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| 症例1 | |
| 30代 女性 主婦 主訴:首筋の痛み、肩こり | |
| 《現病歴》 | ・・5日前より突然首が回らなくなった。 ・昨日より頭痛あり。 ・手足の先に冷えが感じられる。 |
| 《証》(鍼診断) |
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| 《治療方針・経過》 | |
| 治療1回目 | 背中のツボに鍼治療、灸も行った。 肩に散鍼、その後身柱(しんちゅう)(ツボの名前)に一壮灸。左右の天柱(てんちゅう)(ツボの名前)に銀鍼をうった。 治療直後には、大きな変化はなかった。 頭痛も残ったままほぐれなかった。 |
| 治療2回目 (初診後2週間) |
前回の治療翌日に首筋の痛みが消えたとのこと、2日後には頭痛も消え、首は回るようになった。 その後の変化として、月経時の血液が鮮やかな色の血になった。治療後のだるさもなかった。 腹部の所見からは腎虚証と診た。下腹部の冷えと手足の先の冷えが強い。 背中のツボを使って鍼治療後、灸を行う。補助治療として中極(ちゅうきょく)(ツボの名前)辺りに灸。治療後多少温まったが、依然として冷えあり。脈に力が出てきたので二回目終了 |
| 治療3回目 (初診後4週間) |
いつもある生理痛が今回はなかった。 治療後5日目までは肩も楽だったがそれ以降は凝りが気になり出した。 首筋の痛みはない。 今回は、1週間前に風邪をひき、鼻水、咳が出るとのこと。 腹証は脾虚証に変わっていた。 背中のツボを使った。(2つのツボのみ)鍼の治療後、灸の治療行った。 肩は柔らかくなり、身体も温まった。 |
| 身体をめぐる気や血の流れを良くすることにより、首筋・肩こり・頭痛が消え、生理血の色が鮮やかになったと考えられます。 治療後の気血の巡りが良くなった状態を、身体に覚えさせることで、身体は自分で常にその状態に自動調節するようになると考えられます。一応当初の苦痛は消えたので今回の治療は完了です。ただ欲をいえば、時々来院して鍼灸刺激を与えて気血の巡りがよい状態を思い出させてあげると良いかもしれません。 |
注:腹証とは、腹部の所見のことです。
| 症例2 | |
| 20才代女性 主訴:腰痛 職業:ダンサー |
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| 《現病歴》 | スタジオの床が硬く、ジャンプをしていて腰に激痛が走った。その後歩くことも困難な状態になった。横になると起きあがることも困難である。大会が近いため身体を休めることも出来ない。痛みをとって動けるようにして欲しいと来院。 |
| 《治療》 | 全体的に身体の筋肉がはっていて硬い。背部では両方の志室(ししつ)に強い圧痛と硬結が見られるものの、左が特に強い。腹証から腎虚証と診た。背部兪穴(はいぶゆけつ)治療後、督脈(とくみゃく)の同様の領域に灸を行った。補助治療として丘虚(きゅうきょ)に銀鍼をうった。 |
| 《経過》 | |
| 1回目 | 治療後特に大きな変化は見られなかった |
| 初診翌日 2回目 |
今朝から少し楽になった。昨日より腰ものびきちんと歩いて来院された。 腹証は脾虚証に変わっていた。 相変わらず腰に痛みを感じる。 全体的にまだ張っている。お臍の周りに冷えがある。 今日は、逆治(ぎゃくち)で治療した。2つ目のツボはチクチクと、嫌な感じがするとの事で、鍼を瑚I(刺入しない鍼)に変えた。しかし瑚Iでも痛みを感じるとのことで、急遽お灸中心の治療に変えて行った。みるみるうちに身体はゆるみ始めお腹も柔らかくなり、温まった。腰の痛みも軽減したとのこと。 |
| 数日後、電話があり、「すごく調子が良くなった。まだ完全に痛みが消えたわけではないですが、大会が近いため通院出来ない。そのうちまた来院する」と連絡あり。 |
| 症例3 |
| 女性 40代 主訴:首、肩、目の凝り 職業:教員 |
| 《現病歴》 |
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| 《治療》 | お臍から水落ち(心下部)にかけて冷えあり。常にカイロをいれている。 鍼灸治療を受けた経験がないので、さぞ痛むのではないかと不安を感じてる。
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| 《経過》 | |
| 1回目 (初診) |
足先の冷えあり 1つ目のツボから鍼がプスプスと吸い込まれるように入っていった。 治療後、肩の痛みが消えた。 しかし腰は触る程度でも張っていてまだ痛みが残っていた。 |
| 2回目 (初診後1週間) |
初回の治療後4日間は身体がだるかったが5日目からスッキリした。 ・足先の冷えは不変。 ・腹証は肝積(かんしゃく)と診た。前回だるさが長引いたため少し刺激量を調節して行った。 初回よりも身体の鍼に対する反応が早く、治療直後足先、お腹共に温まった。 |
| 3回目 (初診後2週間) |
2回目の治療後はだるさはなく、翌日から2日目までは調子が良かった。3日目から肩のコリ感じる。診察時、足先は温かい。お腹は全体的に冷えていた。 腹証は脾虚と診た。 背中のツボ3つを使って鍼治療。お灸も行った。 治療直後、首のこりはゆるみ、お腹も温まった。 |
| 4回目 (初診後3週間) |
3回目の治療翌日は快適に過ごすことができた。2日目から全身が重くなってきた。 首、肩のコリが気になる。頭も1日中重い。 腹証から脾虚と診た。治療直後、肩が楽なことを実感。以前のような身体のだるさがなくなった。 |
| 5回目 (初診後4週間) |
4回目の治療後「始めて肩の重さがなくなった。びっくりした」とおっしゃいました。 後頭部、首筋を押すとピキッとくる感じあり。「少しやる気が出てきた。以前ならエレベーターを使うところを、階段で行ってみよう」と思ったり、「新しいことにチャレンジしてみよう」と思えるようになった。 腹証は脾虚と診た。以前に比べると冷えの範囲が狭くなっている。 背中に鍼、お灸した後、頭の4ヶ所にステンレス鍼を置鍼治療後、肩が楽になった。頭の重さも消えたとのこと。 |
| 6回目 (初診後5週間後) |
「肩、首コリまだあるが」調子が良い。「肌もつるつるになってきた気がする」とのこと。 腹証は腎虚と診た。いつもよりお腹温かい。 |
| 教師という仕事がら、定期的に来院することが難しいので、仕事の休みやすい期間を利用して週一回ペースで集中して治療することにしたのです。 長年続いていた肩こりなどの症状が、肩のこりにくい体質へと変化していく事を目標にしました。 身体は長年の肩こりに慣れているために、一度の鍼灸治療で一時的に身体が楽になったとしても、肩こりに慣れている以前の身体に戻ろうとするのです。ですから、身体にいい状態(肩こりのない)を覚えてもらう必要があるために、週1回ペースで治療を行いました。 個人差はありますが、最初は1週間に1回ペース、そのうちに2週間に1回、3週間に1回、と治療を行う事により、最終的には鍼灸治療の必要ない良い状態の身体になる事を目標にして治療します。 当治療院の治療方針は、肩こりならば、肩の凝りにくい体質。つまり原因から取り除いていこうという考えで行っています。早めの治療が大切です。 |
