 |
 |
| ● |
保存鉄道や登山鉄道、山越えする普通鉄道やユニークな鉄橋などが掲載されている官製地図の図番一覧表です。 |
| ● |
[名称] 現地サイトがある場合はリンクを張っています。 |
| ● |
[特徴] :ラック式鉄道(一部または全線) :ループ線あり :ジグザグ線あり(除 ラック式) :SL運行あり 数字は軌間、単位mm(ただし標準軌1435mmの場合は省略) |
| ● |
[図番] 起終点欄に記した左側の駅から順に記載しました。"2 / 3"は2と3どちらにも描かれているという意味です。 |
| ● |
オーストリアの1:200 000は州別に発行されているので、州名を記載しました。路線によっては州境を越えるものもありますが、記載した州の地図でカバーします。 NiederÖ: Niederösterreich、 OberÖ: Oberösterreich |
| ● |
オーストリアの1:50 000はまだ新版(UTM版)への切替えが完了していないので、旧版(BMN版)の図番を記載しました。 |
| ● |
鉄橋については、小縮尺図では表示が小さすぎるため、1:100 000以上の大縮尺図の図番を示しました。 |
|

|
|
|
|
名称 |
|
起終点 |
概略位置 |
1:200 000 |
1:50 000
BMN版 |
|
 |
ワルトフィアテル鉄道
Waldviertler bahn |

760 |
Gmünd - Groß Gerungs |
リンツ東北70kmの起点から南下 |
NiederÖ |
5,
18 |
|

760 |
Gmünd - Litschau |
上記路線と同じ起点から北上 |
NiederÖ |
5 |
|

760 |
Altnagelberg - Heidenreichstein |
上記Litschau線の途中から東へ分岐 |
NiederÖ |
5,
6 |
|
 |
マルティンズベルク地方鉄道
Martinsberger Lokalbahn |
 |
Zwettl - Martinsberg-Gutenbrunn |
サンクトペルテン西北西40km |
NiederÖ |
19,
36 |
|
 |
ÖBB マリアツェル線
ÖBB Mariazellbahn |

760 |
St. Pölten - Mariazell |
終点はサンクトペルテン南南西50km |
NiederÖ |
56, 55,
73, 72 |
|
| Ober Grafendorf - Mank |
上記路線の途中から西へ分岐 |
NiederÖ |
55, 54 |
|
 |
ÖBB シュネーベルク線
ÖBB Schneebergbahn |


1000 |
Puchberg am Schneeberg - Hochschneeberg |
ウィーン南西60km |
NiederÖ |
75 |
|
 |
へーレンタール鉄道
Höllentalbahn |
760 |
Payerbach Ort - Hirschwang |
ウィーン南西70km |
NiederÖ |
105,
104 |
|
 |
ÖBB ゼメリング線 ゼメリング峠越え
ÖBB Semmeringbahn |
 |
Payerbach-Reichenau - Mürzzuschlag |
ウィーン南西70km
(世界遺産に指定) |
NiederÖ |
105,
104 |
|
 |
ÖBB イプスタール線
ÖBB Ybbstalbahn |
760 |
Waidhofen a. d. Ybbs - Lunz am See |
リンツ南東50km |
NiederÖ |
70,
71 |
|
| 760 |
Gstadt - Ybbsitz |
上記路線の途中から東へ分岐 |
NiederÖ |
70,
71 |
|
 |
イプスタール鉄道 山線
Ybbsthalbahn Bergstrecke |

760 |
Kienberg-Gaming - Lunz am See |
サンクトペルテン南西50km、
イプスタール線の延長上 |
NiederÖ |
71,
72 |
|
 |
シュタイヤタール鉄道
Steyrtal Museumsbahn |

760 |
Steyr Lokalbf - Grünburg |
リンツ南30km |
OberÖ |
51, 50,
68 |
|
 |
フローリアン鉄道
Florianerbahn |
900 |
St.Florian Lokalbahn - Pichling See |
リンツ南東10km |
OberÖ |
51 |
|
ドナウの北側、ワルトフィアテルWaldviertel, ワインフィアテルWeinviertelの両地方にあった充実した路線網は、今では骨格が残るのみ。 ワルトフィアテル鉄道は、チェコとの国境の町グミュントGmündから南と北とに延びていたかつてのÖBB狭軌線、 マルティンズベルク地方鉄道は標準軌で、ツウェットルZwettlまではÖBBの運行がある。
この国随一の巡礼の聖地をめざす延長85kmの狭軌鉄道 ÖBB マリアツェル線。ルートの後半、ラウベンバッハミューレLaubenbachmühleからZ字形の上り坂で約350mの高度をかせぐ。その後もトンネルと橋梁が連続する本格的な山岳路線である。以前はさらに南下してグスウェルクGußwerkまで延びていた。また、オーバー・グラーフェンドルフOber
Grafendorfから分岐する支線も、ウィーゼルブルクWieselburgで標準軌線と交差してグレステンGrestenに至る延長64kmの路線だった。
ÖBB シュネーベルク線はアルプス山脈東端に位置するシュネーベルク山に上るラック式鉄道で、山上駅の標高は1795m。
ÖBB ゼメリング線は、アルプスを越えた最初の鉄道として、インドのダージリン・ヒマラヤ鉄道と並びユネスコの世界遺産に登録された鉄道である。最小半径190mの曲線と25‰の勾配で海抜898mまで上る。複線電化の重要幹線ながら、山襞を忠実になぞる極端に悪い線形のため、列車に乗ると山を越えるという実感が湧く。その起点パイエルバッハ・ライヘナウPayerbach-Reichenau駅の西端からは、貨物鉄道の出自を物語る電気運転の保存軽便線である へーレンタール鉄道が出ている。
ÖBB イプスタール線も軽便線。ルンツ・アム・ゼーLunz am See から先の峠越え区間は1998年に休止となり、その後は保存鉄道 イプスタール鉄道 山線として、ナロー蒸機が牽く「エッチャー急行」がカーブした華奢な鉄橋を渡っている。
シュタイヤタール鉄道は、その名の通りシュタイヤSteyr川の谷を遡る延長16.7kmの狭軌保存鉄道。シュタイヤのÖBB駅と始発駅Lokal
Bhf.の間は1km以上離れている。また、現役時代の路線はさらに上流に延びてÖBB線クラウスKlaus駅に接続していた。
|
|
名称 |
|
起終点 |
概略位置 |
1:200 000 |
1:50 000
BMN版 |
|
 |
ペストリングベルク鉄道
Pöstlingbergbahn
(情報は http://www.linzag.at/ > "Produkte") |
1000 |
Bergbahnhof Urfahr - Pöstlingberg |
リンツ市内北部 |
OberÖ |
32 |
|
 |
SH トラウンゼー鉄道
SH Traunseebahn |
1000 |
Vorchdorf-Eggenberg - Gmunden Seebf |
リンツ南西40km |
OberÖ |
67,
66 |
|
 |
SH グムンデン路面鉄道
SH Gmundner Straßenbahn |
1000 |
Franz-Josef-Platz - (Gmunden) Hauptbahnhof |
リンツ南西55km、グムンデン市内 |
OberÖ (記載なし) |
66 (記載なし) |
|
 |
SH アッターガウ鉄道
SH Attergaubahn |
1000 |
Vöcklamarkt - Attersee |
ザルツブルク東北東40km |
OberÖ |
65 |
|
 |
ÖBB シャーフベルク線
ÖBB Schafbergbahn |


1000 |
Schafbergbahnhof - Schafbergspitze |
ザルツブルク東30km |
Salzburg
/ OberÖ |
95,
65 |
|
 |
ザルツカンマーグート地方鉄道 【廃線】
Salzkammergut-Lokalbahn <eingestellt> |
760 |
Salzburg - Bad Ischl, St. Lorenz - Mondsee |
起点はザルツブルク |
Salzburg
/ OberÖ |
63, 64,
65, 95,
96 |
|
 |
エルツベルク鉄道
Erzbergbahn |
 |
Vordernberg Markt - Eisenerz |
グラーツ北西60km |
Steiermark |
132,
101 |
|
 |
ファイストリッツタール鉄道
Feistritztalbahn |

760 |
Weiz - Birkfeld |
グラーツ北東25km |
Steiermark |
165,
135 |
|
 |
STLB バートグライヘンベルク線
STLB Feldbach - Bad Gleichenberg |
|
Feldbach - Bad Gleichenberg |
グラーツ東南東40km |
Steiermark |
192,
191 |
|
 |
シュタインツの「しびん」列車
Stainzer Flascherlzug
(情報は http://www.stainz.at/ > "Flascherlzug")
|

760 |
Stainz - Preding-Wieselsdorf |
グラーツ南西20km |
Steiermark |
190,
189 |
|
ペストリングベルク鉄道はリンツのドナウ左岸にある同名の丘へ、粘着式鉄道ではヨーロッパで最も急勾配の105‰で上るクラシックスタイルの電車。
リンツ〜ザルツブルク間にはシュテルン・ウント・ハッフェル社が運行するいくつかの支線があるが、ここでは1m軌間の路線を取り上げた。 トラウンゼー鉄道はフォルヒドルフVorchdorfまでの標準軌路線を引き継いでグムンデン湖岸まで走る。エンゲルホフEngelhofと終点の間はÖBB標準軌線(休止)に乗り入れていたため、3線軌道が残る。 グムンデン路面鉄道はÖBB駅と湖畔の市街を結ぶ延長2.3kmの小規模な路面電車だが、100‰の急勾配を粘着式で下る。 アッターガウ鉄道はÖBB西部幹線とこの国最大の湖アッター湖 Atterseeの湖岸を結ぶ、のどかな路線。
ÖBBシャーフベルク線は映画サウンド・オブ・ミュージックの1シーンにも登場したザルツカンマーグートの登山鉄道で、ラック式蒸機が活躍する。シャーフベルクは標高1782m、3つの湖を見下ろす展望台である。
ザルツカンマーグート地方鉄道はザルツブルク Salzburgとバート・イシュル Bad Ischlを結んでいた軽便鉄道で、今に残っていれば、きっとツィラータール鉄道のように観光路線として名を馳せていたに違いない。本線はザルツブルクから真東にモント湖
Mondsee、峠を越えてヴォルフガング湖 Wolfgangsee南岸、さらに東進してバート・イシュルに達する63.2km。それに途中のサンクト・ロレンツ
St. Lorenzからモントゼー市街に向かう支線3.5kmがあった。1890〜1893年の間に順次開業したが、戦中戦後の酷使で施設の老朽化が進み、蒸機を時代遅れとみなす当時の風潮もあって1957年9月30日限りで幕を閉じた。当時、シュテルン・ウント・ハッフェル社が運行継続の意向を示したが、従業員年金の負担を巡る調整ができずに実現しなかったという。なお、地元ではこの廃線跡の一部、バート・イシュル〜サンクト・ギルゲン
St. Gilgen間を路面鉄道として復活させようという「イシュル鉄道 Ischlerbahn」プロジェクトが活動している。
エルツベルク鉄道は鉄鉱採掘地を巻くように最急勾配71‰で上るラック式鉄道だったが、ラック撤去の後、1986年に分水嶺をはさむ区間が休止され、現在は粘着式の保存鉄道となっている。
ファイストリッツタール鉄道は軌間760mmの保存鉄道。もとはラッテンRattenまで延長42kmの運炭鉄道だった。
保養地グライヘンベルクへ向かう STLB バートグライヘンベルク線はれっきとした電化標準軌線なのだが、尾根伝いに迷走するようなルートが特徴的。
シュタインツの「しびん」列車の由来。尿でさまざまな病気を診断する地元の名医のもとへ、人々はこの汽車に乗ってやってくる。手籠にはしびんを入れて...。現在は5色に塗り分けたかわいい客車が復元されている。
|
|
名称 |
|
起終点 |
概略位置 |
1:200 000 |
1:50 000
BMN版 |
|
 |
STLB ムールタール線
STLB Murtalbahn |

760 |
Unzmarkt - Tamsweg |
起点はクラーゲンフルト北60km |
Steiermark |
160, 159,
158, 157 |
|
 |
タウラッハ鉄道
Taurachbahn |

760 |
St Andrä-Andlwirt - Mauterndorf |
フィラッハ北60km、
上記ムアタール線の延長上 |
Steiermark
/ Salzburg |
157 |
|
 |
グルクタール鉄道
Gurkthalbahn |

760 |
Treibach-Althofen - Pöckstein-Zwischenwässern |
クラーゲンフルト北北東30km |
Kärnten |
186 |
|
 |
ローゼンタール蒸気鈍行列車
Rosenthaler Dampfbummelzüge |
 |
Weizelsdorf - Ferlach |
クラーゲンフルト南10km |
Kärnten |
202 |
|
 |
ライセック登山鉄道
Reisseck-Bergbahnen |
|
(ケーブルカー区間) |
フィラッハ北西50km |
Kärnten |
181,
182 |
|
| 600 |
(山上平坦区間) |
上記路線の延長上 |
Kärnten |
182 |
|
 |
ÖBB タウエルン線
ÖBB Tauernbahn |
|
Schwarzach-St. Veit - Spittal-Millstättersee |
起点はザルツブルク南60km |
Salzburg,
Kärnten |
125, 124,
155, 181,
182 |
|
 |
ÖBB ピンツガウ線
ÖBB Pinzgaubahn |

760 |
Zell am See - Krimml |
起点はザルツブルク南南西60km |
Salzburg |
123, 122,
121, 151 |
|
 |
アッヘンゼー鉄道
Achenseebahn |


1000 |
Jenbach - Seespitz |
インスブルック東北東30km |
Tirol |
119 |
|
 |
ツィラータール鉄道
Zillertalbahn |

760 |
Jenbach - Mayrhofen |
起点はインスブルック東北東30km |
Tirol |
119, 120,
150 |
|
 |
ÖBB カルウェンデル線(ミッテンヴァルト線)
ÖBB Karwendelbahn (Mittenwaldbahn) |
|
Innsbruck - Mittenwald
( - München) |
インスブルックから北西へ |
Tirol |
118,
117 |
|
STLB ムルタール線には気動車の定期列車があるが、途中のムーラウMurauから先は蒸機も走る。かつてはさらに西方のマウテルンドルフMauterndorfまで延びていたが1981年に休止となり、一部区間が保存鉄道 タウラッハ鉄道として運行中。
グルクタール鉄道はグルク川の上流、クライン・グレドニッツKlein Glödnitzまで達していた狭軌線の一部で、ÖBB線に沿った延長3.3kmが保存鉄道として残る。
ローゼンタール蒸気鈍行列車は、スロヴェニアとの国境をなすカラヴァンケン山脈の山麓を走る標準軌の保存蒸機。
ÖBB タウエルン線は、ザルツブルクとケルンテンKärnten州を結ぶ幹線で、長さ8551mのタウエルントンネルを含む山岳線。ルートは直線的だが、U字谷の壁を上っていくので車窓からの眺望がすばらしい。
タウエルン越えの南側アプローチの途中駅近くから ライセック登山鉄道が出ている。スイスのラウターブルンネン・ミューレン山岳鉄道と同様の構成で、ケーブルカーで一気に標高2237mまで高度を稼ぎ、そのあとを延長の3/4がトンネルという平坦線でつなぐ。
ÖBBピンツガウ線は延長54km、ザルツァッハ川に終始付き添って淡々と走る狭軌線。終点は谷のどん詰まりで、ポストバスで険しい山を越えればツィラータール鉄道に連絡する。
アッヘンゼー鉄道はアッヘン湖畔まで行く狭軌の蒸気鉄道。途中のエーベンEbenまでラックレールで上る。同じ始発駅から南下する ツィラータール鉄道も蒸機運転が人気だが、こちらはU字谷の底を行く平坦な行路である。
ÖBBカルウェンデル線はチロルからドイツに抜ける路線の一つで、ミッテンヴァルト線とも呼ばれる。カルウェンデルはインスブルックの北方にある山地の名。イン谷Inntalの北斜面をトンネルを連ねて上るにつれ、スイスのレッチュベルク鉄道(ローヌ谷)にも似た展望が得られる。
|
IVB 6系統は1900年にミッテルゲビルゲ(中央山脈)鉄道として開業した路線。路面電車が昼なお暗い森の中をジグザグに上って市内と段丘上の村を結ぶ。深い谷をはさんで反対側、見晴らしのよい斜面を走るのが シュトゥーバイタール鉄道。こちらはさらに変化に富んだルートで最高地点は1006 mに達する。いずれも電車はインスブルックInnsbruck市内から直通する(前者は夏ダイヤのみ)。この2つの小鉄道の間、古くからのアルプス越えルートを行く ÖBB ブレンナー線。峠の南、イタリア側は迂回トンネルの開通で眺望が消えたが、北側(オーストリア側)は雄大なオメガカーブが健在である。
ÖBB アールベルク線 アールベルク峠越えはスイスとオーストリアを結ぶ幹線上にある。アールベルクトンネルは長さ10,249m、峠の西側は深い谷を見下ろす景勝区間。
その支線 モンタフォーン鉄道では小規模ながら近代的な標準軌電車に出会えて、スイスが近づいたことに気づく。
ウェルダーベーンレ(森の鉄道。ただし森は山地と同義)の愛称をもつ ブレゲンツァーワルト鉄道は、かつてブレゲンツBregenzからベーツァウBezauに達していた延長35kmの狭軌鉄道だったが、谷間を走る区間が崖崩れで寸断され、ついに復活しなかった。現在は最奥部で保存運行している。
カルテリンネ鉄橋はゼメリング線にある長さ184m、高さ46mの美しい2段アーチ橋で、オーストリアの旧20シリング紙幣にも描かれた。線路はこの橋の前後で180度転回するため、曲線半径は190m。
トリザンナ鉄橋はアールベルク線がイン川の支流トリザンナ川をまたぐ長さ211m、高さ87mのスマートなアーチ橋。
|
| 略号: |
ÖBB: オーストリア鉄道 Österreichische Bundesbahnen
STLB: シュタイヤマルク州鉄道 Steiermärkischen Landesbahnen
SH: シュテルン・ウント・ハッフェル交通 Stern und Hafferl Verkehr
IVB: インスブルック市交通局 Innsbrucker Verkehrsbetriebe
|
|