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2004年6月15日(6)

滞在は50分、移動は半日

帰りのバスに走り込んで、アヴェイロ駅へ。
窓口で「アルファ遅れてる?」と英語で聞いたが、窓口の姉ちゃんは英語が分からなかった。
英語が通じる窓口は列ができていたので、面倒になって隣のカフェへ。

得意になってしまった「アグア・ミネラーリ」とあとは「エスタ(これ)」で注文。
でも、おやじが提示したお値段は分からなかった。

外国人だらけのカフェのカウンターでおやじは悟りきってしまったのか、こっちが差し出した札を黙って受け取り、山のように小銭を返してくれた。

やっぱり遅れたアルファ号。
同じアルファに乗るらしい娘を見送りにきた家族が、放送(ポルトガル語)があるたびに

「ああ」

とか

「おお」

とか大げさに嘆いてみせるのですぐ分かった。

まあ、仕方ないか、と思って仮設ホームでタバコを吸いながらぼんやり突っ立っていると、20代前半くらいに見えるイギリス人らしいカップルが側に寄ってきた。

携帯でも英語でしゃべっていたんだからイギリス人だろう、ヨーロッパに来ると英語が母国語って国はえらく少ない事が分かるな、と思っていたら、カップルの女の方が日本人が珍しいのか、自分の格好(上下黒ずくめで黒いカメラバッグ)が面白かったのか、やたらこっちを振り向かせようとする。

しかし、日本人は自分以外にも結構うろうろしていたし、全身黒づくめくらいで面白がるのも変な話だ。自分に似てる有名人も知らないし。
下手に話しかけて、男の方とトラブルになるのもイヤだな、はっきり言って疲れてるし。

てな事を考えているうちに、女の方も飽きたのか、また携帯で話し始めた。
話し終わると。。。まだ、自分の周りをうろうろしている。
時々笑いをこらえている気配がするので、なんか面白いらしい。

ズボンのチャックは閉まってるよな。(確認)
寝癖は付いてないよな。(確認)
足が短いのはしようがない。
これ以上努力のしようがない。せいぜい笑ってくれ。

今更話しかけるのも変なので、暇つぶしに公式ガイドを読み始めた。
とくに面白い事は書いていないが、わりと簡単な英文なので、なんとか分かる。

フランスチームの紹介文を読み始めたあたりでタイムアップ。
アルファがやってきた。