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6月16日トップへ

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ポルトガルvsロシア(4)

試合観察(1)

選手が並び国歌斉唱が始まり、会場は一気にナショナリズムに犯されていく。
ポルトガル観衆の写真

とはいうものの、殺気立ったり、相手の国に対する蔑視が混じらないところは日本の代表戦に似ているかもしれない。
こっちにしてみれば、2年前のようにロシアを罵倒するつもりだったんだが。

ポルトガルは「黄金世代の」じゃなくて、「デコの」チームになっていた。

考えてみれば、ウインガーのフィーゴはゲームを作るわけじゃないし、ルイ・コスタも「散らすパス」をしないで自分でドリブってしまうことが意外に多い人。

でも、ポルトガルってドリブラーには事欠かないんだな。

だから、よく動いて球離れもいいデコが「ゲームメーカー」としてこのチームにハマるのは、当然なのかもしれない。
そのうえ、あんまり上手くはないが守備もする。
この辺はポルトで叩き込まれた事なのかもしれないが。

デコの帰化即代表入りをあれだけ批判していたにも拘らず、フィーゴもやりやすそうで、何度か2人でワンツー突破やサイドチェンジを見せていた。

「その他の黄金世代」ではスタメンを張り続けたのがFWのパウレタなんだが。。。
いったいどんな仕事を任されていたんだろう?
何をしたくて動いているのか、ペナルティエリア近辺を右往左往するそのプレーからは判断がつかなかった。

とはいうものの、監督は最後まで彼をスタメンで使い続けていたから、何らかの仕事を任され、ある程度上手くやっていたということになる。
サッカーは奥が深い。自分ごときでは理解できない崇高なミッションだったのだろう。
ただし「ゴールに向かってシュートする」という項目が含まれていないミッションだったようだ。

さて、こっちサイドならフィーゴが目の前だと喜ばせてくれた席だったが、いざ試合が始まってみるとフィーゴが疾走し始めたのはデジカメのズームではとても届かない反対サイド。

そのうえ、「ゲームの中心」はデコに変わっても、「チャンスを作る」役目はフィーゴ、という約束事に変更は無いらしく、フィーゴがいないサイドには球も来ない。だから、ボールがらみのプレーは遠い向こう側。

この時の右サイドはシモン。
よくは知らない選手だが、相対するロシアの選手によく裏を取られていた。

しかしフィーゴはよく動く選手。
気がつくと右サイドを疾走し始めていた。
おお! 来た来た!とばかりに兄ちゃんもおっさんも自分も慌ててデジカメを構えて試合そっちのけでシャッターを押した。

全盛期ほどじゃない、とか色々くさされていたし、ボールがロシア側に渡ると、歩き始めたりしていたけれど、ポルトガルがボールを奪い返すと自分に球が来るのが分かっているから、動く動く。
右かと思うと左、左かと思うと右。

歩くフィーゴの写真
歩いてしまうフィーゴ
他の選手は走っている

もっとも、パウレタとシモンがあんまり役に立たないので、ロシア側はフィーゴさえマークすれば何とかなってしまうかも、と思っていたらボランチのマニシェが見事な上がりで点を決めた。