西福寺

さいたまの歴史散歩

西福寺

*所在地
埼玉県川口市大字西立野

*交通

JR京浜東北線西川口駅よりバス
赤芝入口下車

東京外環自動車道川口東I.C近く

←三代将軍家光の長女千代姫が奉建した「三重塔」


川口市西立野の高台に、弘仁年間(810〜824)に弘法大師が国家鎮護のため創建したと伝えられる古刹「西福寺」があります。


<三重塔>

三代将軍徳川家光の長女千代姫が施主となり、元禄6年に建立されたものです。
千代姫は尾張藩主の徳川光友に嫁ぎ、元禄11年に亡くなり増上寺に葬られましたが、その位牌がこの塔の中に納められています。

県下で最も高い木造の建造物で、高さ23メートル。鉄製の釘を一本も使わず細工によって作り上げてあり、構造は方三間で、一層の天井から真上に一本の柱をたて、その柱から二層・三層の屋根に梁を渡しバランスをとって、風にも地震にも耐えるように工夫されています。
相輪の宝珠の中には、聖観音、毘沙門天が安置されています。

かつて祭礼の時には、櫓を組んで塔の頂上の宝珠のところまで参詣者を登らせていたということです。


<観音堂>

元禄年間に、僧鏡胤(きょういん)は、西国・坂東・秩父あわせて百ヶ所の霊場から観音を勧請して、観音堂を建てました。
そして、この百観音に参詣すれば、百ヶ所の霊場を巡礼したことになると説きました。
また堂内には、千代姫から寄進された金箔押しの百体の観音像が安置されています。

江戸時代には、札所百ヶ所分のご利益を求めて訪れる多くの庶民で賑わったことでしょう。





扁額

観音堂の扁額


高台に建つ西福寺は周辺の低地からも、高い木々から顔を出す「三重塔」を見ることが出来ます。
江戸時代の人々も、さまざまな思いでこの塔を見て暮らしていたことでしょう。

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