レポートに2週間もかかってしまい申し訳ないですが、この間(1999年10月2日)行われた「第1回 マリオブラザーズ大会」について報告する次第です。
でも、詳細はほとんど覚えていないので、何か間違いがあったら教えて下さい>参加者各位。情けねー

1.開催場所および参加者

去る10月2日土曜日に行われたマリオ大会。参加希望は13名にも上ったのだが、当日都合がつかなくなってしまったなどの諸般の理由により、実際に参加したのは、 私もりぽむを含めて9名であった。割と人が集まった方ではなかろうか。
会場となったのは、東京都足立区北千住にあるもりぽむ邸であった。もりぽむ邸といえば昔は北綾瀬とかいう辺境にあるという事でその名を轟かせていたのだが、現在では 家の窓から女子校が鑑賞できるという事で有名となり、一大観光名所となってしまっている今日この頃である。
その北千住に集った精鋭8名は、北は埼玉県熊谷、南は神奈川県横浜や茅ヶ崎、東は千葉県東千葉からと、遠路はるばるお越しくださった方ばかりであった。ファミコンゲーム、しかも 今から15年以上も前のマリオブラザーズで遊ぶためだけに、片道1000円以上の交通費をかけてわざわざやってくるという情熱には感服である。

ちなみに、この日の参加者は以下の通り。本名の方はいちおうイニシャルで表現した。数字は、くじ引きで適当に決めた、あの番号である。

  1. 風来の孟徳さん ・・・ 豊富なファミコンの知識で皆を圧倒。
  2. 5号さん ・・・ 今大会の立案者。
  3. Tenさん ・・・ 今大会のちょうど1週間後に、大宮ソニックシティで再会。なぜかはヒミツ。
  4. G藤さん ・・・ 5号さんの友人その1。今回の大会はこの方抜きでは語れまい。
  5. K林さん ・・・ 「さんすうあそび」が上手い。我が蔵書のファミコンマンガを読み漁っていた。
  6. S原さん ・・・ 5号さんの友人その2。一つ一つの技が冴え渡る。
  7. わし ・・・ もりぽむであり、馬鹿であり、説明不要。
  8. フクダさん ・・・ おみやげにCCさくらのピンズをくれた良い人。ちょうど例の臨界事故があった当日、茨城県日立市にいたらしい。
  9. N根さん ・・・ 5号さんの友人その3。今大会一番の実力者。

2.大会規定

  1. 基本はトーナメント方式。参加人数が奇数のため、シード選手が1人いる。
  2. 3位以下決定戦は、総当たり戦。最初からすべて総当たり戦でやっておけばよかったのかな?
  3. 1回戦の対戦相手は、くじ引きにて決定。9番を引いたものはシード選手。
  4. マリオを使うかルイージを使うかは、対戦者同士によるジャンケンにて厳正に決定。
  5. 全滅した方が敗北。得点は考慮しない。
  6. 何面で闘っても良いし、カニをピンクにしてもいいし、2万点を越えて1upしてもよい。つまり、細かいルールは対戦者同士が勝手に決めよ、ということになった。

3.大会結果

優 勝N根さん
準優勝風来の孟徳さん
第3位S原さん
第4位フクダさん
第5位Tenさん
第6位5号さん
第7位K林さん
第8位わし
第9位G藤さん

優勝したN根さんには、優勝賞品として「レーザーコマンダー(箱説付きで新品ぽいが、実は動作するかどうか不明というジャンク品)」を授与。
最下位だったG藤さんには、それは恐ろしい罰ゲームが待っていた。詳しくは後述。

4.大会ダイジェスト

10月2日はまずまずの天気に恵まれ、絶好のマリオ日和であった。部屋の中でやるので天気はさほど重要な問題ではないのだが、やはり雨の日はなんとなく気分が憂鬱であり、 せっかくの晴れ舞台であるマリオ大会は爽快な気分で臨みたいところなので、晴れて良かったのである。

待ち合わせ場所であるJR常磐線北千住駅改札前に到着した私の首には、優勝賞品であるレーザーコマンダーがぶら下がっていた。明らかに異様な格好である。これだけ怪しい 格好をしていれば、私に会ったことがない参加者の皆様も一発でわかることであろう、という思考が働いたからわざとこのようなアクセサリを身につけたのだが、どうやら外したようで、 私もさる事ながら一緒に待機していた参加者の皆様もかなり恥ずかしそうであった。次回(あるのか?)はもっと考えた格好しますんで今回はスマヌ、ということで。

約束の12時30分に3人の勇者が集まった。残りのメンバーは若干遅れるとの連絡があったので、一足先に会場である私の家へ向かうことにした。到着後、珍しそうにもりぽむ宅を 眺めた後、早速ファミコンゲームを開始する皆様。チャレンジャーか何かで遊んでいる最中に、残りのメンバーが北千住駅に到達したとの報を受けたので、残りの皆様を迎えに駅まで行く。

これで9人全員揃ったわけなのだが、いかんせん二間しかない我が家である。しかも男9人である。むさくるしい...いやいや、人口密度が限りなく高いのである。窮屈そうに座る皆様を 見て大変申し訳ないと思った。これで予定通り13人来ていたら一体どうなっていたのだろうか。それを考えるとちょっと恐くなった。次回もしやることがあったら、ちゃんとした会場を借りたい ですな。

昼飯食ったり、部屋の中を物色したり、私の家に来た人は絶対にやる恒例の「ベランダから女子校観察」などとという一通りの儀式を終え一段落した後、大会を開催することになった。 前述のように大会はトーナメント方式なので、とりあえずトーナメント表を作ろうと筆を取ったもりぽむは、なぜか漢字を間違えたりシード部分の線が上手く引けないなどという失態を見せ、 見事なまでの馬鹿ぶりを披露してしまう。戦闘順序を厳正なるくじ引きで決めた後、第一回戦第1試合が開始された。
ちなみに今大会の様子はビデオに納められているのだが、さんさんと降り注ぐ日光が撮影に支障をきたすということで、部屋のカーテンが閉ざされた。部屋の中は暗いのである。 休日の昼間、男9人が集まって薄暗い部屋の中でマリオブラザーズに勤しむなんてことやってるの、きっと日本で私達だけだろう。

第1試合は風来の孟徳さんvs5号さんである。実力が均衡しているのか、なかなか勝敗がつかない。ハイレベルな技も飛び出す。さすがはマリオ日本大会である。開催した価値があると いうものであろう。その熱い戦いに、ギャラリーからも驚嘆の声が上がった。第1試合は激闘の末、風来の孟徳さんの勝利となった。試合後のヒーローインタビューで風来の孟徳さんは、 「負ける気がしなかった」という旨の強気な発言をなされ、皆の闘志を一段と高めるに至った。さすがレベルの高い世界大会である。皆それほどまでに真剣なのであった。たかがマリオ ではないのだ。マリオという一種の競技というかスポーツに汗を流す私達なのであった。

第2試合以降も、非常に高レベルの戦いが繰り広げられた。思わず息を呑むその試合展開に、唖然としたのはもりぽむであろう。私のレベルをはるかに超越した戦いが、目の前で行われて いるのである。私なんぞの低レベル野郎は、秒殺されるのではなかろうか。そんな精神的に不安定になっている時に遂に私の番が来た。対戦相手はフクダさんである。CCさくらのピンズを くれた心優しいフクダさんである。結果として、せっかく遠いところをわざわざ来てくれたんだから...ということでフクダさんに勝ちを譲った。などと思わず苦しい言い訳をしてしまった。 勝負の世界に私情を挟んではいけないのである。もう完敗である。しかも私は、広く一般的には有利とされているルイージを使っての敗北である。私の想像を超える技が惜しげもなく披露され てる今大会、いろんな意味で勉強になったのである。

第二回戦、すなわち準決勝もあいかわらず高次元の戦いで、ギャラリーも画面に釘付けだった。特に冴え渡るのがN根さんであろうか。マリオのいる段にファイヤーボールが出るという法則を 巧みに使い、ファイヤーボールでマリオを虐殺していく手法なのだが、それがとても鮮やかで、見ていて見事であった。決勝戦は、風来の孟徳さんvsN根さんの戦いとなったのだが、決勝戦の 前に3位決定戦をやろうという事になった。3位決定戦にエントリーするのは準決勝で惜しくも負けたTenさん、S原さん、フクダさんの3名である。3位決定戦は総当たり戦で、一番勝ち星が 多い人が3位となる。この結果、2勝したS原さんが3位、1勝したフクダさんが4位、0勝だったTenさんが5位という結果になった。

そうして決勝戦である。ジャンケンの結果、風来の孟徳さんがマリオ、N根さんがルイージとなった。実は風来の孟徳さん、一般的に不利と言われているマリオでここまで勝ち進んで来ている。 どちらも腕は確かの猛者である。嫌でも盛り上がること必至であろう。そしてその火蓋が切って落された。1面で決着を付けようとするN根さんに対し、どんどん敵を倒して得点を稼ぎ、 1upしている風来の孟徳さん。両者の戦いぶりは正反対だ。果敢にアタックを仕掛けるN根さんとそれを巧みにかわす風来の孟徳さん。赤と緑が織り成す可憐な舞。それは見ていて芸術であった。 そしてその長い戦いを制したのは、N根さんであった。会場からは惜しげもない拍手が起こった。近所から見れば一体この部屋で何が行われているのかさっぱりわからないであろう。 N根さんには優勝賞品であるところのレーダーコマンダーが授与され、無事にマリオ大会はその幕を閉じたのであった。

と言いたいところなのだが、順位は5位までしか確定していない。6位以下の順位も決めなければならぬ。つまり最下位決定戦である。しかも、最下位になったものには、罰ゲームが与えられるのだ。 その罰ゲームの案として、「女子校にビデオを持って潜入し、中を撮影する」とか、「女子校の中の自動販売機でジュースを買って来て、その様子をビデオで撮影する」など、なぜか女子校がからむもの ばかりで、本当にこの罰ゲームに決まりそうなところまで審議が進んでしまった。ちなみにこの日の女子校は校内でなにか行事があったらしく、多数の若い女子の声が我が邸宅にまで聞こえてきた ほどの盛況ぶりであった。こんなところにビデオを持って入っていったら、一発で警察に捕まる。こんな罰ゲームだけは絶対にやりたくない。最下位決定戦にエントリーされている一回戦で敗北した 4人は、顔が引きつっていた。結局、最下位になったものには買い出しに出てもらうという事で、決着がついた。だがしかし、この買い出しがどれほど恐ろしいものになるかなど、現段階ではわかるはずも なかった。

最下位決定戦も、3位決定戦と同様に総当たり方式で行われた。一番勝ち星が少ない人が最下位である。そうして2勝をあげた5号さんと、K林さんが同点決勝を行い、5号さんが6位、K林さんが 7位という結果になった。注目の8位9位決定戦にエントリーされたのは、1勝同士のG藤さんともりぽむであった。主宰者の意地として、ここは負けるわけにはいかない。死闘の末、どうにかもりぽむは 勝利し、8位に。G藤さんは9位という結果になった。これで全順位が確定したわけだ。最下位決定戦は、なんとなく決勝戦よりも盛り上がったような気がする。

罰ゲーム遂行の時が来た。罰ゲームは買い出しである。ただし、費用の負担はない。ここで、N根さん(S原さんだったかも)からとんでもない商品名称が飛び出した。

「チェリオのメロン。ただし瓶で」

恐ろしいことを言う人だ。こんなの今の世の中を探してどこで売っているというのだ。チェリオ自体絶滅しかけているのに、缶ならまだしも、瓶のヤツを探して買ってこいという厳命が下されたのである。 北千住は下町なので、駄菓子屋の一つくらいその辺にあるだろうから、きっとそこで売っている、とN根さんは語った。ちなみに、住民の私はこの界隈で駄菓子屋なんぞ見たことない。まあ 私もこの地に越して来て日が浅いので、もしかしたらN根さんの言うようにその辺にあるのかもしれない。新たなスポットの発見を期待しつつ、G藤さんには頑張って任務を遂行してもらいた いところだ。そうしたら、皆様遠慮無しに無茶な注文をしだす。

「ビックリマンチョコ。ただしスーパーゼウスの入っている奴に限る」
「風船アイス」
「5円チョコ」
「ファンタ パイナップル味」
「タブクリア」
「メッコール」

その中でも、大爆笑を引き起こしたのがフクダさんの注文であろう。

「エネルゲン」

エネルゲンである。どこでも売っている、オレンジ色の缶が眩しいシロモノであるが、なぜかおかしくて、笑ってしまった。これなら、G藤さんも探すのは楽だろう。だがしかし、フクダさんは 次の注文をするのであった。

「ビックワンガム」

ビックワンガムとはまた通なものを。こんなものまだ売っているのか? ツボをついてくるフクダさんには感服である。そんなこんなで、みんなからお金を渡されたG藤さんは商品を求めて 旅立った。周りからはあのお金を持ってそのまま逃亡してしまうのではないのだろうかという意見もあったが、たかが千円程度持って逃げることも考えにくいということで、G藤さんが戻る までの間、親睦試合ということでまたもやマリオで遊ぶ我々であった。

さて、時折「やっぱり見つからない」という泣きの電話が入ってくるが、いくら待ってもG藤さんは帰ってこない。安否が気になり始めたその時、我が宅のドアがガチャと音を立てて解き放たれた。 そこには、G藤さんがいたのだ。手には沢山の戦利品が入っていると思われる袋があった。ずいぶんと多数回ったらしく、いろんな店のロゴの入ったを持っておられた。あたり前といえば当たり前 なのだが、注文通りに買ってこれたものはほとんどなかった。お疲れさま。注目のビックワンガムは、車のおもちゃの入ったものが店で売っていたみたいで、見事フクダさんの手中に 納められた。でも、まさかエネルゲンを粉末で買ってくるとは思っていなかった。飲むこともできず、目の前の粉末をただ眺めるだけのフクダさんであった。

途中、「ドンキーコングJR.の算数遊び」や「ソマリ(キャラクターがマリオで、ゲームの内容はソニック)」などで遊ぶが、特にソマリは非常にだるいゲームで、場が一気に盛り下がってしまった。 これはいかんということで、投入されたゲームはやっぱり「マリオブラザーズ」。夕方の5時を回ろうとしているのに、まだまだマリオで遊び続ける我々であった。

夕方のマリオは勝ち抜き戦で、勝てばいつまでもコントローラーを握り続ける事ができる。ここでも圧倒的な強さを見せつけたのはN根さんであった。逆に圧倒的な弱さを見せつけたのはもりぽむで あることは言うまでもないが。勝ち続けるにしたがって、その人はいわば「悪役」的なものと化してしまい、その人が殺られると拍手喝采が起こってしまう。ついには敵である「カメ」を殺してはいけない みたいな暗黙のルールができてしまい、カメを殺さずに相手を殺すという対戦となった。誤ってカメを殺してしまおうものなら、大ブーイングが巻き起こるのである。これは結構プレッシャーなのだ。 一度勝てば、その後なかなか負けないというジンクスみたいなものまで生まれた。一度勝てば、不思議とその人は2勝3勝と勝ち星を増やしていき、ついには悪役と化すまで勝ち続けるのである。 この辺りの分析を学術的に行ってみたいので、識者の方は論文でも書いて欲しいものである。論文のタイトルは「マリオブラザーズと勝利の法則」みたいな感じで。

夕方のマリオでは、勝ち抜き戦の他に、マリオの研究も行われた。具体的な研究内容は以下の2つに集約された。

  1. ファイヤーボールを「抜ける」方法
  2. マリオは本当は有利なのではないか
1.に関しては、たまたま誰かが偶然にグリーンファイヤーボールの下をくぐりぬけてファイヤーボールを回避したことによって注目されたものだ。グリーンファイヤーボールはサインカーブを描くように 飛来して来ており、ちょうどその波が大きいところでは、下をくぐりぬけることができる。そのくぐりぬけれる地点はどこかというのを探求した。これに関しては、近いうちに(例によっていつになるかは 不明(^^; )、当ページのマリオ攻略ページにて発表したい。

2.に関しては、不利に思われがちなマリオを上手く操ると、実はルイージよりも有利になるのではないのか、ということである。現に、今大会でもマリオを操って勝利している人が多かった。 グリーンのファイヤーボールが出る段はマリオがいる段という法則がある。ということは、火の玉が出る段をマリオがコントロールできるということである。これを上手く使えば、 ルイージを火の玉で殺すことが容易となる。この辺の内容についても、攻略ページで取り上げていきたい。

そんなわけで、夜の7時30分頃まで熱心にマリオばかりを殺っていた我々。変換間違えた。マリオばかりやっていた我々。1ヶ月分くらいのプレイを、1日でやってしまったような感じだ。 とにかく参加者のレベルは高く、非常にためになった1日であった。プレイを見ているだけで、上手くなったような感じがする。そんな素晴らしいプレイが続出した。本当にこの大会を開いて良かった。 私はそう思う。この大会に次回があるかどうかは今のところわからないが、要望があれば2回3回と回を重ねていって、全国に再びマリオブラザーズブームを巻き起こしたいものだ。

大会に参加して下さった8名の皆様、遠いところを本当にありがとうございました。とても楽しかったです。 皆様にとっても楽しい大会であったことを祈ってます。


もりぽむ記(moripom@mb.infoweb.ne.jp)