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古川奈々子 翻訳書リスト1996~2000年




書籍のデータと、それぞれの本に関するわたしの個人的な思い出やエピソードについて読みたい方は、タイトルをクリックしてください。


 生きるよすがとしての神話
 三毛猫の遺伝学
 いのち誕生
 ER(緊急救命室)1‐3オールファイル
 猫のすべてがわかる本
 ER(緊急救命室)4オールファイル
 セカンドブレイン
 徳の起源
 世界探検アトラス
生きるよすがとしての神話

キャンベル選集〈2〉 生きるよすがとしての神話

[原書名:MYTHS TO LIVE BY〈JOSEPH CAMPBELL〉]

ジョーゼフ・キャンベル /飛田茂雄・古川奈々子・武舎るみ/角川書店 1996/09出版287p ¥2,037(税込)

1987年に亡くなった比較神話学の第一人者、ジョーゼフ・キャンベルの講演集。
 バベルの翻訳奨励賞をいただいたときの審査員長でいらした故飛田茂雄先生のご厚意で、共訳者のひとりとして表紙に名前を載せていただいた記念すべき第一作です。飛田先生に「神話に関するエッセーの翻訳があるんですが、やってみますか?」と声をかけていただき、「ぜひ!」とよく考えもせずお返事したのですが、いま思えば、無謀この上ないことだったような気がします。

本書の内容はわたしのような浅学の人間にはとうてい歯が立たないような深く高度なもの。飛田先生が訳文を見てくださったからこそ、わたしのつたない文章でも日の目を見ることができたのだと思います。一冊の3分の1しか訳していないのに半年以上かかりました(しかもそれにかかりきり!)。

キャンベル氏の講演が行われたのは何十年も前ですが、その内容はいまでも少しも色あせず、むしろ輝きを増しているようです。この本に正面から向き合う機会を得たことで、私自身も世界に対する見方が変わった気がしています。

飛田先生には『危機一髪』(彩流社、ウルフ,トバイアス著、飛田茂雄訳、1996/09出版)の下訳もやらせていただいたのですが、下訳として役に立ったというより、ただわたしの勉強になっただけという気がしています。きまじめに英文解釈することと、「商品」となる訳文を仕上げることの違いを学ばせていただきました。

三毛猫の遺伝学

三毛猫の遺伝学

原書名:Cats Are Not Peas?A Calico History of Genetics〈Laura Gould〉

ロ-ラ・グ-ルド/古川奈々子 /翔泳社
1997/09出版 309p ¥1,890(税込)


「三毛猫はみんな雄のはずなのに・・・」家族の一員となった三毛猫ジョージ♂の秘密を解明すべく、言語学者のローラは長い長い遺伝学の旅に出発した(帯より)。

 生物学関連のエッセーだったので、わたしとしてはやりやすい本だったはずでした。でも、正直に告白します。文章がまだまだかたく、版元の編集者の方から、もっと読みやすくしてくださいと言われ、全体的に書き直しをしました。正確であると同時に、すんなり読者に伝わる文章を書くことが翻訳の本質なのだと痛感しました。この本から十年以上たったいまもまだ模索中です。

 内容はとても面白いです。ただ、残念ながらいまは入手できません。でも、生物学という日進月歩の世界を考えると、こういう生物学ものは賞味期限が5年くらいかなという気もします。

いのち誕生

いのち誕生

[原書名:Beginning Life〈Geraldine Lux Flanagan〉]

ジェラルディン・ラックス・フラナガン/古川奈々子/主婦の友社 1997/11出版

119p ¥2,940(税込)

受精の瞬間から誕生まで、おなかの中のあかちゃんがどのように成長していくのかを、すばらしい写真とわかりやすい文章できめこまやかな解説。

 こちらも『三毛猫の遺伝学』と同様、一応わたしの得意分野。前回の経験を踏まえてなるべく読みやすい訳文をめざしましたが、結果はどうだったでしょうか。妊産婦さんにはぜひ読んでいただきたい、とてもすばらしい内容と写真の本ですが、残念ながら現在は入手不可。内容的には重なる部分が多い拙訳書の『こうして生まれる』(ソニー・マガジンズ)はまだ入手できますので、興味があるかたはそちらをどうぞ。

ER(緊急救命室)1‐3オールファイル

ER(緊急救命室)1‐3オールファイル

[原書名:The E.R.Files : The Unauthorised Companion〈Binns, John;Jones, Mark〉 ]

ジョン・ビンス、マーク・ジョーンズ/古川奈々子/アスペクト 1998/10出版

244p ¥1,680(税込)

大人気のテレビドラマ「ER」のシーズン1から3までのあらすじや、登場人物をまとめた本。
実は、この本の翻訳の依頼をいただいた時点では、「ER」を見たことがありませんでした。さっそくビデオを借りてきて全部見ました。3シーズン分なのでけっこうたいへんでしたが、内容が面白かったので楽しみ半分といったところ。現在(2008年)も続いていますが、初期のレギュラーはほとんど姿を消してしまいましたね。


猫のすべてがわかる本

猫のすべてがわかる本 飼いたい人から、飼っている人まで

ス-ジ-・ペイジ/古川奈々子 /ベストセラ-ズ 1998/12出版 224p 29cm ISBN:9784584162316 ¥3,150(税込)

猫ちゃんたちの写真がとても美しくて、見るのも読むのも楽しい本です。ネコの歴史から、世話の仕方、品種の特徴など、内容は盛りだくさん。どのページにも愛らしいネコちゃんたちがいて見ていて飽きません。

ER(緊急救命室)4 オールファイル

ER(緊急救命室)4 オールファイル

[原書名:THE NEW ER FILES〈Binns, John;Jones, Mark〉 ]
ジョン・ビンス、マーク・ジョーンズ/古川奈々子/河出書房新社 1999/09出版 107p ¥1,365(税込)

1-3オールファイルの続編。シーズン4のまとめです。

セカンドブレイン

セカンドブレイン 腸にも脳がある!

[原書名:The Second Brain〈Michael D. Gershon〉]

マイケル・D.ガ-ション/古川奈々子 /小学館 2000/03出版 253p ¥1,890(税込)

神経質にならざるを得ない場面にくると、胃腸の調子が悪くなる――それには科学的根拠があったんですね。あとがきはあの養老猛司氏が書いてくださいました(わたし自身は養老先生には面識がありませんけど)。わたしもアメリカの大学の研究室で実験していた時期があったので、ガーション先生の教室の話は、なんだかとても懐かしかったです。

クル-ニ-スピ-クス『ER』

クル-ニ-スピ-クス『ER』

[原書名:George Clooney and ER〈Sam Keenleyside〉]

サム・キ-ンレイサイド/古川奈々子 /デジタルハリウッド出版局(駿台社) 2000/04出版

214p ¥1,995(税込)

この本を訳していたころ、ジョージ・クルーニーはすでに人気俳優だったけれど、いまほど(2008年現在)ビックではありませんでした。この本以来、注目していますが、人気、実力ともにますます高まっている感じで、とてもうれしいです。無名時代のクルーニーについて、本書にはとても詳しく書かれています。 オーデションに落ちまくり、いろいろなアルバイトをしていたそうです。そうした経験が、俳優や制作者としての人間の幅を広げることに役立っているのかもしれません。

徳の起源

徳の起源--他人をおもいやる遺伝子

[原書名:The Origin of Virtue?Human Insticts and the Evolution of Cooperation〈Matt Ridley〉]

マット・リドレー/古川奈々子 /翔泳社
2000/06出版 357p ¥2,625(税込)


わたしたちの心をつくっているものは、「利己的な遺伝子」である。それなのに、人間社会には「協力」や「助け合い」があるのはなぜか?(帯より)

 この本に書かれている内容は、科学エッセーをよく読まれる方なら知っていることが多いかもしれません。利己的な遺伝子の話とか、ゲーム理論とか、けっこう有名な話がたくさんでてきます。でもあらためて、どうしていい人と悪い人がいるんだろうというテーマでまとめてもらうと、とても興味深いものになります。それに結びが前向きなので、希望がもてて読後感はさわやかです。

世界探検アトラス

世界探検アトラス(Newton mook )

ジェ-ン・エドモンズ/古川奈々子 /ニュ-トンプレス 2000/10出版

247p ¥3,150(税込)

大昔から現代まで、そして全世界にわたる探検の歴史を知ることができます。図版も豊富で、イメージがわきやすくなっています。個人的には極地探検のあたりが好きで、訳していたころ、関連書をだいぶ読みました。こんなにつらいのに、どうして命までかけて探検するんだろう――人間って本当に不思議な生き物だとしみじみ思います。




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