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ルス・スタジアムは他のスタジアムと違って荒涼とした工事現場の真ん中ではなく、にぎやかなショッピングモールに囲まれている。

スタジアム側の公園ではロシアサポーターが盛り上がっていた。

ポルトガルサポーターはそれほどでもない。
バカンスを兼ねてやってきた客と、会社や学校が終わったあとにスタジアムに向かう客との違いということだろうか。
その公園で日本人の二人組に話しかけられる。
「チケット余ってないですか?」
「ごめん。自分の分だけしかない」
「連れの人とかは?」
「いない」
頑張ればなんとか、試合に依っては楽勝で手に入る事は、その後に会った別の日本人から聞いた。
入り口ではなぜかサクランボを売っていた。
ポルトガルのナショナルカラーに合わせて、という事なのか、たまたま時期だからなのか。
入り口で初めてカメラバッグの中を見られる。
カメラを見たセキュリティが
「プリス(プレス)?」
「ノー」
責任者らしい別のセキュリティがやってきてバッグを探る。
単三電池を見つけると
「これは預かる。付いてきてくれ」
「え?」
投げると危ないものが駄目、という事なのか?と思いつつ一時預かり所まで付いていくと、窓口でセキュリティと受付が口論を開始。
受「こんなもんを?」
セ「そうだ。」
受「なんで?」
セ「いいんだ!」
その後、セキュリティ、にっこり笑いながらこっちを見て
「OK、行っていいよ」
カメラはOKだった。
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