トップへ

6月15日トップへ

Euro2004備忘録へ

前へ

2004年6月15日(5)

アヴェイロ到着

隣の席は空いていて、これはいいやと思っていたが、途中の停車駅で眼鏡をかけた気の弱そうな兄ちゃんが乗り込んでくる。
この時は気づかなかったが、自分が座っていた窓際の席は、実は兄ちゃんの席だった。
ほんとに気が弱かったんだなあ、兄ちゃん。ごめんな。

時刻表を見る限り、このあとはどこの駅にも止まらない予定だったが、草原のど真ん中で止まってしまう。
窓の外では馬の親子がのんびり草を食んでいた。
馬の親子の写真

こりゃあ、絶対に試合開始に間に合うわけがない、という時間まで止まってからまた動き出す。
周りはやっぱり騒がない。
隣の兄ちゃんは読み終えたはずの分厚いスポーツ紙をもう一回読み始める。
ぼ〜っと眺める窓の外。
過ぎていく家々はクリーム色に塗られたコンクリ打ちっ放しの外壁でオレンジの瓦屋根をのせている。
これがポルトガル風建築というわけか。

でも、どこかで見た事ある光景だ。。。あ、沖縄だ。
沖縄の伝統的な民家は台風の影響もあって平屋だが、こっちではそれを2階建てにした感じ。

そんな民家の間に所々廃墟が見える。
こっちは石造りの家なので、単なる廃屋が廃墟になってしまうという寸法。
非常に味があったりするわけだが、持ち主、あるいは自治体も好きで廃墟にしてるわけじゃあ無いだろうから、無責任に

「いいね〜、こっちの廃墟は味がある」

とは言いにくい(言ってるけど)。

やっと着いたアヴェイロは、明らかに仮設プラットホーム。
何たって、隣のプラットホームに移るブリッジすらないんだから。
ここは「ポルトガルのヴェニス」「運河の町」として有名。。。と市販のガイドブックはおろかユーロ2004公式ガイドブックにまで書いてあるが、無念にも縦横無尽に運河が走っているらしい地帯とスタジアムは全くの逆方向。
しかも、そろそろ前半終了の時間なので、観光している暇は全くない。
てなわけで、シャトルバスのバス停へみんなと一緒に走る。

仮設バス停ではチケットを「売っていた」
普通こういうシャトルバスは料金を取らないと思うんだが。
スタジアム建設で自治体予算が厳しくなったんだろうか、アヴェイロ市。