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古川奈々子 翻訳書リスト2001~2004




書籍のデータと、それぞれの本に関するわたしの個人的な思い出やエピソードについて読みたい方は、タイトルをクリックしてください。


 ひとつでも多くの命を
 沈みゆく女
 あなたがいるから
 こうして生まれる
 愛犬のための家庭の医学
 ザ・ゲノム・ビジネス
 うなずく人ほど、うわの空
 考えすぎる女たち

 ひとつでも多くの命を

ひとつでも多くの命を--ER発、生と死の物語

[原書名:Just Here Trying to Save a Few Lives?Tales of Life and Death from the ER〈Pamela Grim〉]

パメラ・グリム/古川奈々子 /角川書店(角川グル-プパブリッ) 2001/02出版 367p ¥1,680(税込)

ER(緊急救命室)には昼夜を問わず救急患者たちが運ばれてくる・・・さながら戦場のように繰り返される生と死。ドラマのように感動的な生還を遂げるのは、実際には100人に1人もいない。人生の不条理に打ち負かされる毎日。それでもERを離れられない、ひとつでも多くの命を救おうとするひとりの女性医師の姿が、ここにある。(帯より)

 ちょうどアメリカのテレビドラマ「ER」の人気が高まっていたころに出版されたので、原書でも日本語版でもERが強調されている感じですが、作者がボランティアとして戦地で医療活動をしていたときの数々のエピソードも圧巻です。訳しながら何度も泣いてしまいました。

 沈みゆく女

沈みゆく女(Book plus )

[原書名:Suspicious River〈Laura Kasischke〉]

ロ-ラ・カシシュケ/古川奈々子 /角川書店
2002/01出版
 389p ¥1,050(税込)

モーテルのそばには濁った川があり、泊り客には特別なサービスがついていた。残酷なほどに美しく、はかなく、切ない--官能詩人が放つ衝撃の処女小説。(帯より)

 同タイトルの映画の公開にあわせて、日本語版が出版されました。映画もこの小説の雰囲気を余すところなく伝えたすばらしいできばえでした。豊かで明るく見えるアメリカ社会の暗く陰鬱な面を見た思いがします。でも、ラストのかすかな救いの予感にほっとさせられました。

 あなたがいるから

あなたがいるから(Book plus )

[原書名:Someone Like You〈Cathy Kelly〉]

キャシ-・ケリ-/古川奈々子 /角川書店  2002/08出版

551p ¥1,260(税込)

幸せの鍵がきっとみつかる、等身大の恋と友情の物語。(帯より)

 美人でセクシーなキャリアウーマン、ハンナ(36歳)、愛情ある夫に恵まれながらも自分に自信がもてないエマ(31歳)、42歳で3人の子どもを育ているバツイチのリオニー(42歳)。こんな三人が心機一転、旅立ったエジプトの地で意気投合。三人の異なる個性の女性たちがかかえる問題のどれかがわたしたちにあてはまり、思わず感情移入してしまいます。といってもエンターテインメントとしての小説のおもしろさもたっぷり。女として母として娘としてさまざまな悩みをかかえる主人公たちに共感できるし、元気ももらえます。



 こうして生まれる

こうして生まれる 受胎から誕生まで

[原書名:From Conception to Birth?a Life Unfolds〈Alexander Tsiaras, Barry Werth〉]

アレグザンダ-・シアラス/バリ-・ワ-ス /ソニ-・マガジンズ 2002/12出版 292p ¥3,990(税込)

生命誕生までのプロセスを最新技術で再現--美しい画像が生命の神秘に迫る!(帯より)

 訳す本文自体の量はそれほど多くはありませんでしたが、画像のすばらしさにただただ圧倒されました。以前に『いのち誕生』という類似する内容の本を訳させていただいたことがあり、どちらもそうした画像技術のすばらしさに脱帽しました。日本の妊産婦さん向けの本よりも、原書は解説が専門的な文章だったので、なるべくすんなり読んでいただけるよう工夫してみましたが、はたしてうまくいったのかどうか?

 愛犬のための家庭の医学

愛犬のための家庭の医学

[原書名:The Veterinarians Guide to Your Dogs Symptoms]

エリザベス・ランドルフ監修/古川奈々子/ソニ-・マガジンズ
2003/03出版 233p ¥2,520(税込)


怪我や病気など、緊急事態に直面したときにどうすればいいのか--アメリカ人獣医師5人による、最先端ペット医療のすべて。(帯より)

 『愛猫のための家庭の医学』と同時発売。犬を飼うときの基本知識から病気の見分け方と治療法までわかりやすく解説されていて、まさに「家庭の医学」と言える本です。

 ザ・ゲノム・ビジネス

ザ・ゲノム・ビジネス DNAを金に変えた男たち

[原書名:The Genome War〈James Shreeve〉]

ジェ-ムズ・シュリ-ヴ/古川奈々子 /角川書店
2004/01出版 381p ¥2,625(税込)


小さな企業の思いつきに巨大な金が動き始めた! 「生命の書」ヒトゲノムの暗号解読に命を懸け、遺伝子特許ビジネスに挑んだ男たちの姿を描く真実の舞台裏。(帯より)

 ヒトゲノムの解読。これで終わりかと思ったら、その後の研究のめざましい発展を見ると、あれがスタート地点だったんだなと思い知らされます。本書はそれにかかわった人々の記録です。著者が主人公のクレイグ・ベンターに肩入れしすぎているかなという感じもしますが、小説を読むよりスリリングでおもしろい! ベンターさんは今も別の分野でつぎつぎに研究成果を発表なさっていますが、おしどり夫婦にみえたベンター夫妻が離婚したという記事を読んでちょっと寂しかったです。

 うなずく人ほど、うわの空

うなずく人ほど、うわの空--しぐさで本音があばかれる

[原書名:The Book of Tells〈Peter Collett〉]

ピ-タ-・コレット/古川奈々子 /ソニ-・マガジンズ 2004/08出版 293p ¥1,575(税込)

人間関係の決め手はしぐさにあり! しぐさひとつで相手の本音は見えるし、自分の本音はうまく隠せる。(帯より)

 この本を訳して以来、政治家をはじめ各界の有名人の姿勢やしぐさを興味深くウォッチング。ふーん、なるほどなあと思うことしきりです。昔は日本の有名人はジェスチャーやパフォーマンスが少なかったけど、このごろはずいぶん増えてきたなと思います。どういう人が場を仕切れるのか、そのカラクリの本書でわかりました。

 考えすぎる女たち

考えすぎる女たち(ブル-ム・ブックス )

[原書名:Women Who Thinks Too Much〈Susan Nolen-Hoeksema〉]

ス-ザン・ノ-レン・ホ-クセマ/古川奈々子 /ソニ-・マガジンズ 2004/11出版

342p ¥1,575(税込)

あなたは「考えすぎ」ていませんか? 「考えすぎ」を克服し、マイナス思考から抜け出してストレスを解消させ、もっとポジティブに生きるための一冊。(帯より)

 考えすぎるとろくなことがない、わかっちゃいるけど考えすぎてしまう。少し「鈍感」なくらいのほうが幸せでいられるのかもしれません。考えすぎる女性たちのさまざまなエピソードが紹介されているので、そのうちのだれかに自分を重ね合わせてみることができます。この本を友人に送ったところ、「勘がええすぎる女たち」とひとこと。勘ぐりすぎもほどほどにしたほうがいいみたいです。


  

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