観 笑 亭 日 乗
5月1日(日) 大喜利由加
唐沢さん、こんな企画はどうでしょう?そんなどうでしょうって言われてもなあ。ゴールデンウィークの亀屋外飼育場建設プロジェクトにまた難題が。やたらに土を掘るホルスフィールドリクガメ(駄洒落ではない)のために飼育場はある程度掘り下げて、さらに脱走防止用のネットを埋め込もうと計画していたのだが、2ちゃんねるの当該スレッドによると、そのネットにカメが絡まることがあるという(笑)。地中でネットに絡まったら死ぬ可能性すらある。ということはネットは使えないということか。だったら何を埋め込めばいい。トタン板でも埋め込むか、しかしこれだと水はけにモンダイが出てくるのでわざわざ穴をあけねばならなくなる。これがちょっと面倒だ。何か他にいい物はないか。たしか園芸用でプラスチックの硬いアミのようなものがあったと思うが、これを使うことにしようか。あー、こんなことを考えて夜を過ごす、私の人生確かにヒマだわ。
ウンコ監督の元で働くウンコ助監督が持っているのはカチンコならぬウンコだ。助監督はこのウンコを板に叩きつけてアクションの合図を送るのである。ウソだと思ったらウンコ監督の名作、『羅生肛門』DVD特典のメイキング映像を見てみるが良いと仕事。はい、朝から雨でございます。ゴールデンウィーク、大型連休といって浮かれ狂っている行楽客の皆様、ざまあみろでございます(笑)。この雨で通例どおり雨漏りのクレーム。日曜であるから業者さんに頼む訳にはいかず、私が泣きべそをかきながらブルーシートを持って屋根裏部屋に上がることになった。明日、一番に修理の段取りをしなくてはなるまい。
昼飯はまたうどん。母親が湯でおきしていたのをカツオだしの元で作ったスープに投入。ずるずる啜った。物足りぬ分はフランスパンの残りで補う。こんなに炭水化物ばかり食ってどうするのか。炭水化物の国から炭水化物を広めに来たのか、お前は。管理物件の見回りに回る気力なく、事務所へ戻って受け取り仕事など。案内依頼、初めてのところから来るがどうも担当者の口ぶりに不審な点があり、断ってしまう。惜しいけれども、もう二度とあんなことはいやですから、残念!
夕食は天ぷら。エビ、玉ねぎと人参のかき揚げ、ピーマン、芋、それにながーいこと冷凍庫で眠っていた鮭切り身。どれもこれも素敵に美味かったが大根おろしがなかったのが画竜点睛を欠くでした、残念!ビールを二缶、ゴハン一膳食べる。ゴハンは天つゆの残ったのにとろろを混ぜ込んだものをぶっかけて。ああ、美味い、美味い、食いすぎだけど。〆のコーヒーは如例。
その後、自室にてNHKのBSハイビジョン日曜劇場。待望の『ロード・オブ・ザ・リング スペッシャルエクステンデッドエディション』であります。おおお、物凄い画質だ、アイゼンガルドに集結するオークどもの数が二倍になったぞ、AAC5.1チャンネルは明らかにWOWOWよりレベルが低く迫力に欠けるが、この画質ならばがまんできるか。リヴ・タイラーのアルウィンの薄物ひらひらも神秘的なまでに美しく、田舎もので垢抜けておらず、しかもゲロまずシチューを作っちゃうエオウィンに余計勝ち目がありませんな、うへへへへ。一分といういささか短いインターバルで首尾よくテープの交換に成功したところでとりあえず見るのをやめた。残りは明日・明後日のお楽しみであります。
シャワーを浴びて部屋に戻り、今度は酒を飲みながら第2回オタク大賞を見る。ひっひと酔っ払い午前12時過ぎに就寝。午前1時ごろ震度4の余震があったのだが、まったく気がつかなかったほどであった。
5月2日(月) 大喜利の国の木の下で
円楽と私、お題を頼みます。5月1日放送のBSハイビジョン日曜劇場『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔スペッシャルエクステンデッドエディション』の画質は素晴らしかった。ゴクリなんか何度も書いているようだが、あれがCGとは信じられぬ存在感であった。大坂のどこぞからおっさんさろうてきて、無理やり体毛を剃り、演技をさせているに違いない、そうしてそれを隠蔽するためにおっさんは今もエリア51の地下施設に幽閉されているのだと思わされるほどの画質であった。エルム峡谷も岩肌が鋭くてほんとうにあんな建造物が存在してもおかしくないほどのリアリティがあった。よっしゃ永久保存版じゃと思いきや2ちゃんねるのハイビジョン画質批評スレを読んで愕然、なんと震度3地震のテロップが入ったというのだ。ギャーッ!俺は絶叫した。これが震度5とか6、あるいは台風が来た、戦争が始まった、ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいたというビッグニュースならば話は分かる。けど、たかが震度3の地震だぞ、こんなもんで四時間のハイビジョン映画を台無しにしてしまうというのは一体どんな了見なのか。だからBSハイビジョンの映画は頼りにならないのだ、これはWOWOWで放送されるのをじっと待つしかないのか。
ウンコ監督はローマ帝国の圧制とキリストの最後をテーマにした一大スペクタクル映画を企画している。最新鋭のCG技術を使って作られるであろうその映画のタイトルはもちろん、『便・ハー』であると仕事。午前中、昨日の雨漏りの工事を業者さんと打ち合わせ。それに平行して受け取り仕事。そろそろ保証会社へ連絡を入れなければならんが、一度くらいまともに払ったらどうだ、こらと思う。まあ、ファックスを保証会社に流すだけなので大した手間ではないのだけれども、毎度毎度だから保証会社の人に申し訳ないんだよ。
昼飯はゆきみ家で塩ラーメンとミニカレーのセット。相変わらず美味い。今度お金が入ったら最もデラックスなランチメニュー、ラーメン+チャーシュー丼(735円)を頼んでみようって、お前、そんなに貧乏なのかいや(笑)。帰途、銀行に寄って入金。6月のトンデモ本大賞に絡めた旅行の資金、とプロジェクターローンのボーナス支払いの分が順調に貯まっております。それから某会社にて秘密の打ち合わせ。8月に宇宙から救世主が降臨するのだが、どこでお迎えしたらよかろうとかそんな話し合いだ。本気にするなよ。午後3時過ぎに帰社。その後かりかりと雑用。とりあえず明日から3日間休みにするのでその準備ったって、やるこたぁぴんでんさん家でのバーベキューと庭でのリクガメ飼育場つくりだけなんだけどね。
夕食は昨日の天ぷらの残り、マグロの刺身、生野菜、カレーライス。昼にゆきみ家でカレーのついたセットを食うと、何故か夕食もカレーになる率高し。ふだんあまり縁のない西手新九郎(まあ、会ったら挨拶する程度)、この時ばかりは大活躍。ビールを一缶、カレーを一皿。〆のコーヒーは如例。
その後、NHKBSハイビジョンで「SAMURAI7」。ああ、ようやく終りましたってそれだけかい!その後レンタルDVDの『隣のリッチマン』、コメディとしてのアイデアはさほどでもなし。むしろ何故か子供用のちゃちなアーチェリー一本で即死した馬をベン・スティラーと浮浪者然としたクリストファー・ウォーケンの怪人物が捨てにいくという不条理な場面設定が良い。他にもジャック・ブラックなど芸達者が揃っており、思いもかけないできのいい映画であった。ただ、ラストであの汚染云々は感心できぬ。あの看護婦の凄まじい訛りの英語には笑わされたが、ただ、それだけで、どうせ不条理な映画なのだから、消えてしまったウンコがどこかにまとめて現れるくらいのことはしても良かったんじゃないの。
シャワーを浴びて今度はCA部屋にて録画しておいた『冴えたやつら』を見る。三木清隆の高校生活を通して青春特有のひりひりするような焦燥感を描いた秀作。ただ、主人公の三木がちょっと清潔に過ぎるか。酒を口にしたり、煙草をすったり、スナックのママとあんなことやこんなことをしたりするのだけれども、出来たおじさん夫婦に養子として迎えられて、この手の映画の主人公にしては幸福でまとも過ぎるのだ。
その後、自室でテレビ見ながらだら。一時半くらいと3時近くに地震。特に後者は半分寝ており、「やばい」と横の本棚を押さえた!おお、素早い俺、さすがだねと思いきや実は夢の中、ただ寝ていただけというオソマツ。ああ、早くこんなの終ってくれないかね。
5月3日(火) フーディニの寅さん
と、寅さんが脱出したんだって!NHKBSハイビジョン版『二つの塔 スペッシャルエクステンデッドエディション』の地震テロップ確認した。エント会議の直前、数度に渡ってどこぞで震度3の地震がありましたで、たいへんでっせ!でも津波はきませんから安心しとってや。馬鹿でかい文字ででろでろ流れやがった。そりゃあね、ハイビジョンといえどもNHKの公共放送ですからね、そんな災害時にテロップ流すのは仕方ない。それくらいは私も分かってます。でもね、昨日も言ったけれどもたかだか震度3の地震で間違いなく現時点での世界最高峰の画質をべったり汚すことはないじゃないですか。流すなとは言わない、でもせめてせっかくのシネスコサイズの映画なんだから枠外に逃がすくらいの配慮があってしかるべきでしょ、ええ?文字を小さくできないという事情があるかのかも知れないけれども、だったら一回の文字数を少なくすればいいじゃないですか。わ、私なんかねえ、本当にテロップが出てきた時「うわあ、なんてことをするのか」と怒りに震えましたよ。そうして悔しさのあまり、泣き喚きましたよ、この流した涙をどうしてくれるのだ、NHKなんですよ。
喜国雅彦の伝説のネタ、『風の谷のナウシカ』を見ていたオタク達が「核戦争が勃発しました」というテロップに怒り出す、まさにあれを地で言っておりますな。私は。
はい、今日からお休み。しかもバーベキュー大会の日。ひやひやひやと飛び起きましたねえ。素早くシャワーを浴びて身支度拵え事務所へ行きます。リクガメに温浴させて餌。私はコーヒーを飲みつつ日記つけ。終ってから車に飛び乗り『隣のリッチマン』DVDを返しに行く。午前10時半過ぎから出発。通例のウォーキングを兼ねて薬院駅まで歩いていった。川沿いの道を歩いていると、おお、こんな川にも亀がいるのか。ミドリカメ、クサガメ達が岸に上がって甲羅干し。現在もっとも亀ラヴァーとなっている私はこんな光景に非常に癒されるのだ。
電車を使って一路久留米へ。M駅にてぴんでんさんと落ち合い、そのまま会場となる彼の家へ。ギャーッ、お前、草刈っとけとあれほど言ったのに、草ぼうぼうじゃん。あー、なんだ、これ、木が生えているぞ(大笑い)、こんなの草じゃないぞ。このままだととてもじゃないがバーベキューなどできないので泣きながら草むしりにかかる。汗をだくだく流しながらざっくざくむしる。あれだ、漫画「プレイボール」で指を骨折したままの谷口くんが時の田所主将に命じられて草むしりをしますな。その後、「おい、明日試合だってのに、いつまで草むしりをやっているんだ、バッティング練習くらいしろよ」となる。そこで田所主将が驚いて「しかし、お前随分草むしったなあ」と言うのだけれど、その谷口君に負けないくらい草をむしったよ、俺は!
庭がキレイになったところでバーベキューコンロをセット。続いて炭火おこしに掛かる。例年どおり、火をつけておいてから冷風に設定したドライヤーでガー。ちょっと時間が掛かったが、はい、見事にまっかっかのちんちんとなりました。この頃になってしおやさん、獅子児さんが相次いで到着。いよいよバーベキュー大会、そろそろ誰か結婚とかそんな話があってもいいのに、見事なほど状況が変わりませんなあの巻がスタート。ビールで乾杯した後、じゅうじゅう焼く焼く。ばくばく食べる、食べる、がぶがぶ飲む飲む、いやー、いつもながら楽しいなあ。
「あれですよ、今度アストロ球団が実写化ですよ、あの×クラは誰がやるんでしょ」「おいおい、球三郎かい、言うにことかいて×クラはないだろ、せめて盲目の貴公子とかそんな風に言えよ、なんだい、×クラって、座頭市じゃないんだからさ」などという会話をえんえん繰り広げてあー、私は草むしりの疲れか、途中でダウン、ぐーぐー寝てました。
午後8時頃、復活、またビール食ったり肉食ったり。その後は私が持っていったDVD「川口浩探検隊」を見る。ダシモノは当然ながら双頭の大蛇ゴーグなんだけれども、獅子児さんを除いてみんなもう沈没。ぐーがぐーがー寝ておりました。私も何時の間にか眠ってしまって狂乱の一夜はこれで終了したのでございます。
5月4日(水) 「奉教人 味平」
キリスト教、白糸祈り!電車やバスの中でうっとおしいカップルに遭遇することがありますな。「俺俺泊まるから、今日は3回、うん、もうたまらん」「ふふふ、馬鹿ねえ、3回じゃなくって4回よ」大変に不愉快である。私を含めた乗客たちはみんな怒っている。口にはダサねども、「死ね」とシンプルに思っている。そんな時、そいつは現れた。紫色のスーツに何故かサンダル履き、頭は寝癖がそのまま、腹はでているし、随分カッコ悪い奴だった。そいつは件のカップルに前に立ち「この所業、天が許してもこの俺が許さん、なんで3回じゃ、死ね」懐から取り出したのはアイスピックであった。そいつはその凶器を躊躇いなくカップルの男の頭に振り下ろす。茶碗を踏み潰したような音がした。脳天にアイスピックをつきたてられた男はまいんと立ち上がって直立不動の姿勢となり「きぴぴぴぴ」と気味の悪い声を出す。そしてぶっ倒れた。すでに絶命していた。女はあまりの恐怖に今しがたまで「ううんん、いやいや4回よ」と言っていたことも忘れて逃げ出そうとする。しかし、そいつは懐から取り出した粉のようなものを女の顔目掛けてばさっ。粗塩であった。「ぎゃああ、目、目が焼けるウ」のたうち回る女。そいつは女の髪の毛を握って無理やり起こすとぼくっ。殴り始めた。顔、腹、顔、腹、相手が女であることを歯牙にもかけない、激烈な拳であった。顔が別人のごとくはれ上がった女、ばたりと倒れふす。そいつはにやりと笑うと「ヤッ」と鋭くジャンプ、女の首に着地する。ごきりという音がして頚椎が折れた。女は激しく痙攣し、夥しい量の脱糞と失禁。命は助かっても一生車椅子の生活になるであろう。
そいつはことが終ると我々乗客に向かって一例。「お騒がせしました」爽やかな笑顔であった。「処理いたしましたので、どうかご安心を。快適な列車の旅をお楽しみください。」「あ、あなた様は、一体」乗客の一人が恐る恐る聞く。そいつは両手を腰に当てるポーズをとって「いやいや、名乗るほどのものではありません。少なくともバレンタィンには縁のない男、とだけ言っておきましょうか。ではごきげんよう」そいつはいずこともなく去っていった(電車の中なのに)。これが私とモテナイマンの最初の出会いであった。
ゴールデンウィークなのに、こんなこと書いてバッカみたい。
午前9時過ぎにようよう置きだす。敷布団なしで畳の上に寝ていたので腰が痛い(笑)。それからだらだらとみんなで「コミビア」とか「オタク大賞」を見たりする。私は缶ビール一本の迎え酒(笑)。呆然としているうちにぴんでんさんの発案で熊本まで馬ホルモンを食べに行こうということになる。馬ホルモン!その一言で我々の口から涎があふれ出た。帰り支度をしてぴんでんさんの愛車、「風俗号」に乗車、一路熊本を目指したのであった。高速の出口が渋滞していたこともあって、約一時間の道のり。インター近くのホルモン屋「かつみ」に到着したわれわれは口から涎を溢れさせながら「はいはい、馬ホルモン定食、四人前、あと馬刺しも頼みますよ、おねえさん!」そうして食った馬ホルモン煮込み、美味であった。まったく驚くほどに臭みがなくほろほろと柔らかく口中にてとろけるのであった。馬刺しも美味、ばくばく息もつかずに食って、はい、ご馳走様。うーん、この店には他に馬肉焼肉などもあっていつか、夜に酒メインで来ようと皆で誓いあう。これが後に有名となる「馬肉屋の誓い」である。
食ってから即とんぼ帰り(笑)。獅子児さんを高速のバス亭で下ろしてさようなら。そのまま「風俗号」は福岡に向けてひた走ったのであった。しおやさん、と私、自宅まで送ってもらってぴんでんさんどうもありがとうございました。草むしり、これでチャラにしておきます(笑)。
事務所にてネットのチェック、各所の点検など。それから車で外出し、物件の点検。TSUTAYAに余ってレンタルDVD『ハイウェイマン』を借りたりする。後は本屋で「代紋TAKE2」の61、62巻を買って自宅に戻った。ビールを飲みながらぐたっ。買って来たばかりの「代紋」をぱらぱら読みましたとも。わあ、本当にゲームキャラか、しかもスーパーファミコンだよ。予想されていたラストとはいえ、やっぱりこれは凄くヘンなストーリーになってしまったなあ(笑)。
夕食はコンビニ飯。牛タンスモーク、野菜サラダ、それからインスタントラーメンを腹に収める。ビール一缶、〆のコーヒーは如例。自室に戻ってレンタルDVD『ハイウェイマン』大画面再生。リンカーンを駆って人をはね殺しまくる殺人鬼の登場、しかも5年前主人公と起こした事故で片足、片腕を失い車椅子。肺にも穴が開いていて定期的にツギを当てなくちゃならない、おまけに片目でこんな奴に免許やっちゃいかんだろうと思う(笑)。冒頭の謎めいた雰囲気が後半一気にB級アクションに成り下がるのでそう対して出来のいい映画とは言えないのだが、この殺人鬼のキャラクターのおかげでなかなた楽しく見ることができた。ラストの身障者いじめとしか見えない残酷シーン、こう言っちゃなんだけど、胸がすっとしましたなあ(笑)。
シャワーを浴びて酒を飲みながら「川口浩探検隊」恐竜魚ガーギラスの後編を。このガーギラス、何度も書いているように熱帯魚屋でも売っていることがあるジャイアント・トロピカル・ガーなんだけれども、ありゃりゃ、ガーギラス、小さいなあ。おじさんがモリでえいっとつくとどう見たって60センチぐらいのガーがさして抵抗もみせずにやすやすと捕獲されてしまったぞ(大笑い)。ナレーションは必死に「それは一メートルを越すかと思われる怪魚であった」とか「血に餓えたガーギラスがぞくぞくと集まってきた」とか叫びまくるのだけれども、肝心の魚が異様に小さいもので、もう爆笑するしかない場面になっているのであった。
へろへろと酔っ払って午前1時過ぎに就寝。
5月5日(木) 二等兵三角形
どんな三角であるかーと上等兵殿に怒鳴られます。JR脱線事故の3時間後、今だ死者・負傷者が多数列車内に取り残され必死の救助活動が行われていたというこの時に事故を知りつつJRの社員がボーリング大会。はては二次会に流れ込み生ビールをがっぱがっぱ、おーい、おねえさん、鮎の塩焼きまだぁ!あまりのことに爆笑してしまった。列車をコカしただけでは足りずボーリングのピンまでコカそういうんかい、日本国民の68.7パーセントはこのニュースを聞いてこう叫んだという。こんな時にボーリング大会、もう善悪を乗り越えて大したタマですよ、あんたらとしかいいようがないですな(笑)。もうこれからJR西日本の社則ではボーリング絶対禁止、一回投げただけで左遷、降格、減棒の雨嵐、労組もこれは仕方ありませんな、なにしろボーリングですからなと匙を投げてしまう、そういう風になってしまうのではないか。
リクガメ、ゴールデンウィークに浮かれて買い物を怠っていたので、主食の小松菜・チンゲン菜を切らしてしまった。仕方なくたまたま自宅の冷蔵庫にあったレタスを与えてみると、これがやっぱり口に合うらしく、ばりばり食うわ、食うわ。レタスは栄養価の面からあまり良い餌とはいえないけれども、この食いつきの良さはまさに驚異。食欲も増進するようで今まではほとんど口にしなかったスドーのトータスフードもぱくぱく。とうとう二つ食べきってしまった。実際、こんだけ食ったのは家に迎えて以来初めてではないですかね。
本日もとりあえず休み。午前9時半頃事務所に出て日記つけとネットのチェック。物件案内依頼の電話が時々掛かってくるが、どれも実際の案内には至らず。まあ、ゴールデンウィークの5月5日ですからな、仕方ありますまい。通例のウォーキング40分を済ませて(しかし、私も飽きずに歩くねえ)車で外出。まずはレンタルショップでDVDを返し、それからホームセンターへ。リクガメ屋外飼育場建設のための買い物である。いろいろ物色したが、結局買ったのはトタン板のみ。今日はとりあえず穴を掘ってこのトタン板を埋め込むところまでにしよう。昼飯は近くの丸八ラーメン。美味い、美味いんだけれど、やっぱり少しへヴィ。替え玉の中ごろからちょっとその重さに負けてしまいます。だったら替え玉よしとけと言われそうだけれども、まあ、博多ラーメンは替え玉まで食って何ぼですからな。
帰宅後、ちょっと休んでから庭に行き、さっそく穴掘り開始(笑)。ざっくざくひたすらスコップで掘る。慣れぬ作業ゆえ上手く掘れない。掘った土の置き場所にも困る。ああ、喉が渇く、手が痛い、腰が痛くなる、早くも上半身は汗びっしょり。考えてみたら標準的なサイズのトタン板埋めるだけの穴って優に小柄な人間(池野めだか師匠とか)が入るほどの大きさになるんだよな(笑)。そんな穴を掘るのに大苦労する。ああ、こんなことでは私には人を殺せないなあ。それがたとえ池野めだか師匠くらいの小柄な人でも埋めるためにはえらい苦労でしかも時間がかかる、これじゃ埋める前に夜があけちゃうよ、と埒のないことを考えつつ結局一時間半。なんとか穴堀り完了。トタン板を底、側面にはめ込んでまた土をかぶせる。かぶせ終わったところで今日の作業は終了。来週の水曜日までまって木の柵を購入、これで囲ってさらにトタン板の雨よけを作って完成となる予定。ああ、疲れた、疲れた。
夕食はカワハギ・鯛の刺身、レタスの生野菜、自分で作ったかけうどん、チャーハン。ビールは飲まず、食うことのみに専念。〆のコーヒーは如例。その後自室にてレンタルDVDの『予言』を大画面再生。つのだじろう先生の「恐怖新聞」の映画化で三上博史、酒井法子らの気合の入った演技は見ごたえがあったけれども、肝心の映画がなあ(笑)。今時ポラロイドカメラを使って念写というのには呆れたし、事故以来いきなりバリバリオカルティストになってしまった酒井法子もへん。別れた夫に久しぶりにあっていきなり「これ、念写であなたの顔が」っていうか、フツー。だいたい、三上博史の夫と別れたのは「あなた、そんな予言の新聞なんて気持ち悪いことを言わないで」というのが原因だったんじゃないの。あとね、鬼形礼の10年間放っとかれた廃屋でいきなりビデオが見られるのにもずっこけ。電気とおってないよ。しかもさあ繋ぎなさい、見なさいといわんばかりに赤白のコードまでささってんの(笑)。
ラスト近く、車の窓から外を見ると、ぴゅーっと恐怖新聞が飛んでいる絵に大爆笑。一反木綿じゃねえっての。気持ち悪いイメージ、また今回の尼崎列車事故を予言したかのような場面もあったけれども、これじゃ、ちょっと納得できないなあ。せめて、終盤姿を見せる鬼形礼がつのだじろう先生だったら許せたのだが(笑)。
それからシャワーを浴びてCA部屋にて録画しておいた「キング・オブ・ザ・ヒル」、「ザ・シンプソンズ」、『与太郎戦記』を続けて。「キング・オブ・ザ・ヒル」、ペギーがアーレン中学のチアリーダーのコーチになるというまた似合わないエピソード。それにまたイタい内容であれはもうペギーが悪いに決まっているんだって(笑)。『与太郎戦記』、春風亭柳昇の従軍記をフランキー堺主演で映画化したもの。ゲストとして金語楼、柳橋をはじめ痴楽、金馬、円鏡、子円遊ら昭和の名人たちがぞくぞく登場、興奮させられるけれども、金語楼以外はまあ、落語の語りと演技とは多きに違うと、まあ、そういうことでございます。主演のフランキー堺は文楽の弟子筋として桂文昇の高座名を持つまさにこの映画化にはぴったりの人材といえよう。ただ、それにしては劇中の落語場面はあまりいただけなかったけれども(笑)。
自室へ戻ってだらだらTV。あー、明日から通常どおり仕事だと思いつつ午前2時半に就寝。
5月6日(金) 赤塚の踏み切り
シェー、この踏み切りはいつまでたっても開かないザンス!まあ、あんまり面白い駄洒落ではありませんな、はははは。JR尼崎脱線事故、その時悲鳴が巻き起こった!事件。JRの酷さにも驚かされるが、それと同じくらいマスコミ取材人の柄の悪さにびっくり(笑)。会見に現れたJR幹部社員に向かって「あんた、ポケットに手をつっこんできたでしょう!」思い切り自分の立場を傘にきた態度でちょっと見ていていやになる。マスコミというのはあくまでも取材する立場であって、糾弾するものではない。この立場が事故の大きさゆえにあっさりと取り違えられ、しかもその取り違えが日々大きくなっているようだ。別になくなったり怪我をされたりした人々は何もマスコミを偉くするために事故にあった訳ではないので、そこのところはもう一度良く考えて欲しいものであります。最もあんな事故の会見場にポケットに手を突っ込んでくる奴も奴なんだけど(笑)。
本日から仕事始め。事務所へ出るなり訪問客多数。あれの件であります。これを裁きつつ、電話の応対。あっという間に二件の案内(自社・他社一件ずつ)が決定する。昼飯は自宅にてマルタイ棒ラーメンと豆腐半丁、納豆巻を三つぐらい。豆腐は味ポンで食べてみる。ほう、醤油より明らかに豆腐本体の甘味が増すではないか。これならば薬味のワサビは必要ないぞ。このちょっとした新発見に心躍らせながら事務所へ戻り、案内の準備。午後2時から某地区の他社物件、それが済んで4時過ぎから自社物件。結果は他社物件はおそらく駄目、自社物件は検討の余地ありというところか。この後、なんだか物件の回線ボックスの改修云々というセールスがやってくる。何を改修したいのか、さっぱり要領を得ず、いらいらさせられた。面倒くさくなったので「あー、回線ボックスなら駐車場のところにあるから勝手に見て頂戴」というと、「いや、外にはないんで」と明らかに人を馬鹿にした口調で言い返してくる。あきれ返って「今忙しいから帰って」と名刺を渡して追い出した。あ、思い出した、この営業マン、前にも来て、今回と同じような口上を述べ、その時も私を怒らせているのだ。それでいて、何をしたいのか、さっぱり分からない。なんだ、気味の悪いセールスだなあ、なんか詐欺っぽいものを感じるぞ。
夕食はハマチの刺身、スパゲッティサラダ、生野菜、塩さば。豊富なメニューに目がくらみ、ついつい缶ビール飲んでしまいましたわい。その後、塩鯖をおかずにしてゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。
その後、自室にてついに借りることができたレンタルDVDの『デビルマン』を大画面再生。いやー、噂に違わずすんごい場面が目白押し。冒頭から変な鬘被らされた子役に大ずっこけ。主演の双子の凄まじい演技べたにもめげそうになる。いや、それでもね、「あー、おれ、デビルマンになっちゃったよ」とか「ハッピーバースデーデビルマン」とかには耐えられたんだ。窓に落ちてきたシレーヌの羽が思いっきり黄色い羽募金なのにも我慢した。シレーヌとデビルマンの格闘が「へいや、へいや」とぐにゃぐにゃなのも仕方あるまい。なんといってもジェリー・ワレンの『ティーンエイジゾンビ』などよりはよほどマシなのだから。
でもそんな俺でも耐え切れずに爆笑してしまったのが、主人公がジンメンに食われた男にかけた言葉。「なんだ、絵描きにでもなるのか」おいおい、絵描きってなんだ、今時どんな高校生がそんな言葉を使うのか。おまけにこの場面の直前に主人公がバイクで波打ち際をぱーっ。錆びたらどうするんだというのはおいといて(笑)とにかく絵作りのセンスがとてつもなく古臭いのである。また暴徒が牧村家を襲撃した後のシーン、一つの路地だけめちゃくちゃになっているといういかにもアメリカB級SF映画っぽい場面がありましたな。ここで転がっているのが車の残骸や夥しい死体、これはいいのである。いけないのはこの中に家財道具が混じっているところ(笑)避難するのに家財道具を抱えていこうとする、お前、60年代の東宝怪獣映画かっての。こうなるとモンダイは予算の多寡などではない、一にも二にも監督の絵作りのセンスにあるといえるだろう。
またどうにも不可解なのが宇崎竜童に腕の異変を見つけられた主人公が「ほわーん!」と叫ぶ場面。な、なんでいきなり二人で稲刈りしようとするのだ、そしてどうして主人公はもっとも知られたくない腕の秘密をあっさり見られてしまうのだ、そして、ショックで叫ぶ「ほわーん」の意味は。頭がぐらぐらしてまいります。その後も牧村家にデーモン特捜隊が押し入った時にはどしゃぶりだったのに、一瞬にして晴天となり道路さえ濡れていないという編集の大ミス、全国的な組織の筈なのに、トラック二台しか持っておらず、しかもその荷台に乗っているデーモン特捜隊の皆さんが急発進、急ブレーキのたびに振り落とされまいと必死にしがみついていて思わず「お前ら、キーストンコップスか」とツッコンだり、もう酔狂の種もつきはてて、終ったころにはへとへとになっておりましたとさ。
いやあ、えらい体験をしてしまいましたあ(笑)。これでみんなを集めて上映会、酒を飲みつつツッコミまくるというのはどうか?と一瞬思いましたが、やっぱりいいや。おれ、もうこんなの見たくないもの。どんな好きものだって、ジェリー・ワレンとかエド・ウッドの屑映画を二度・三度とは見たくないでしょ?それと同じですよ。
その後、シャワーを浴びてテレビをだらだら。午前2時半過ぎに就寝。
5月7日(土) 「マッハ2の夜の夢」
マッハ2(マッハツーって読んでね)の速度で駆け落ちだ!今日もどこかでデビルマン、ほわーん、ほわーん、ほわーん、という歌を考えました。あんまり面白いとはお世辞にも言えませんが、とりあえずこんなことをやっている奴がいると記憶に止めておいて下さいな。今、非常に後悔しているのがチョン・ジヒョンの出演作、『イルマーレ』のハイビジョン録画版を消去してしまったこと。画質はそれほど良くもなかったが、内容はそれなりに気に入った。なによりチョン・ジヒョンの主演作なのだから、何を置いても永久保存とならなければならなかった筈なのに、どうしてか消してしまった。後悔先に立たず、インポは肝心な時に立たず、WOWOWで再放送される予定もなさそうだし、なんであっさり消しちゃったのかなあ。ああ、もう、俺の馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿田大学。
ウンコ監督の映画『羅生肛門』がハリウッドでリメイクされることとなった。このニュースに非常に喜んだウンコ監督であったが、このリメイクに際してオリジナルの特徴であった大量の糞尿をCGで際限することになったと聞いたとたん、一転して不機嫌になったのであった。彼は酒を飲みながら側近に「まったくアメリカ人というのは物の道理がわかっておらん」とさんざんに愚痴ったというと仕事。でも仕事では特筆すべきことはなかったので今日はもう書かないことにする。いや、厳密に言えばちょっとはあったのだけれど、それはあれだ、個人のプライバシーに触れるので、書きたくても書けない、寮生活の高校生みたいなものなのだ。後半の高校生云々はまあギャグでこの場合の書けないという言葉はオナニーができないということと同義なのでちゃんと分かってくださいね。
昼飯は昨日スーパーにて購入したチキンラーメン。ネギをたっぷり散らして頂く。そんな大したメニューではないけれども妙に美味しい。夕食は昼間末の弟が持ってきてくれたうまうま馬刺し三昧。これに生野菜をたっぷり。缶ビールを二本がばがば飲みながら馬刺しを賞味しましたとも。実に美味い馬刺しで刺しの入り具合がもう芸術的なぐらい。ついているこうね(首のところの脂肪ね)も口の中でとろける、とろける、うほほほほ。しかしいくら美味いといっても獣肉だから二年前の大晦日のように食いすぎると胃にもたれてしまう。そう思って馬刺しの一部をフライパンで焼いてみたら、これがまたいけるんだ。馬刺しと同じくしょうが醤油でもいいし、焼肉のたれをつけてもいい。次回のバーベキューでは馬肉の使用も提言しよう。ゴハンを一膳食って仕上げ。〆のコーヒーは如例。
その後、自室にてハイビジョン録画の『渋谷怪談』を見る。うわあ、なんだ、こりゃ、この間見て呆れた『渋谷怪談2』が名作に見えてくるほどの酷い映画だぞ(笑)。呪いのロッカー、水子の呪い、この二つの要素をムリに絡ませようとして大失敗。訳の分からぬストーリーになってしまっている。アーパーな女子大生(アーパーっておい、そりゃ、もはや死語じゃねえの)森下千里のキャラクターも凄まじく失踪した友人について「そのうちひょっこりでてくるんじゃないの」ええ、この友人の部屋で恋人の大学生が変死しているんですけど(笑)、そんなもん、ひょっこり出てくる訳ないでしょうが。そしてこの森下千里、ブティックの試着室で消えてしまう。別段、このブティックの経営者がユダヤ人でもないのに(笑)。いや、こういう都市伝説の使い方はいいんだ、ほほえましくて、でも失踪した友人についてあれだけぎゃーぎゃー泣き喚いた主人公がそれっきり森下千里について何も言わないってのはマズイだろう。警察だってからんでいるのにきゃーっと逃げてはい、それまでよ。これは都会の薄い友人関係を象徴したものかといらぬ深読みをしてしまったじゃないか。
それから輸入DVDの『フランケンシュタインの幽霊』(『The Ghost of Frankenstein』1942年)を大画面再生。ところはフランケンシュタイン町(笑)。人々が口々にこんなことを叫んでおります。「この町は呪われている」「フランケンシュタインの呪いだ」「作物もろくざま育たないじゃないか」「ウチの子供たちもひもじがっている」「これじゃ、ウチの釜の蓋もあかんぞ」「猫が軒下で子供産んでにゃーにゃーうるさくてかなわん」「女房が若い男と逃げてしまった」あの、最後の二つはあんまり関係ないと思いますが。さらに「フランケンシュタインの怪物は本当に死んだのか」「いや硫黄鉱に落ちたじゃないか」「ほれ、なんといったか、あの男、怪物の友達、イゴールも死んだって思ってたけど、この間角笛を吹いて怪物に呼びかけているのを見たぞ」「なんだ、生きているんじゃないか」この禍を元から断つためにはどうすればいい?そうだ、フランケンシュタイン城を爆破してしまえ!短絡的に考えた人々はフランケンシュタイン城に押し寄せてダイナマイトを使って本当に爆破してしまったのです。
イゴール(ベラ・ルゴシ)はこの爆発によって地下へと落っこちてしまいます。こらたまらんと逃げ回るイゴールですが、崩れ落ちた壁を見てびっくり。なんとフランケンシュタインの怪物(ロン・チャーニィ・Jr)が埋まっていたではありませんか(大笑い)。「オー・マイフレンド!」大喜びのイゴール、ドロだらけの怪物をひっぱり出してどこへともなく逃走するのでありました。その途中、一転にわかにかき曇り、雷がどんがらがしゃーん。ついに怪物に雷が落ちて「ふんがー」これを見たイゴール、「そうだ、怪物に元気がないのはエネルギーが足りないせいだったのだ。怪物の父親はヘンリー・フランケンシュタインだったが、母親は雷だったのだ。そうだ、ヘンリーの次男、ルドウィクのところへ行こう。そうして雷のエネルギーを貰って怪物を強くするのだ」イゴールだから仕方ないとはいえ、ロクなことを考えませんなあ。
そのルドウィク・フランケンシュタイン(セドリック・ハードウィック)はヴァサリアの村で稀代の精神病医として尊敬を集めておりました。また彼は脳外科医としても一流で脳移植手術さえ成功させていたのです。そんな彼の元で働くのはケッタリング(バートン・ヤーボロゥ)博士とかってはフランケンシュタインの師であったボーマー(ライオネル・アトウィル)博士。当然ながらボーマー博士はかっての教え子のために働くという現在の境遇を面白く思ってはおりません。そんな中怪物をつれてやってきたイゴール。あひるを連れたお嬢さん(笑)に「ここにフランケンシュタイン博士はおられますかな」と聞いたりしております。イゴールがそんな暢気なことをやっている間に怪物はふらふら。可愛い小さな女の子クリスティン(ジャネット・アン・グロウ)に目をつけるのであります。そのクリスティン、男の子のイジワルで持っていたマリを建物の屋根に蹴り上げられてえーんえん。現れた怪物を恐れもせずに「あのマリをとって頂戴なのよさ」と頼むのでありました。怪物、クリスティンを抱き上げてえっちらおっちら屋根へ登り始めます。あ、女の子が怪物にさらわれようとしている、集ってきた町の人々がクリスティンを助けようとするのですが、二人、怪物に殺されてしまうという・・・。怪物はマリをとってあげた後、クリスティンの父親の頼みに応じて彼女を返すのですが、そのトタンに町の人々、警官たちに取り囲まれて捕まってしまったのです。
さあ、慌てたのはイゴール。彼は急いでフランケンシュタインの屋敷へ行き、面会を申し込みます。ルドウィクは彼の姿を見て驚きます。イゴールはふふふと笑って「どうですかな、貴方のお兄さんによって殺された筈の男を見る気分は」そうして彼はルドウィクに怪物を助けろと要求するのでした。当然ながら最初は拒絶するルドウィク。「私の父を殺し、兄を追放においやったものを助けるだと、そんなことはできん。それに私には愛する娘や友人がいるのだ」「ではその愛する娘さんや友人に秘密をばらしてもかまわないと仰るのですな」はい、ルドウィクの抵抗もここまで。そんなこと喋られてはかなわんとあっさり怪物を助けることを約束してしまうのでした。満足げに帰っていくイゴール。その途中でルドウィクの愛する娘エルザ(べヴァリン・アンカース)に出会ったイゴール、にたーりといやな笑みを浮かべますな。驚いたエルザ、ルドウィクに「あのヘンな人はだれ、何が起こっているの」と聞くのですが、「いや、なんでもない」とごまかされるばかり。いぶかしく思ったエルザ、父親が隠し戸棚から取り出した「ヘンリー・フランケンシュタインの研究ノート 私はこうして怪物を作った。恐怖の90日間を全告白」を見つけて盗み読みしてしまうのであります。
さて、裁判所に呼ばれたルドウィク・フランケンシュタイン、娘の婚約者である検事のエリック(ラルフ・ベラミー)に「せんせ、この男、何もしゃべりませんのや、たぶんクルクルパーなのやと思うけれども二人もやられてまっさかい、ほうっとく訳にもいきません。精神鑑定をお願いしますわ」フランケンシュタインの怪物の精神鑑定!いやいや、面白いですなあ。なお、この時またあのクリスティンが現れて怪物の手をとり「お名前を聞かせてなのよさ」しかし怪物やっぱり語らずというシーンが挿入されます。なんだ、今回の怪物、やけにロリータチックだよなあ。いよいよ怪物の前に立つルドウィク、怪物、彼の姿を見てうううと唸ります。「オー、先生、こいつ、せんせのこと知っとるようですなー」ルドウィク、慌てて首をふり「いや、知らん、知らん、わし、こんな奴知らんよ」さあ、怪物怒ったね(笑)。ふんがーっと大暴れ、鎖を切って裁判所から逃げ出したのであります。その怪物を角笛使って呼び寄せたイゴール、馬車に怪物を積み込んでまんまと逃げ延びちゃった。
一方、父の書斎でヘンリーの研究ノートに読み耽るエルザ。ここで『フランケンシュタイン』の名場面がモンタージュされて、エルザが研究のすべてを知ってしまうという趣向。「いやー、おじいさま、なんてことしてたのかしら」愕然とするエルザの前に定石通り、怪物とイゴールが出てきますな。怪物、屋敷に乱入してきて、乱暴なことにケッタリング博士を一撃で撲殺してしまったのであります。驚いたルドウィクは非常用の麻酔ガスボンベを捻ってってあんた、そんなものを研究室に作っておるのか(笑)。イゴール、怪物、ガスによって昏倒、囚われてしまったのであります。危機を脱したエルザでしたが、あまりの恐怖に「パパ、もうあんな奴らに関わるのはやめて、私たちの幸せを壊さないで!」それも最もな話だったので(笑)、ルドウィク、昏々と眠るフランケンシュタインの怪物を“始末”しようとするのでした。ところがそこでひゅーどろどろと鳴り物が鳴って「うらめしやぁ」出てきたのがヘンリー・フランケンシュタインの幽霊だったという・・・(大爆笑)。「ええ、ここで会ったのが100年目、恨みはらさでおくべきかぁ」「あのパパ、そりゃちょっと違うんじゃないですか」と遠慮がちにツッコむルドウィクであります。「ここはあれですよ、私に怪物の脳みそをとっかえろっていうところですよ」ヘンリーは頭を掻いて「そう、そうだったな、わりぃ、どうも死んでると物覚えが悪くなってさ」なってさじゃねえだろうと思います。「じゃ、やりなおすわ」改めて出てくるヘンリーの幽霊。「息子よー、私が創造したものを殺そうとは無残なり。その怪物の脳は狂人のものなりてそれがすべての根源なりや。そなたにはそれを改善する力あらん」はい、ようやく怪物の脳交換手術を決意するルドウィクです。
交換する脳ははい、あれです、さっき怪物に殴り殺されたケッタリングの脳。ルドウィクはボーマー博士とイゴールに訳を話して協力を依頼します。ボーマー博士は手術の手伝い、イゴールは怪物を説得する役割(笑)。冗談かと思ったらイゴール、本当に怪物に「お前はね、脳を交換されるのだ。そうすれば元の力が甦るから怖がることなんてないんだよ」その一方でイゴールは悪巧み。ボーマー博士に自分の脳を使うように迫るのであります。「そんなお前みたいな○チガイの脳を使ったら同じことだろ」と嫌がる博士でしたが、「先生、あなた昔の弟子筋に大きな顔をされて面白くないんでしょ。私の脳が怪物に入ったらもう天下無敵になります。そうしたら二人で天下とりましょうや」と訳の分からぬ説得をされて、はい、うなずいちゃいました(笑)。そんな二人の思惑も知らずに手術の準備をすすめるルドウィクこそ哀れ。
エリックが二人の警官を連れて屋敷に現れ、隠し地下室まで調べられてしまうエピソードをはさみ、ようやくクライマックス。まず、外へ彷徨いでた怪物、たった一人自分を慈しんでくれた少女、クリスティンの家へ。寝ていたクリスティン、目が覚めて怪物に気がつくとにこっ。怪物の胸、キュン(笑)。攫っていってしまいます。この時、ランプが落ちて、はいクリスティンの家焼けてしまいました。怪物、屋敷に戻ってルドウィクに少女を差し出し、なんと、この少女の脳みそを使えと身振り手振りで訴えるのです。お前が萌えキャラになってどうするのかと思いますな。さすがにこれは却下、怪物もようやくケッタリングの脳を使うことに同意。今夜、手術が行われることになったのでした。クリスティンはエルザに預けられ、屋敷に止まることになります。
そしていよいよ手術の開始。ボーマー博士はイゴールとのはかりごと通りに彼の頭から脳を取り出します。ええ、脳摘出手術一人でやるの?それに掛かった時間2時間ぐらい?ブラック・ジャックもびっくりですな。ボーマー博士はほじくり出した脳をルドウィクに渡します。「うむ」頷いたルドウィク、その脳を怪物の頭へ移植するのでした。手術は成功しました。でもいまだ、ルドウィク、ボーマーとイゴールの悪巧みに気づいた様子なし。普通、ケッタリングの遺体とか点検しようと思わないのかね、こんな場合。
怪物は日一日と回復していきます。しかし、収まらないのが町の人々。特にいきり立っているのが娘を誘拐されて家まで燃やされたクリスティンパパ(オラフ・ヒッテン)、人々に「ウチの娘を誘拐したのはあの化け物に違いない、そしてその化け物を匿っているのはフランケンシュタインの馬鹿野郎だ」町の人々手に手に得物を持ってフランケンシュタイン屋敷に押しかけます。その人々を押しとめたのはあのエリックでありました。「みなさん、ちょう待ってや、僕が代表して博士に話ししてくるさかい、そんな乱暴はあかんよ」エリックは屋敷に入ってルドウィクと対面します。これはもう駄目と観念したルドウィク、エリックを怪物と会わせるのです。
仰天するエリックに「助手のケッタリングはこの怪物に殺されたのだ。だが、安心したまえ、ケッタリングの脳と怪物の脳を交換したから、心配ない。私は父と兄が犯したマチガイをただすことができたのだ」ルドウィクは怪物に問い掛けます。「おい、聞こえるか、ケッタリング」目をぱちりと開ける怪物、イゴールの声で(笑)「キコエマス」あれと複雑な表情をするルドウィク、「あの、声が違うみたいだけど、ケッタリングだよね。風邪でもひいたのかい」「チガウ、ワタシハいごーるダ!」がーん、がーん、大ショックのルドウィクです。怪物、調子に乗って「ワハハハ、ヒャクニンリキノすーぱーぱわーニワタシノズノウ、コレデコワイモノナドナイゾ」ルドウィック、げっそりして「ああ、私は父のミスを100倍にしてしまった」この時暴徒がついに屋敷に潜入、クリスティンはめでたくパパの手に返されるのです。怪物はボーマー博士に「がすヲツカウノダ」あの麻酔ガスのボンベをひねるとシュー。人々が次々と倒れていくという地獄絵図。なんか凄い映画だなあ(笑)。
「ワハハハ、ワハハハハ」ますます調子にのる怪物ですが、突然、「ン、ナンダ、ナンダ、メ、メガミエナイ」するとルドウィク博士がしてやったりと「ふふふ、今ごろ気がついたか。イゴール、貴様の血液型は怪物と違うのだ。その障害が目に来たのだ」ええっ、け、血液型っすか(大爆笑)。絶望した怪物、「ウヌヌヌ、メガミエナクテハドウニモナラン、ダマシタナ、ボーマー」大暴れし始めます。そしてボーマーを高圧配電盤に投げつけるとばりばりばりと火花がちって感電死。さらに研究室が炎に包まれて怪物はルドウィクを道づれに焼死するのでした。エリックがエルザを連れて辛うじて脱出したところでエンドマーク。
画質も良かったし、話も面白かった。いやいや、フランケンシュタインシリーズ、侮れません。
その後酒を飲み、酔っ払って午前1時過ぎに就寝。
5月8日(日) 年賀白亜紀
今年はティラノサウルス年よ。リクガメとは実に不自由な生き物である。エロンガータ・リクガメ、パンケーキリクガメなど例外的に高い運動能力を発揮する種類もいるが、その他は亀のイメージどおりにのったのたとしか動けない。しかも冷血動物なので動く前に一旦体を温めないとならない。これがケヅメ、アルダブラ、ガラパゴスなどのデカイ亀ならばその大きさ自体が武器になるのだが、20センチ程度の小型種はそうもいかない。鳥などに簡単に攫われてしまう。こんな状態でよくもまあ、厳しい野生の生存競争を潜り抜け、絶滅もせずに生き延びてきたものである。最も、最近は人間によるペットトレードの影響で、何しろ水棲の亀と違って捕獲が極めて容易であるから、いつ絶滅の危機に陥ってもオカシクはないのだ。すでに数種類がサイテスの2種に指定されているし、私が飼っているロシアリクガメとてそう安穏とはしていられない。いつペットとして輸入・販売ができなくなるのか知れたものではないのだ。だからリクガメを飼う場合には極めて慎重かつ熱心な飼育態度が必要となるのである。自分の亀をうっかり死なせてしまう、これが数年後の輸入規制・禁止に繋がるかも知れないのだ。
JRの不祥事続々。ゴルフとかボーリングとか、いろんな意味で凄い(笑)。多くの死者を出した事故がはじめてでもなかろうに、こんな場合の対外イメージのための対策マニュアルとか作っていないのか。こんなの事故の大小に構わず幹部社員は一時待機とでもするようにしておけば対マスコミ的には何のモンダイもないではないか。日本を代表する企業なのにその程度のことでがたがたしてしまう、やはり、これは国鉄時代の悪しき因習がそのまま受け継がれているのですかねえ。この件が元になってまたJRの社訓が改訂されたら面白いな。ボーリングは断乎禁止に続いてゴルフも駄目。いやいやそれどころか四人以上の集会は禁止なんて政治的に極めて不自由な国のようになったら笑うぞ。労組ももう文句など言えずにそのまま従うしかなかったりして。
ウンコ監督は自分の映画の批評に極めて敏感である。以前自信作であった『茶と黒』を「うんこばかり出てきて汚いだけ、訳が分からない」とクサされた時は特に凄かった。監督は脱糞中だったのにも関わらずトイレから飛び出してきて、天を仰いではらはらと落涙、「この国、感性地に堕ちたり!」と叫んだのである。もちろん、尻は拭かないままであったと仕事。いまだ決まらない物件あり。午前中より問合せの電話は入るものの、案内までに至らず。これは6月近くまで待たなければならないか。不動産屋の営業マンと敷金無しシステムの相談などする。
昼飯はうどん。これに昨日の馬肉を炒めて焼肉のたれをからませたものを乗っけて、はい、馬肉うどん。むわー、これは美味いわ。馬肉とくどい焼肉のたれが奇妙にあって、薄味のうどんをがんがん引き立ててくれる。くうー、やっぱり馬肉はいいねえ。それから外出し、あれとあれの仕事。それが済んでから管理物件の見回り。あー、誰が唐揚げの食いかす、ゴミ収集所に捨てていいといったよ。事務所へ戻って受け取り仕事多々。
夕食は母の日なので出前の中華(笑)。鳥唐揚げ、エビチリ、チャンポン。ビールは瓶ビールを二本。唐揚げ齧りながらビールを飲み、まあ、あれこれ。ゴハンは食べずに〆のコーヒーは如例。
その後自室にてハイビジョン放送の『世界の中心で愛を叫ぶ』、むむ、長澤まさみ、意外とチチ大きかー、ほわーん!弱気な柴崎コウ、初めて見たけどそれもええやんか、ほわーん!ええ、『デビルマン』であの“ほわーん”に大きなショックを与えられたのでこれからしばらく映画見てびっくりした時や感心させられた時、とにかくほわーんと叫ぶことにしております(笑)。
長澤まさみのオヤジ殺し声が良かったとか、あのシーン一つで過去と現在を見事にリンクさせたりとか、台風29号を同じシチュエーションで2回使ってくるとか、いろいろ良かったところはあったのだ、ほわーん!しかし、あの無人島で偶然見つけたオーストラリアの写真が二人のよりどころになり、なんとかその夢の場所にいってみようとするくだり、どうにもディティールの掘り込みがあさく、ぎこちなくって見ていられなかった。それにやっぱり、恋人が白血病で死んで、うわーん、悲しいようという映画、俺はだめだわ、ましてや、こんなべたべたのクサイ演出で見せられたら、うんざりするしかない。ラスト近くの冗長さも不満、このあたり、どうも韓国映画の影響を感じさせるのだが、これはちょっと考えすぎかな。
HVの画質は最低。発色がくすんで黒は浮き、おまけに白のピークが飛んでいるというDVDよりも酷い画質であった。サラウンドも雨の場面を覗いて包囲感がまるでなし。リアスピーカーから音は盛大に出ているのだが、フロントとのつながりが皆無に等しいのである。
シャワーを浴びてから今度はCA部屋にて録画しておいた『浅草の灯 踊子物語』を見る。大正モダニズム花盛り、隆盛に湧く浅草での劇団を巡る物語。スポンサーに人気女優が下半身のサーヴィスをさせられたり(笑)楽屋で貧乏俳優が病死したり、やたらに濃いストーリー展開に笑わされる。しかし、そこは才人斎藤武市監督、浜田光夫、吉永小百合、二谷英明のほのかな三角関係の描写がきめ細やかで、さわやかなラストに持っていく力技に感心させられた、ほわーん!(まだやっているのか)
自室に戻ってハイビジョン録画で『猟奇的な彼女』を30分ほど。いや、セカチューの口直しにと思ってさ(笑)。その後テレビをだらだら、午前2時半過ぎに就寝。
5月9日(月) 「カマタからの手紙」
キラー・カマタから手紙が届いたというね、ええ、そういう駄洒落でございました。英国の警備会社社員で米軍警備を請け負っていた邦人警備員がイラク武装勢力に拉致さる。この件に関してまた意見いろいろ。自衛隊を差し置いて民間人が傭兵やっている、けしからん、自衛隊は何をやっているのかというアホなものから、またこの件で前回の香田氏、イラク人質芸者衆の時と同じく政府は何もしないであろうというサヨク的被害妄想にみちたものまで、まあ、皆さん、考えることですな(笑)。どちらも馬鹿馬鹿しさ極まれリといった愚論であるけれども、後者に関しては次の記事を引用してあげよう。香田氏解放のために尽力した谷川副大臣の話である。無念ながら香田氏が殺害され、ご両親にその悲報を伝えるべく面会したところ、ご両親はこう言ったそうである。「ふつつかな息子が、勧告を無視してイラクに入国したがために、日本政府に大変ご迷惑をおかけし、多くの国民にご心配をおかけしたことにおわび申し上げます。私の息子のために、本当に寝食を問わずに対応していただいた全ての方に感謝申し上げます。私の息子は本当にこの国の国民で良かったと思っています。日本の国に生まれたことを誇りに思います……」馳浩衆議院議員の永田町通信より。やっぱりね、日本はそれなりに良い国ですよ、ええ。
ウンコ監督は痔で入院したことがある。イボ痔が悪化したからでそれほど重篤なものではなかったが、何しろ世界に冠たるウンコ監督がよりにもよって痔を患ってしまったのである。日本はもとより、世界中のマスコミが「ウンコ監督再起不能か!」「天才喪われり!」と大いに騒ぎ立てたものであったと仕事。午前中、物件シートの整理を馬力かけてがーっと済ませる。それから業者さんへの支払いと打ち合わせいろいろ。途中、がぴーがぴーとファックスが動いて、また良くわからん講演会勧誘のファックス。こんなものでも転送電話にしているから受信するためにはいちいち転送機能をオフにしなければならず、面倒くさくてしょうがない。まったくこちらの都合を一切考えずこんなものを送ってくる奴は死ねとシンプルに思う。
昼飯はチキンラーメン(笑)と母親が作っていた野菜たっぷり入りの焼きうどんを少し。チキンラーメン単食よりもよほど栄養的には良くなったか。それから外出、ある不動産屋へ。空き物件に対する動きが鈍いのでその対策として無敷金物件を提案したのだ。まあ、敷金無しといっても結局家賃が上がってよほどのことがない限り、こちらに負担は掛からないのであるけれども(笑)。管理物件の見回りもやって帰社。それから水道管理会社と貯水槽工事の打ち合わせ。物入りであるけれども、これはあれが使えるから。
夕食はハマチの刺身、タコ・キュウリ・ワカメの酢の物、肉じゃが、レタス・トマトの生野菜。うーん、本当に健康的なメニューですねえ。もう小津映画に出てきそうな夕食です。ビールは飲まず麦茶をお供にぱくぱくむしゃむしゃ。お茶漬けでゴハン一膳食べて〆のコーヒーは如例。
それから自室にてレンタルDVDの『サヴァイブ・スタイル5』を大画面再生。自分のアイデアに一人受けて「ススス」と笑うCMプランナーの小泉今日子、凝りにこった色彩設計、異色の映画であるが、全然面白くない(笑)。五つの人間達のスタイルを最初に提示してそれ以降、有機的に絡みあってストーリーを構築していくという手法なのだが、その肝心なところで大失敗、絡みかたが強引で見ちゃいられないのだ。特に鳥となった岸部一徳の扱いなどいい加減であれでラスト〆てしまうかと憤慨したほどであった。まったく、こういうのに騙されるくらいなら、『キューティハニー』に騙されろっての(笑)。
シャワー浴びてしばらく休み、今度は輸入DVDの『フランケンシュタインの復活』(『SON
OF FRANKENSTEIN』1939年)を大画面再生。前々作、前作で悲劇の舞台となったフランケンシュタイン村。子供たちが城の中でぎろぎろと目をむく怪人イゴール(ベラ・ルゴシ)を見て、きゃーっと逃げたりしております。村の議会では今度、キチガイ博士、ヘンリー・フランケンシュタインの息子ウルフが遺産を相続するために引っ越してくるというので大騒ぎ。「どうせ、ろくでもない奴に違いあるまい」「われわれは歓迎せんぞ、それもまたフランケンシュタイン博士の遺産だと思うがよい」そんなこととは露知らず(笑)、はるばるアメリカから列車に乗ってやってくる、ウルフ(ベイジル・ラスヴォーン)、その妻エルザ(ジョセフィーン・ハッチソン)、幼い息子のピーター(ドニー・ダナガン)の一家であります。フランケンシュタイン駅についたウルフ一家はさっそく激しい雨の中集ってきた村人たちにご挨拶。「皆さん、今晩は。私はウルフ・フランケンシュタインです。あのヘンリーの息子でありますが、私は妙な研究などしません。皆さんとお友達になりたいと思っているのです」演説途中で村人みんな帰っちゃった(笑)。おまけに町長さん(ローレンス・グラント)も「まあ、みんな間違ってもあなたを歓迎しませんよ、そのことを忘れぬように」
こんなフレンドリーな雰囲気の中、車でフランケンシュタイン城に向かう一家です。どんどん雨が酷くなって大嵐。雷もどんがらがしゃーんと鳴り響きます。城に到着した一家は乳母のアメリア(エマ・ダン)、執事のベンソン(エドガー・ノートン)ら懐かしい面々に迎えられてようやく愁眉を開くのでした。ピーターを寝かせたウルフ、ベンソンに図書室へ案内させるのでした。そこでさっそく父ヘンリーの残した手紙を読んでしまうウルフ。「息子よ、お前さえ良ければわしの研究のすべてを伝えよう。だが、わしの失敗までを受け継ぐのではないぞ」この様子をどうやってかイゴールが外から覗いているという・・・。だんだん怪しいムードになって参りました。さらに意外なる訪問客、フランケンシュタイン村の警視、クローグ(ライオネル・アトウィル)。左手が義手となっているこの強烈なキャラクター、右手で義手を握って、ぎっ、敬礼をさせます。「わたしはクローグ警視であります。あなた方を守るためにやってきました」「守るため?」いぶかしがるウルフ。警視は続けて「はっきり言って村人たちはあなたに好意をもっていません。父上が作った怪物のせいです」
警視はまた右手で義手を握ってぎっ、前に突き出すと「不肖、このわたくしの左手も子供の頃に怪物にちぎられてしまったのです。私の父も殺されました。私は軍人になるのが夢だったのに、この腕のせいでけっきょくこんな田舎の町の警察署長、く、くくく。だから怪物がとても憎い、あなた、まさかまた怪物を作ろうなどと考えてないでしょうな」警視はまた右手で義手を握ってぎっ、振り上げるとテーブルにだーん!びっくりしたウルフがぶるぶる首を振ると、「まあ、宜しい、ところでこの近辺で6人が不可解な死に方をしておりまして、いずれも未解決のままです。心臓が破裂して死んでおりまして、どうも気味が悪い、あなたもせいぜい気をつけなされ。あ、危ない時には城の鐘を鳴らしてください。私が駆けつけるでありましょう」好き放題言って帰っていく警視であります(笑)。その後、寝室のピーターを秘密の通路から覗くイゴールの場面が挿入されて、ワハハハ、どんどん怪しくなってきた。
翌朝、窓から見える半壊の研究室に行って見ることにしたウルフ。イゴールに石を落とされてあやうく死ぬところ。かっとなったウルフはライフル銃を向けて「なんだ、お前は、降りてこい!」降りてきたイゴールは簡単な自己紹介。「私の名前はイゴール。死体盗みの罪で一度絞首刑になった男です」「絞首刑だと」気味の悪そうな顔をするウルフ。イゴールは無残な傷跡が残る首筋を示して「さよう、首の骨が折れて私は死んだのです。私を処刑した奴らは死体盗人を墓地に埋葬する訳にはいかないといって私をこの研究室の残骸に放り込んだのです。それから私は生き返ったという訳で」イゴールはウルフがフランケンシュタインの息子で医者であることを知るや「ふっふっふ、私についてきなされ」秘密のドアを開けて地下へ降りていくのでありました。ちなみにこの研究室、物騒なことに隅っこに穴があいておりまして穴の底では煮えたぎった硫黄がぼっこぼこ。はい、ここでラストのオチが分かりますね(笑)。
研究室の地下は廟堂になっておりました。祖父の棺、そしてモンダイの父の棺を見つけて驚くウルフ。しかし、その奥にはもっと凄いものがいたのです。はい、怪物であります(笑)。この怪物、とりあえず生きてはいるようですが、ほとんど動かない昏睡状態。イゴールによると怪物が外に狩りのために出た時、雷に撃たれてこうなったんだとか。イゴールは「これ、あんたの父親が作ったんだから、あんたとは兄弟同然ですよ。母親は雷みたいなものだけど、そんなの関係ないでしょ」そうして彼はウルフにこの怪物を助けてやってくれと頼むのです。最初は嫌がったウルフですが、父の創造物を見ているうちに、だんだん盛り上がってきて、「よーし、いっちょブワーッとやったるか」だから村人に嫌われるんだよ(笑)。
翌日からどんどん研究室に荷物を運び込んで実験の開始。もうイゴールもベンソンも手伝っている。ウルフたちはせえので地下廟堂から怪物を引き上げ、いろいろ検査をします。ウルフは怪物の首についている電極を見て「ふーん、パパはここから電気を流し込んだのか。分かりやすいなあ」まずは肺活量、「はい、怪物さん、ふーっと続く限り息を吹き込んでくださいね」レントゲン、「はい、怪物さん、息を止めて、はい、いいですよー」「あ、怪物さん、心臓のところに鉄砲の弾二つ残ってますねー、いけませんなー、そんなムチャをしては」血圧。「怪物さん、うーん、どうも高いですなあ。もういろいろ気をつけなきゃならない年なんだから塩分なんか控えめにしてもらわないと」検査の結果、ウルフは「うーん、こいつは凄い、超人間だ!」ますます盛り上がるのであります。
ここで村の議会に呼び出されて尋問されるイゴール。「お前、博士と組んでなんだかやっているようだが、まさかまた怪物を作ろうとしているのではあるまいな。そうだったらまた吊るすぞ」イゴールはにやにやしながら「ははは、そんなことはありませんとも旦那方。あれは機械と薬で医学の研究をしているだけですがな」いらだった議会の人たち、「まあ、いい、とにかく博士を見張るのだ、いいな、わかったな」へへへと頷くイゴールであります。
さて、とうとう怪物を治療するときがやってきました。ウルフは手術台に横たわった怪物を見ながら最後の逡巡。「人としてはこの怪物を滅ぼすべきだろう」えっという顔をするイゴール(笑)。「しかし、科学者としてはやはりこれをよみがえらせてみたい」ほっとするイゴール(笑)。ウルフはとうとう決心して「ベンソン、発電機のスイッチを入れよ!」お馴染み電撃が機械装置でばりばりいうシーンが続きまして怪物に電気が流されます。しかし、怪物、「ふんがー」と唸ったきり、動かなくなっちゃった。がっくりするウルフ、「失敗だ、最早打つ手がない」
ところがこれが大間違い。密かに生き返った怪物、秘密の通路を通ってピーターの寝室に現れるのです。無邪気なピーターは怪物に絵本を渡してにっこり。クローグ警視、エルザとお茶を飲んでいる時にピーターからこの話をきいたウルフは真っ青になります。「ちちちちょっと用事をおおおおお思い出しまして」思いっきり狼狽しつつ研究室へ。あちこち捜すうちに出ました、怪物。彼は驚くウルフの肩をがきっと掴みなにやら訴えるような顔。そうして怪物は鏡に映った自分の顔を見てふんがー。なんだな、このブサイクな顔をなんとかしろということですかね。よく分かりませんが。ここにイゴールが現れて「ワハハハ、先生、こいつは元通りになりましたよ、ワハハハ、なーに、大丈夫ですったら、こいつは私の言うことは何でも聞くのですから」それでもウルフは「でも研究は続けなくちゃ、なんたってこいつの脳みそはクルクルパーのままなんだからね」しかし、イゴール、「駄目だ、先生、もうこいつには触らせないぞ」ときっぱり言い放つのであります。
怪物が復活したことを知って恐れおののくベンソン。「は、博士、もう駄目です。私コワイです。クローグ警視に言いましょう」しかしウルフは「そんなことしたらこっちまで破滅だ、バカヤロー」どなりつけます。それでもとりあえず念のためにピーターとエルザをブリュッセルに旅行させることになりました。その夜、イゴールがついに行動を開始します。彼は隠し通路を使って城から怪物を脱出させると、馬車を走らせていた村人を襲撃させるのです。実はこの村人、イゴールを有罪にした8人のうちの一人であったという・・・。何のこたぁない、イゴール、怪物を使って復讐しようとしていたのですな。怪物は馬車に殴り倒した村人を引かせるとそのままイゴールと逃走します。これは一応事故死を装ったということですか(笑)。でもそこはさすがにクローグ警視、検死官のドクター・バーガーに右手で義手を握ってぎっ、死体の胸を指差させて「心臓に異常がないか、調べるのだ!」一方フランケンシュタイン城ではベンソンが失踪します。探そうとしたウルフがイゴールに尋ねてみますと、「あー、あいつは怪物見てきゃーっと水木しげる先生の漫画のような声をあげて逃げていきました。今ごろ、森の中を彷徨っているのではないですか」
ここでようやく村人の死因が解明されます。あの謎の死を遂げた6人と同じく心臓が破裂していたのであります。クローグ警視は「そうか、これで分かったぞ、怪物の仕業に違いない」これを聞いた村人はまたあのフランケンシュタインの畜生めがトンデモないことをしでかしたってんで、退去して城へ押し寄せるのです。その隙をついてまたも出現した怪物、もう一人殺してしまいました。「あと6人だ、むひひひ」イゴールは角笛を吹いて怪物を呼び寄せつつにまにまするのです。クローグ警視はフランケンシュタイン一家を心配して城を訪れます。丁度ブリュッセルへ出発しようとしたエルザとピーターに「今出発したら駄目です。えらいことになります」これで二人の旅行は無期延期になってしまいました。これで怒り狂ったのがウルフ。「まったくもう田舎ものはこれだから、困る。だいたいTV東京も映らない地域の人間など信用できるものか」あんたがそんなことを言っちゃいかんでしょうが(笑)。
クローグはピーターからまた怪物の話を聞きだします。「またあの巨人がやってきて今度は時計をくれたの。警視のおじちゃん、見せてあげようか」これがベンソンの時計であったという・・・。これでクローグの疑いは決定的となりました。そして狼狽したウルフは研究室の地下へ行って寝ている怪物を始末しようとしますが、イゴールに阻止されてしまいます。「先生、あと6人、6人だ、復讐が済むまでは先生にだって邪魔はさせないぞ」悄然として屋敷へ戻るウルフであります。
さて、ここからウルフと警視の心理戦。「博士、村人が殺された。これは誰の仕業か、あなた知っているでしょう」義手を右手で掴んでぎっ、ウルフにつきつけます。ぎくぎくっとするウルフでしたが、何気ないフリを装い、ダーツを投げ始めます。「何のことやら」えい、ぐさっ、「さっぱり」えい、ぐさっ、「分かりませんな」、「それに殺人のことなら」えいっ、ぐさっ「話は簡単だ。イゴールがやったのですよ」えいっ、ぐさっ。しかし警視は首を振って「いや、イゴールは現場にいなかった。犯人は別にいるのだ」ここまでが前哨戦。この後クローグはピーターの部屋で隠し通路を発見。中に入ってみるとどーん、ベンソンが死んでいたという・・・。一方、ウルフ、また怪物を始末しようとしてイゴールと戦うことになります。ついに拳銃を出したウルフ、容赦なくずどーん、ずどーん、イゴールを射殺してしまいました。
はい、ここからウルフと警視の心理戦第2ラウンド(笑)。今度は警視がダーツを投げるのです。いちいち取りにいくのは面倒くさいってんで、ダーツを纏めて義手にぐさっ。あー、『ヤングフランケンシュタイン』そのまんまやなあ。「ベンソン」えいっ、ぐさっ、「死んでましたよ」えいっ、ぐさっ、「さあ、白状しなさい」えいっ、ぐさっ、「さもなければ村人のリンチが待っておりますぞ」えいっ、ぐさっ。ああ、きりがないや(笑)。
怪物、イゴールの死体を見つけて大ショック。「ふんがー、ふんがー」と暴れだします。研究機材をヤッと硫黄抗の中へぽんぽん投げ落とします。そしてふいと彼の目に止まったのがピーターから貰って絵本。「ふんがー」彼は隠し通路を通って城にいくとピーターを攫ってしまったのでありました。ダーツを放り投げて怪物を追うクローグとウルフ。クローグは隠し通路を通っていち早く研究室の中へ。ウルフは入口を開けようとしたのですが、こちらは怪物によってテーブルが当てられ開かなくなっていたのです。焦ったウルフは岩肌をよじ登り研究室の天井から侵入しようと試みるのでした。クローグは荒れ狂う怪物に向かって拳銃乱射。ピーターを庇ってずどん、ずどん、しかし効果がありません。警視に迫る怪物、あわやクローク警視、絶体絶命と思われたその瞬間、ウルフがターザン式にロープに捕まって「アーアーアーアー」怪物に体当たりしたのです。あんた、そんなロープどこから持ってきたのか(笑)。怪物はたまらず硫黄の中に落下。じゅじゅじゅと沈んでいったのでありました。
ようやく恐ろしい事件は終りました。ウルフは村人たちに見送られながら列車に乗り込みます。「もうあの城と地所はあんたたちの好きにしていいから」そうして列車は出発。エンドクレジット。
話は中途半端だけれども、やっぱりクローグ警視のキャラクターが最高。画質もいいし、このシリーズは面白いですなあ。
午前2時半過ぎに就寝。
5月10日(火) 子供はカルーセルの子
ち、違うだろ、それは。6月の日本トンデモ本大賞参加のための東京行き。チケット手配完了。ホテルは初体験のナントカカントカ新宿(さすがに実名を明かすのはまずかろう)、しかも地下鉄新宿御苑駅近くであるという。迷うこと必定でなぜ東口の新宿セントラルホテルがとれなかったのと旅行会社を怨むこと、怨むこと(笑)。でもまあ、前回使った西口のホテルよりはましだろう。何しろと学会例会の二次会から戻ろうとして40分近く迷って歩いたからなあ。一度交番で道を聞いて、それでもたどり着けなかったからなあ。いくらアルコールが入っているとはいえ、言語道断の地理感覚である(笑)。ことほどさように新宿駅周辺には弱い(外を回って東口から西口へ行くことなど不可能)私だから、今回のホテルは返って好都合というもの。
ウンコ監督は大芸術家だから世俗のことはからっきしである。だから彼の事務所の経営はいつも火の車。映画を次々とヒットさせ一見華やかなように見えるが、その内情は自転車操業、借金も絶えないのであった。こんな夫を助けて家計を支えているのが彼の妻、糞子である。通称ウンコ夫人、世の人々は彼女を「これぞ、内助の功ならぬ内糞の功だ」と誉めそやしたのであったと仕事。ぐー。午前中より、昨日打ち合わせ云々と書いた貯水槽工事の下準備。水道管理会社の人に付き添って貯水室の鍵を開けて・・・・。今週中には終るであろうか。なお、マトモなマンションであれば貯水槽の点検は定期的に行われている。だから、マンションの貯水槽に鳥やネズミ、はたまた人の死骸が浮いているなんて話はデマもデマ。典型的な都市伝説のたぐいである。水が美味しくないのは仕方ないけれども、ちゃんと管理は行われているのでご安心を。
昼飯は素麺と納豆ワンパック。昨日の煮物を少し。また健康的でヘルシーな昼食であることよ。それから管理物件のみまわり。途中、某所でお客様と合流。某所で案内。えらく込み入った場所でカーナビがなかったらたどり着けなかったのではないか(笑)。案内の後、お客様をこれまた某所までお送りして午後4時に帰社。それからかりこりかりこりいろいろ仕事。
夕食は天然ブリの刺身!牛肉と野菜の炒め物、レタス・玉ねぎ・トマトの生野菜。ビール一缶、あぐあぐ飲みました。肉を食べて口中脂でぬるぬる、これに玉ねぎスライスを食べるとリフレッシュされ、また肉が欲しくなる。まさにクッキングパパ的食の愉悦、「がっぽ、がぽ、いくらでも入ってしまうバイ」なのである。食わないけれども。ゴハンは無し。〆のコーヒーは如例。
その後自室にてハイビジョン録画の『グッバイ・レーニン』を大画面再生。熱心な共産党員であった母親が病気で倒れ、八ヵ月後にようやく昏睡から回復、しかしその間にベルリンの壁は崩壊、西ドイツ、東ドイツが資本主義のもとに統一されちゃった。こんなことを母親が知ったら大ショックを受け、それが致命的な事態を引き起こしかねない。主人公である息子は彼女に呆れられ、姉にキレられながらもなんとかしてもとの東ドイツがそのまま続いているのだとごまかそうとするのだ。友達に手伝ってもらってニュースを偽造、東ドイツ時代の少年団を呼んできて歌を歌わせる、食品のパッケージも東ドイツのものを探してきて、みんな入れ替える・・・、でもそこまでしても窓の外にはコカコーラの巨大吊り広告。取り壊されたレーニン像がヘリコプターに吊るされて飛んでくる。この悲喜劇と呼ぶに相応しいシチュエーションに大笑いさせられてしまった。
この後、実は母親も父親を追って亡命するつもりであったという事実が明らかにされ、物語は急速に悲劇へ傾いていく、この緩急が心地よく、実に楽しめた映画であった。
その後、シャワーを浴びてからCA部屋にて録画しておいた『若い娘たち』『関東無宿』を続けて。『若い娘たち』、シチュエーションはもう典型的な人情恋愛喜劇なのだが、岡本監督の語り口の美味さで明るさとモダニズムに溢れた作品。雪村いづみの喋りが洗練されており、彼女の台詞回しを聞いているだけで笑えてくるのが凄い。もともと雪村いづみという人はアメリカ的な、ガール・ネクスト・ドアの素質を備えた人なのだが、これを十全に引き出した演出もさすがといえよう。
『関東無宿』、小林旭・鈴木清順コンビの異色任侠娯楽作だけれどもちょっと油断してうとうとしたらあっという間にストーリーが分からなくなってしまった(笑)。奇抜な美術、歪んだ人間関係など、魅せられるものはあったけれども、体調の悪さゆえ、正当なる評価はできず。
終了後、そのままベッドにもぐりこみ、凡そ午前2時くらいの就寝であったか。
5月11日(水) コイン乱取り
一本百円。イラクで武装勢力に拉致された斎藤氏の事件について、傭兵家業(あの任務内容、軍事作戦に従事していないからげんみつな意味での傭兵とは言い難いけれども)をしていたということから、いつのまにかランボーのようなスーパー兵士にされていて、ちょっと笑う。語学に堪能だ、凄いとかいうけれども、外国で仕事するなら、そんなもん当たり前じゃん(笑)。
この事件についての私の立場を一言述べておくと、仕事でイラクにいって捕まった。日本政府は「モー、だから言ったでしょ」とボヤキつつも自国民のことだから保護のために動く、ただそれだけのこととして認識している。もうサヨク・ウヨクのへったくれもない、現在のイラクで働くというのはまさにそういうことなのだ。しかし、ネットなどでは「自分で好んで傭兵をしているのだから、政府が助ける必要はない、税金をムダに使うな」と言っている奴もいて、ええもう、こんなところで堂々と職業差別を主張してどうするのかなと思いますな(笑)。どんな人間であれ、自国民であるならば税金を使って助けるために努力する、それが正しい民主国家のあり方であるし、我々はそれを期待して少なからぬ税金を支払っているのだ。奴はアレだから、ほうっておいていい、こんな考えは自ら民主主義の理念を放棄しているに等しい。JRの事件でもそうだが、こうした“無意識の悪意”あるいは“善意(を装った)の悪意”ほど恐ろしいものはないのだ。
東京湾に迷い込んで東京都民のアイドルとなったタマちゃんに負けるなクジラがアミに引っ掛かって死亡。悪いけれどもわらってしまったですよ。本来、いないはずの場所に迷い込んだ動物というのはもうパニックになっているのだ。それを沿岸からやれ潮をふいたとはやし立て(鯨だから潮を吹くのは当たり前だ)、ヘリコプターで追いかけまわして、あれ、泳いだ、潜ったの大騒ぎ(鯨だから泳ぐのも潜るのも当たり前だ)、そんなことするから可哀相に鯨はやみくもに泳いでアミに引っ掛かってしまったのである。
本日は休日。しかし定刻には事務所へ出て、受け取り仕事と案内の手配。珍しく他不動産へ委託したのである。これが済んでからリクガメの温浴、餌を与える。私はそれから車でホームセンターへ。二軒回って(笑)リクガメ屋外飼育場の材料を買い整えた。しめて5,000円なり。この間買ったトタンと合わせて8,000円ぐらいか。帰宅後、さっそく庭に出て買って来た柵や網をセット、一時間ほどかかってようやく完成。しかし、そこは不器用極まる、三国一とも東洋一とも、いやいや不器用ならば東太平洋一帯でかなうものはあるまいとも言われる私のことである、なんだか当初の予定とはぜんぜん違って大変にみすぼらしいものになってしまった。なんだか亀の貧乏長屋、いや、小学校で絶対友達を呼ばない子の家みたいな、庭仕事に出てきた母親がこれを見て爆笑したくらいである(笑)。まあ、それでも飼育場としての機能は果たすので、とりあえずカメを移動させる。カメ、周りをきょろきょろ見回すとやにわに歩き出して、セットしておいたシェルターの中に。うーん、それじゃ、水槽の中とやること変わらんやんけ。
この後、ウォーキングを兼ねて徒歩で天神まででる。新川沿いを歩くと先週と同じく岸にカメが上がって甲羅干し。ああん、癒されるゥ!40を過ぎて独身で、しかもカメに執着、自分でこんなことをいうのもなんだが、随分と気味の悪い人間になってしまった。近所に同じような奴がいたら、俺自身引くね。なにか性的犯罪が起こったら聞き込みにきた刑事さんに「ああ、あれですか、それはあいつに違いありませんよ、なにせ、やつはいい年こいてカメなんですから、カメバズーカなんですから」と即座にチクっちゃうね(笑)。天神では昼飯として赤のれん。半チャーハンとラーメンのA定食。これがまずい、まずい、脂はいつも通りずるずべたべたびったんたんだし、あろうことか麺がくっついてもいた。でもやっぱり夢中で啜りこんじゃうの。あまつさえ替え玉までしちゃうの(笑)。
それから天神ベスト電器でケイ・赤城のSACD、本屋で久しぶりの「AVビレッジ」を求めてバスで帰宅。カメを水槽に収容して日記書き。てろてろと文章を書いていると、またああん、癒されるゥ。やっぱり気味が悪いや、こんな奴。日記終了後、車でまた外出。TSUTAYAでレンタルDVD『ジャッカス・ザ・ムービー』を借り、スーパーで刺身などを買って帰宅。ビールを飲みつつ朝からスイッチを入れっぱなしにしておいたステレオ装置で買ってきたSACDを聞く。ううむ、これは初めて買ったハイブリッドではない、純粋のSACD(手っ取り早くいえば従来のCDプレーヤーでは聞けない)、そのためかまた恐ろしく音がいい。ベースの唸る音の実在感は凄いし、ピアノの高音の解像度も流石だ。ジャズに対する素養はまるっきりない私だけれども、この音を聞くだけでまた気持ちよくなっちまうのだ。
夕食はネギトロ・ハマチの刺身、大根の煮付け、白身魚のフライ、生野菜。またビールを開けてざくざくがつがつ食らう。美味い、これはたまらん、フライに味ポンかけてマヨネーズをちょっとつけると、わああ、この味のためならばちょっと太ってもかまうものか。いや、かまうけれども。ゴハンも一膳食って〆のコーヒーは如例。
その後自室にて『ジャッカス・ザ・ムービー』、冒頭に「これはスタントマンがやっているのですから、決してみなさんは真似をしてはいけませんよ」と警告が出るのがまず駄目。出さなくちゃいけないものであることは分かるけれども、これではあまりに無粋である。またネタもアメリカ人にとっては衝撃的だったかも知れないが、我々日本人には「電撃ネットワーク」「電波少年」「たけしのお笑いウルトラクイズ」「元祖どっきりカメラ」(あ、これは元ネタがあちらか)があるのである。キッツいスタントネタを覗いてどれも見たことがあるような映像で正直物足りなかった。特に沖縄の海でジンベエサメにフェラさせるネタは明らかに「お笑いウルトラ」からパクッているだろう(笑)。それもアクアラング装備というヌルさ。そんなあまっちょろいことでジンベエサメに腰につけた餌袋を咥えられて水中に引きずり込まれ溺れかかった肥後にすまんと思わんのか。あいつら素もぐりでそんなことやってたんだぞ(笑)。
ウンコ・ゲロネタが多いのもつらい。いやネタそのものはいいんだけど、本当にウンコ・ゲロみせるのがたまらん(笑)。トイレ用品販売店で売り物の便器にウンコする、このネタで我慢できずに洩らしたやつが画面に大写し。それを見たカメラマンが我慢できずにばるばるばるー、おいおい本当に吐いてるよ(笑)。ゲロはその後も続いて寿司屋で溶いたワサビをドラッグのように鼻で吸引、あまりの刺激にスシのうえにばるばるばるー。紙をカッター代わりにして指の股を切る(わああ)、このネタでもやっぱり撮影していたカメラマンが我慢できずにばるばるばるー。雪にオシッコをかけてレモン味のフラッペだとはしゃぎ、あろうことかそのフラッペを完食(うわあああ、犬山しげはるだってそんなことやんねえ)、でもやっぱり後でばるばるばるー。おらぁ、三年分のゲロを纏めて見たね。
シャワーを浴びて酒を飲みながら録画しておいた『トリビアの泉』、おいおい、あの009ネタ、と学会年鑑で山本会長が発表していたもの、そのまんまじゃん。もうちょっと工夫しても良かったのではないか。午前一時半頃就寝。ああ、気持ちいい。
5月12日(木) 切れる魔球
てめえ、バッター、なんだ、この野郎!嬉しいニュースと悲しいニュース。まずは嬉しいニュースから。7月にWOWOWで「夏のSF&ホラー大特集」「モンスター・パニック大特集」なる催しをやるらしい。どちらもそそられるタイトルで、昔の名作SF・ホラー(いや、名作じゃなくても一向にかまわぬけれども)がハイビジョンで放映される。その内容は今だ明らかになっていないが、『ブレード・ランナー』とか『遊星からの物体X』であったらどうしよう。未来LAがハイビジョンで、ブレアモンスターがハイビジョンで、ああ、考えただけでもう“イキ”そうになってしまう(笑)。一刻も早く詳細な放映リストを知りたいものである。
次に悲しいニュース。今月注文分の輸入DVD、サント映画とブルー・デーモン映画をそれぞれ一枚ずつ購入したのだが、ああ、どちらも英語字幕がついていない、がーん、がーん、がーん。それでも英語吹き替えがあればなんとかなるのだが、スペイン語音声だけなのだ。アマゾンのサイトではクローズドキャプションつきとなっていたけれども、ジャケットにはその表示もないし、まったく、もうとんだ大しくじりをやらかしてしまった。今後、このレーベルのDVDは何があろうと絶対買わん。メキシコの方から社長が菓子折り(タコス詰め合わせ)もってきて謝っても絶対買ってやらん。英語字幕、あるいは英語吹き替えがない、そんなささいなことで君ンところはアジアの熱心な一ユーザー(俺のこと)を永久に失ったのだ、ざまあみろ、コンチクショー!
ウンコ監督の自宅はウンコ御殿と呼ばれるほど壮麗なる建物である。現在のところ、敷地・建物共に抵当に入っているが、その大きさ、豪華さはベルサイユ宮殿にも匹敵すると言われるほどだ。それになにしろ、建物の中に30のトイレ、庭にも43のトイレが設備されており、来訪者は好きな時間に好きな場所で好きなだけウンコをひりだせるというのだから驚くほかはないと仕事。さきさきといろいろやります。相変わらず多いセールスの電話、セールスだと分かった瞬間、「あ、今転送で出先です」と事務所の中で(笑)叫ぶ。世界の中心で愛を叫ぶのではなく、事務所の中心で転送を叫ぶのである。こうするとたいがいの電話は「あ、すみません」と切れてしまう。中には「いつお帰りで」とぺネロープに尋ねるパーカーのような奴もいるが、そんな場合は「あー、わかりませんわ」まあ、良い撃退法であると思います。
昼飯は素麺。これに昨日の白身魚フライの残り四分の三(笑)、大根の煮付けを二つ、食いすぎだけれども、素麺とフライだけじゃちょっとねえ。それから事務所に戻ってさらに仕事。受け取り仕事やスケジュールの確立など。良く分からない仕事内容だけど、それで勘弁しておいてちょ。一段落ついたところで管理物件の見回り。うー、でっかいダンボールのゴミだした奴がいるなあ、とりあえずきちんとゴミ袋に収まっているけど、収集は昨日だったんだよ。今度は日曜日になるんだよ。それまでここに置きっぱなしということですかい。
夕食はカツオのタタキ、生野菜、出来合いのトンカツ、豆腐とワカメの味噌汁生卵入り。ビールは飲まずに麦茶でがつがつ。ゴハン一膳を食べて〆のコーヒーは如例。
その後自室にてレンタルDVDの『ブラインド・ホライズン』を大画面再生。記憶を失った男、彼は実は大統領暗殺計画のキーパーソンとなるべき人物であった。記憶を少しずつ取り戻すうちに、彼の周囲で不可解な事件が起こりはじめて・・・。中盤までの不可思議なムード、また誰が味方で誰が敵か判然としない演出もよく、なかなか楽しめたのだが、ラストのあの展開は予想通りでちょっとがっかり。また婚約者を装っていたFBIの捜査官、きちんとストーリーにはまり込んでおらず、話がかみ合わなくなってしまっていた。
でも私は別な意味でこの映画を大いに楽しんだ。なぜなら主人公のヴァル・キルマーが何者かに呼び出されて映画館に行くと、そこで「サント映画」がかかっていたからである(笑)。このサント映画、『SANTO
FRENTE A LA MUERTE』(『Santo Faces Death』(サント絶体絶命!とでも訳しておくか 1969年)、ものの評によるとサント映画でワースト5に入る駄作ということだが、そんなことはどうでもいい。ヴァル・キルマーが映画館でサント映画を見ている。このシチュエーションに爆笑してしまったのだから。
その後シャワーを浴びて録画しておいた「銭金」などを見る。午前12時半からと学会本原稿準備のために「ピンク・レディ アンド ジェフ」を再見。オープニング、ジェフ、「いやー、僕、新米でしょ、新しいショーの司会やるなんてね、大変なんすよ。もうプロデューサーとかスタッフとかカメラマンとか同じことをなんども聞くの、君は一体全体誰なの?俺、ピンクレディじゃないっての、誰がピンクレディに見えるのかってんですよ」観客大受け。そしてピンクレディを紹介するジェフ。「日本の人気ナンバーワン歌手のピンクレディがいよいよアメリカでTVデビューです。彼女たちのコンサートなんか見せますね」ここでピンクレディの後楽園球場コンサートの映像、「レディス・アンド・ジェントルマン ヒア・カムズ・アワ・ピンクレディ!」ダンスインザダークを歌い踊るピンクレディ。
ジェフと短いおしゃべり。ミーが主に英語を喋り、ケイが英語をあんまりしゃべれないボケ役と勤めている。それからジェフが「じゃあ、これから僕たち三人で頑張っていきましょう」するとミー、「いいえ、三人じゃないわ、四人よ」ピンクレディが「アンドゥさーん」壁をブチ破って乱入してくるスモウレスラー。これが彼女達のボディガード、アンドゥさんである。
コント、「ピンクファルコンの冒険」 首尾よくオフィスに忍び込み、金庫を盗み出そうとするピンクファルコン、ロープを金庫にかける。そこに現れたのがジェフの探偵。「ふふふ、ようやく捕まえたぞ、ピンクファルコン」彼は金庫に掛けられたロープを外すと「合図をしたら外で待機している仲間がロープを引っ張って金庫を盗み出すのだな、え?ロープひっぱる?」ぎょっとするジェフ。すかさずピンクファルコン「マイク!今よ」ロープがぴゅんと引っ張られてジェフ窓から外に消える。
ピンクレディが日本から連れてきたコメディアン、シューキーナカムラ、どへたな日本語で「ワタシィニホンカラキタノデウデガツカレマシタァ」ピンクレディの二人にだけ大受け。後はしらーっ。
ラストのお風呂タイム。ピンクレディ「日本人はね、一日の終わりにお風呂に入るの。だからジェフ、私たちもオフロに入りましょ」屏風の向うで着替える。ユカタ、ジャパニーズバスローブ姿。さらにこれを脱ぐとビキニに。あー、ピンクレディ、胴長!ジェフはいやいや。「子供の頃にね、下水に閉じ込められて風呂は駄目なんだ、うわっ」服を着たまま風呂に連れ込まれてしまう。お湯の中からアンドゥさんがばしゃ、「また来週」
80年3月4日、ディリー・バラエティの記事。
「ピンクレディは日本で大成功を収めたデュオであるが、このTVシリーズは酷い。つまらない脚本、笑えぬコント、見ていて時間が長くかんじられて仕方なかった」酷い評である。
これは原稿のための覚書のようなもので、つまりは自分のために書いている。だから、なんだ、これ、訳が分からぬというクレームは一切受け付けないので悪しからず。脱獄不可能の監獄はアルカトラズ。
終了後、テレビを見て、午前2時半過ぎに就寝。
5月13日(金) 寝室一路
新婚さん。こういうのをオヤヂ駄洒落という。足立区の監禁事件、まあ、エロゲーを数1000本所有という絵に書いたようなアレだな(笑)。まあ、これでこの分野周辺が喧しくなるであろうが、規制云々はやめて欲しいなあと切に願う。私のスタンスとしてはどんな性趣向を持っていようが合法的(モラル上のことも無論考えなければならないが)に解決している限りとやかく言ってはいけない、手っ取り早くいえば「人が何にハアハアしようが大きなお世話」ということである(笑)。でも、それでは不道徳なるいやらしい雑誌や小さい女の子がどうのというゲームや漫画が野放しでそのうち日本は世界に冠たる性犯罪大国になってしまいます、世界の笑いものです、フランス人から「オー、ニホンジンハチイサナイエニスンデイルカラチイサナオンナノコガスキナノデスネ、ハハハハ」と言われてしまいますなんて言う人も当然ながらいるであろう。その言い分も最もなので(笑)、その分性犯罪に対する処罰を極端に重くするのだ。特に幼女を対象にした犯罪では一切情状酌量の余地なく、ただちに羅刹(魔羅(男根)を切る事)するべきであろう。泣こうがわめこうが、明日から更生します、エロゲーも全部すてませんと誓おうが、容赦なし、幼女に手を出したら即羅刹してしまえばよろしい。こんな法案を通すとなれば議員の方々の悩み、逡巡は相当なものとなろう。しかし、この葛藤こそが彼等を議員として大きく成長させるのに違いないのだ。これが本当のそ、そ、即羅刹か、プラトンか、みんな悩んで大きくなった、あー、結局これがやりたかったのかね、お前は。
ウンコ監督の元で働くマネージャー(業界の慣習でウンコマネージャーと呼ばれる)は大変である。彼は映画製作以外の雑事を一身に引き受けているのだが、何しろウンコ監督は自分の興味のないことにはただ、「あー、ウンコ」「うーん、やっぱりウンコ」としか言わないからである。ウンコ監督の元で働き始めて20年、監督の人間性を知り尽くした彼でないととてもこの仕事は勤まらぬのであったと仕事。午前中受け取り仕事、銀行に行って振込みの確認等。ついでに管理物件の見回りも済ませてしまう。
昼飯はインスタント冷麺。麺はぼそぼそでツユは酸っぱくおまけに妙な甘さがある、はっきりいって下下下の食べ物なのだが(そんなお前、食い物を鬼太郎みたいに)、好きなんだよねえ。トッピングはネギのみ、これをどんぶりに入れてツユに絡めつつ絡めつつ食べると、それだけで満足してしまうのだ、僕は。その後、また車で外出、ホームセンターで買い物。事務所へ戻って早速案内。好感触なれど同居人が後日また見に来て、その結果次第とのこと。久しぶりのストロングな反応で、これで決まってくれればいうことはないのだが。
夕食はハマチの刺身、小松菜と丸天の煮物、ほうれん草と大根の味噌汁生卵落とし。ビールも飲まずに麦茶のみで。ゴハンを二膳食べて〆のコーヒーは如例。
その後、HV録画の『穴』を最後まで。この映画、宣伝もされなかった割には侮れぬ秀作で、前半の奇妙なムードが大層気に入ったものであった。それがさらにハイビジョンとなって高画質が映画を引き立てること、引き立てること。砂漠の描写が的確となり、いくら更生施設とはいえひたすら穴を掘りつづけさせられるという不条理が浮き彫りとなってくるのだ。その後はレンタルDVDで『TAXY NY』、リュック・ベンソンの人気シリーズのアメリカ版リメイクだけれども、ひたすら幼稚的だった本家よりはるかに見られる映画となっている(笑)。前半こそ、展開の仕方が遅く、スピード感が売り物の映画なのになんとしたことかといらいらさせられたのだが、この不満もラストに近づくにつれて雲散霧消、凄まじいカーチェイス、洒落た台詞回し、品のいいハッピーエンドに満足、満足。うん、こういう映画だったらいいや。
シャワーを浴びてCA部屋にて録画しておいた『キング・オブ・ザ・ヒル』『ザ・シンプソンズ』、『キング・オブ・ザ・ヒル』、デールが腎臓病で苦しむレーサーのドナーなってしまうという訳の分からない展開に大受け。ハンク達も酷くて、赤の他人への腎臓提供をあんなふうに納得させることはないだろ(笑)。『ザ・シンプソンズ』は冒頭の『フォレストガンプ』風味は良かったけれど、結局バンクフィルム使いまわしの回だったのね。
終了後、自室に戻って「ピンク・レディ・アンド・ジェフ」の二回目。ゲストはペンダー・グラス、シド・シーザー、ラリー・ハグマン(ダラスの悪役俳優らしい)、ダニー・オズモンド、ジェフのオープニングトーク。「いやあ、二回目ですね、もうやっぱりはじめてのメイン司会だから大変なの。一回目についての新聞の記事がいろいろあったんで読んでみたらひどいんだ、「ジェフ・アルトマンってだれ?」「なぜジェフ?」「どうしてTV局は彼を選んだのか」おおきなお世話だっての!」観客大受け。ここでピンクレディ登場歌う。
その後ピンクレディとジェフのトーク。ミー「ジェフ、私たち日本人はローブ(着物)を着るのよ。あなたは今タキシードを着ているけど、ローブは着ないの?」「いやあ、僕だってローブくらい着るさ、自宅に帰ってリラックスしている時、つまり仕事のない時とか」ケイが「マー、じゃ、しょっちゅうね」
ラジカセショー、音楽とコント。TV説教師のジェフ、ハンドパワーでトースターなどの機械を直してしまう。ケイの持ってきたオーブンも見事直すが、中に入っていた鳥をつかんで両手を焼けど。「オウ、なんてこったい」ケイ、冷ややかに「じゃ、自分で自分の手を治せばいいじゃない」
ジェフ、拗ねる。「今日は素晴らしいゲストがいっぱい来ているから僕は必要ないんじゃないかな」ミー「そんなことないわよ、ねえ、ケイ」ケイ、「うーん」二人ずっこける。
シド・シーザーがピンクレディの父親に扮したコント。日本刀を振り回しながら出鱈目な日本語で「だりすわ、あるられ、そんなだとでで」時たま英語で「これから男が来るが、顔から上、OK、それからしたNO」ピンクレディ、「ひどーい、それじゃ手も握れないじゃない」二人の男、ジェフともう一人登場。シーザー、「あんまり娘に近づくな、切るぞ」日本刀を砥いでいる。ピンクレディ、ジェフたちに「ごめんなさい、今日は機嫌がいいほうなの」
ダニー・オズモンドとピンクレディの歌。ダニー、ピンクレディに「たまには別の人と組むのもいいものさ」ジェフがぎょっとするという趣向。歌、歌。
バレエ白鳥の湖。ダンサーのジェフとプリマドンナ、アメリカへ亡命しようとしている。それを阻止しようと説得するシド・シーザー、「ロシアではやりたいことがなんでもできるのだ、ドアを開けるのだってジャンプすることだってできる、どうだ、自由の国ではないか」とうとう二人はシーザーに説得されてしまう。そして最後に亡命したのはシーザーだったという落ち。つまらん(笑)。
またミーが母親に手紙を書いて「私たちはニューヨークにいます」始まるニューヨーク、ニューヨーク、ニューヨーク!のミュージカルショー。ストリートミュージシャンのペンターグラス、レギュラー・コメディエンヌのエルマ・フライヤーズに「どうです、お嬢さん、一曲いかがで?お安くしときますぜ」エルマ、凄い剣幕で「あんた、ちゃんと働きなさい、みんな、一生懸命働いているのよ、あんた、ここをカリフォルニアとでも思っているの!」次にピンクレディがでてきて、「じゃあ、歌ってちょうだい」歌、歌、歌。
エンディング、バスタブショー。前回と同じく風呂を嫌がるジェフであったが幕が上がってぎょっ。今日のゲストであるペンター・グラス、シド・シーザー、ラリー・ハグマンがすでに入っていてポーカーをやっているではないか。ジェフ、断るわけにもいかず、ついに風呂に入れられてしまうのであった。「また来週」
アー疲れた(笑)。午前2時半過ぎに就寝する。
5月14日(土) 「真言さん、いらっしゃい」
檀家の夫婦が。飯田明先生が大活躍、電磁波コンセントなどを発売しているアポロ研究所の大特集、最近とみにオカルトへの傾斜を強めているAV雑誌「AV ヴィレッジ」 その中でも異彩を放っているのが健康食品だかなんだかを勧めていらっしゃるカンノミドリ先生。ちょっとその文章を紹介してみよう。義弟が末期の脾臓癌で非常に危ない状態である。手術をしても手の施しようがなくそのまま閉じてしまったくらい。最後の望みをかけて高い波動エネルギーを持つ、はい、はい出てきましたよ(笑)、ジェイソンさんの(だ、誰?)のブレンドハーブティ「ジェイソン・ウィンターズ・ティー」を飲ませてみた。すると・・・、ここからご本人の文章を引用させて頂きます。出典は「AVヴィレッジ」2005年五月号
(引用開始)ゴクリと飲み干した。彼の表情が瞬間明るくなった。10日後退院。管のまま終末ケアは自宅でと。妹は休職。二包ずつ飲んでいるうちに食欲が出てきた。普通のごはんが食べられるようになり、身の回りも自分でできた。昼間は起きて。妹は週3日、職場復帰。ガンにはなるまいゾ。(引用終わり)ガンだからハーブティ飲んでいるんだろうが!300文字前に書いたことをころりと忘れて「ガンにはなるまいゾ」支離滅裂とはこのことをいうのであろう(笑)。管のまま終末ケアは自宅でと、というのもよくわからん。点滴などのチューブがつながれたまま自宅へ戻って週末ケアということなのであろうが、なんだ、その管のままというのは。読んでいるうちに頭がぐらぐらしてきたぞ。
こんな文章を書いておまけにガンは血液の浄化装置であるという奇説を唱えるナントカ博士を信奉している、そんな人が勧める自然食品、ハーブティなど危なくて飲めるものか。
話はがらりと変わってあるカメ飼育サイトで見つけた文章、水棲カメのケージに濾過装置をつけたら「水流が強すぎて亀が流されぐるぐる回っている」思わず大爆笑。こういう文章はほのぼのとしていて、カメ好きならずとも心が癒されるであろう。
ウンコ監督は『羅生肛門』でカンヌウンコ映画祭でウンコグランプリを受賞した。観衆は彼の偉業を称えるために立ち上がり、いっせいにウンコした。これがかの映画祭名物のスタンディング・ディフィケーション(立ちウンコ)であると仕事。午前中、建設会社の人を迎えていろいろ打ち合わせ。3月地震で軽微な損傷を受けた物件の修理が始まるのである。一緒に現地へ赴いて説明を受けたり駐車場所の確保をしたり。着工までに時間が掛かったが、これでようやく安心できるなあ。
昼飯は自宅で冷ソーメン。これだけ。おまけに食った後、少し気分が悪くなってきた(笑)。ソーメンに当る奴も珍しい。うーむうーむとかすかにウメキながら管理物件の見回り。午後3時過ぎに帰社して、案内一件。どうしてあの物件がバッティングするかねえ。これがうまいこともう一つの物件に回ってくれれば良かったのに。
夕食は珍しく焼肉。これはタマラヌとビール二缶飲みながら肉をがばがば食った。野菜も山ほど食った。刺身も鯵たたきをしょうが醤油でがばちょと食った。ゴハンを一膳食べて仕上げ。〆のコーヒーは如例。
その後、レンタルDVDの『アンソニーのハッピー・モーテル』を大画面再生。あのちょっと頼りなくてボケ役の色男を演じさせたら右にでる者はいない、みんな、「お、わりぃ」と言って左にいく、オーウェン・ウィルソンの映画デビュー作。精神病院から出てきたばかりの相棒アンソニー(実兄のルーク・ウィルソン)を巻き込んで強盗を計画するのだが・・・。全編ぐだぐだでとらえどころのないバディ・ムービー。ジェームズ・カーンの落ちは今ひとつなれど、綿密にたてた筈の計画がどしゃどしゃと崩れ去る強盗本番には大笑い。不思議な映画だなと思って監督をチェックしたら、のちに『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』を生み出すことになる才人、ウェス・アンダーソンだった由。ちょっと拾いものの映画でありました。
シャワーを浴びて酒。録画していた「元祖でぶや」を見ながらだらだら飲む。午前1時過ぎに就寝。
5月15日(日) 『郵政からの物体X』
民営化しないと同化しちゃうぞ。多分現在の日本で1,394人ほどが考えたことのある駄洒落であろうが、何しろネタがないですからな。使わせて貰います。あっきぅの芸能人実話ネタ漫画。山口もえが友達と酒を飲んでいた。酔っ払った山口もえは普段のふにゃふにゃした喋りはどこへやら、ごくふつうに話していたのだ。それに気づいた彼女の友達が「もえ、もえ、喋り、喋り」と注意したのではっとなった山口もえはまたふにゃふにゃと喋りに戻ったのであった。やっぱりあれはテレビだけのつくりだったのね。はい、あっきぅ、君、これ明らかなツクリやろ(笑)。いくらネタに窮したからといって、はやいとこ仕事を終えて冷たいビールが飲みたかったからといって、こんなツクリ丸出しのネタを採用しちゃいかんじゃないの。もうちょっと君、がんばりなはれ、でないと、いつまでもT書房の編集さんに「君、はやくみずしな孝之先生みたいにならないと」って言われ続けることになるぞ。
巷の健康法でよく語られるのが所謂「朝食万能論」、朝食至上主義、朝食さえ食べればすべては解決、切れる子供もいなくなるぞ。これが「美味しんぼ」でやっていたようにちゃんとした朝食を食べるためにはまずは社会のあり方から考えていかねばならない、そのための環境をきちんと整えてやらなければならない、こういう考え方なら分かる。あまりに理想論に過ぎるとはいえ、それはまぎれもない真実であるからだ。ところが朝食万能論者はとにかく朝食だけに拘る。まるで朝食が魔法の食べ物であるかのように。朝食にそんなパワーがあり、食べさえすればすべてが良くなるのならば、刑務所なんかはどうなるのかねえ(笑)。すべての囚人はきちんと朝食を食べている筈だが、“すべてが良く”なっているとはとても思えないけれども。まあ、ゲーム脳なんかとおっつかっつの出鱈目理論でありますか。
ウンコ監督は撮影現場でも常にきれいなトイレを要求する。彼は代表作のひとつ、『天とうんち』を撮影する際、現場となった広大な野原に撮影予算の10分の一を費やして豪華なトイレを建設させたという。うそだと思うならば『天とうんち』ディレクターズカット版DVDの特典、スタッフによる音声解説を聞いてみればよろしいと仕事。
午前中、物件をまわって水道検針。終了後、事務所へ戻って計算、水道料を算出し、請求書を作成する。これが時間かかるのだ。昼飯は自宅へ戻って残り飯を使ったチャーハンとチキンラーメン。ジャンクな食い物の極みであるが、許してつかあさいな。私自身がジャンクな人間ですからな、うひひひひ。それから事務所へ戻って請求書作成の続き。午後5時過ぎから案内あって、決まるかと思ったのだが、急転直下、あれあれあれ。その後、もう一軒の不動産屋に連絡などする。訳の分からない話であるが、これは勿論詳細を記せぬため。
夕食は母親の都合でなし(笑)。じゃあというので長寿ラーメンまで出かけてラーメンと替え玉。おいおい、ネギをたっぷり食ったとはいえ、夕食までジャンクにしてどうするの。自宅へ戻って〆のコーヒー。妙に腹にもたれるのは誤算であった。
その後、自室にてハイビジョン録画の『21グラム』を大画面再生。非常に高画質、時制の変化を印象付けるために一部銀のこしでざらつかせたりしているけれども、まずは一級のクォリティと言えるだろう。映画自体も、死という終末から巧みに誕生という始まりに繋げており、感心させられる。またショーン・ペンがいかにしてあのような状態になるか、ミステリーの趣向もからませており、あの題材で最後まで緊張感を持続させているのが凄い。ただ、ラスト近くのナオミ・ワッツのたった乳首はどうも(笑)。もうこれでもかとたった乳首に逆に白けてしまったではないか。あんなん、AVでもめったに出てこないぞ。
シャワーを浴びて「ピンク・レディ アンド ジェフ」のサードエピソード。ゲストはグレッグ・エビガン(「トラック野郎BJ」のヒト)、ヒュー・へフナーとプレイメイトたち、音楽ゲストとしてチープトリック(プロモビデオのみ)。巻頭ジェフのトーク、「僕の出身はニューヨークのシラーキーってとこなんだけどね、これ、インディアンの言葉で“どっちらけ”という意味なんだって、あははは」「そんな僕もこうしてハリウッドに来ている訳だけれども、来て良かったと本当におもうよ、だって、この二人に会えたんだから。ではご紹介しましょう、ダイナマイトピンクレディ!」ピンクレディ、「UFO」を歌う。
ピンクレディとジェフのトーク。「なんてったってね、アメリカじゃ誰だって大統領になれるんだ」ミイ、「じゃあ、ジェフもなれるの」ケイ、首を振って「ワンダフル」ジェフむっとするが、笑顔を見せて「僕は大統領になれないなあ、だってコメディアンとしてのキャリアを捨てることになるから」またケイが「キャリアですって」この後、ピンクレディが改めて本日のゲストを紹介。
ジェフがジミー・カーターに扮してTV演説するコント。エネルギー問題、インフレ、金単位状況、ソ連、なぜかそのコメンテーターとしてチャオ(よくわからんがセクシータレントらしい)やベッド・ミドラーや。カーターは呟く「駄目だ、こりゃ、グッバイ・選挙」
この後、グレッグ・エビガンのサックスと歌。有体にいってサックスはあまり上手くない(笑)。その後、ジェフ・ピンクレディとトーク。ケイ「今日はおサルのベアは来てないの」「いやあ、他の映画で忙しくてね」ちょっとむっとするジェフ。「僕が出るってベアに言った?」「うん、でも何も言わなかった」ジェフ、ますますくやしそう。そこで、最後の切り札、「今日はプレイメイトも出るんだけど」その途端、舞台奥からきーきーうきーうきー、チンパンジーのベアが登場というオチ。
「CHEAPSHOTマガジン」(雑誌「下品」)に載った事件という体裁のコント。「魚と結婚する男」牧師、金魚鉢の中の金魚に「ハロー、金魚さん」何も言わない。牧師、花婿たるジェフに「どうしたの、このヒト、猫に舌取られちゃったの?」「いや、母さんが猫に食われたんで」続けて牧師、「なぜあんたは金魚と結婚する気になったのかね」「だって、お父さん、怖いっすよ」ヌイグルミのサメが棒をもって手のひらにひゅっぱーん、ひゅっぱーんと打ち付けているという落ち。ははは。
プレイボーイ社、重役を社外から募集。その面接にやってきたのがニクソン(ジェフ)。ヒュー・へフナー、履歴書をみて「ふーん、元大統領、辞めた理由は聞かないでか」ニクソン演説をはじめるがプレイメイトたちに抱きかかえられて退場させられる。ヒュー・へフナー、「キッシンジャーはこないのかね」
グレッグ・エビガンとピンクレディの歌。その後、ヒュー・へフナーのパーティにジェフとピンクレディがやってきたという設定のコント。ピンクレディはすんなりと入場するのだが、ジェフはゲストのリストに載ってないと断られてしまう。ジェフはインターホンに向かってレイモンド・バーやダスティン・ホフマンの声色、なんとか入ろうとするのだが最後にインターホンから「ジェフ、いい加減にあきらめろ」この後、チープトリックのプロモーションビデオ。ただ流しただけ。
ミーが手紙を書いている。「お母さん、私とケイはウィンディ・シティ シカゴにいってきました」音楽とコント。シカゴの女市長、あっちでもこっちでもストライキだというので大いに腐っている。そこにピンクレディが登場。「まあ、なんて可愛らしい東洋のレディかしら」ミーが質問。「どうしてシカゴはウィンディシティと呼ばれているんですか」市長、窓を開けると強い風がごーごー。「だからウィンディシティなの」しかし風がぱたりと止んで秘書が「市長、風もストライキに入っちゃいました」
シカゴに観光にきたジェフとエルマ・フライヤーズ。しかしさっそく強盗に襲われる。「やい、金をだせ」エルマは大喜びで「きゃー、シカゴの強盗よ、かっこいいわ、ねえ、いっしょに写真とって」強盗と寄り添ってぱちり。強盗、「お前等狂っている」と立ち去る。しかし、エルマは強盗からお金を140ドルスリとっていたという・・・。シカゴの歌で〆。
エンディング、バスタブのコーナー。ジェフ、いつものように嫌がる。「あのね、僕はNBCと契約しているからね、お風呂入らなくっていいって取り決め交わしているからね、
入らないんだよ、僕は」しかし、バスタブにはヒュー・へフナーとプレイメイトの姿が。ジェフとたんにそわそわしだして、「そうだ、タキシードに紙魚がついているからバスタブで洗わなくっちゃ」ピンクレディが「あら、紙魚なんてないわよ」ジェフ、懐からマスタード取り出し、タキシードにぶちゅー。「これが紙魚だよ、さあ、入らなくちゃ」そしてまた来週。
5月16日(月) 「ぶらり途中芸者の旅」
おやおや、もう芸者遊びですか。こんなことでは先が思いやられますねぇ。トンデモ本原稿のためにまとめて見直している「ピンクレディ・アンド・ジェフ」、アメリカB・C〜Z級映画を山ほど見たおかげでまあ、普通の喋りのヒアリングはなんとかなる。ケイの英語は分からないけれども、それは彼女の英語がヘタクソなせいであって私の責任ではない(笑)。困るのが1980年という時代とのカルチュラルギャップ、特にニクソンだの、カーターだのそういった大統領ネタになるとお手上げだ、言っていることはだいたい分かるものの、私にこの手の知識がまったくないものだから、何が面白いのか、さっぱり分かりゃしない。リアルタイムで見ればなんとかなるのだろうが、タイムトラベラーでもない私にそんなことができる筈もない。
またきっつい訛りの英語で笑わせるコントや喋り芸も歯が立たぬ。なんとかなるのはコックニーぐらいで(頭ァ、痛くなりますけどね)、アメリカの田舎の訛りなんかいきなりやられても理解できる筈がない。私にできることはただ首をすくめて、このコントが早く終らないかと願うことぐらいだ(笑)。
ウンコ監督とウンコ助監督のやおい同人誌が密かに作られたことがある。しかし、大方の予想通り、やおりはそこそこでとにかく、ウンコ、ウンコ、ウンコ、夏コミで大量に売れ残ってしまい、以降、続刊が作られることはついぞなかったのだと仕事。気温がぐんぐん上がってぴーかんの日本晴れ。いささか私のような屋内系オタクにとってもったいないような天気である。しこしこと仕事。昨日決まらなかった部屋を改めて別不動産屋に紹介。おそらくここで決まることになるであろう。だから、とっとと入居申し込み書を送ってこい!建設会社よりTEL、土曜から引き続いて行われる予定であった工事、材料の入手ができず、ちょっと延期しまーすとのこと。まあ、これも仕方ないか。
昼飯はレトルトカレーで残り飯を食う。これに昨日母親が作っていた肉野菜炒めを肉汁ごとのっけて、うむ、なかなかに美味い食事であったぞよ。その後管理物件の見回り。工事の点検も兼ねてちょっと入念にやる。近くで地震でダメージ受けたと思しきコンクリートブロック壁の取り壊しをやっていた。木の壁にでも取り替えるのかな。事務所へ戻って受け取り仕事。電話、何本か。その八割が営業で例のごとく「これは転送電話で今出先です」と叫んで切ったのであった。
夕食はマグロの刺身、ゴーヤ・豆腐・豚肉の炒め物・インスタントの味噌汁。ビールは飲まずにゴハンを二膳。最後はとろろ飯で仕上げ。〆のコーヒーは如例。
その後自室にてレンタルDVDの『オーヴァードライブ』を大画面再生。ストーリーの作り方は面白いけれども、各エピソードが冗長でだぶついているのが気に食わぬ。なんでこんな内容で2時間オーヴァーの映画になるのか。ラストの三味線合戦も盛り上がらぬこと夥しく、ちょっと呆れてしまった。エンディングの歌も、さんざん三味線の修業をしてきたのに、それがまったく反映されないというのもどうか。やっぱりね、みんな、こういうのに騙されるなら、いっそ『キューティーハニー』に騙されなさい(笑)。
シャワーを浴びてから恒例、「ピンクレディ・アンド・ジェフ」のフォースエピソード。今回はジェフのオープニングトークは極控えめ。「知らない国にきてよくやっているよ、この二人は。ダイナマイト・ピンクレディ!」ピンクレディの歌。ゲストはシド・シーザー、ロン・グリーン、フローレンス・ヘンダーソン、ブーマー(犬!)、ミュージカルゲストがブロンディ。
ピンクレディとジェフのトーク。ミィ、「ねえねえジェフ、アパートの捜し方が分からないの。新聞の広告見ても2Bとか書いてあって訳分からないのよ」「それは2ベッドルームということだね」ケイ、「じゃあ、これはどういう意味?“寂しい男がやさしい女性との出会いを求めています”」「うー、うー、それはちょっと意味が違うような」ジェフ、顔を赤らめる。
ロン・グリーン登場。「ボナンザ」の大スター。ピンクレディ、「ボナンザ」を日本で見ていたと話す。喜ぶロン・グリーンであったが、ケイ、「あなたは小屋から出てきて、拳銃を抜いて、“撃つぞ”(日本語)っていってたわ。あなたはとても英語が上手いけどどこで習ったんですか?」ロン・グリーン、苦笑する。続けてロン・グリーンによるヒットドラマの法則。「馬、カウボーイハット、たくましい男、この三つが秘訣だね」ジェフ、がっかりして「僕はとてもたくましいとは言えないなあ」「何を言っとる。君には我々が望んでも得られなかったものを持っているじゃないか。この可愛らしい女性たちだよ!」
ラジカセミュージカルショー。音楽とコント。刑務所ラジオ局「プリズン・ラジオ・ネットワーク」DJチャーリィ(ジェフ)と相棒のヘンドリックス、チャーリィ、「今日のニュースだ、今日、ヘンドリックスが処刑されるぞ」おうおうとしかめっつらのヘンドリックス。牧師と刑務官が来て処刑場に引っ張っていかれる。チャーリィはそんなヘンドリックスに「じゃ、これ頼むわ」TVディナーのパックを四つ持たせるのだ。チャーリィが放送を続けているとふわーんと電気が暗くなる。チャーリィは厳粛な顔で「アーメン」そして一転陽気に「みんな夕食ができたぞ!」
シド・シーザーが再び無茶苦茶な日本のお父さんに扮したコント。ピンクレディとジェフたちの結婚式。シド・シーザー「ふんぐるい・むぐるうなふー」などと無茶苦茶な日本語らしきものを喋りつつ、日本刀を振り回すので剣呑極まりない。彼はアメリカでは披露宴の費用は嫁のお父さんが持つのだと聞かされてまっさお。そろばん(らしきもの)や計算機を使って計算し愕然となる。それからケーキカット。シド・シーザーは自慢の日本刀でケーキを滅多切り。「てめえ、死ね」と喚きながら」
ジェフとピンクレディ。次のゲストの登場。犬のブーマーである。どうやら新番組の宣伝も兼ねているらしい。ジェフ、犬にお使いを頼む。「この100ドルの小切手を50ドルの現金と小切手にかえてきてくれよ」ブーマー、彼の手から小切手を受け取り駆け出す。ジェフ、「もうあのお金は戻ってこないだろうな」
ピンクレディの歌、「イエスタディ」、ブロンディの歌。しかし、どうしてこの女のヒトはあんなヘンなカッコをしているのか。
シド・シーザーとジェフによる無声映画風コント「孤児の愛」。1892年ニューヨーク、アル中のシド・シーザーはボクシングの元チャンピオン。そうして可哀相な孤児のチェスター(ジェフ)。現在のチャンピオンキッド・ハバチ(アンドゥさん)にさんざんに馬鹿にされております。そこに現れたのが篤志家のメリッサ。彼女はチェスターを見てびっくり。海で死んだ彼女の息子に生き写しだったからだ。「あなたを養子にするわ、家に住まわせて学校に通わせてポニーだってあげちゃう!」それをよしとしなかったのがシド・シーザー。「わしはチャンピオンと戦う。私が勝ったらその話はなしにしてくれ」「負けたらチェスターを連れていくわよ」これはメリッサであります。
シド・シーザー、手にしていた酒を投げ捨て特訓、特訓、また特訓。試合当日となる。しかし、緊張のあまりシド・シーザー、再び酒の誘惑に負けそうになる。チェスターがマッサージに使ったアルコールをぺろぺろ。そしてさらに飲もうとするのだがチェスターにとめられてしまう。うきー、怒り狂ったシド・シーザー、壁にパンチ。ぼかーん、壁を突き抜けたパンチは隣の控え室にいたチャンピオンをノックアウト。目出度し、目出度しってなんじゃ、そりゃ。
エンディング。バスタブタイム。ジェフはまた抵抗する。「だからね、僕は風呂入らないってば、いつもいつもね、タキシードを駄目にされてもういやなの。君たちだってタキシード着ていたら風呂に入ろうなんて思わないさ」ピンクレディがタキシード姿で出てくるという・・・。あえなくジェフ、また風呂に入れられてしまうのであった。また来週。
5月17日(火) 隣の空き地にタトゥーインができたってねえ
へえー、かっこいいって意味を為さないじゃないか。イケメン監禁事件、いつもながらによくテレクラ・出会い系なんかで知り合った男のところへのこのこみんな出かけていくよなあ。こんなテレクラ・出会い系を使う男といったら、そりゃ、目的はひとつしかない。ファックですよ、ファック、F,U,C、K、ファックですよ。女の子と出会って勉強を教えてあげようとか、世の中のナリタチについて考えようとか、神はいると思いますかとか、この世は円盤宇宙人に支配されているのですとか、そんな奴はいやしない。100パーセント間違いなく、女の体目当てなのだ。何?真面目な出会いを求めている奴もいるに違いない?そんなもの、3回会うまでに決まっているではないか。4回目に会った時にはすでにその男の想像の中で638回ほど犯されているのに違いないのだぞ。究極目的は体に決まっているのだ、愚か者め!
ましてや出会い系で出かけてみたらヤクザで有無を言わさず手近のホテルに連れ込まれ、裏も表もさんざんにやり尽くされたあげく、監禁されて金を脅し取られる、あるいは、絞め殺される、北朝鮮に売り飛ばされるという事件が現実に起きているのだ(あの、北朝鮮はなかったと思いますが)。それでもなおかつ出会い系で男と会うというのは一体どんな心境なのであろうか。男(異性とも言い換えられますが)が欲しいのは分かるけれども、何もそんなアブナイと分かっている方法をとることもあるまい。ある「本当にあった話」系の四コマ漫画誌で自分が出会い系に嵌った過程を得々として書いていた女性漫画家がいたけれども、心底馬鹿ではないかと思う。
まあ、私はね、間違っても出会い系とか使いませんな(結婚相談所に登録されたりしたけれども 注、現在は脱会しております)。そんなね、出会い系なんかでね、わたしを相手にしようてぇ女がいたら、それはもう美人局に決まっておる。ふらふらと出かけていったら、おお、少し年増であるが、なかなかのいい女、煙草なんかくゆらしちゃって、「じゃ、行きましょうか」なんつってホテルへ。もう興奮しきっているから、こんな展開ありぇねえという理性も働かぬ。服を脱ぐのももどかしく、「デヤー」とベッドに飛び乗るといきなり屈強のヤーさんが飛び込んできて、「おらおらてめえ、人の女房になにしてやがんでえ」・・・。
ウンコ監督の次回作は有名な文芸作品を材にとった『ウン子、その愛』である。しかし、主演女優の選考が上手く行かず、なかなかクランクインに至らない。それというのもウンコ監督はオーディションでそのような場面が本編にないにも関わらず、必ず女優に糞尿を浴びせようとするからである。みんな、これを嫌がって逃げ出してしまうのだ。ウンコ監督は「これくらいの試練、耐えずして何が女優か」と叫ぶのだが、一部の口さがない人々は「そりゃ、監督の趣味だろう」と心無いことを囁き交わすのであったと仕事。本日から貯水槽の工事・点検開始。工事担当者とちょっとした打ち合わせ。それから事務所へ戻って物件シートの整理。
昼飯はまたもインスタント冷麺。二回目であるが、まだまだ美味しく食べられるぞ(笑)。それから管理物件の見回り。案内入って他社不動産営業マン、お客様と会うけれども話すうちになんと家賃を間違えていたことが判明。これじゃ決まらんわ。こっちの責任ではないだけに余計とほほな気分となる。帰社して、書類仕事。貯水工事の終了に立ち会って施錠点検。工事、明日までかかるとのこと。
夕食はまたも冷麺(笑)。でも今度のはちゃんとハム・卵・キュウリ・モヤシ・トマトなどの具が乗っかっているからOKなのだ。缶ビール一本を飲みながら具をツマミ、なくなったところで麺を一気呵成に啜り込む。すると汁に溶かし込んでいた辛子にむせてぶほぶほがほほ、鼻から麺が出てきてしまった。〆のコーヒーは如例。
その後、HV録画しておいた『トゥエンティマン・ブラザース』を最後まで。初期大藪を思わせる乾いたタッチのクライムムービー、三人の兄弟をのぞけばみーんな猜疑心の塊、信頼関係などありゃしない。この殺伐とした情景が好みにあって面白く見られた佳作。でも大金をあんなところに隠すのは駄目だと思うよ(笑)。
それからレンタルDVDの『コニー・アンド・カーラ』を見る。殺人事件を目撃したために追われてLAへ、オカマクラブにもぐりこむ歌手志望の女二人組みの物語。『ベティ・サイズモア』そっくりのストーリー展開であるが、違うのは女二人がオカマと偽ってオーディションを受け、合格。ベティが受動的だったのに、この人たちはアクティブに周りを騙したということか。ともあれ、このショーが大受けしてついに悪漢に知られるところとなり、こともあろうに新しい劇場の柿落としショーの最中に対決するのである。
伏線の張り方・回収の仕方が納得行かず、とても高評価は上げられない。また主演の女優がこの前ハイビジョンでみた『マイ・ビッグ・ファットウェディング』で「あたしぃ、彼氏いない歴13年だったけど、そろそろちゃんとしなくちゃと思って習い事はじめたら素敵な彼氏できちゃったの。彼ったらぁ、あたしの言うことはなんでも聞いてくれて、うふ、結婚することになったのよ」思わず恥骨蹴ったろか、この女と思わされたニア・ヴァルダスなので興を削ぐこと夥しい。彼女がいなければもう少し面白く見られたのだが。
その後はまたも「ピンクレディ・アンド・ジェフ」のフィフスエピソード。今回、いきなりピンクレディが出てきて「モンスター」を歌い踊る。そしていつもと違って彼女たちがジェフを呼ぶのである。呼ばれたジェフ、「そういや、君たち、昨日のリハーサルの後でどこいったんだい?」ミーが「私たちディスコへ行ったのよ。でも素敵な男性はいなかったわ」ケイ、「ねえ、ジェフ、アメリカではどうやって恋人と知り合うの」我が意を得たりと頷くジェフ。「ふふふ、僕たちはコンピューターデ−トをするのさ」「コンピューターデ−ト? 何、それ」「カードに自分の趣味や好みの女性のタイプ、その他諸々を記入して申し込むと、コンピューターが最適な女性を紹介してくれるのさ。今日、これからその相手と会うことになっているんだよ」はい、現れたのは花束持ったロビー・ザ・ロボット。「ジェフ、あたし、お安くないわよ」ジェフ、曖昧に笑って「どうしよう、映画でも見に行くかい」ロビー、「いや、このままピンクレディとゲストたちのショーを見たい」
これでジェフがゲストを紹介、レッド・ボタン、アリス・クーパー、ジェリー・ルイス。
「チープショットマガジン」 ジョニー・カーソンの後釜を決める公開オーディション。これに選ばれればNBCと年400万ドルの契約(休みたっぷり)が結べ、もうスター間違いなし。最終選考に残ったのはシャノン・ハリス、出てくるなり「ねえねえ、私太ってる?」、ダン・オールド・ファッジマン(ジェフ)、こっちはジェリー・ルイス的白痴キャラ。選考方法はマネキンにインタビューしてみるというもの。シャノン・ハリス、「あなた、細いわねえ、どんなダイエットやっているの、ねえ、おしえて、おしえて」ダン、「君、きれいだねえ、いくつ、夜は裸で寝るの」これでダンが選ばれるというオチ。
レッド・ボタンとピンクレディのトーク。ミーが「レッド・ボタンさん あなたのように人気を長く保つコツってなんですか」「名前を変えて自分の存在を印象付けることだね。私の前の芸名はブルー・ジッパーだったんだよ、ははは、これは冗談だがね。本当のコツは自分だけのトレードマークを持つことかな」ピンクレディ、「トレード・マーク?」「決まったジョークとか奇抜な動きとか、ほらほら」体をくねらせるレッド・ボタン、「これが私のトレードマークさ、これを身につけるのに何年も掛かったんだ」
ピンクレディにもトレードマークを、ということになる。レッド・ボタン、「どうだね、君たち、トレードマークについて何かアイデアがあるかね」「イエス」元気良く答えるピンクレディ、でもすぐに首を振って気弱な風情で「ノウ」(これはこの番組におけるピンクレディのルーティンギャグ)、レッド・ボタン、手をぽんと打って、「それだ、それが君たちのトレード・マークだ。イエス、それからノウ、素晴らしいじゃないか、これは受けるぞ。君たちは私が何年も掛かったトレードマークを20秒で見つけてしまったね」
ピンクレディの歌、リンカーンネタのコント(どうやら暗殺犯たるブースがリンカーンに劇場招待チケットを渡すというネタらしいのだが・・・)を挟んでいよいよジェリー・ルイスの登場。ジェフ、偉大な先輩と一緒になるというのですっかりあがっている。それを見かねたミー、ジェリー・ルイスに「ジェフを手助けしてやってください」ルイス、ジェフに「君、君、動きはもっと大げさにしなくちゃ」などとアドバイス。「レディスアンドジェントルメン」とか叫んだあと、こっそり、「うんジェフは確かに助けが必要だ」
この後ジェリー・ルイスの一人コント。歌を歌い始めるのだが(このへんのカンロクはさすがジェリー・ルイスである)、あっという間に終ってしまう。それからなぜ歌が短かったのかと説明するコントへ移行。「それはリハーサルの時だった」ジェリー・ルイスが歌のリハーサルをやっているとマイクが近寄ってきて、頭にごつん、再会すると突然メイキャップがでてきて顔にぱふぱふ、めげずに歌っていると、カメラが近寄りすぎて、だから歌が短くなってしまったというオチ。
エンディング、いつものバスタブタイムだが、なんとしたことかジェフの姿が見えない。「ジェフー、どこにいるの?」がっと扉が開いて現れるバスタブ。ピンクレディあっと驚く。なぜならすでにジェフ(裸)が風呂に入っていたからだ。「ふふふ、タキシードさえ着てなきゃ風呂は好きなのさ、さ、君たちも入れよ」ピンクレディは首を振って「新聞みてないの」ジェフに見せた新聞曰く「サメ目撃さる!」とたんにバスタブの中に現れるサメ、逃げ去るジェフ。また来週。
シャワーを浴びてから今度はCA部屋にて録画しておいた『火の鳥』、混血ゆえにスターダムに上り詰めた女優がその混血ゆえの孤独に苛まされることになるという文芸映画でございました。あまり好きなタイプの映画ではないが、ラスト、所属していた劇団、ちょっと関係のあった男、種違いの姉、これらのしがらみをきっぱり金で解決するキップの良さにちょっと感動。笑ってしまいました。
自室へ戻ってうだうだ。午前3時近くに就寝。
5月18日(水) 『致死量の盆踊り』
あまりのつまらなさに人がばたばた死んでいくという伝説のホラー映画。最近多い日本語の誤用に、「食指を動かす、食指を伸ばす」を「触手を動かす、触手を伸ばす」にしてしまうというパターンがあるそうだ。触手を動かす、伸ばす、お前はクトゥルーか、異次元からきた化け物か、そんなぐにゃぐにゃさせてなにすんねん、と密かにこの誤用をネットの文章で見かける度にツッコむ私なのでありました。
先日の休みにウォーキングをしていてある公園の側を通り掛かったところ、いました、初夏の陽気に誘われて湧いてでてきたカップルが。彼等はあろうことに本来子供たちの遊具たるブランコを占領し、うわあ、ブランコ漕いでいる男の膝に女が乗ってやがる、ひゃあ、キスまでしているぞ、興奮したらしい男がかくかくと腰を動かしはじめた。ブランコはその動きでゆらゆら揺れている・・・。そんないやらしい風景を子供たちとそのお母さん達が遠巻きにしていた。だれもがみんな困ったような顔をしている。「ありゃあもう犯罪だろ、だれか警察呼べよ」そんな時、そいつは現れた。紫色のスーツに何故かサンダル履き、頭は寝癖がそのまま、腹はでているし、随分カッコ悪い奴だった。あ、あいつだ、この間、電車でべとべとねちねちくっついていたカップルを処分してくれた、あの謎のヒーローだ。
そいつは持っていたカバンからくつべらのようなものを取り出した。あ、あれは殴打用の凶器、ブラックジャックではないか。あいつで殴られると内臓に酷いダメージを受けるのだ。「りゃっ」裂ぱくの気合がほとばしる。そいつはブラックジャックをキスに夢中になっていた女の横っ面に叩きつけた。まきいいん!とても人体から発せられたとは思えぬような金属音。十分なスピードを与えられたブラックジャックは女の頬骨をぐしゃぐしゃに砕いたのであった。「けん、けんけんけけん、けけ!」女は電撃に撃たれたような勢いで男の膝から立ち上がる。振り返った女の顔には今だブラックジャックが食い込んだままであった。そのため、女の顔面はCの字の形になっていたのである。「けんけんけけん、けけけけん、け」女は不気味な喚き声をあげながらばたばたと手足を振り動かしてどこかへ駈け去っていった。
男は今だ何が起こったか分からぬ様子である。今だ、先ほどの破廉恥行為の余韻が残っているらしく性器は勃起したままだ。ズボンの膝の紙魚は今しがた彼の上で腰を振っていた女が興奮で洩らした体液であろう。「しゃっ」彼は男の膝に鋭い蹴りを放った。コンクリートブロックならば容易く砕いたであろう、凄まじい蹴りであった。男の両膝は枯れ枝のような音をたてて潰される。しかし、蹴りの運動エネルギーがそんなことで相殺される筈もなく、男を乗せたブランコは原子力空母のカタパルトから放たれたF-14トムキャットを思わせる勢いで舞い上がり、ぐるりと一回転したのであった。その回転の頂点で男は放り出される。首から砂場に突っ込んだ。首の骨が折れたようであった。男は大量に脱糞、失禁し、足をかすかに痙攣させる。絶命した。
男はお母さん、子供たちに会釈すると、「お見苦しいをお目にかけましたが、もう大丈夫です。さ、ぼっちゃん、嬢ちゃん、ブランコで遊びなさい」一人のお母さんが彼の、この素晴らしいヒーローの名を問うたが以前と同じく彼は爽やかなる笑顔を返し、「いやいや、名乗るほどのものではありません。少なくともバレンタィンには縁のない男、とだけ言っておきましょうか。ではごきげんよう」彼は一礼するとサンダルをぺたぺた鳴らしながらどこかへ去っていったのである。これが私とモテナイマンの二度目の邂逅であった。
本日は休み、だけれども貯水槽工事の件があったので午前9時には事務所へ。あっ、またどこかの馬鹿が駐車場にゲロあげてやがる。とほほと泣きながら貯水槽工事の業者さんと会って、打ち合わせと鍵あけ。それからとって返してペットボトルに水をつめ、ごしごしごししとゲロを掃除したのであった。今回の奴は入口付近だったので、排水溝が近く掃除は割合容易であった。しかし、ゲロはゲロ、こんなことする奴は絶対許せぬ。葬式に来た親戚縁者が「お顔を見せてください」とか言って棺桶の蓋をあけたとたん「ひっ」と叫んで失神するような殺し方をしてやる。
日記つけ、カメの温浴と給餌。今日は天気が悪いのでこのまま水槽に入れておこう。それからウォーキング。昼飯は車で30分掛かっていった、「いっぷくラーメン」美味いけれども、やっぱり久山店の方が上であるかな。事務所に戻って貯水槽工事の立会い。午後3時過ぎに終了。施錠してそのまま帰宅する。早速缶ビールをぷしゅっ!ぐびぐび、かー、うめえ。それから音楽聴いたり、録画の「踊るさんま御殿」を見たり。午前中、唐沢 俊一さん出演のはなまるマーケットを録画し忘れていたことに気づいて地団駄。あー、昨日あれだけ自分に言って聞かせたのになんで忘れるかね、コンチクショー。
夕食は母親が出かけていたので、冷蔵庫の中のものでテキトーに。ウィンナー、六本ばかりをたっぷりの油で炒め、皿にどさっ。次にフライパンに卵を割りいれて目玉焼き。じゃじゃ馬億万長者の朝飯かというビンボー・アメリカンなメニュー。これに昨日の残りの茹でもやしとキュウリをたっぷり。またビールをぷしゅっ!二缶あぐあぐと飲んじゃいましたよ。ゴハンも一膳食って、〆のコーヒーは如例。食いすぎ、飲みすぎ、キャべジン飲めよ、おめー。
その後ハイビジョン録画していた『純愛中毒』、結婚三年もたつのに、私設ポスト(妖怪ポストみたいなの)を使ってラブレターを交換しているバカヤローな夫婦と一緒に住んでいる夫の弟。夫がなんだかんだと理由をつけて“夜の家族対抗歌合戦”をしたがるので、弟はしょっちゅう耳栓をしてねるという極めてオナニーチックな状況である。この夫と弟が同時に自動車事故で瀕死の重傷。弟はなんとか助かるが、夫は昏睡状態。そして死亡。
退院した弟は不気味なことに夫と同じ行動をとるようになる。夫婦二人だけの秘密も知っている、うわあ、こりゃ、生まれ代わりだ、と嫁は夫が死なぬうちから弟とベッドイン。しかし、これにさらに裏があってラストは驚愕のどんでん返し。ええ、最初は暑苦しい愛情物語、それがホラーっぽくなったかと思うと一転して純愛ラブストーリー、これで終るかと思うとさらにサスペンス映画となって、なんだか訳が分からない。あの100円玉ファックの伏線もヘンだし、悪い映画ではないけれども、やっぱり首を傾げてしまう。
ちなみに100円ファックとは、テーブルのうえでやっていると、不揃いの足ががたがた。「うるさいからなんとかして」と嫁が頼むと夫は100ウォン硬貨(かどうか、知らんよ)をテーブルの足に挟むのである。これが伏線になるのだから、どうです、へんでしょ、この映画。
シャワーを浴びて録画した「トリビアの泉」みながら酒。今晩のトリビア、ネタはさほどでもないが、演出うまし。感心する。ほうほうと酔って午前一時過ぎに就寝。
5月19日(木) はいり・ヒットラー
片桐はいり、ヒットラーを演ず。英国でのピアノマン事件、びしょぬれスーツ姿で保護された記憶喪失の男、重大なトラウマを抱えているのか、ひとっことも喋らないがただ、ピアノを弾かせると天才的、ヨーロッパ中で「皆さん、誰か、この人知りませんかぁ」という運動が起きている。なんだか、若人あきらの失踪事件みたいだけれども(笑)、この事件についてとある酒場でおっさんがこんな風に言っていたらいやだなあ。
「おう、あれな、あれ、ピアノマン、ピー太郎よ、あれ、おれが育てたんだよ。仙台の孤児院にいたのを攫ってきてな、あらあ、大方青森あたりの米軍基地の兵隊と地元の女ができて、産み落とされたってヤツだな、アメちゃんの兵隊はアメリカ帰って知らん振り、女も1人で育てようとしたけれども、両親縁者の猛反対にあって、手放した、そんなところだろうな、おれはよ、ピー太郎によ、おもちゃのピアノ買ってよ、一から教えたんだ、ドレミ、ドレミ、ドレミのミってな、どうだ、凄いだろ、え、今こそこんななりしちゃァいるが、若い頃は青葉区の黒豹って呼ばれたこの源さんだ、チータカタッタチータカタッタ、ピアノくらいお茶の子さいさいなの。そいでな、あのピー太郎、ようやくものになって、いやあ、あいつァ物覚えが悪くって苦労した、やっと一人前になったんでね、今はなんだな、そのストリートミュージシャンてぇのかい、あれにして稼がせようと思った矢先にぷいといなくなっちまいやがって、何が記憶喪失だい、記憶装置で済むんなら警察はいらないっての、え、俺の苦労はどうなるってんだよ・・・」
ウンコ監督の人気娯楽作、「便器を持った渡りウンコ」、人気スターの小林ウンコが訪れる町々でウンコを垂れるというシンプルなストーリーであったが、それが逆に大受け。興行収入30億を越える大ヒット作となってシリーズ化されたのであった。このシリーズは後に「渡りウンコ」シリーズと呼ばれることになると仕事。午前中、物件シートの整理、それから昨日済んだ貯水槽工事の影響か、水が出ないとのクレームあり、その処理に追われる。どうも、工事するたびに毎回毎回、この手のクレームが出て困るのであるが、これを解消しようとすればさらに数十万の工事費用が必要になる。ちょっとそこまでは手が回らない。
昼飯は牧のうどんでたまごうどん、370円。二日酔い気味の頭をこのストロングタイプのうどんでしゃきっとさせようという算段である。固麺がどんどん吸い込んで減るスープ(笑)をとり放題の薬缶から継ぎ足し、継ぎ足ししながらずるずるばすばす啜っていく。ネギもたっぷり、一味唐辛子もたっぷり、食い終わった時にはもう汗まみれ、同時に二日酔いもどこかへすっ飛んでしまっていた。さすが、牧のうどんだけのことはある。
それから管理物件の見回り。事務所へ戻って某不動産屋の営業迎え、部屋の説明など。写真なども撮影していったのが珍しい。それから再び外出、某地区で某物件の某案内。午後5時過ぎに帰社、今度は建設会社の人とゴミ収集所についての打ち合わせ。いろいろ出てくることよ。
夕食は出来合い飯。口がひん曲がりそうに甘い酢豚(一応有名店のテイクアウトなのだが)、豆腐とエビのコロッケ、ポテトサラダ。それから生野菜。ビールは飲まずにソースびたしにしたコロッケでゴハンを一膳。酢豚、我慢して食べるが、まあ、これは二度と食べたくないですな(笑)。麦茶がぶがぶやって〆のコーヒーは如例。
その後自室にてハイビジョン録画しておいた「シティボーイズ メンタル三兄弟の恋」ライブを大画面再生。過日WOWOWで生中継されていたものだが、舞台劇を生中継する必要がどこにあったかと少し疑問(笑)。それからさかんに切り替わったりクローズアップになったりするカメラがやはりわずらわしい。どうしても視点が中継演出者のそれに誘導されてしまい、すべてが客体化されてしまう。こちらとしてはコント・演劇のライブは主体的に楽しみたいのである。ましてや、ハイビジョンの高画質だから、ある程度引いたカメラでも演者の微妙な表情が分かるのだから、無駄なクローズアップなど即やめるべし。せっかくのハイビジョン中継なのだから、それを最大限に生かそうよ。まあ、これは100インチ大画面で見ている私のような好き者の勝手極まる戯言でありますから気になさらぬように。
ライブを40分でよして今度は輸入DVDの『フランケンシュタインの家』(『HOUSE
OF FRANKENSTEIN』 1944年)を大画面再生。激しい嵐の夜、びしゃびしゃとしぶきを上げながら失踪するのは巡回見世物小屋の馬車。「ブルーノ・ランピーニ教授の世界の驚異。行ってみたら驚いた!」なんて馬車に書いてあります。と、一転して場面はニュースダ−ト刑務所へ。囚人のニーマン博士(ボリス・カーロフ)、看守からチョークを奪い取り、牢屋の壁にざらざらなにやら書いております。これが人間の脳を犬に移植する術式の図。この人、15年前に死体を墓から盗んで怪しい実験にふけっていたために投獄されたのですな。恐ろしい形相で「わしが牢から出たらフランケンシュタインに勝るとも劣らぬ研究実験をしてやる。みんな、覚えておれ!」その博士をうっとりと見つめているのが、せむし男のダニエル(J・キャロル・ナイッシュ)です。「博士、博士、あなただったらこのわっしの体をまともにしてくれますかい」「わっはっは、そんなことは簡単だ、お前に完璧な肉体をくれてやろうではないか」「おお」感激したダニエル、「わっしは博士に一生ついていきます」とたんに落雷、このショックで牢獄の壁ががらごろと崩れ、二人はあっさりと逃げ出すという・・・(笑)。
冒頭で出てきた見世物小屋の馬車がドロの中で立ち往生していました。たまたま通り掛かったニーマン博士とダニエルは興行主のランピーニ教授に「助けてあげましょう」と申し出ます。ダニエルはその怪力でヤッ、馬車を持ち上げ、無事脱出に成功します。感激したランピーニ博士は二人を馬車に迎え入れてお茶を振舞うのでした。ニーマン博士にあなた、何を展示しているのかと聞かれたランピーニ教授、たちまち喜色満面、「まあ、なんですな、世界の驚異いろいろあれど、私の目玉はドラキュラの骨ですな。いえいえ、偽者ではありませんよ、この我輩自らカルパチアのドラキュラ城へ行って探してきたのですから、本物も本物、胸に杭だって残ってます。この杭を抜けば、ひゅーどろどろ、ドラキュラ復活しますな」どうも、安っぽいドラキュラですが(笑)。続いてニーマン博士はヴァサリアで興行するかと聞きます。ランピーニ博士、首をひねりながら、「ヴァサリア、行きません、あ、ヴァサリアといったらあれですな、15年前、犬と人間の頭をすげかえようとしたキチガイ博士がいたそうで、その時の町長ハスマンは今、リーガルベアの市長になってます」「ハスマンですと」目を吊り上げるニーマン博士、ひゃー、おっそろしい。「ランピーニ教授、リーガルベアへ行きましょう」「なんと、ご冗談を、そんな田舎にいっても仕方ないですからな」ニーマンは壮絶な笑みを洩らして「じゃあ、私たちだけで行きましょうか、ダニエル!」ダニエル、教授にわっと飛び掛って殺害。ついでに御者も始末して、馬車を乗っ取ってしまうのです。「ワハハハ、ランピーニ教授とその助手を装って旅をすれば警察だって見逃すさ」高笑いするニーマン博士でありました。
舞台はあっという間にリーガルベアへ。ニーマン博士は大胆にも見世物小屋を開催。「さあさあ、寄ってらっしゃい、みてらっしゃい、世界の珍奇・神秘いろいろあるよ、見逃すと一生後悔しますよ」自分で呼び込みをやってます(笑)。ここに現れたのが、ニーマン博士が敵と狙うハスマン市長とその娘夫婦リタ(アン・グウィン)、カール(ピーター・コー)でありました。アメリカ育ちで奔放なリタの尻に敷かれっぱなしのカール、ギロチンを見て「あれ一台欲しいな」リタに「どうすんの、そんなもの」と聞かれたら「あれで奥さんおどかして大人しくさせるの」軽いギャグであります。そうして三人はドラキュラの骨を説明するニーマン博士の元へ。ランピーニ教授に教わった通り「これなるドラキュラの骨、我輩自らカルパチアのドラキュラ城にて探した本物中の本物であります」なんてやってます。ハスマン市長はん?という顔をして「ランピーニ君、君、三年前にきたときと顔が違うぞ」ニーマン博士、ぎくっとして「あ、あれは弟なんで」「ふーん、でもこの顔どこかで見たことがあるんだよなあ」ニーマン博士ぎくぎくっ!
これで焦った博士は三人が帰っていった後、密かにドラキュラの骨から杭を抜いてしまうのでありました。ひゅーどろどろ、骸骨に肉がついていって、はい、ドラキュラ(ジョン・キャラダイン)の復活であります。なんか、重みがなくって安易なドラキュラですな、こいつは(笑)。ドラキュラは大事の棺桶を守ってくれることを条件にニーマン博士に協力することになりました。ちゃららちゃちゃちゃーん、ドラキュラが仲間になった。ドラキュラはさっそくハスマン市長殺害計画に着手。偶然を装って歩いてかえる最中の三人に近づいたのです。そうして彼は自分をラタス男爵と紹介すると「屋敷までお送りしましょうか」屋敷へつくと、今度はハスマン市長の方から「どうですかワインでも」かくしてドラキュラはまんまと屋敷の中へ入ることができたのです。
ドラキュラはハスマンが寝込んでカールが新しいワインを取りに行った隙を狙って、リタに急接近。ドラキュラの紋章が入った指輪をリタにはめさせるのです。「ああ、これはサイズが大きすぎますわ」「大丈夫、指輪の方で合わせてくれる」その言葉どおり、きゅうと縮まってジャストフィット(笑)。陶然となったリタに囁くドラキュラ。「夜明け前にお迎えにまいります」なんで、この人ァ、太陽の光が弱点なのに夜明け前に来るかねえ、もうちょっと余裕をみてもいいんじゃないでしょうか。そうしていったん引き上げるドラキュラ。
しかしドラキュラすぐに戻ってきてふわーんとアニメ処理でコウモリに変身。椅子で転寝していたハスマンを襲います。シルエットのハスマンにこれまたシルエットのコウモリが重なってギャーッ、殺された。一方、カールはリタの様子がおかしく、また見慣れぬ指輪をはめていることに気がつきます。指輪を調べたカールは「なんてことだ、これはドラキュラの紋章じゃないか」一生懸命抜こうとするのですが、さすがドラキュラの指輪、抜けるものではありません。カール、薄い石鹸水作って塗ったり、ペンチで指輪そのものを切断しようとしたりいろいろ試みるのですが、やっぱり駄目。じゃあ、トンカチとノミじゃどうだってんで階下に取りに行きますと、そこでハスマンが死んでいたことに気づくという・・・。驚いたカール、電話でアンツ警視(ライオネル・アトウィル)に知らせるのでした。部下を連れて馬を走らせるアンツ警視。
しかし、この間、リタはドラキュラに誘い出されてしまうのです。ドラキュラは彼女を馬車に乗せてはいやーっ、馬に鞭をくれて走り出します。カール、丁度到着したアンツ警視たちに「あの馬車を追うんだ、早く!」自身も馬をかって愛する妻を取り返さんとします。さあ、あせったのはドラキュラ、考えなしに黒幕たるニーマンとダニエルの見世物馬車の方へまっすぐ向かってしまうのです(笑)。これに気がついたニーマン博士は大慌て、「わ、わあ、早く馬車を走らせろ、ダニエル」アンツ警視、カール、ドラキュラ、ニーマン博士たち、三つ巴のおっかけっこが始まったのであります。
ニーマン博士、「ううむ、これでは早晩追いつかれてしまう。ダニエル、もはや残された方法はただひとつだ」ダニエル、無情にもドラキュラの棺を馬車から放り出してしまいます(大爆笑)。「あっ、ちょっと勘弁して」驚いたドラキュラ、馬車から飛び降りますな。そうして放り出された棺にもぐりこもうとするのですが、時既に遅し、朝日が昇って太陽光線がぴかーっ!ドラキュラ、骨になってしまいました。転倒した馬車から助け出されたリタの指から指輪がぽろりと抜け落ちて、『フランケンシュタインの家 ドラキュラ踏んだり蹴ったりの巻」が終わるのです。
さて、ニーマン博士とダニエルはフランケンシュタイン村に向かいます。ここで出会ったのがジプシーの踊り子イロンカ(エレナ・ヴァーゴ)であります。イロンカはジプシーの親玉フェオス(ウィリアム・エドマンズ)に「さあ、おめえの稼いだ金を全部だしな!」と言われたのに腹をたて、「あたいの取り分は半分だって約束じゃない」と抵抗したので、「なんだ、このアマ、こうしてやる」さんざんに鞭打たれてしまったのです。イロンカの踊りに夢中になったダニエル、この暴挙に我慢できずフェオスを殴り倒して彼女を救いだすのでした。ダニエルの懇願でイロンカは当分、ニーマン博士たちと、行動を共にすることになりました。ちゃららちゃちゃちゃーん、イロンカが仲間になった。イロンカはそんなダニエルに感謝して、彼がせむしだとわかってもやさしい笑顔、ダニエルは彼女に惚れてしまうのであります。
さて、このフランケンシュタイン村へ来た目的はただひとつ。あの忌まわしきフランケンシュタインの城の残骸を捜索するためでした。ダムの決壊でフランケンシュタインの怪物と狼男が死んでいらい、そこは無人となっていたのです。ここでフランケンシュタイン博士の研究ノートを見つけさえすればニーマン博士の研究も飛躍的に進歩するというもの。ダニエルも新しい肉体を貰って愛しいイロンカにプロポーズと二人は浮かれておりますな(笑)。捜索するうちに、地下への入口を発見、降りてみますと、雪と氷で覆われた洞窟でした。はい、ここで、凍りついた狼男とフランケンシュタインの怪物を発見。ニーマン博士は狂喜して「こいつらならばフランケンシュタイン博士の記録ノートのありかを知っているに違いない」洞窟の中で焚き火をして溶かそうという・・・(笑)。
最初に意識を取り戻したのは狼男。そして彼は元の姿、ローレンス・タルボット(ロン・チャーニィ・Jr)に戻ります。でも相変わらず、「うわあ、俺は呪われている、満月になったらまた人を殺すんだ、この呪いを解くには死ぬしかないのだ」と悩んでおります。これにつけこんだのがニーマン博士、「研究ノ−トがある場所を教えてくれれば、君の脳を別の肉体に移植してあげよう、そうすれば呪いもへいちゃらだ」タルボット、同意して研究ノートを隠し戸棚から取り出し、ニーマン博士に手渡します。「よし、これでOKだ。あとは私の研究室が残っているヴァサリアへ行こう」ちゃららちゃちゃちゃーん、狼男とフランケンシュタインの怪物が仲間になった!最も怪物は依然として意識不明。早く彼を甦らせなければ、張り切るニーマン博士であります。
ヴァサリアへの道行き、ダニエルにとって実に好ましくないことに、イロンカがタルボットに急接近。始終「嗚呼、おれは狼男、ああ、死にたい死にたい」と悩んでいる彼に同情してしまったのですな。タルボット、もともといいところのおぼっちゃんでハンサムだし。あっという間にイロンカ「あたし、あなたが好き、あなたの悩みをなんとかしたいの」ってなっちゃう。これを聞いたダニエル、がーん、がーん、がーん!後の騒動になる種がたっぷり蒔かれました(笑)。
ヴァサリアに到着した一行は封鎖されているニーマン博士の研究室へもぐりこみます。ざっと機械類を調べた博士は「おう、機械は壊されていない、これなら整備するだけで研究が開始できるぞ」ええ、みんなで雑巾掛けとかして、研究室を使えるようにするという(笑)。すべての準備が整い、研究が開始されます。こうなると焦るのがタルボット、ニーマン博士に「一刻も早く私を手術してくれ、また満月がきてしまうじゃないか」「焦ってはいけない、今やれば失敗するのが目に見えている。何しろ、わしの研究とフランケンシュタインのそれを融合させねばならんのだ、もう少し待ってくれ」がっかりするタルボット。ダニエルはダニエルで博士にこっそりと囁いたりしております。「博士、博士、タルボットの肉体をわっしにくだせぇ。約束したでしょ」ニーマン博士は「ええい、お前も待てというのに、それより、わしの死体盗みを証言しおったにっくきウルマン(フランク・リッチャー)、ストラウス(マイケル・マーク)をやっつけるのだ」
ニーマン博士とダニエル、あっという間に二人を攫ってしまいます。そして速攻で二人の脳みそを穿り出してしまったとさ(笑)。間違えてはいけないというのでそれぞれのビーカーに名札が貼ってあるのがケッサク。ダニエルは改めて自分にタルボットの肉体を下さいと頼むのですが、博士は冷たく「駄目だ、あれは怪物の脳を入れるのだ」ダニエル、むっとします。「それじゃ、約束が違う、わっしはあんたのために人殺しまでしたんですぜ」
憤懣やるかたないダニエル、「ああ、タルボット、素敵なタルボット」とイロンカが目ェハートマークにして浮かれているのを見てさらにむかっ。ついにタルボットが狼男の呪いを受けていることを喋っちゃった。愕然とするイロンカ、その目にみるみる涙がたまって「うそ、うそよ、あなた、タルボットに嫉妬してそんなうそを言っているのよ、もうあんたなんか、嫌い、このブオトコ!」もうダニエル、やけのやんぱち、手術台に寝かされた怪物に「畜生、お前さえいなんだら、わっしがタルボットになれたのじゃ、畜生、畜生」ばっちんばっちん鞭打つという、なんだか凄い話になってきたなあ。
そうこうするうちに満月の夜となります。タルボット、ふらふらと外に彷徨い出て、その足跡がだんだんと変わっていってついにへんしーん、「うおーでガンス!」人間1人ずたずたにしてしまいました。これで怒ったのがヴァサリアの村人たち、ウルマン・ストラウスが行方不明でまた新たに1人殺された。これは狼男の仕業に違いない、山狩りがはじまります。一方、人間に戻って苦悩するタルボット、本当に悩んでばかりですな、この人ァ。そんな彼を見かねたイロンカ、「きっとニーマン博士がなんとかしてくれるわよ」と言うのですが、彼は首を振って「あの博士は駄目だ、研究に夢中になっているだけ、とても信用できない。もう私を呪いから解放してくれるのは銀の弾丸だけなんだよ」イロンカ、そんな彼の姿に、ついに決心してこっそりと自分のペンダントを潰して銀の弾丸を作るのでした。
そんなタルボットの苦悩もなんのその。ニーマン博士とダニエルは怪物に電流を流し始めます。ばりばり、ばりばり、「ダニエル一万ボルトまで上げるのだ」「博士、それはちょっと危ないです」「かまわん、あげろといったらあげろ!」ばりばり、びりびり、ああ、ついに怪物が目を開けた。「やった、ついにやったぞ、ダニエル、準備完了だ、タルボットを呼ん