さまざまな賞とボーナスシリーズ |
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ワールドシリーズ・レーシングチャンピオンシップ 1996年・春に当時のドバイワールドカップ委員会のM・オズボーン会長により構想発表された、指定の国際GTを勝ち続けた競走馬をチャンピオンにしようという世界規模の企画です。競馬の国際化が進み、競馬世界選手権の設立を求める声が大きくなっていましたが、度重なる国際会議の末、エミレーツ航空をシリーズのスポンサーに迎え入れることで1999年に実現が決定しました。当初は1999年7月の「キングジョージ」から2000年3月の「ドバイワールドカップ」までのシリーズでしたが、同年決着にするために開催時期を早め、1999年「ドバイワールドカップ」スタートになりました。シリーズ参加レースは全てが世界最高峰のレースばかりであり、レースは2000mあるいは2400mで争われ、すべて国際G1格付けを取得しているだけでなく、総賞金が100万ドル以上という厳しい条件を満たしています。この結果、香港カップが国際GTに昇格したり、JC→香港カップというローテーションも可能となりアジアの国際化にはおおいに役だった形となります。 また、独国の「バーテン大賞」、米国の2000年に復活した「アーリトンミリオン」も2000年から加わり国際化をよりアップしています。2001年に仏国の「凱旋門賞」もシリーズに加わり名実ともに国際チャンピオン決定戦シリーズになりました。 ところがこの年、エミレーツ航空がスポンサー脱退を発表し、翌年以降の契約更新をしないこと決めました。2002年には新たにクイーン・エリザベスU世C、シンガポール航空インターナショナルCが追加され、合計14レースとなり充実しましたが、主催者側は血眼になってスポンサー探しに没頭しなければなりませんでした。 そしてようやく2003年のKジョージY世&QエリザベスDS終了後に、ロールスロイス社とのスポンサー契約を交わしました。この年はドバイワールドCがシリーズから脱退、さらにシンガポール航空インターナショナルCはSARSの影響で開催中止となるなど、波乱含みでしたが、スポンサーが決まってほっとしていることでしょう。しかし、ロールスロイス社との提携は5ヶ月間、つまりシリーズ最終章の香港Cまでということになっているので、一件落着とはいかないようです。 各レースでは優勝馬から6着の馬までそれぞれ、12・6・4・3・2・1ポイントが与えられ、年間で最も多くポイントを獲得した馬が総合優勝となり、世界チャンピオンの栄誉を与えられます。同様のポイントが馬主・騎手・調教師にも与えられ、各部門で総合優勝が争われます。
注)表は2003年の開催日程です。
<脱線トーク>このワールドシリーズが誕生してから2000年まで、凱旋門賞は対象レースとしては選ばれていませんでした。普通に考えると、芝の世界一最強戦と呼ばれているこのレースが選ばれないのは不思議ですよね。 エントリーが遅れた理由の1つにスポンサーの関係があります。凱旋門賞はホテルチェーンがスポンサーなので、これがエミレーツとかち合うわけです。その調整がついたのが01年だったのです。 もう1つ、凱旋門賞には去勢馬が出走できないのです。ワールドシリーズというのは基本的にオールカマーですから、そういう制限があるのは問題だということなんです。凱旋門賞は今でもかたくなに「繁殖馬選別」という意識が強いのです。しかしセン馬が出られないレースがあるということはフェアな条件ではありません。これは今後の課題にもなっていくでしょう。 |
BHBサマートリプルクラウン/グランドスラム 2003年よりBHB(英国競馬公社)が発案したシリーズで、3つのレースを制することによるトリプルクラウンと、さらに1レース加えたグランドスラムの2つのボーナスがあります。条件は以下のとおり。
第2ステージをクリアするとトリプルクラウンとなり、100万ポンド(約2億円)のボーナスが与えられます。 そしてさらに次のレースを制すると、グランドスラムとして500万ポンド(約10億円)のボーナスが与えられます。
現在までで、このトリプルクラウンを達成していた馬は以下のとおり。また、ブリガディアジェラードは現在までで最もグランドスラムに近い馬(Kジョージの次走ベンソン&ヘッジスGC(現インターナショナルS)でロベルトの2着に敗退)です。 なおPOWは、プリンスオブウェールズSです。
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エクリプス賞 アメリカでは年度代表馬を決めるエクリプス賞というものがあります。詳しくはこちらのページで紹介しています。データ室では歴代エクリプス賞受賞馬をリストアップしています。 |
カルティエ賞 カルティエ賞とは1991年からカルティエ社がスポンサーをつとめる全欧年度代表馬を決める賞です。米国のエクリプス賞を模倣してつくりました。選考方法は重賞競走のレースポイント(50%)、英国誌スポーティング・ライフの読者投票(96年は英国誌デイリー・テレグラフの読者投票)、ヨーロッパ競馬記者の3つの方法で選考され、その合計ポイント(1位:10、2位:5、3位:1)で年度代表馬が決定されます。 ただ締め切りは11月初旬で欧州はシーズンオフですが、JCや香港Cなどの国際レースの結果は反映されません。また、競馬記者の英国人の割合が高いこと、また英国誌なので英国人読者が多い、つまり英国人が選ぶヨーロッパ馬の年間チャンピオンという趣があるそうで、多少英国びいきな偏見があります。 このカルティエ賞には以下の9つの部門があります。
そして、ここから年度代表馬が選出されます。競走馬以外にも、功労賞というホースメンに与えられる賞、なんらかの形で競馬界に貢献したホースメンにまれにあたえられる特別賞もあります。 また、91年、92年にかぎり米国と日本の欧州から年度代表馬も決めて、カルティエ賞米国年度代表馬部門、カルティエ賞日本年度代表馬部門も存在していましたがいつのまにか消えてしまいました。ちなみに、91年は米国はブラックタイフェアー、日本がトウカイテイオーで、92年は米国がエーピーインディで、日本はJCでトウカイテイオーが勝ってしまい、年度代表馬が決められなくなり12月の有馬記念終了までにもちこされたのですが、その後報道されていません・・・。また最優秀スティープルチェイサー部門、最優秀ハードラー部門も96年を最後になくなってしまったようです。データ室では歴代カルティエ賞受賞馬をリストアップしています。 |