紋別「裏」グルメのつづき
まだまだあるぞ!紋別グルメ!

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 今日も女将さんは怒っている『車』

皆さんは訳もわからず他人から怒りをぶつけられたらどんな気分になりますか?
このお店はそんな気分を死ぬほど味わえるお店です。

はまなす通りにあるこのお店は、紋別で唯一お好み焼きを食べることができるお店なので貴重な存在でした。
本来は、というか本質的には焼肉屋なのです。
ユッケにクッパ、オイキムチにレバ刺し、そして焼肉全般を扱うまさに焼肉屋の王道をいってるお店ですね。

この店のマスターは、はっきり言って常に酔っ払っています。
本当に酔っ払っています。
ドラマに出てくるような酔っ払いです。
顔を真っ赤にしてお好み焼きや焼肉の下準備を厨房で行いながら鼻歌を奏でています。
ひとりおやじギャグも言っています。
覗き窓から客席の方を時々覗き込んではアルコールを胃袋に流し込んでます。
だけど料理は美味しいから許しちゃいます。

問題はというか、『車』のイメージを決定づけているのが女将さんです。
基本能力は、
愛想=0
愛嬌=0
悪態=99
触らぬ神に祟り無し度=99
といった感じです。
何かわかんないけどとにかく怒っています。
オーダーするだけでかなりの緊張を覚えます。
何もしていないのに、自分の非を認めてしまいたくなるような絶望的な気分です。
警察の取調室ってきっとこうなんでしょう。

追加オーダーなんてタブーです!
テーブルの調味料が空になっていてもひたすら我慢しかありません。

理不尽と思われる方もいらっしゃるでしょうが、これが『車』なのです。

女将さんの、顔は笑っていても心のこもっていない『ありがとうございました』が緊張感に拍車をかけます。

マスターはニコニコしながら『ありがとうございました』と言ってくれていますが、酔っ払っているので覚えていないはずです!

客に媚びない姿勢は守っていってほしいものです。


 スパゲッティの店?『デン』

このお店はたしか市役所の脇の坂を下りきった信号交差点に面していたと記憶しています。
普通の喫茶店で高校生などが当時の客層の中心でした。
店内は全体的に薄暗くて、アーケードゲームをするのに最適な暗さを維持しています。
テーブル式のゲームの内容は麻雀やポーカー、花札など意外とオヤジ臭いものでした。実際、サラリーマン風の人が勤務時間帯に暗がりの中でゲームに勤しんでいる風景をよく見かけました。

さて、私はこのお店である一つのメニューしか食したことがありません。
それは『エッグスパ』というスパゲッティです。
柔らかめに茹で上げた面をフライパンで炒め、醤油味を基本に味を調え、仕上げに卵を絡めて完成!
別に調理の様子を見たわけでもないですし、作り方を店員さんから教わったわけでもありません・・・
しかし!絶対に『エッグスパ』は私の考えたとおりの手順のはずです!
それぐらい単純な味なのです。

私は下手の横好きで暇さえあれば厨房に立ちます。
これまでに幾度も『エッグスパ』の再現に挑戦しましたが成功していません。
お店の方には失礼なのですが、『エッグスパ』をたとえるとすると安っぽくて誰にでも作れそうで、ほとんど材料費もかかっていないはずで・・・
こんな料理でお金取っていいの?
だけど「デン」といえば『エッグスパ』なのです。
そして周期的に食べたくなる味。

紋別を離れて10年あまり。
懐かしい味はたくさんあります。
『エッグスパ』自体には北海道らしさも紋別らしさも全然かけらもありません。
しかし、私にとっての紋別を思い起こさせる一番の味は「デン」なのかもしれません。


 ジャズとパフェの喫茶店『まりむら』

はじめにことわっておきますが、『まりむら』は既に存在しません。
私が紋別に住むようになって3年目位に閉店してしまったのです(涙)。

このお店は紋別にとっては大変貴重な「ジャズ喫茶」だったんですよ。
メニューはかなり充実していて、喫茶メニューはもちろん、パスタやピザ、ピラフ等の軽食とかケーキやパフェといったデザートも豊富にラインナップされていました。

「ジャズ喫茶」ですからそれなりの雰囲気を醸し出すアイテムも当然店内に存在します。
定番のジャズのアナログ名盤。
プロ仕様のターンテーブル。
スウィングジャーナルといった専門誌。
大型のスピーカー。
どれをとっても完璧な「ジャズ喫茶」です!

しかし『まりむら』を私の脳裏から離れさせないのは、お店のメニューとか雰囲気とかじゃありません。
「まりむら」に関する数々のエピソードがありますのでご紹介します。

@客からのリクエストが嫌い 〜その1〜
 普通はロックにしろジャズにしろ、音楽を扱う喫茶店というものは客のリクエストを受け付けるものです。
 そして店内にリクエストされた盤があれば聴かせてもらえます。
 私の先輩の話です。聴きたいアルバムがあったのでレコード棚で在庫を確認してからマスターにお願いしたそうです。
 マスター 『そんなレコードうちは置いてないよ』
 気の弱い先輩はそれ以上突っ込めなかったのでした。

A客からのリクエストが嫌い 〜その2〜
 再び先輩の話です。
 前回はマスターの理不尽な対応によってリクエストを拒否された教訓を生かし、機嫌を損ねないように注意してリクエストを申し出たとのこと。
 マスター 『ああ、ごめんね。レコードかけてあげたいんだけど、ターンテーブルが壊れてるんだよね。また今度ね』
 先輩の目の前でターンテーブルはグルグル回り続けていました。

他にも数々の逸話がありますので随時掲載を考えています。
 


 〜番外編〜 フードファイターの集う『ドカベン』

皆さんは『ドカベン』という食堂をご存知ですか?
知らない方も多いと思います。
なぜならこのお店は紋別ではなくて、
遠軽にあったからです。

国道を紋別から湧別を抜け、遠軽の町並みが見え始めた辺りの道路に面したお店です。
ドカベンのネーミングの由来は不明です。
ただ、看板の『ドカベン』の文字だけなぜか漫画の“ドカベン”の字体そのままでした。

なぜ紋別となんの関係も無い食堂をとりあげるのか?
それには理由がちゃんとあります。

『ドカベン』という単語は元来、凄く大きな弁当箱のことを指すらしいです。
少し昔の土木作業員の方たちがよく使用していたらしいです。

遠軽の『ドカベン』もその名に恥じず、超のつく大盛の食堂として名を馳せていました。
特定のメニューだけではなくて、全てのメニューが常時大盛なんです。
凄いでしょ?

当然ながら『ドカベン』の名は、お金が無いのに大喰らいの学生がひしめきあう紋別まで轟いてきたのでした。

そして多くの戦士たちが散って逝きました・・・

マジで大盛なので、生半可な心構えで『ドカベン』の敷居はまたげません。
結果的に食べ物を粗末にする奴になりたくないからです!

そして『ドカベン』の恐ろしい武器は“大盛”だけではありません。
辛さも普通じゃない!

さすがに全部のメニューが辛いわけではなく、「ジャンジャンラーメン」というラーメンが超大盛で超極辛なことで人気がありました。

お店の味をけなすつもりはありませんが、
「ジャンジャンラーメン」は味で人気があったのではなく、やはり物珍しさだったんだと思います。
世に言う「激辛ブーム」の名残の頃ですから。

特大のどんぶりに満タンに注がれた“真っ赤なスープ”と“殺人的な量の麺”
おまけにスープの表面に漂う無数のラー油・・・

麺を箸ですくうとスープが染み込んでいて既に真っ赤かです。
食べても食べても量に変化がありません。
それはこのお店が『ドカベン』だからです!

そしていつまでも熱い!!!!!
スープの表面が大量のラー油に覆われているために、スープの温度が下がらないのです。
スープが熱いうえに大量の辛いラー油。

食べ終わった頃には汗で全身ずぶ濡れ。
口の中は火傷で粘膜がベロベロに剥れてしまってます。
胃は大量の食物と辛味成分を流し込まれたおかげで機能停止状態。

一度『ドカベン』の「ジャンジャンラーメン」を体験すると、予備知識の無い人を騙してやりたくなります。

私は友人のY君を昼食に誘い、「ジャンジャンラーメン」にハメてやりました。
彼の口の中は大惨事です。
それを知っていながら私は夕食に彼を誘いました。
焼肉の店『車』へです・・・

ワリカンでクッパとかキムチとかいろんなものを注文しましたが彼の食はすすみません。
「お互いワリカンなんだから遠慮するなよ」と優しい言葉をかける私・・・
ちょっとイジワルなことをしたかもしれません。

今も『ドカベン』は存在するのでしょうか?
大学が今年度いっぱいで札幌へ去ってしまったら、どんな客層が『ドカベン』に集うのでしょうか?


 〜番外編〜 ジャズとアンティーク?とスパゲッティの店『VAN』

作成中



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