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ぐるりと回って、代表バス入り口のゲートに戻る。
これが最後のポルトガルか、生ジダンを代表で見るのも最後かも、と思いつつボランティアにチケットを渡す。
案内された席は結構すごかった。
左側の壁が邪魔で場所によっては左側のゴールが見えない。
自分の場所からはゴールが見えるからいいか、と思っていたら、しばらくして係員から
「上の席が空いてるから移っていいよ」
と身振りで説明を受けた。
ロナウド君の席と思われる方面を眺めると、赤白一色。
フランスのマフラーを下げて座る席じゃなかったかもな。
ポルトガル戦と並ぶナショナリズムの強い国歌斉唱が始まる。
クロアチア人の大合唱。
斉唱が終わると同時に、大きなクロアチアフラッグがクロアチアホーム側を覆った。

試合が始まると
「だめだだめだ」
と言われていたフランスはこの試合で目を覚ましたのか、きれいなパス回しで見た目はペースを握っているようだった。
もっとも、
「これは日本とポルトガル相手にサンドニで5点叩き込んだチームとほぼ同じです」
と言われても、あんまりピンとこない。
「2004W杯のチームとメンバーは一緒です」
と言われても納得がいかない。
色々いわれた2004W杯のフランスは、それでもプティがボールをさばいていたので、「華麗な攻撃」はできていた。ただ点が入らなかっただけだ。
フィニッシュを忘れたフランスはテクニカル系の欧州代表(ポルトガルとかオランダとか)をくさすときの常套句
「ボールポゼッションだけ」
が似合うチームだった。
今回のチームは全体の動きがかみ合ってない。誰もいないところにパスを出して天を仰いでばかりいる感じ。
ジャック・サンティニ監督は久々に外部から招聘された人材なので、各年代の代表で要求されていることとは違う動きを、チームに要求したのかもしれない。
このスタジアムじゃないが、チームを完成しきれないうちに、本番に突入してしまったんだろうか。
どうしていいのか迷ってしまったFWが得点するのは難しい。
そして、迷ってしまったFWの動きを読み切れないのか、コンディションも良くないのか、ジダンはほとんど動かなかった。
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それでもフランス先制 |
ロッカーへ引き上げるアンリとトレセゲ
「なんとかなんねえか」と打ち合わせ? |
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