タイトル さいたまの歴史散歩

梅雨の鬱陶しさの中、色とりどりの花を鮮やかに見せてくれるのが紫陽花。
全国には色鮮やかなアジサイの花が見られるお寺・あじさい寺が多くありますが、ここ埼玉にもあります。
妻沼町の能護寺。梅雨らしいしとしとと雨の降る中をあじさい寺に行って来ました。

アジサイ ユキノシタ科 落葉低木 ピンクの紫陽花
日本に自生していた額アジサイなどが江戸時代にヨーロッパに渡り、園芸用として品種改良されたのが西洋アジサイ(ハイドランジア)。
小花の大きさや形が変化に富み、青紫、紅紫、ピンク、白など多彩な色が楽しめます。
花言葉 移り気・冷酷・あなたは冷たい・辛抱強い愛情・元気な女性
原産地 日本
開花時期 6月

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◆鐘楼と紫陽花
鐘楼と紫陽花
能護寺は、奈良時代の天平15年(743年)、国家安穏・万民豊楽と五穀豊穣を祈願して行基上人が開いたのが始まりとされています。大同年間(806〜809年)には、弘法大師空海が再建したと伝えられています。

このあたりは、平家物語にも登場する武将・斉藤別当実盛さいとうべっとうさねもりが荘官を勤めた長井荘で、近くには実盛が歓喜天を祀った妻沼聖天院があります。

本尊は金剛界大日如来坐像が安置され、本堂の格天井には、金井烏州・岩崎榮益・樋口春翠などの花鳥獣が色鮮やかに描かれています。

紫陽花は、昭和45年から植え始め、今では120種類800株を超え、ボランティアの方々がお世話をされているということです。
←鐘楼と紫陽花
このように歴史のあるお寺にふさわしい紫陽花の撮影スポットは、背後に鐘楼を見上げたところでしょう。
梵鐘は、元禄14年(1701年)に地元の鋳物師八兵衛尉藤原正綱によって鋳造されたもので、百字真言の梵語が刻まれています。

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◆額アジサイと西洋アジサイ
額アジサイ 西洋アジサイ
額アジサイ 西洋アジサイ
額アジサイの中央に密集している部分が両性花で雄しべと雌しべがあります。
そしてそのまわりにあるのが装飾花。しかし花弁(はなびら)に見えるのは実は萼片が変化したものであり、本来の花弁は装飾花の中心にあるごく小さいものです。
西洋アジサイは日本のアジサイを品種改良したものです。額アジサイでは装飾花が周囲に広がっているのに比べ、西洋アジサイは花全体を覆っているところに見ごたえを感じるのでしょう。
額アジサイ同様、花弁に見える部分は萼片が変化したものであり、本来の花弁は装飾花の中心にあるごく小さいものです。

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◆トンボも紫陽花見物?
トンボと紫陽花 あじさい寺・能護寺を訪れたのは、梅雨の真っ只中6月の下旬でした。
朝からの雨があがり、紫陽花は雫を湛え、青や赤の色味がいっそう引立っていました。

そんな中、朝からの雨にもかかわらず、多くの人が梅雨の風情を楽しもうと詰め掛けていました。

それほど広いというわけではない境内に、紫陽花が所狭しと植えられ、迷路のような道をめぐれば、色とりどりの紫陽花が御堂や石碑などのお寺の風景と相まって目に飛び込んできます。

ところどころ広くなったスペースは、紫陽花をバックにした記念撮影に絶好のスポット。背景にふさわしく背丈の高い株一面に花が鮮やかに咲いていました。

そして、そろそろ帰ろうかと思った頃、梅雨空に日の光が戻ってきました。
雨の雫が光にきらきら輝いて、紫陽花はまた違った趣をかもしだしていました。

ところで、紫陽花の花はどうしていろいろな色があるか知っていますか・・・
それは植えられた土の質によるそうです。
土にアルカリ性が強いと濃い赤になり、酸性が強いと青が濃くなるそうです。
色とりどりの紫陽花

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◆虚空蔵堂と板碑
虚空蔵堂
境内には、丑・寅生まれの守り本尊で知恵と福徳を授ける虚空蔵菩薩が祀られている虚空蔵堂が紫陽花に囲まれてたたずんでいます。

虚空蔵とは、無尽の宝庫〜知恵と財宝を容れる蔵〜という意味で、はかり知れない知恵と福徳を具えているということです。

御堂の中には、他に閻魔大王、十王像、そして脱衣婆が安置されています。
←虚空蔵堂   

歴代住職の墓地の中程に、青石の板碑が立っています。

塔心の上部に光背を彫り、その中に阿弥陀如来、脇侍として観音、勢至両菩薩、そして七化仏も略式ながら浮彫りにされています。
善光寺式三尊像の板碑です。

高さ157cm、幅51cm、厚さ6cm。紀年銘はありませんが、鎌倉時代に造られたものと考えられています。
善光寺式三尊像板碑
善光寺式三尊像板碑→

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所在地 熊谷市永井太田1141(旧妻沼町)
交通 電車の場合・・・JR高崎線籠原駅より車で約10分
          (バスはありません)
車の場合・・・・・上武道路西別府交差点より北に約3km
このページの背景・ラインの画像はトリ小屋さんの素材を使いました。トリ小屋

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