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歌集月は はるかな都/文屋亮      \2,415(税込)         

ホンアミノーベル8

「火を継ぐ」と副題された一連を読み解くと、作者は東北宮城県在住者で、
考古学の発掘に従事している姿が見えてくる。
土深く埋蔵された土器や石器を丹念に掘り起こす作業は、
細心の注意と優しさが必要とされる。それは、気の遠くなるほどの根気で、
彼女の人格形成の大きな要素であろう。
それが、六歌仙の一人・文屋康秀のDNAの面目躍如というものだろうか。 

―塚本史

今日のビタミン*短歌添え*/東直子      \,1260(税込)         
人気上昇中の女性歌人、東 直子の初のエッセイ集!

いつも、
うれしい食卓でありますように。
―エッセイと短歌で綴る、36粒の読むビタミン


東直小林美子HP 直久
http://www.ne.jp/asahi/tanka/naoq/
歌集野男伝/時田則雄      \2,310(税込)         
生国と発しまするは十勝(トカプ)野の帯広(オペリペリケプ)
 
  売買(ウレカレ)川の水が産湯ぞ


野男・時田則雄最新第八歌集

北海道の広大な農地と格闘し、
歌を発射し続ける著者の書き下ろし歌集。
大野とくよ全歌集/大野とくよ      \8,400(税込)         

生きのびる心地に一つの桃を食む
   わがふるさとの愛はむに似て



『今日わが生きる』昭和33/日本文芸社
『ここに来て』昭和41/短歌新聞社
『シテの唇』昭和50/不識書院
『借景』昭和58/不識書院
『秘すれば藍』平成6/東京四季出版
『一顆の桃』平成12/本阿弥書店
『秘仏』
平成16/ながらみ書房
を収録。拾遺、自筆略年譜、著作一覧を加えた
桃の歌人の全歌集
浜道/片岡昭雄      \2,835(税込)         
五十年を纏めてみると、浜道のように不毛ではあるが、
その折々に陽光もあり、霜雪もあり、清風もある。
      (著者あとがき)

 黄白のひかり湛へて移りゆく夕べの雲よ冬も畢
(をは)るか

 島影の暗くよぎりし花の空知らず知らずにさきもり送る

 川口に満ち来るうしほ段
(きだ)なしてわれに時消す一つのかたち
花野 /中村田恵子      \2,625(税込)         
生徒達との交わり、職場での活動、闘病、平和への思い、旅先での発見、そして家族。「花野」は、田恵子さんの心に描かれた命ある物への讃美と杳い古里の記憶にある風景への憧憬もあるのでしょう。

跋文・玉城洋子
書・阿部碧泉

バルコ=船/伊勢谷伍朗      \2,625(税込)         
海が生活やものを考える拠点といっていいか、海を通しての作者のあり方、つまり海のもつ実態と作者との、その密接な融合によってしか生まれて来ないという、一種の哲学的眼差しが、どの歌にも感じられるであろう。

序文・岩田正
茅渟の海(ちぬのうみ) /熊岡悠子      \3,150(税込)   第十五回 歌壇賞受賞 

神話的な時間の豊かさと輝きの宝庫


茅渟の海』の作者には今でも透明なみずかきが残っているにちがいない。
この人は全世界のひかりを集めるレンズを持っている人だから。
序文・前登志夫

 空も水面も光の亀甲揺らぎ満ち朝の浮力は白雲に似る

 生まれこしことのうれしさ太陽に向かひて泳ぐひれ透けるまで

 いつまでも夕べのひかり残りゐるさくらの峰にわれも異類か
月と自転車 /栗原寛      \2,415(税込)         
ホンアミノーベルF

 ゆるやかに曲がるカーヴをゆるやかに
  ハンドルきりて自転車のゆく


素地とひたむきな歌に対する情熱があってこそ、生まれてくる歌というものがある。事実そのものを直視しながら、現実を超えた非現実的な世界を模索しているようだ。

解説・外塚喬
蒼き水の匂ひ /北神照美      \2,940(税込)       
 北神照美の作品世界は小さな常識の枠には収まりきれない。柔らかな文体ながら、自由で奔放な感覚に満ち溢れている。その向こうに見え隠れするものは、故郷近江の豊かな水への思い入れと、かすかな父恋の心である。作者の心はある時は黒牛や鳥の足、また赤毛のきつねなどになり、古代から未来へ、身近から宇宙へと、まるでミラーボールのように輝きながら、時空を越えて自在に飛び回る。そして、そのことにより、存在するということ自体の根源的な悲しみに迫ろうとする。

帯文・三井修
風の衝迫 /宮原勉      \3,150(税込)        


 
実作の上で私はほとんど歌論も方法論も渉猟したことがなく、また、肯定したことがない。−私の作品は常に揺曳し流動してきたが、それはそのまま模索する私の歌論であり、方法論ということになるのだろう。 ……あとがきから


 梅雨ぐもりふかく閉ざせる湾を指しわが魂はこぶひたすらの蝶

 こゑをあげて生
(あ)れ来しいのちかしこみて朝咲く花の花底のぞく

 ひとつ死をわれに渡しし母とゐてふるさとの夏ゆたゆたねむし

禁忌色 /本多忠義      \2,415(税込)         
「喪失」していくことをただ悲しむのではなく「慣れる」。
この感覚が全体を覆っているからか、喪失感に充ちているのに、
歌集を読み終わったあとには、
決して暗く、息苦しいものではなく、
魂が癒されるような心地よさが残る。


解説・東直子
鳥女(とりおんな) /松村由利子      \2,625(税込)         
第1歌集(短歌研究新人賞受賞)から7年。
働く、踊る、憤る・・・・・・骨太さを増した日常詠が、
現代を活写する。新作60首を収め、躍動感あふれる第2歌集。


 鳥よりも魚が好きなりああ鳥は体温たかくびくびくとせり

 四十代 果汁をたたえて重心が前へ前へと移り始める

 花びらは破れやすかりひらがなの名をもつ友のみんなやさしく

野男の短歌流儀 /時田則雄      \1,785(税込)    
詩魂の開拓

北海道の大地に向かい、
歌を詠む著者から語りだされた、
骨太で滋味にあふれるエッセイ集。



「水嶺の椅子」   「向日葵を読む」   「てふてふが一匹」   「短歌作法」
「銀蠅からのメッセージ」   「未知の魚群」   「ふきのとうの味噌汁」   
「七五調依存症」   「上を向いている暇はないけれど」    「百姓日乗」
「良寛を読む」   「ギロチン歌会」   「賞に応募するということ」

                                           (目次より)
野火の音 / 山本フサ      \2,625(税込)   第三回 筑紫歌壇賞受賞

 土を農作物を、その他田圃や畑の生物などを愛する、という一方的な形を超えて、相手の生きる魂のひびきを感受してゆこうという、もう一歩踏みこんだ世界がみられる。私はこれは現代の農の精神だと思っている。
序文・岩田正

 絶対に跨ぐなと言ひし亡き夫の砥石なりわれは慎みて研ぐ

 百姓のたましひのやうに黒ひかる蒟蒻薯を掘りいだしたり

 ゆく方に蝌蚪追ひ立てて草掻けば七月の田に命の多し
マリアのいない夏 / 河野小百合      \2,940(税込)
第一歌集『私をジャムにしたなら』に続く、
第六回歌壇賞作家の第二歌集!!


火星には青い夕日が沈みいん 裏口にまだ闇はきていず

私はあなたの衛星(フェーベ) 雲の間のそのあくはずの窓が開かない

くちづけのたびにちかづく死とおもう外階段を火星が照らす

トルコ産白いちじくのなめらかさ舌にのこして別れの時間

あさがおの花芯のなかに入るような螺旋階段 もどれはしない

帯文・栗木京子
歌人の原風景 / 三枝昂之・編   ¥3,150(税込)  たちまちの第2刷、好評発売中! 

若い世代に伝えたい。
大正生まれの12人が歌と生の足跡を語る。
戦中戦後の未公開作品など、いま明らかになる
昭和という時代。

近藤芳美・加藤克巳・清水房雄・森岡貞香・田谷鋭・武川忠一
安永蕗子・竹山広・吉野昌夫・岡野弘彦・山中智恵子・前登志夫

インタビュアー・三枝昂之
時のめぐりに / 小池 光   ¥3,150(税込) 第7歌集  第39回迢空賞受賞!
                                            大好評第3刷!品切れ 
         
    
「歌壇」連載中から注目を集めてきた小池光『時のめぐりに』。
時間の縁にたたずむとき、照射される<生>の断片の確かな手触りを、
一首一首のうたに刻んで、短歌の可能性をまたあらたにする、
充実の第七歌集。
歌のコスモロジー 数寄と伝説/ 前 登志夫  ¥2,415(税込)
現代短歌を読むことを軸に捉えながら、詩的感動の根本にある
真実の姿について思索をめぐらす、快心のエッセイ集。
直道(ひたちみち)/ 田中拓也  \2,520(税込)第11回歌壇賞受賞者 第2歌集    

第11回歌壇賞受賞者の待望の第2歌集!

しろがねの雨走り去り夕されば筑波は淡き霧纏いたり

我は我の生を生きたし 垂直に降る東国の雨に打たれて

みどりごを抱きたる浅き夢醒めて雪の香のする水を飲み干す

海原の果てに生まるる群雲を父と見ており 父を見ており

桂馬にはなれぬ一生の一瞬を貫く如き突風が吹く

帯文・佐佐木幸綱
花眼の記 / 道浦母都子 \2,415(税込) 大好評!2刷!
花眼(かがん)の記
いつか、歌日記なるものを書いてみたいと思っていた−。
「風花の章」「水仙の章」「菜の花の章」「ゆうなの章」・・・

2003年1月1日からの1年間、
歌のリズムを取り戻してゆく心の軌道を
日記風の短歌と文章で綴った12章

猿女 / 小黒世茂   ¥2,835(税込) 第10回歌壇賞受賞者・第2歌集  品切

霜月の月も冴ゆるを榮頌(グロリア)の
                こゑよもはらにわれら戀ふるを
        −−−「おぐろよも」を詠み込んで  塚本邦雄


小黒さんは山や森をあるくときはもちろん、街をながめるときも、
仲良しの動物のまなざし、植物のまなざしで世界をながめている
らしい。そうとしか思えない独特の世界がうたわれている。
本歌集のなんとも言えない不思議さがいい。
                   −−−佐佐木幸綱(「解題」より)

つのさはふ磐余(いはれ)杉へと日照雨(そばえ)降り
              猿女(さるめ)のやうにことほぎてをり


小黒世茂「素足で参れ」HP http://yomo-net.jp/
隠国(こもりく) / 小黒世茂   ¥2,835(税込) 第10回歌壇賞受賞
定家卿の赤銅いろになめされたる顔うかびきて伏拝王子

變幻を示しつつも決して「美しい日本語」「歴史二千年の詩歌」から毫も逸脱することのない「新境地」を拓き開き、ユニークな、鎖されることのない「隠国」を、あるときは鎭魂歌風に、あるときは物語風に、また錦繍を秘めた辻ヶ花風に、詩歌のブランクの一領域に顯示している。

帯文・塚本邦雄

小黒世茂「素足で参れ」HP http://yomo-net.jp/
蒼の重力 / 本多 稜  \2,940(税込) 第48回現代歌人協会賞受賞  大好評!2刷! 
第9回歌壇賞作家の第1歌集
そして・・・
今年の第48回現代歌人協会賞受賞作
に決定いたしました!!


山も人も、
他者の目を意識することなどまったくなしに、
おのれ自身のために存在している。(佐佐木幸綱)

その緻密な構成力と粘り強い修辞からは、
作者が表現者として
並々ならぬ体力を持っていることがうかがえる。
                       (栗木京子)

現代という無主題の時代に真っ向から切り込むべく、
この歌集はあきらかにつよい旗を掲げている。
                       (小池 光)
大野誠夫秀歌鑑賞200 / 川村ハツエ・編 ¥1,890(税込) 大野誠夫 生誕90年
大野誠夫の短歌を歌人7名によって読みといた一冊

多角的な詠嘆が、多角的に鑑賞され、生前の大野誠夫が
ここに甦ったのである
            −−−岩田正
鑑賞現代短歌シリーズ /各\2,100(税込)
鑑賞現代短歌全12巻12巻のみ未刊
@前川佐美雄 (伊藤一彦)
A葛原妙子   (稲葉京子)
B斎藤 史   (河野裕子)
C佐藤佐太郎 (秋葉四郎)
D宮 柊二   (高野公彦)
E近藤芳美   (小高 賢)
F塚本邦雄   (坂井修一) 
G上田三四二 (玉井清弘)
H前 登志夫  (藤井常世)
I岡井 隆   (小池 光)
J馬場あき子  (今野寿美)
K寺山修二

            ※(  )内は著者
短歌のジェンダー /  阿木津 英 編・著  \1,890(税込)  品切れ
T ナショナリズム・短歌・女性性
古くから女性が活躍し、女の言葉が蓄積された“短歌”に、
異分野から光をあてる。
パネリスト
上野千鶴子/千野香織/木下長宏/
              阿木津 英/島田修三/岡井 隆


U短歌と日本美術の交差地点
ジェンダーの観点から、日本文化を見直す。
対談
    池田 忍 / 阿木津 英
短歌入門 今日よりは明日 / 小島ゆかり   ¥1,785(税込)  好評発売中!
これから歌を作ってみようという人も
歌を作るのが楽しい人も、苦しい人も、
とりあえず年数だけは重ねている人も、
歌が生きがいの人も、
この本で一緒に短歌を学びましょう
現代短歌をよみとく / 岩田 正          \2,730(税込)
主題がときあかすうたびとの抒情
現代短歌を代表する30人の歌の心を見つめ、
抒情の源泉に迫る。
熟年からの短歌入門  /  岩田 正       \2,625(税込)
歌はどんなものか?
技術指導の入門書は数多い。
だがそれを読んでもすぐに歌は上達しない。
歌とはどんなものか、歌を詠み読む心構え、
その大切さを教えてくれるのがこの本だ。
現代短歌愛のうた60人 / 岩田 正       \2,625(税込)
文学の力はうれしい
短歌を分析しながら
男と女の心理を読み解く、画期的な1冊。
2人の愛の歌を対比させることによって
浮かび上がるものは・・・?
新版 短歌入門 採れなかった歌 / 来嶋靖生  \1,785(税込)

採れない歌はどこが悪い?
初心者の落ちこみやすい欠点を、
実例をあげて読者とともに考える実践的短歌入門。
新たに「文語と口語について」を加えた。
歌言葉考言学 / 宮地伸一               \2,100(税込) 品切れ
現代短歌の正しい理解のために・・・
多くの実作例をとりあげながら、
短歌の文法・語法の乱れを明確にただし、
秀歌の条件をさぐる。
日付のある歌 / 河野裕子                \3,150(税込) 残部僅か!
第10歌集
本歌集は、「歌壇」に2000年2月号から2001年1月号
まで「日付のある歌−暮らしの日読み(こよみ)」と題して
一年間連載したものである。タイトル通り一日に必ず一首を作るというスタイルの連載であった。このような形で歌を作るという試みは、初めてのことであった。(あとがきより)

まつすぐに進むものなり
          
二人乗りの赤い自転車でくいくいとゆく
北部キャンパスの日々 / 永田 紅         \2,940(税込)    品切れ

第2歌集

透明な時の手ざわり

研究室での毎日、ゆれうごく恋心、母の手術・・・
日々の想いを映して綴られた短歌によるダイアリー。
河野裕子と「歌壇」同時連載の、1999年11月10日から
2000年11月9日まで、一年間の短歌作品566首を収める

一枚をひろいて今日をかたちある
             
葉っぱの記憶の中に収めよ
春原さんのリコーダー / 東 直子         \2,100(税込)  品切れ

第7回歌壇賞受賞作家の第1歌集

帯文 川上弘美

夕ぐれに夢をみました
     処女だったころのわたしと彼女のけんか

夜が明けてやはり淋しい春の野を
           ふたり歩いてゆくはずでした
青 卵 / 東 直子                      \2,415(税込) 品切れ
深い記憶を呼び覚ます
    東直子、戦慄の第2歌集


好きだった世界をみんな連れてゆく
         
 あなたのカヌー燃えるみずうみ

ふたりしてひかりのように泣きました 
             あのやわらかい草の上では
ホンアミレーベルE
空を映して
 / 江村 彩  \2,415(税込) 朝日新聞折々のうたで紹介されました 品切れ

ホンアミレーベルE空を映して 江村 彩

その背(せな)にとどく言葉欲し
    動く歩道に乗らずに君は大股で行く


跋・春日井 建

背に空の青 冬の陽をその花に集めて咲けばかがやくミモザ
白地図の海はいつでも青色に塗られることを待っていた、のか
新たなる世紀へとつづく河の上きみと交互に舟を漕ぎたし
スプリング・タイム・オブ・ライフと繰り返すラジオと声を合わせて四月
双眸に空を映して書きつづる友への手紙 未来形にて