13〜14でお待ちかねのさくらちゃん入浴シーン(笑)。最終ラウンドは寝るシーンとする。入浴シーンだけを目的にする人が後を立たないだろう。予告は「はにゃ〜ん」や「ほえ?」。リーチ時の信頼度がアップする。大当たり絵柄は、さくらちゃん(7)、知世ちゃん(1)、ケロちゃん(3)、雪兎さん(5)、シャオラン(9)は確変絵柄。さくらちゃんの友達や、木之本家の人々、クロウカードは通常絵柄とする。もちろん、これらの絵は、原作版を元とする。アニメ版はダメじゃないけど、できれば原作がいい。 台枠はピンク色にし、徹底的に恥ずかしくする。目立つことうけあいだ。 実際にこの台が登場したら、パチンコ店はどんなに釘を閉めても小生のような愚か者が次から次へとひっきりなしに打つだろうから、店は笑いが止まらないほど儲かるだろう。店にとって美味しい台となることは間違いないのだ。メーカーにとっても、大ヒット間違いなしだから儲かるに違いない。だから、どこか作ってくれまいか。と、小生はこんな妄想をしてしまうのであった。 まあ、CRカードキャプターさくらが出るその日まで、CRキャットジラのセルに登場した似非さくらちゃんに萌えていることにしよう。
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