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客はそれなりにいるものの、店はオープンカフェが開いてる程度で、あんまり休憩できそうもない。それならさっさとホテルに行った方がいいかと、これまた行列の出来ているタクシー乗り場へ。
タクシー待ちの間、喫煙者としてほっとしたのは、この国にはまだ嫌煙権というのが及んでいないらしいこと。
周りの連中、タバコ喫いまくり。
後ろの客に「1本くれ」といわれたので、あげたついでに自分も1本。
タクシーはほとんどベンツEクラス。たまにプジョーの607だか406だか。
日本のタクシーがクラウンやセドグロを使うようなもんか。
自分の順番が来たので乗り込んで、さっそく運ちゃんにちょっと勉強したポルトガル語を駆使してみる。
「Querro ir para ....」
全然通じない。
発進しかけた運ちゃん、わざわざクルマを道路脇に停めてこっちの発言を確認。
「え〜っと、オテル、オテル」
「??????? ! オテーウ!」
「イエス、イエス!」
分かり合えた事実に感激したのか、運ちゃん、握手を求めてくる。
そのあとは両者ともに沈黙。ちょっとだけ単語のみの会話。
運「イングランド? フランス?」
自「ポルトガル」
沈黙
運「(前のトロトロ走ってるクルマを指さして)ドランカー」
自「ふ〜ん(諦めて日本語)」
沈黙
運「お〜、うんたらかんたらスージョ」
自「(別に言う事もないので沈黙)」
自分の乏しいポルトガル語知識から判断する限り、「Sujo(汚れている)」と言ったらしいが、近くのめちゃくちゃ汚いクルマの事を言ったのか、混雑している道の事を言ったのかはよく分からない。
運ちゃんの運転は「飛ばしてくれ」と頼んだ時の日本の運ちゃんレベル。荒い。
オテーウに着いて値段を聞くと25ユーロ。よく見るとメータはちゃんと動いていた。
自「チップは?」
運「(首を振る)」
握手をして
自「おぶりがーど」
運「Obrigado !」
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