その後もポルトガルは中盤から様々なパターンでゴール前までボールを持っていくが、点は入らない。 ロシア側はでかいガタイを生かして、無理矢理球を奪ったり、上手い事インターセプトすると、あとはゴールまで一直線。もっとも「美しいサッカー」を効果的に潰していたギリシャほど組織立ってはいないので、テレビで見る分にはポルトガルのパス回しが楽しめてよかったかもしれない。 後半が始まっても展開はあんまり変わらなかった。 守備に関してはフェルナンド・コウトからポジションを奪ったCBのカルバーリョばっかり誉められているが、カルバーリョがリベロっぽい動きを見せられたのもコスティーニャがちゃんとカバーしていたから。 ミゲルはポイントポイントで前線に顔を出すが、「基本(守備)を優先する」サイドバック。 この2人に声援が送られ続ける、というのはカウンターをよく食らっている、という証明でもあるので、見た目ほどポルトガルはロシアを圧倒していなかった事になる。 中盤ががら空きになり始めたあたりでルイ・コスタ登場。 ルイ・コスタのこのプレーで 邪魔される事も無く、楽々とサイドをドリブルしていくロナウド。 この動きがゴールに繋がる事は大会を通して無かったが、コーナーキックで点を決められたのはサッカーの神様からのご褒美かもしれない。 ついでに言うと、パウレタに変わって出て来たヌーノ・ゴメスの方がこのチームには向いていたようだ。 点を決めたから、というよりも得点力を装備したMFに不足のないポルトガルにしてみると、動き回ってDFを攪乱するタイプの彼の方が「後ろのため」になるように見えたからだが、フェリペにしてみれば「それは相手が疲れたところで」という事だったのかもしれない。 結局、「ちゃんとゴール前に走り込む」ロナウドの努力が実ったのか、彼のリターンからルイ・コスタが得点。試合は決まった。 ただし、ロシア側のカウンターは最後まで威力があり、コスティーニャとミゲルには声援が送られ続けていた。 ちなみに、決勝のポルトガルはミゲルをアクシデントで欠いてしまい、点を取られてから「総攻撃態勢」を敷くためにコスティーニャを下げてしまう。
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