2008年10月04日更新

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キジ♂(08.Feb)                                                  八千代市吉橋

呂氏春秋(呂不韋著:BC240年頃)十二紀孟冬紀に『水始冰、地始凍。雉入大水為(しん)』と
記しています。季節は立冬、水や地が凍り始める頃、雉は海に入って蜃(大蛤)となるとの意です。
 蜃は時に大きな気を吐き楼閣を現すとの伝承があります。蜃気楼です。

呂氏春秋の季秋紀(中秋の頃)には「雀大海に入りて蛤となる」とあります。それを江戸初期
の俳人は秋の季語としてしまいました。雉が蜃となるは俳句には使われていません。

雉が大蛤となりその大蛤が欠伸をして楼閣が現れるのでは
十七文字の繊細な世界に入り込めなかったのでしょう。

【写真と文は伊藤 啓氏】


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