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山梨県における水晶




『 山梨県東部の縄文式時代の住居址から発掘された水晶鏃(やじり)およびその原料と思われる水晶原石は、古代から山梨県内において水晶が産出され、なおかつ簡単な水晶の加工が行われていた証拠と考えられる。
  水晶の原石が、本格的に加工品として使用されたのは、江戸時代に入ってから、金桜神社(現在の甲府市御岳町)の神官が、京都の玉屋に水晶玉を作らせたのが最初である。その後、京都の玉屋に番頭として仕えていた玉屋弥助が、水晶原石買い付けの為に甲府と京都を往還する間、神社の神官に玉作りを教えたのが、山梨県産水晶研磨加工の初めとなっている。明治時代になってからその研磨加工技術者達は、交通の便利な里に移り住むようになり、その結果として、甲府を中心とした研磨加工業が隆盛を迎えるに至った。』

 上記は砥粒加工学会誌Vol.43 No.6 1999 JUN.247-(保坂)から、一部抜粋したものです。

注) 現在、山梨県には水晶は産出されておらず、甲府で使われている水晶を含む宝石原石は、全て外国産(ブラジル、タイ、アフリカ等)となっております。
 昔、水晶を採掘した坑道は草深く、中に入るのは危険です。時折、マニアの方方が訪れては、坑道の近くのズリ(水晶を採掘する為に坑道を掘った跡の残りの土)の中から小さな水晶原石を拾ってはかっての面影を偲んでいます。


 現在、山梨県は水晶等、宝石の工芸作品ばかりでなく、金、プラチナ等の貴金属も製作し、こういった工芸品やジュエリー製品の取り扱い高は、日本の三分の一までになっています。

                              

 



天然水晶と人工水晶

 
 山梨県は、江戸時代から
水晶が産出されてきました。古代から採れていたよ
うでしたが、本格的に採掘が始まったのは幕府の直轄地が終了した、明治以降かと思われます。

 山梨と言えば水晶。その水晶産業のお陰で、山梨県のジュエリー産業は、現在、日本の三分の一までになっております。

  水晶はまた人工的に、日本、アメリカ、ロシア、中国、ドイツなどで合成されており、人工水晶と言われています。大きな結晶は一ヵ月ほどかかって成長させます。

 人工水晶は、 天然と同じように温度と圧力の高い所で成長しており、その結晶は天然水晶と比較して、硬度、屈折率、比重、耐薬品性などのような物理的・化学的性質において何ら変わる所は有りません。もちろん肉眼では見分けがつきません。現在、時計・携帯電話、そして多くの電子機器に使用され、私達の身近な所で役立っております。


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