日本との違い


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馬齢と出走条件の表記

 馬齢の数え方は2001年以降日本が採用している「満年齢」です。ほとんどの国で古くから使われていますが、日本だけが以前まで「数え年」でした。
以下に「3歳以上」などの馬齢による出走条件の表記もあわせて、いくつか例をあげておきます。

日本語英語英語略式
3歳3-year- olds3yo
4歳以上4 -year-olds and upward4 and up, 4yo+, 4-y-o+
3歳牝馬3 year olds Fillies2yof
3歳牡馬セン馬3-year-olds Colts and Geldings3yo c and g
3歳以上牝馬3-year-olds Fillies and Mares3yo and up f and m

だいたいこんな感じです。個人や新聞社によってandが&になったりしますが、日本でも歳が才になったりするのと一緒です。臨機応変に解釈しましょう。
重賞レース

 日本で重賞レースのことを「グレード」といいますが欧州や香港では「グループ」といいます。アメリカ(カナダも含む)は日本と同じ「グレード」です。
 略式はどちらも「G1」などと書きますが、区別するためにグレードは「Gr」、グループは「Gp」と書くことがあります。
距離、重さなどの表記

 レースの距離、斤量の重さの表記などは各国で異なります。以下に日本では用いられない表記法を紹介します
使い分け他国での表記日本での表記
距離
1マイル約1609.34メートル
1ハロン約201.17メートル
1ヤード約91.44センチ
体高
1ハンド約10.16センチ
重量
1ストーン約6.35キログラム
1ポンド約0.4536キログラム
※「体高」とは馬体の大きさ(高さ)のことです。

 距離で言えば日本、フランス、イタリア、香港などでは「メートル」表記、アメリカ、イギリス、アイルランドなどでは「ハロン」または「マイル」表記です。ハロンというのは英語の「Furlong(ファーロング)」がなまったいわゆる和製英語です。略して「6F」などと書かれます。日本でもハロンは使われており1ハロンは200mを表します。
 しかし、この200mというのは日本人向きに勝手に変えられたもので本来の1ハロンは201.17mなのです。ですからアメリカのレースなどで「10F」と書かれていてもそれは10×200m=2000mではなく、もう少し長いということを分かっておいてください。
馬齢や条件ごとのサラブレッドの呼び方

 欧米の馬は、馬齢や特定の条件によってさまざまな呼び名があります。馬齢で呼ぶよりも以下のように呼ぶのが多いそうです。

  • 馬齢、時期ごとの呼び方
※”,”(カンマ)の後ろの言葉は略語です。

生後1年以内離乳したて1歳4歳以下5歳以上
Foal
フォール
Weanling
,Wnlg
ウィーンリング
Yearling, Yrlg
イヤリング
Colt, C
コルト
Horse, H
ホース
Filly, F
フィリー
Mare, M
メアー
セン馬 Gelding, G
ゲルディング


  • 親の呼び方
日本語英語
種牡馬
父馬
Sire:サイヤー
Stallion:スタリオン
血統などでの「父馬」はSire、種牡馬はStallionになります。
(例)
Leading Sire(リーディングサイヤー), Sire Line(父系), Stallion Stud(種牡馬スタッド)
繁殖牝馬
母馬
Broodmare:ブルードメアサイヤー
Dam:ダム
Producer:プロデューサー
血統などでの「母馬」はDam、繁殖牝馬はBroodmareになります。またProducerは勝ち馬を輩出した繁殖牝馬という意味ですが、頻繁には見られません。
(例)
Dam of ○○(○○の母)



<脱線トーク>
上の基準でいくと、ダービースタリオンっていうのは「ダービー馬の父」じゃなくて「ダービー勝ち種牡馬」って意味になるんですね・・・おそらく(^^;
レースの種類

 日本の条件戦や特別戦のように欧米にもさまざまなタイプのレースがあります。
タイプ特徴
ステークス・レース (Stakes)  本来スウィープステークス(賞金さらい)と呼ばれ、指名料、出場料、出走料等をオーナーが支払い、そのレースの勝者が全部賞金としてこれらのお金を獲得するというものでした。
 今日では競馬場がこれらのお金にさらにまとまったお金を足し賞金としています。欧米ではステークス勝ちが大きな意味を持っているようで、競走馬に限らず繁殖馬もステークス勝ち馬を出したかどうかで評価が変わってくるのです。
ハンディキャップ・レース (Handicap) 日本と同じハンデレースですが、アメリカではレイティングを元に斤量を上下させるようです。アメリカでは特にこのレースが多く、逆に欧州ではこの手のレースはあまりないようです。
アローワンス・レース (Allowance) 日本の条件戦に似ておりクレイミングレースの1つ上のレベルです。負担重量的には別定戦によく似ています。
クレイミング・レース (Claming)  アメリカで大半を占めるレースで、現役馬の売買方法の一環としてごく一般的に行われています。日本では似たようなレースに道営のセリングレースがありますが、システムが少し異なります。
 競走馬のオーナーはレースごとに規定されているクレイミング価格の値段に合わせてレースに出走させます。クレイミング価格はレースのレベルごとに決められており、低い価格でのレースで楽勝する馬などはより高い価格のクレイミングレースに出走しなければなりません。日本でいう条件戦に似てますが違いは出走する競走馬のオーナーは自分の馬を売りに出すことができ、希望者はレース前にその馬を要求(クレイミング)し、購入できるのです。そしてレースがスタートした瞬間、その馬の所有権は購買者に移りますがそのレースにおける賞金は前のオーナーのものとなります。
メイデン・レース (Maiden)過去に勝利記録のない馬によるレースで、新馬、未勝利戦みたいなものです。
フューチャリティ (Futurity)2歳戦です。

この他にも産地限定レースや、いくつかの条件が重なっているレースもあるようです。