本書は、18世紀イギリスを舞台に繰り広げられるしっとりとした大人の男女の珠玉ロマンスです。原題はThe Raven Prince。この本が大ヒットしたことを受けて、The
Leopard PrinceとThe Serpent Princeがつづけて発表され、Prince三部作と呼ばれています。これらの作品により、本書でデビューしたエリザベス・ホイト氏のロマンス作家としての人気と地位は不動のものとなりました。The
Leopard Princは本書のヒーロー、スウォーティンガム伯爵の友人、ハリー・パイが、The Serpent Princは同じく彼の親友のイズリー子爵が主人公です。ふたりのヒーローはどんなヒロインと出会うのでしょうか?
さて、The Raven Princeを直訳すると「カラスの王子」。じつは、この本には、同タイトルのおとぎ話が織り込まれています。このおとぎ話もとても魅力的で、二倍楽しめるしかけになっています。おとぎ話のほうの「カラスの王子」もホイト氏のオリジナルだそうです。
ところで、カラスというと日本で見かけるふつうのカラスはcrowです。ravenは日本語に訳すとワタリガラス。日本で見かけるカラスよりももっと大型のものです。わたしはアラスカで本物のワタリガラスが飛んでいるところを見ましたが、たしかに大きかったです。しかもとても賢いのだそうです。
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